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概要[]
メトリアカントサウルス
Metriacanthosaurus基本情報
種族
肉食恐竜
別名
ほどよい高さのトカゲ
食性
肉食
繁殖
卵
生息地
＊イギリス
全長
8m
体重
2t
登場作品
映画
シリーズにはなんとジュラシック・パーク第1作目から登場しており、ティラノサウルスやヴェロキラプトルらと同じ最古参の恐竜なのだが、その一方でとてつもないまでに不遇な恐竜の1頭としても知られている。
この項目では、そんな不遇の星の下に生まれたメトリアカントサウルスについて説明していく。
恐竜データ[]
ジュラ紀後期(または中期)のヨーロッパに生息していた中型の肉食恐竜で、アロサウルスら超大型肉食恐竜が所属する一大グループ、カルノサウルス類に所属している。
1923年に突如学会で発表された名無しの恐竜だったが、当時は「 ヨーロッパで見つかった恐竜 = メガロサウルス 」というゴミ箱みたいな図式が完成していたこともあり、メガロサウルスの新種として扱われた。
ところが長い年月が経つにつれ、化石をもう一度確認し直したところ、メガロサウルスには見受けられない相違点があったことが判明し、晴れて独自の名前を頂戴するに至った。
相当な苦労と回り道の末に得た「メトリアカントサウルス」という名前は、古代ギリシャ語の「 moderate 」と「 akantha 」を組み合わされて作られた造語である。 意味は「ほどよいトゲを持つトカゲ」で、背骨のてっぺんが隆起していたことが由来となっている。
世に送り出されてそろそろ100周年が経過しようとしているが、未だに発見されている化石は腰骨、脚、脊椎の一部と非常に断片的である。 そのあまりにも少ない標本数のためか、復元骨格が作られたという話も聞かないため、これから後述するシリーズのみならずリアルの方でも結構不遇な目にあっているのかもしれない。
とはいえ、背骨の隆起している部分があったからこそ、彼はメガロサウルスの呪縛から解放され独自の種を得るに至ったわけである。 もし脊椎の化石が発見されなかったらと考えると、案外メトリアカントサウルスは運がいい部類に入っているのかもしれない。 異論は認めます。
シリーズにおける関わり[]
ご存知のようにシリーズ1作目から出演しているが、これがどうして影が薄いのだ。
ただ、ゲーム作品に関しては意外と待遇は優遇気味である。
ジュラシック・パーク[]
現状における唯一の映画出演作。
ネドリーが奪う胚の一種として登場、プロケラトサウルスと同様「何だコイツ？」的な恐竜としてちょっと注目された。
| 「STEGASAURUS」の隣にあるのがソレ |
ちなみに日本語字幕において、彼女の名前は「メトリントサウルス」と誤訳されており、このミスは初めてソフトがリリースされてから現在に至るまでずっと直されていない。
これは彼女の不遇っぷりを象徴するエピソードとして、今でも映画ファンの間で語り草となっている。 (ただ企業とし、ミスったものを売り続けている姿勢はどうなんだと思うのだが・・・)
ジュラシック・ワールド[]
初めて名前が登場してからおよそ22年の時が流れた2015年、ついに彼女のもとに映画出演の打診が舞い込んできた。
メトリア top1.png この姿で出演する予定だった |
意気揚々と現場に向かい、上図のCGデザインを作ってもらい、暴れ狂うシーンを撮影していざ完パケされた映像を見たところなんとビックリ。
出番を全カットされてしまった。
（ `;ω;´ ）[]
この時彼女は、あまりのショックでその場で咽び泣いたという。
あまりの仕打ちをしてしまい、流石に公式も哀れに思ったのか、現在公式HPにおいて映画出演時の彼女の姿を拝むことができる。
ジュラシック・ワールド/炎の王国[]
パーク崩壊後、野生として生息していたはずなのだが、映画が始まった時にはすでに絶滅、または希少すぎて見つからなかったのか、島から脱出することが叶わず絶滅する憂き目を見てしまった。
この時点でデビューしてすでに25年、長きにもわたり苦汁を飲まされた恐竜の末路がこれとは、あまりにも救われない最期である。
| 上から5つ目の赤字、こりゃひでぇや |
Jurassic World™: ザ·ゲーム[]
カードパックを購入するとたまに出てくる恐竜。
映画におけるCGアートの面影は一切残っておらず、レベルが上がるにつれて真っ赤なトゲトゲボディに様変わりしていく。 邪険にされたことへの怒りが込もっているのかな？
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|---|---|---|
| 進化の系譜 | ||
%E3%83%A1%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2_JWG_n.jpg 通常 | %E3%83%A1%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2_JWG_20.jpg Lv20 | %E3%83%A1%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2_JWG_30.jpg Lv30 |
%E3%83%A1%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2_JWG_MAX.jpg MAX | ||
ジュラシックワールド・エボリューション[]
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飼育可能な恐竜として登場。
苦節25年の夏、ようやく映画デザインの動くメトリアカントサウルスが拝めることとなった。
炎の王国で受けた屈辱がよほど彼女の心に効いたのかは不明だが、今ゲームにおけるメトリアカントサウルスは、ストーリーモードに存在するミッションというクエストに何度も登場し、完全クリアのためには4回ほど彼女のお世話にならないといけない。
ジュラシックワールド・エボリューション2[]
飼育可能な恐竜として本作でも続投。
やや孵化コストが高い欠点こそあれど、高いアピール値と飼育しやすい環境設定も相まって、ゲーム攻略のパートナーとして申し分ない働きをしてくれる。ジュラシック・ワールド/炎の王国[]
映画へ登場することは叶わなかったが、玩具としては発売された。 何気にこれがメトリアカントサウルス初の商品化である。
余談[]
- 2019年にオープンしたアトラクション「Jurassic World: The Ride」に登場する予定だったが、何だかんだあってボツにされた。
- Jurassic World アライブ!に、本来実装されていないはずの「メトリアカントサウルス(第二世代)」の名前が表示されるという不可思議なバグが存在する。
ギャラリー[]
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%E3%83%A1%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2_JWG_s2.png ジュラシック・ワールド | %E3%83%A1%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2_s4.jpg ジュラシック・ワールド/炎の王国 |
関連項目[]
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