ジェイコブのシブリング

ページ名:ジェイコブのシブリング
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氏名不詳のホグワーツ生

人物の情報

英名

Jacob's Sibling

誕生

1972年9月1日から1973年8月31日の間
イギリスまたはアイルランド[1]

血統

別名

称号

身体の情報

種族

家族の情報

家族

ロマンス

魔法の情報

変身

イヌ、ネコ、ワシのいずれか[6]

まね妖怪

守護霊

白馬、ヒョウ、天馬、トラ、ユニコーン、チーター、ウサギのいずれか

所属

所属

[テンプレート]

"君の労力のお陰で呪われた部屋は2度とホグワーツを脅かすことはなくなった。感謝する。確かに君は多数の校則を破ったが、古代の呪いを破るためにそうしたんじゃ。ホグワーツは君に感謝しなければならない。君は英雄として名を残すじゃろう"—アルバス・ダンブルドア[出典]

この生徒 (1973年頃生まれ)は、1984年から1991年にかけてホグワーツ魔法魔術学校に在籍した魔女あるいは魔法使いである。兄ジェイコブ呪われた部屋を探し求めて他の生徒の命を危険にさらして退学処分を受けたことで、この人物のホグワーツ1年目は大きな影響を受けた。多くの生徒がの名誉を汚したこの人物の兄であるジェイコブの校則破りについて噂した。ジェイコブの起こした事件と彼の逃亡は「日刊予言者新聞」で詳しく報道され、ジェイコブのシブリングに深い傷を残した。

彼は在学中に5つ全ての呪われた部屋の謎を解明し、計り知れない勇気や知性、機知、献身を示した。彼は多くの学友を持ち、危険な冒険を冒しながらも兄ジェイコブを救出し、呪われた部屋の古代の呪いを解いた。7年生にはイギリス魔法省聖マンゴ魔法疾患傷害病院が主催するインターンシップに参加した。

目次

経歴

生い立ち

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ジェイコブのシブリングが生まれ育った街

ジェイコブのシブリングは1972年から1973年の間魔法使いの両親から生まれた。彼にはジェイコブという兄がいた。

彼の家はマグルの生活圏の近くにあったが、マグルの知識を良く知らないことから滅多にマグルと交流することはなかったと考えられる。5歳になった頃には兄ジェイコブと決闘ごっこをして遊ぶようになった。しかし、彼の両親は厳格な人物だった。両親、特に母親は家の外で魔法を使うことを禁止し、箒を使うことですら認めなかった。

ジェイコブのシブリングは幼い頃に杖なし呪文を使っており、くしゃみをして母のマグカップを破壊したことがあった。母はこれを兄の仕業であると思い込んでいた。

入学する前に兄が呪われた部屋を探して行方不明になった知らせが届くと家は悲しい雰囲気となった。巷では兄がヴォルデモート卿に仕えたのではないかという流言飛語が飛びかった。彼と両親はこの話に憤激し、怒りを露にした。

ローワンとの出会い

ホグワーツ魔法魔術学校の入学許可書を受け取った直後、ジェイコブのシブリングは学用品を購入するためにダイアゴン横丁に行き、そこで魔法使いの木材農家の家族から来たローワン・カナと偶然出会い、友達になった。2人はホグワーツで再び再開することを誓った[7]

ホグワーツ在学時代(1984年‐1991年)

1年目組分けの儀式 Jacobsiblinghar.JPG

組分け儀式を受けるジェイコブのシブリング

1984年9月1日、ジェイコブのシブリングはホグワーツ特急に乗り、ホグワーツ城を訪れた。彼は大広間に行き、組分けの儀式を受けた。そこで、マグゴナガル教授によって4つの寮の説明を受けた。いよいよ彼の組分けが始まると組分け帽子はどの寮に組分けするか悩んだが、兄と同じ寮に組分けされ、友人ローワンも彼と同じ寮に入った[8]

その後、アルバス・ダンブルドアが新入生に祝辞を述べ、入学を祝った。新入生には寮杯システムを紹介し、寮杯を得ることの名誉について述べた[8]

呪文学

ジェイコブのシブリングは呪文学の授業を楽しみにしており、教室に入った途端、教室にいたフィリウス・フリットウィックに挨拶をした。フリットウィックはすぐに挨拶した生徒が兄ジェイコブのきょうだいであると分かり、彼に兄が熱心に授業を受けていたことと、熟練した決闘家だったことを告げた。同時に無闇に問題を起こさないように警告した。彼は最初の授業で浮遊呪文を習った[8]

メルーラ・スナイドとの出会い

その後、ジェイコブのシブリングは友人ローワンを執拗にいじめる傲慢なスリザリンメルーラ・スナイドと出会った。ジェイコブのシブリングはローワンに代わりメルーラに立ち向かうが、そこに現れたスネイプによって教室に入るよう促された。邪魔されたことに腹を立てたメルーラはジェイコブのシブリングが授業で使う魔法薬の材料に細工をし、爆発する魔法薬を仕込んだ。彼のおできを治す薬が出来上がった時、魔法薬の大鍋が爆発し、スネイプによって10点寮点が減点された[8]

メルーラとの決闘

ジェイコブのシブリングは監督生から決闘の方法と役に立つ呪文を教えてもらおうとした[9]。そしてローワンと決闘に関する本を探す為に倉庫に向かったが、そこで兄ジェイコブの声と呪われた部屋のヴィジョンが脳裏を横切ったが、決闘の本を入手した。彼は更にフィリウス・フリットウィックから武装解除呪文を教わった[10]

決闘に役立つ呪文を習得した彼は中庭でメルーラと対峙した。決闘は彼の勝利に終わったが直後スネイプ教授とフリットウィック教授が訪れ、勝手に決闘した2人を叱り、罰則を受けることになった。スネイプは2人に西塔に行くよう指示した[11]

鍵が掛けられたドアを見つける

罰則に向かう途中、ハッフルパフ生のペニー・ヘイウッドと遭遇した。ペニーは勇敢にいじめっ子に立ち向かったジェイコブのシブリングに賛辞を示し、彼に感謝した。西塔で再びスネイプと出会った。スネイプはジェイコブのシブリングから寮点を減点したが、メルーラの寮点は減点されなかった。罰則を課そうとしたが、途中でアーガス・フィルチによって一時中断された。フィルチとスネイプは氷の呪いについて話をしており、メルーラと彼はその話を盗み聞きした。2人は廊下で鍵が掛けられたドアを見つけるものの、ミセス・ノリスが現れたため急いで退散した。

フェンリール・グレイバックの襲撃 GreybackAttack.png

グレイバックと対峙するジェイコブのシブリングたち

1984年のハロウィンの夜、フェンリール・グレイバックの群れがホグワーツを襲撃した。狼人間のハッフルパフ生キアラ・ロボスカ(ヒトの姿で登場)は禁じられた森から出てきたグレイバックと連れの狼人間2匹を見つけ、攻撃したものの、子供のキアラでは敵うはずもなくあっさり負けてしまった。その後間もなくして、彼はジェイコブのシブリングと遭遇した。ジェイコブのシブリングは彼らに立ち向かい、狼人間のうち1匹を一時的に阻止することが出来た。彼はアルバス・ダンブルドアの力を借りて辛うじて狼人間の群れを追い払うことができたが、群れのトップであるグレイバックを捕獲することはできなかった。ダンブルドアは負傷した生徒を調べ、生徒に対して速やかに寮に戻るよう促した。同時に魔法省にも連絡し、狼人間捕獲部隊の派遣を要請した。

ハロウィンの次の月の満月、グレイバックは再びホグワーツを襲撃した。

呪われた氷と格闘する2年目ベン・コッパーの捜索

1985年9月、2年生となったジェイコブのシブリングは大広間で友達と再開した。しかし、宴会の場でベンの姿はなく、行方知れずになった。彼は城中を探し回りベンを捜索し、その際に立ち寄った倉庫で小さなメモが落ちてあるのを見つけた。メモには黒い羽ペンを見つけるよう指示する内容と共に「R」との名前が署名されていた。ジェイコブのシブリングは当初このメモに戸惑いを見せたが、半信半疑でメモのいう通りに羽ペンを見つけることにした。

他寮への侵入と氷の部屋の発見

ジェイコブのシブリングはグリフィンドールスリザリンの試合の最中に他の寮に忍び込むために肥やし呪文と縮み呪文を学んだ。その際、生物に対して使用したらどのような影響を与えるかフリットウィックに質問したが、彼は不審に思い答えることはなかった。

ジェイコブのシブリングは計画通りに他寮へ潜入しそこで黒い羽ペンを見つけたものの、戻る最中に寮監に捕まり釈明に追われた。その後、彼は呪われた氷の部屋がある5階廊下に向かったが、そこにはホグワーツの教授陣がおり、ベンが氷漬けにされていた。教授たちはフリペンドで氷を破壊しようと試みるもびくともせず、インセンディオで氷を溶かし救出に成功した。

時間を置いてジェイコブのシブリングとローワンはもう一度廊下に向かい入念に呪われた部屋について調査した。するとある壁が不自然であることに気付き、呪文を唱えると氷の回廊に繋がる道を見つけた。中には巨大な氷のドアがあった。2人はドアを開こうとするが、ドアに掛けられていた防衛呪文によって飛んでいた氷でローワンが怪我をしたため、やむ無く医務室へローワンを搬送した。ローワンは命に別状はなく、無事に回復しビル・ウィーズリーの助けを得ることを提案した。

隠れ穴のクリスマス・パーティー

1985年12月、ビル・ウィーズリーがジェイコブのシブリングをウィーズリー家で開かれるクリスマス・パーティに招待した。ジェイコブのシブリングは招待してくれたお礼にとプレゼントを送ろうとし、雪を降らせる呪文を使って隠れ穴を飾ろうとしたが、うっかりして吹雪を降らせてしまいホグワーツ特急が運休させてしまった。その後、フリットウィックから反対呪文を学び何とか吹雪を止めることには成功した。

その後、チャーリーがアーサーの空飛ぶ車でホグワーツに到着し、ジェイコブのシブリングを迎えようとしたが、車が故障し動かせなくなった。クリスマスの最中1人でホグワーツを過ごしていたメルーラ・スナイドは1人で過ごそうとした自分自身を後悔していた。何とか車を終了した彼らはメルーラを招待、一緒に隠れ穴へ向かい、そこでウィーズリー家の人たちとクリスマス・パーティーを楽しんだ。

マルフォイ一家との出会い

ある日、ルシウス・マルフォイはホグワーツの理事として学校を調査するためホグワーツに来校した。ルシウスは調査の間、息子ドラコの世話をしてほしいと頼んだ。ジェイコブのシブリングとメルーラ・スナイドはこれを了解し、ドラコの子守を引き受けたが、調査中にルシウスの杖が盗まれる事件が発生した。ルシウスはこれをドビーの仕業だと思い込んだが、実際はドラコが盗んでいた。ジェイコブのシブリングとメルーラは杖をドラコから取り上げ、ルシウスに杖を戻した。

氷の部屋に入る

ジェイコブのシブリングはビルと共に友人(おそらくローワンペニーベン)と氷の部屋への侵入を試みた。部屋のドアが開くまで彼らはインセンディオを唱え続け、扉が開いたが中から氷の騎士が現れ次々とビル、そして友人を氷漬けにしていった。ジェイコブのシブリングは何とか騎士を撃退し、ビルたちの氷を溶かし、部屋の中へ入った。

3年目

ジェイコブのシブリングは3年目に選択科目として魔法生物飼育学占い学を選んだ。

ホグズミード訪問

ジェイコブのシブリングは前年度までに数多くの校則を破ったため、ホグズミードへの通行許可証を発行されなかった。彼の寮監は熱心に勉強に励めばホグズミードへ行くことを許可すると条件をつけ、最終的にはホグズミードへ行くことを認められた。ホグズミードに着くと彼は三本の箒に向かい、マダム・ロスメルタに兄について尋ね彼女は兄が使っていた黒い羽ペンを彼に渡した。ジェイコブのシブリングはレパリファージを使ってノートに戻し、ロスメルタに事情を説明した。しかし、盗み聞きしていたフィルチはノートを押収し自室へ運んで行った。彼はニンファドーラ・トンクスの助けを借りて何とかフィルチを騙してノートを取り戻すことに成功した。

4年目パトリシア・レークピックとの出会い

1987-1988学年度の始業式でダンブルドアは新たにホグワーツに招いた呪い破りであるパトリシア・レークピックを生徒に紹介した。

学年度には新たに3つ目の呪われた部屋が開き、夢遊病の呪いが学校中に蔓延し、病にかかった生徒が皆禁じられた森に向かって夜な夜な歩いていくようになった。この呪いの最初の犠牲者はチューリップ・カラスだった。ジェイコブのシブリングは彼女と夢遊病の症状について聞き取りを行い、呪われた部屋が禁じられた森の中にあると予想した。

守護霊の呪文を学ぶ初デート Jacobfirstdate.JPG

初デートで夜空を眺めるジェイコブのシブリング

ジェイコブのシブリングはある日、魔法薬学の授業で好きな人についてのメモを書いていた。しかし、そのメモはスネイプを通して発覚してしまい、ホグワーツ中が大騒ぎになった。生徒たちはジェイコブのシブリングの初恋相手が誰か聞き出そうとした。彼の友人は初恋相手との初デートを成功させるため様々な手伝いをし、ビル・ウィーズリーは彼にデートについてのヒントを与えた。アンドレ・エグウは彼のデートの服装を製作した。

アンドレは変身術の教室でジェイコブのシブリングと出会い、そこで着付けなどのおめかしをした。そしてジェイコブのシブリングは初恋相手を誘いホグズミード村でデートをした。トンクスとチャーリーは彼から数メートル離れた場所で彼のデートを見守っていたが、2人は不意にその場を乱してしまい、ジェイコブのシブリングの初デートは台無しになってしまった。ジェイコブのシブリングは初デートが失敗してしまったことをハグリッドに話した。後日、2人は改めて中庭でデートを行い、星空を眺めあった。

5年目6年目予言ビルがホグワーツに戻る

ジェイコブのシブリングはビルがホグワーツに戻ってくるとの知らせに驚きを隠せなかった。ビルが闇の魔術に対する防衛術の教室で彼に簡潔に挨拶した後、ホグワーツに戻ってきた経緯について話を始めた。曰く、今年度のDADA教授が無能で役に立たないので「講師として」指導しに来た。ビルは最初の授業で呪われた盾呪文を生徒に教え、闇の印を持った人間が入ることが出来ないようにした。ビルは講師としてDADAを教えているためヴォルデモートのジンクスの対象にはならなかった。

仲間を募る黒い湖を探索禁じられた森の戦い Rowan_Death.gif

ローワンの死

ジェイコブのシブリングとメルーラ・スナイドベン・コッパーはRの秘密を探るべく、外出が禁止されていたにも関わらず、禁じられた森に向かった。彼らは禁じられた森を探索している際に呪われたネックレスが落ちていることに気づいた。この道具がレークピックの所持品だと分かった直後、マホウトコロの魔法使いを捕らえるべく魔法省からホグワーツに派遣された吸魂鬼が彼らの周りを取り囲んだ。彼らは守護霊の呪文を使って切り抜けようとするものの、多数の吸魂鬼の前には無意味だった。その時、逃亡していたRの魔法使いパトリシア・レークピックが現れ、彼女は自身こ守護霊で吸魂鬼を追い払った。その後、ベン、メルーラ、ジェイコブのシブリングとレークピックは戦闘になるが、レークピックの放った死の呪文が駆けつけてきたローワンに命中し、彼女は姿くらましして消えた。

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ローワンの亡骸を見て悲しむジェイコブのシブリング、メルーラ、ベン

突然のローワンの死に彼らは動揺を隠せず、死を受け入れることが出来なかった。特にローワンの親友であるジェイコブのシブリングにとって、親友の死は大きな衝撃を与えたのである。

その後、大広間でローワンの追悼式が開かれた。ダンブルドアはローワンの献身的な自己犠牲の精神と勇敢さを称え、彼を弔った。ジェイコブのシブリングも杖に光を灯し、彼の死を弔ったのである。しかしわ彼には疑問が残っていた。なぜ禁じられた森にローワンがいたのかである。チャーリーはローワンがなぜ、禁じられた森にいたのかの答えを知っているかもしれないと話し、誰もいない廊下で真実を打ち明けた。ローワンはジェイコブのシブリング達が禁じられた森に向かうのを盗み聞きしており、自分も一緒に呪われた部屋を探すことを望んでいた。そのため、ローワンは彼らに着いていったのである。ジェイコブのシブリングはローワンを危険な目に合わせることを恐れ、彼を呪われた部屋の探索チームに入れていなかったのである。

カナの輪を結成
Blue_Glass_Arrow.svg 詳細はカナの輪を参照

ジェイコブのシブリングと友人は三本の箒に集まり、ローワンを讃えるパーティを開いた。友人たちはパーティでローワンとの思い出をそれぞれ語り合った。

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ホッグズ・ヘッドにてカナの輪の結成集会

ローワンを失ったジェイコブのシブリングは復讐心に火を着けていたが、禁じられた森の一件で少数のホグワーツ生では「R」に太刀打ちできないと悟ったジェイコブのシブリングは同じ現場にいたメルーラ・スナイドベン・コッパーを仲間に誘い学生グループを作ることを考えた。彼は友人を一目が付かないホッグズ・ヘッドに集め、そこでRがホグワーツにとって脅威であることを友人に明かした。その後、学生サークルの設立が宣言され、このグループはローワンの名字からとって「カナの輪」となづけられた。ジェイコブのシブリングはこのグループでリーダー的役割を果たすことになった。

カナの輪はそれぞれの特性や能力に基づいて、いくつかのグループに別れた。フレッドジョージは変身術、バディーアタルボットはホグワーツの敷地と黒い湖を描いた巨大な地図を作成した。ベンはセドリックをカナの輪に誘った。

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バディーア、リズにアランザを紹介するジェイコブのシブリング

カナの輪を結成した頃、ブラジルからアランザ・アルヴェズというカステロブルーシュー魔法学校の生徒が交換留学生としてホグワーツにやって来た。ダンブルドアはジェイコブのシブリングに彼女を合わせ、案内役としてホグワーツを紹介してほしいと頼んだ。これはローワンの死でいつまでも悲しんで欲しくないというダンブルドアの考えがあった。頼みを受けた彼はアランザを連れてバディーアリズの元へ向かい、彼女にそれぞれ自己紹介した。そこで3人はカナの輪についての話を漏らしていまう。それを聞いたアランザはカナの輪とはどんな組織なのか3人に質問したが、学生グループと答えやり過ごした。

続いて彼はハグリッドの家へ向かい、そこで魔法生物たちが屯しているのを見つけた。ハグリッドは魔法生物の手懐けに苦労しており、2人に手伝ってほしいと頼んだ。ジェイコブのシブリングとアランザは魔法生物をなんとか手懐けた。そこでもカナの輪についての話になるが、ジェイコブのシブリングは上手くはぐらかした。

その後2人な闇の魔術に対する防衛術の教室へ向かい、そこでペニーベラトリックスそしてイスメルダと出会った。3人はフェリックス・フェリシスを醸造しようとしていた。そこでもカナの輪の話になるが、アランザはジェイコブのシブリングらがカナの輪の話になると話をはぐらかしていることに気付き、本当の事を話してほしいと彼らと問い詰めた。ジェイコブのシブリングは初めてアランザにカナの輪の本当の目的を明かした。それを聞いたアランザは彼らの友人の死に悲しんだ。

禁じられた森に戻る

ホッグズ・ヘッドでベンとメルーラと短い会話をした後、ビル・ウィーズリーがホグワーツにやって来た。彼はローワンが殺された場所に手がかりがあると推測を立てた。そして、禁じられた森に戻り探索すべきであると主張した。ジェイコブのシブリングは禁じられた森の探索に1日の猶予を持った。彼は占い学の授業でキアラ・ロボスカから満月の夜に禁じられた森に行くのは危険であると忠告を受けた。

禁じられた森に向かい、Rについての手がかりを探すカナの輪だったが、途中で狼人間の襲撃に遭遇した。ジェイコブのシブリングは杖を使って怯ませることに成功し、更に脱狼薬を飲んだ狼人間姿のキアラが援護に駆けつけ、怪我をせずにやり過ごした。キアラはそのまま狼人間を追いかけていった。

首席に選ばれる

1990年のある時点でジェイコブのシブリングはアルバス・ダンブルドアから首席の候補に選ばれることを伝えられた。しかし、ジェイコブのシブリングは首席は本来親友ローワンの本望としていた地位であり、亡きローワンに変わって自分が首席になって良いのか葛藤していた。ある晩に彼は中庭へ行き、自問自答した時、ローワンの「ゴースト」が表れた。ローワンの「ゴースト」はジェイコブのシブリングに対して、あの晩自分が死んだのは選択の内の一つであると語り、彼から「前に進むには過去を振り替えることも大事である」とアドバイスされた。

死んだローワンがなぜ自分の所に表れたか不思議に思った彼はゴーストの先生であるカスバート・ビンズに個人授業を頼み込み、ゴーストとはいかなる存在かを学んだ。その後、彼は再び中庭へ行き、ローワンの導きを求めたが、ローワンは現れずその代わり彼が身に付けていたものが置いてあった。そして中庭の上を不死鳥が飛んでいるのだった。ジェイコブのシブリングはローワンの辿った道を追いながら首席としての道を見いだし、最終的にダンブルドアから7年目の首席に選ばれた。

ジェイコブとベアトリスの絆

兄ジェイコブを理解するために彼はジェイコブの親友だったダンカン・アッシュに会うために監督生のバスルームを訪れた。そしてジェイコブが頻繁に黒い湖の船着き場で会合を開いていたことを知り、チャーリーと彼は船着き場へ向かった。船着き場を隅々調べると黒い羽ペンが落ちており、変身術を解くとそれはジェイコブの手紙だった。

その後ジェイコブのシブリングは湖岸で兄と再開した。兄ジェイコブはRもといレークピックと過去に手を組んでいた動機を語り、自分がローワンの死を止められなかったことを後悔していた。

そうしてこれまで事を話していたジェイコブだったが、突然湖に浮かぶ意識のないベアトリスを見つけ、急いで引き上げた。ジェイコブのシブリングは急いで彼女を医務室へ搬送し、そこでベアトリスは白いローブの魔法使いを調べるために湖へ生き、そこで巨大なイカと遭遇したことを思い出した。しかし、語る内容が曖昧だったため、ジェイコブのシブリングはスネイプの元へ訪れた。スネイプはベアトリスが夢と現実を区別出来ていない状態であると語り、彼女に自身のトラウマを押さえつけることを止めるよう忠告した。その後ベアトリスは階段でカドガン卿の励ましの言葉を聞き、トラウマと決別し完全に立ち直った。

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黒い湖の生物を調査するジェイコブのシブリングたち

未来へ進む決心を固めたジェイコブのシブリングは再びカナの輪のメンバーを3C教室に集め、呪われた部屋があると思われる黒い湖について危険になるもの(水中人やダイオウイカ、グリンデロー)の知っている情報を出しあった。そして湖の生物について詳しく知るためにジェイコブのシブリングはケトルバーン教授とハグリッドの元を訪れ、最近様子が凶暴化しているグリンデローについての情報を聞き出し、関連する書籍を調べたが、書籍には黒い湖についての情報はほとんど載ってはいなかった。しかし、彼はある本に暴れ柳について記述されているのを発見した。本には闇の魔法使いの組織が暴れ柳を利用していると書かれていた。この闇の魔法使いの組織がRを指していると睨んだ彼らはスプラウト教授に個人授業を頼み込み、暴れ柳について復習した。

その後、ジェイコブのシブリングとベン、メルーラの3人はアルバス・ダンブルドアから校長室に呼び出され、カナの輪について説明を求められた。3人は組織の目的がダンブルドアに発覚し、退学になると焦ったが、ダンブルドアはカナの輪を復讐ではなく、ローワンの追悼と癒やしのための集まりと考えていた。

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黒い湖にてジェイコブのシブリング、メルーラ、ジェイコブ

ダンブルドアが去った後、3人は暴れ柳を調べるために図書館へ向かった。しかし、暴れ柳についての本は禁書の棚にあったため、ピンスの注意を引く必要があった。彼女は規律に厳しく小手先では注意を引けないと感じたジェイコブのシブリングは彼女に「質問」することで気を引こうとした。そして遂にピンスを図書館の奥に誘導することに成功し、3人は禁書の棚へ向かった。しかし長々暴れ柳に関する本を見つけられなかったため、次にどうするべきか考えた。考えているうちにジェイコブのシブリングは棚でローワンのメモを見つけた。ジェイコブのシブリングは暴れ柳に行くため、ジェイコブの助けを求めた。彼は盾呪文をジェイコブのシブリングに覚えさせようしたが、レークピックの個人授業で既に身に付いていることを話し、兄の呪文を暴れ柳に見立てて特訓をした。その後、メルーラが黒い湖を訪れ、彼に負けじと盾呪文を使おうしたものの上手くはいかなかった。

その後、メルーラによってホグワーツの訓練場に少数のカナの輪のメンバーを集め、彼女によって暴れ柳を調査するチームを組むことを提案された。ジェイコブのシブリングは自己防衛の為に盾呪文を身に付けさせようとしたが、ホグワーツを巡回していたフィルチに見つかり、メルーラとジェイコブのシブリングは校長室に連行された。そこで2人は事の経緯を告白し、ダンブルドアは2人にキッチンでの懲罰を課した。懲罰が終わると2人は暴れ柳に向かった。

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暴れ柳の攻撃を避けつつRのメモを入手するジェイコブのシブリング

暴れ柳の前に立ったジェイコブのシブリングとメルーラは暴れ柳に対してどうするべきか再確認し、音を立てずに暴れ柳の根元に向かい調査し始めた。そして黒い羽ペンを見つけた2人は羽ペンの変身術を解き、中に書かれているのRのメモを読もうとした。しかし、読んでいる最中暴れ柳に存在を気づかれてしまい、2人はその場から離れたものの、メモを根元に置き忘れてしまった。全文を読んでいなかった2人は意を決して暴れ柳の根元へ再び向かった。暴れ柳の攻撃を交わしながら何とかメモを入手した2人はそこでRの秘密会議がボージン・アンド・バークスの前で開かれることを知った。

「R」の秘密会議に潜入

ジェイコブのシブリングとメルーラは呪文学の教室へ行き、そこでベアトリスイスメルダと落ち合った。ホグワーツの生徒が夜の闇横丁に向かうと目立って危険であるため、彼らは変装することを提案し、さらにフリットウィックから隠蔽呪文の歴史を学び、臨機応変に対応しようとした。歴史を学んだ彼らは隠蔽呪文が上手くいなかった時の対応を考え、ゾンコの「いたずら専門店」に向かった。ビルトンのいたずらの提案の最中、ジェイコブのシブリングはある「秘策」を思いつき、夜の闇横丁に出掛けていたジェイの元を訪れた。彼は透明マントを使って情報を知ろうとしていた。そして、2人でスパイできる場所を探した。その後、ジェイコブのシブリングはポリジュース薬を使って潜入することを提案。彼とビル、メルーラ、ベンの4人は3C教室に落ちているレークピックの頭髪を探した。

水中人を訪問する沈んだ部屋へ入る準備をする沈んだ部屋へ入るパーティを開くスパイの特定 Merula_Meeting_HM645.jpg

ホグワーツのRのスパイがメルーラであることが判明した。

パーティ終了後、ジェイコブのシブリングはジェイダイアゴン横丁へと向かい、そこでマンダンガスと出会った。彼は最近黒い帽子を着飾った魔女が訪れて、ジェイコブのシブリングについて話していたと彼に知らせた。この魔女に見覚えがあった彼はホッグズ・ヘッド・インで彼女の話を盗み聞きし、今夜ホグワーツのスパイが密談を開くとの情報を手に入れた。夜になると彼は透明マントに隠れながらホグワーツのスパイが誰かを今かと待っていた。そこに表れたのはカナの輪の一員だったメルーラ・スナイドだった。彼女はRの魔女に対して入る準備が出来たことを語り、そのまま姿くらましをして消えた。メルーラがスパイだった事を知り彼はショックを隠せなかった。

7年目コーリーとの出会いと杖なし決闘

ホグワーツ最後の学期が始まり、ジェイコブのシブリングは大広間で再び仲間と再開した。晩餐会でアルバス・ダンブルドアは7年目の学生に向けて課外活動をする機会があることを話し、進路選択のアドバイスを与えた。

学年初にジェイコブのシブリングはカナの輪のメンバーを再び集めたが、呪われた部屋の出来事に固執せず、普通の学校生活を仲間には送ってほしいことを話した。その後、彼はホッグズ・ヘッドジェイコブアラスター・ムーディと話をして、昨年度に夜の闇横丁で見た光景を伝えた。彼の話を聞いたムーディは一様にネガティブな感情になり、ムーディは知人ではなく、知らない誰かに話すことを提案した。

ジェイコブのシブリングは魔法史の教室に行き、そこでグリフィンドールコーリー・ヘイデンと出会った。ジェイコブのシブリングと同じ首席だった彼は魔法史のマニアであり、生徒を前に悪人エメリックについて語っていた。コーリーの「講義」の後、ジェイコブのシブリングは悪人エメリックについてコーリーと深い話をした。その後、メルーラが現れ、夏の間特訓していたことを伝え、杖なし呪文でジェイコブのシブリングに衝撃呪文を浴びせた。

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メルーラとの杖なし決闘に負けるジェイコブのシブリング

ジェイコブのシブリングは杖なし呪文について図書館で調べ、更には兄ジェイコブにアドバイスを求めた。その間にも彼は杖なし呪文を訓練するが、せいぜい石を少し浮かせる程だった。その後メルーラと杖なし決闘を中庭で行うが、彼女に終始押され最終的には敗北を喫した。ジェイコブのシブリングの放つ杖なし呪文は威力が小さく、メルーラには通用しなかったのである。しかし、帰り際ジェイコブのシブリングはやや強い衝撃呪文を彼女に浴びせた。

コーリーの調査

メルーラとの決闘の後、コーリーはメルーラの様子がおかしかったことを知っていたようである。コーリーは謎を解くためにジェイコブのシブリングと共闘関係を築くことを提案し、彼はコーリーの提案を呑み、メルーラがRに入っていることを伝えた。

ジェイコブのシブリングはメルーラのスパイをするなかでアリフ・シカンダー教授のマグル学の授業に出席した。授業中、彼女は紙にメモのようなものを取り、それを黒い羽ペンに変身させ密かにイスメルダの懐に隠していた。イスメルダがふくろう小屋から去った後、ジェイコブのシブリングは黒い羽ペンをタルボット・ウィンガーと一緒に探した。そして、羽ペンの変身を解くと、夕食後に小部屋で話し合いが行われることを突き止めた。

ジェイコブのシブリングは透明マントを被り、メルーラが現れるのを部屋の外で待っていた。この間、コーリーは探偵小説の話をしていた。時間が経ち、メルーラが黒いマント姿で部屋の前に現れ、部屋に入っていくのを見た。2人はメルーラの後を着いていこうとしたが、部屋の前についたと同時にフィルチに偶然遭遇してしまい、時間を食ってしまうことになった。フィルチが去った後、2人は急いで部屋に入ったが、そこにはメルーラとバディーアがいただけだった。翌日、ジェイコブのシブリングとコーリーはこれまでの情報を共有しあった。

イギリス魔法省窓の謎魔法生物の襲撃ゼニス・ジープとの出会いドクシー・パニック

外観

ジェイコブのシブリングの容姿はほとんどの謎に満ちているが、細身であった事が知られている。また、制服を着ていることが多かった。

性格と特徴

ジェイコブのジェイコブは思いやりがあり、ローワン・カナ程ではなかったが、鋭い知性を備えていた。彼は学問に秀で、多くの魔法の分野に精通しており、多数の教授陣から賞賛を受け、彼はニヤリと笑いその賞賛に応えた。また、物事を瞬時に考えたすことができ、嘘を付くのが得意であったが、出来るだけ嘘は付きたくはなかった。

ジェイコブの影響で彼はしばしば嫌悪の対象として槍玉にされ、友達を作るのに労力を費やした。しかし、彼は最終的に周囲の人々を受け入れることを選んだ。ジェイコブのシブリングは友達に忠実だった。彼はベン・コッパーがほうきに乗れるように手助けをしたりするなど、常に友達を助けたいと考えていた。

彼はまた、非常に勇敢であり多くのホグワーツの教師が呪われた部屋を探さないように警告したにも関わらず、呪われた部屋を探すことに執拗になった。これは、彼が兄を見つけたいとの想いの裏返しであった。彼は時より生意気で皮肉たっぷりのユーモアを言ってていた。

ジェイコブのシブリングにとって、学校生活は成長の旅であった。彼は兄をとても深く心配する孤独な子供であったにも関わらず、学校生活の中でも新たな交遊関係を持ち、新たな意味と目的を見つけることができる家族を見つけた。彼の社会的スキルは学校生活で大きく飛躍した。

魔法能力と技術

"君の魔法のスキルは素晴らしい。魔法使いの親にとってそれほど誇らしいことはない。"—ジェイコブのシブリングを評価するルシウス・マルフォイ[出典]

  • 適性:学問に秀でた学生だったジェイコブのシブリングは、学業で優秀な結果を出したため、ほとんどの教師から賞賛を受けた。アルバス・ダンブルドアは彼は間違いなく史上最高の魔法使いであり、模範となる人物であると公然と認めた。彼は驚異的な能力を発揮し、他のどの級友よりも賢い学生であることを証明した。彼はすべての主題でOWLを達成し、野蛮なフェンリール・グレイバックを捕らえることができた。
  • :ジェイコブのシブリングは兄を愛し、行方不明になった時は涙を流した。兄への愛は彼を行動に移させ、教師の幾多にわたる忠告を耳に入れず、執拗に呪われた部屋を探索し兄を救出することに力を注いだ。その愛は友人にまで広がり、彼の思いやりの心を発達させた。
  • 呪文学:ジェイコブのシブリングはO.W.Lで「良」もしくは「優」を達成し、N.E.W.Tレベルの授業へ進んだことから熟練していた。彼は入学後最初の呪文で完璧な杖光りの呪文を唱え、フリットウィックを驚嘆させた。彼は武装解除呪文浮遊の呪文を難なく習得した最初の生徒であり、2年目には縮み呪文を習得した。フリットウィックは彼の「優れた技能」を賞賛し、授業中に級友に正確に呪文をアドバイスする手伝いを頼むこともあった。彼は4年目までにパトリシア・レークピックの呪文を反らす程の強さの盾の呪文を習得することに成功した。また、彼はこの年に守護霊の呪文を習得し、さらに彼は7年目には杖なし魔法を習得した。このことからフリットウィックは彼が優秀な学生であることを公然と認めた。
  • 魔法薬学:ジェイコブのシブリングはO.W.L試験で「優」(大いによろしい)を達成し、スネイプのN.E.W.Tレベルの授業へ進んだ(スネイプの授業を受けるにはO.W.Lで「優」(大いによろしい)を取る必要がある)ため、魔法薬作りに優れた才能を発揮した。彼は基本的な調合から難しいものまで難なく醸造することができた。スネイプが火を吐く薬の調合を実演した際、ジェイコブのシブリングは見ただけで正確に薬を醸造させた。スネイプは彼を嫌悪していたが、ジェイコブのシブリングとペニー・ヘイウッドには否定できない実力があることを認めた。この事実は彼に魔法薬学の調合師としての道を示唆した。
  • 決闘:ジェイコブのシブリングは手強い決闘者であり、最も決闘に熟練した生徒だった。彼は決闘の経験豊富なビル・ウィーズリーメルーラ・スナイドを破り、狼人間フェンリール・グレイバックのホグワーツへの襲撃を阻止した。また、彼は5年目に闇の魔法使いピーター・ペティグリューを決闘で打ち破り(その後ピーターの忘却呪文で決闘したことは忘れているが)、6年目までに彼は決闘訓練で有名な闇祓いアラスター・ムーディと戦い、(ムーディの手加減ながらも)彼に勝利している。そして仇敵パトリシア・レークピックとの戦闘では自身の力のみで決闘に打ち勝った。ベテランの決闘者や闇の魔法使いと互角に戦うジェイコブのシブリングの決闘能力は彼が戦闘に秀でていることを証明している。
  • 飛行訓練およびクィディッチ:ジェイコブのシブリングのほうきの腕前は並外れたものだった。彼は非常に熟練したクィディッチ選手でもあり、2年目にチェイサーとして自身の寮チームに加わった。彼はほうきに3時間片足立ちでバランスを取ることができ、反射神経と器用さを武器に箒サーフィンをしながら向かってくるチェイサーをかわすなどオールラウンダーだった。

また、在学中はシーカービーター、キーパーなども経験した。

  • 変身術:ジェイコブのシブリングはO.W.L試験で「良」または「優」を達成し、N.E.W.Tレベルの授業に進んだため、変身術においても才能があったことを示した。彼は最初の授業でレパリファージを成功させた。これにはミネルバ・マクゴナガルでさえも驚愕し、感銘を与えた。また、彼は卒業前に動物もどきになることにも成功した。
  • 薬草学:ジェイコブのシブリングにとって、薬草学の授業はお気に入りの1つだった。彼はO.W.Lを達成し、N.E.W.Tレベルの授業に進んだ。彼は様々な薬草に精通しており、3年目には砂糖低木を育てた。これで作ったバタービールの飲んだ人は誰もが「シュガーショック」となり、その印象的な才能を発揮した。
  • 癒しの魔法:ジェイコブのシブリングはマダム・ポンフリーの助手になった経験があった。彼は癒しの呪文などの癒しの魔法を使いこなせた。
  • 闇の魔術に対する防衛術:呪文学で優秀な成績を納めたジェイコブのシブリングはこの科目においても秀でた才能を発揮した。彼はO.W.Lで「良」または「優」を達成し、N.E.W.Tレベルへと進んだ。彼はパトリシア・レークピックから様々な攻撃呪文や防御呪文を教わった。これまでに闇の魔法使いと戦ってきた経験から、ジェイコブのシブリングは闇祓いとしてのキャリアの可能性を示唆した。
  • 闇の魔術:ジェイコブのシブリングは闇の魔術にも熟練していた。彼は結膜炎の呪いやインペディメンタなどの多くの闇の魔術を習得した。しかし、レークピックが磔の呪文を目の前で行使した際、彼は許されざる呪文の使用に憤りを感じていた。レークピックが死の呪文や磔の呪文を彼に習わせようとしたが、ジェイコブのシブリングは使用を拒否した。しかし、彼の実力を勘案して、彼が許さざる呪文を難なく使いこなすことができる可能性は高いと考えられる。

人間関係

家族

ジェイコブ

兄のジェイコブとは小さな頃にジェイコブのシブリングと決闘の真似をする遊びをよくやっていたことから、親密な関係であったことが伺える。兄が行方不明になった際には彼は母と共に深く悲しんだ。

兄の失踪はジェイコブのシブリングの人生に大きな影響を与えた。彼はホグワーツでの生活ほぼ全てを兄の捜索に充て、教授からの再三の警告を反故にし、病的なまでに呪われた部屋を見つけようと必死になった。この執着心は時は無謀な振る舞いにまで発展し、敷地内にトロールを呼び寄せ戦うなど危険なことまで行った。彼は愛ゆえに兄が死喰い人に入ったとの噂を信じず、兄を守った。

ウィーズリー家

ビル・ウィーズリー

ジェイコブのシブリングはローワン・カナ程ではなかったが、ビル・ウィーズリーを尊敬していた。2人は共通点の多さからすぐに打ち解け、互いを助け合う親友になった。

チャーリー・ウィーズリー

ジェイコブのシブリングは3年目にチャーリー・ウィーズリーと友達になった。 その仲は、4年目に傲慢な魔女メルーラと話す際、彼に代わって話すことを提案した程にまで発展し、親友の1人であった。

生徒

ローワン・カナ Rowan_Khanna_BOTH.png

親友のローワン・カナ

ジェイコブのシブリングはダイアゴン横丁でローワンと出会い、2人は学校で親友になった。ジェイコブのシブリングは兄の行動のおかげで白い目で見られており、孤立していた一方で、ローワンはほとんど木について話をしていた。彼ら2人は困難な状況や学校生活をお互い支えあった。ローワンがパトリシア・レークピックによって殺された際は深く悲しみ、死を乗り越えることにかなりの時間を要した。

ベン・コッパー

ジェイコブのシブリングはベン・コッパーと非常に友好的だった。彼が行方不明になった時は心配し、グリフィンドールの談話室に入ってまで探した。また、彼はベンの箒恐怖症を克服させた。

ペニー・ヘイウッド

ジェイコブのシブリングはペニー・ヘイウッドのよき親友だった。彼はペニーの優しさ、人気などの様々な性格を称賛した。ジェイコブのシブリングとペニーはミセス・ノリスの気を引かせるために一緒に魔法薬を調合した。

ニンファドーラ・トンクス

ジェイコブのシブリングとニンファドーラ・トンクスは1年目からの顔見知りであり、薬草学の授業を一緒に受けている。数年で2人は親しくなり、いたずらをするために一緒にゾンコのいたずら店を良く訪れていた。

バーナビー・リー

バーナビー・リーとは最初は敵対関係だった。しかし、バーナビーがメルーラを捨て、ジェイコブの味方になり、イスメルダ・マークが彼に惚れ薬を飲ませるのをジェイコブのシブリングが止めた。それ以来、2人は仲良くなり始めた。

タルボット・ウィンガー

ジェイコブのシブリングは動物もどきになることを目指していた時に、タルボット・ウィンガーと会った。それからは徐々に関係を深めていき、よき友達となった。

アンドレ・エグウ

アンドレ・エグウはジェイコブのシブリングと共に飛行と変身術の授業に参加していたが、クラスメートとしか思っていなかった。ジェイコブのシブリングが初めてホグズミードに出掛けたとき、彼は初めて自己紹介した。

チューリップ・カラス

ジェイコブのシブリングは呪われた部屋を探す過程で、チューリップ・カラスと友達になった。彼女は呪われた部屋を探すためにメルーラと絶交したが、後に後悔することになった。ジェイコブのシブリングは彼女の後悔と罪悪感を少しでも軽くすべく尽力した。しかし、彼女はジェイコブのシブリングがメルーラに恨みを持っていなかったことに驚いた。

スカイ・パーキン

ジェイコブのシブリングはクィディッチへの情熱をスカイ・パーキンと共有したが、彼女のあまりにもネツイアルクィディッチへの思いに悩まされることもあった。両者は寮杯を得るという共通の目標があり、互いに協力するうちによき友となった。

メルーラ・スナイド

メルーラ・スナイドは長年ジェイコブのシブリングのライバルだった。彼女は純血至上主義を持つ家の出身であり、ホグワーツ入学直後から他の生徒よりも優れた存在だと思っていた。彼女はジェイコブのシブリングをいじめるが、彼自身は相手にしなかった。

ジェイコブのシブリングはメルーラに最初こそ敗北したものの、2回目は逆に武装解除呪文で勝利した。当初敵対関係にあったにも関わらず、パトリシア・レークピックが彼とメルーラを呪い破りの見習いにしたときから、2人は仲良くなり初めた。そして呪われた部屋の探索に協力し、カナの輪の創設メンバーとなった。

イスメルダ・マーク

イスメルダ・マークはメルーラと共にジェイコブのシブリングをいじめる宿敵だった。しかし、バーナビー・リーの一件を解決すると彼に協力するようになり、最終的には友達になった。

ホグワーツ教師

パトリシア・レークピック

レークピックはジェイコブのシブリングが呪われた部屋を探す以前から、この部屋の存在を知っており実際に捜索したことがある。彼女はジェイコブのシブリングに様々な防衛呪文や攻撃呪文を教え、彼の呪われた部屋の捜索に力を貸した。

しかし、それは自身の「R」としても目的を達成するための道具にすぎなかった。4つ目の呪われた部屋である埋もれた部屋でレークピックはその本性と自身の目的を明らかにした。6年目に彼女によって親友ローワンが殺されると彼は強烈な復讐心を持ち、ローワンの仇をうつと誓った。ジェイコブのシブリングにとってレークピックは自身の実力向上に貢献した一方で仇敵とも言える存在だった。

アルバス・ダンブルドア

ダンブルドアはジェイコブのシブリングの呪われた部屋の探索に影で協力し、必要な時は彼にアドバイスを与えた。同時に彼の過激な行動を冷静に諭すブレーキ役とも言える存在でもあった。

舞台裏

JacobsSiblingTrailer.png

公式トレーラーでのジェイコブのシブリング。女性として描かれている

  • この人物は『ハリー・ポッター:ホグワーツの謎』の主人公である。名前、名字、性別、、外見はプレイヤーが決める。杖の素材も複数存在する。
    • スリザリンに組分けされたとしても、メルーラ・スナイドとのライバル関係は続く。
    • ローワンカナの性別と寮は主人公に準拠する。
    • 主人公がレイブンクロー以外の場合はエリカ・ラスはレイブンクローになる。また、主人公がレイブンクローだと彼女の寮はスリザリンになる。
    • 主人公が男性の場合はコーリー・ヘイデンの性別は女性になる。逆もまた然りである。
  • 一度性別や寮を設定すると2度と変更できない。外観や容姿は設定画面に変更することが可能である。授業を受ける際は必ず制服の姿になる。4年目の監督生のクエストをクリアした場合は監督生のバッジが制服に付く。
  • ハリー・ポッターと賢者の石によるとスリザリンはハリーポッターが入学する1992年以前は6年目連続で優勝している。主人公がスリザリンに組分けされていなければ、自身が選択した寮が優勝する事実は書籍の記述と矛盾する可能性がある。
  • ゲームの公式ローンチでは主人公の名前がマヤになっている。しかし、これは単なる開発者が便宜上設定した名前に過ぎず公式の名前ではない。
  • 監督生のサイドクエストで性別が男でかつ、グリフィンドールを選択していた場合、ジェイコブのシブリングは5年目にグリフィンドールの監督生になれるものの、小説によれば同級生チャーリー・ウィーズリーが5年目にグリフィンドールの監督生になっている。監督生の人数が学年男女1人ずつであることを考慮すれば、グリフィンドール選択で男主人公だった場合、同級生で同じ寮の男子監督生が2人いることになる。このことからもし上記の組み合わせの場合わジェイコブのシブリングは正式な監督生ではないことになる。
  • 中庭やハグリッドの家の前でのデートイベントでは男女関わらずデート相手を選択できる。このことからこの人物がバイセクシャルであることが示唆される。
  • ジェイコブのシブリングはゲーム中10以上のOWLを達成し、NEWTレベルに進んでいる。NEWTレベルの難易度や負担、そしてハーマイオニー・グレンジャー(彼女が在籍していた学年で最も優秀な生徒)が7つの科目であることを考慮すると「10」という数の科目でNEWTレベルに進むことは(クラウチJrの「12」科目という例はあるが)非常に難しく、ジェイコブのシブリングが非常に優秀な生徒であることを示している。
  • ジェイコブのシブリングはセストラルを見ることが出来ていた事から、ローワンの死以前に誰かの死を目撃していた可能性がある。

登場作品

脚注

  1. ホグワーツに入学できるのはイギリスまたはアイルランドに住んでいる人物である。
  2. 両親が魔法族であるため純血または半純血であることは間違いない。
  3. ハリー・ポッター:ホグワーツの謎 サイドクエスト (監督生になる)
  4. サイドクエスト「首席」
  5. ハリー・ポッター:ホグワーツの謎, 2年, Side Quest "Q1"
  6. サイドクエスト「動物もどきになる」
  7. 7.07.1ハリー・ポッター:ホグワーツの謎, 1年, 第1章 (新たな旅が始まる)
  8. 8.08.18.28.3ハリー・ポッター:ホグワーツの謎, 1年, 第2章 (ホグワーツにようこそ)
  9. ハリー・ポッター:ホグワーツの謎, 1年, 第3章 (騒ぎを納める)
  10. ハリー・ポッター:ホグワーツの謎, 1年, 第4章 (復讐は魔法の味)
  11. ハリー・ポッター:ホグワーツの謎, 1年, 第5章 (決闘)

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ホグワーツの監督生と首席
Hogwartscrest.png
首席
アルバス・ダンブルドア · トム・リドル · ミネルバ・マクゴナガル · ジェームズ・ポッター · リリー・エバンズ · ビル・ウィーズリー · ジェイコブのシブリング · コーリー・ヘイデン · パーシー・ウィーズリー · エドワード・ルーピン
監督生
ハンナ・アボット · ペネロピー・クリアウォーター · アンジェリカ・コール · ジェーン・コート · チェスター・デイビーズ · セドリック・ディゴリー · アルバス・ダンブルドア · ジェマ・ファーレイ · ジェーク・フリントン · アンソニー・ゴールドスタイン · ハーマイオニー・グレンジャー · ニコラス・グリンメット · ロバート・ホーキング · ロバート・ビリアート · リーマス・ルーピン · アーネスト・マクミラン · ドラコ・マルフォイ · ルシウス・マルフォイ · ミネルバ・マクゴナガル · Cyril Meakin · Eric Murley · ジェイコブのシブリング · パンシー・パーキンソン · パドマ・パチル · Damian Perriss · トム・リドル · フェリックス・ロジエール · Edmund Spiers · Jonathan Spratt · Kevin Sterndale · Terry Strickland · マーカス・ターナー · Gabriel Truman · ウィリアム・ウィーズリー · チャールズ・ウィーズリー · パーシー・ウィーズリー · ロン・ウィーズリー · Ryan Westrup · Mervyn Wynch · 大広間のグリフィンドールの監督生 · 氏名不祥のグリフィンドールの監督生 (II) · 氏名不祥のレイブンクローの監督生 (I) · 氏名不祥のレイブンクロー生 (II) · 3回廊下のスリザリンの監督生 · 氏名不祥のスリザリンの監督生 (II) · 氏名不祥のスリザリンの監督生 (III)


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