チェスボードの設置方法

チェスは、人類が今日に至るまでプレイし、楽しんでいる古代のゲームである。チェスのルールはわずかだが、ゲームは驚くほど複雑になる。幸運なことに、チェス盤の設置は簡単で、プレイのルールを学ぶことも難しくありません。このWikiHowは、あなたがチェスを始めるのに役立つだろう。

パート1

チェス盤をセットする

1. 右下のマスが明るいマスになるようにボードをセットします。両プレイヤーは、自分に一番近いボードの端の右隅に軽いマスを置きます。各プレイヤーから見たセットアップは同じに見えます。

   • 自分に近い横2列（「ランク」）に駒を置きます。主要な駒は最初の段に置きます。ポーンは2番目のランクに置く。
   • チェッカーとは異なり、チェスは盤上のすべてのマスを使う。
   • チェス盤をセッティングするときに覚えておきたいコツは、白は常にランク1と2にいて、黒は常にランク7と8にいるということです。
2. 各コーナーにルークを置きます。ルーク（キャッスルと呼ばれることもあります）から始めます。ルークは背の高い駒で、水平方向（「ランク」に沿って）と垂直方向（「ファイル」に沿って）に一直線に動きます。ルークを2つのコーナーにそれぞれ置きます。

   • 南北戦争のセットや映画をテーマにした駒のようなノベルティボードでは、駒の底に記されているアイコン（またはルールブックの記号）を知らなければ、駒が何なのかわからないことがあります。ルークの記号は♜です。
3. ナイトをルークの隣に置く。ナイトは馬のような形をしており、ルークの右と左に配置する。ナイトは3マスをL字型に移動し、最初に2マス、次に1マス、または最初に1マス、次に2マス移動する。ナイトは駒を飛び越えて移動することができ、それが許される唯一の駒である。

   • 騎士の記号は♞。
4. ビショップはナイトの内側に置く。背が高く、上部が丸いビショップはナイトの隣からスタートする。ビショップは対角線に沿ってのみ動く。

   • ビショップの記号は♝である。
   • 左のビショップは暗いマスからスタートする（常に暗いマスにとどまる）。右のビショップは明るいマスからスタートする（常に明るいマスにとどまる）。
5. 残りの同じ色のマスにクイーンを置く。白番の場合、クイーンは1段目の中央の残りの白マスに置く。黒番なら、残った黒マスにクイーンを置く。クイーンはこのゲームで最も背の高い駒の一つで、とがった王冠を持っています。水平、垂直、斜めに何マスでも動くことができ、ボード上で最も強力な駒です。

   • クイーンのシンボルは♛です。
6. キングは1段目の最後の空いているマスに置きます。キングは通常ボード上で最も背の高い駒で、丸みを帯びた王冠をかぶっているように見えます。キングはどの方向にも動けますが、一度に動けるのは1マスだけです。キングを守るために他の駒を使います。キングを失うとゲームに負けます。

   • キングのシンボルは♚です。
7. ポーンは第2ランクに沿って置きます。主要な駒を1段目に配置したら、低い駒のポーンを2段目に防護壁のように並べます。ポーンは1マスずつ前進しますが、さまざまな特殊な動きもできます。

   • ポーンの記号は♟です。
   • 両プレイヤーが上の図のように駒を置いたら、プレイの準備は完了です。
8. 駒を見直してください。最初の2列はこのようになっているはずです（黒い面）：
   

   ♟♟♟♟♟♟♟♟
   ♜♞♝♚♛♝♞♜
   ヒント

   チェスのグランドマスター

   サハジ・グローバーはチェスのグランドマスター、世界チャンピオン、コーチであり、16歳でグランドマスターの称号を得た。世界ジュニア銅メダリスト、世界U10チャンピオン、南アフリカオープン2017＆2018チャンピオン、アーノルド・クラシック2018＆2019優勝。サハジはダイナミックな攻撃力と、優れたエンドゲームプレーヤーとして知られている。

   
   チェス・グランドマスター

   このバリエーションを試してみよう：チェスにはChess960という変種がある。この形式では、駒はランダムに第1ランクにセットされ、ポーンは同じままです。これは、プレイヤーが事前に準備することができないように開発されたもので、プレイするときにはより創造的でなければならない。

パート2

チェスのルールを理解する

1. 相手のキングを「チェックメイト」してゲームに勝つ。チェックメイトとは、キングがチェックから逃れられない状態のこと。これに対して、相手のキングは、あなたが次の手でキングを捕らえることができても、相手が脱出する手段を持っていれば、単に「牽制されている」だけである。プレーヤーは、自分のキングをチェックから外すことが可能であれば、即座にそのキングをチェックから外さなければならない。

   • 実際にキングを捕獲することはない。次の手でキングが捕獲されるのを避けられないことが明らかになれば、直ちにチェックメイトが宣言され、ゲームは終了する。
   • 相手のキングをすぐに危険にさらすような手を打ったときに「チェック」と言いたがるプレイヤーもいる。
   • 自分のキングをチェックに入れてはならない。そのような手は「不正」とみなされ、直ちに取り消さなければならない。
2. 相手の駒を捕獲してゲームから取り除く。自分の駒が相手の駒のいるマスに移動した場合、その駒を「捕獲」してゲームから取り除きます。その後、自分の駒が捕獲された駒のマスに入ります。自分の駒を捕獲したり、複数の駒でマスを占領することはできません。つまり、すでに自分の駒があるマスを通り抜けたり、そのマスに駒を移動させたりすることはできません。ただし、ナイトは例外です。ナイトは他のどの駒の上でも移動することができます（ただし、すでに自分の駒が占有しているマスで移動を終了することはできません）。

   • を除いて、駒を捕獲できるのは「通常の」移動だけです。例えば、ルークは垂直移動か水平移動でしか捕獲できません。
   • 駒の上に移動して他の駒を捕獲することはできません。自分の駒が移動中に他の駒に「ぶつかった」場合、駒は止まってその駒を捕獲し、そのマスにとどまります。ナイトだけは例外で、駒を捕獲できるのは、駒がその駒のマスに着地して移動が終了したときだけです。
3. 白から始める。白が常に最初の手を打ち、その後は交互に打ちます。同程度の実力であれば、先手の方がやや有利です。手番は1人のプレイヤーが駒を1つずつ動かします。

   • プレイヤーは毎ターン駒を動かさなければなりません。手番を飛ばすことはできません。合法的な駒の移動がなく、牽制もできない場合、そのゲームは膠着状態となる（下記参照）。
   • 枚の駒を動かす」というルールの唯一の例外は、キングを守るために特定のパターンで2枚の駒を同時に動かすことができる「キャスリング」と呼ばれるものである。キャスリングについては以下を参照。
4. 膠着状態に注意ゲームは引き分けの「ドロー」で終わることがある。膠着状態とは、どちらのキングもチェックに入っておらず、次に動くプレイヤーに有効な手がない場合に起こる。もしあなたが有利な立場にいるのなら、膠着状態は避けたい。(逆に弱い立場で引き分けに持ち込みたい場合も同様である)。膠着状態になるのは、ポーンが他のポーンに阻まれたり、キングが牽制しないと動けなくなったりして、駒が残り少なくなったときが一般的である。

   • 自分が牽制することは決してできないことを覚えておこう。従って、あなたの手番が回ってきたときに、あなたの王を牽制するような手しか打てなかった場合、ゲームは終了し、膠着状態が宣言される。 トーナメントによっては、これはあなたの負けを意味するが、ほとんどのプレイヤーはこれを引き分けと呼ぶ。
   • どちらかのキングがチェックに入っている場合は膠着状態とはならない。

パート3

駒の移動

1. ポーンを1スペース前進させる。通常、駒はそれしかできないので、あまり役に立ちません。しかし、ある状況下では、かなり効果的になります：

   • ポーンが1段目（白の場合）または8段目（黒の場合）まで進んだら、そのポーンをキングまたはポーン以外の駒に「昇格」させることができる。つまり、ファイルをかなり進んだポーンは非常に強力になる。プレーヤーは通常クイーンに昇格するが、膠着状態を避けるために他の駒に昇格したり、ナイトの手を使うこともある（クイーン以外の駒に昇格することを「アンダープロモーション」と呼ぶ）。
   • ポーンは最初の一手で、1スペースではなく2スペース前進することができる(する必要はない)。
   • ポーンは斜め1マス前にある駒を捕獲することができます。それ以外の隣接する駒を捕獲することはできない。
     • 相手があなたのポーンの捕獲位置（斜め前方に隣接している位置）に移動するのを避けるために、自分のポーンを2マス前に移動させた場合、「通りすがりの捕獲」（capture in passing）が起こることがあります。このような場合、次のターンのみ、自分のポーンを相手が飛ばしたスペースに斜めに移動させ、そのポーンを取ることができます。
2. ルークを縦または横に無制限にスペース移動させる。ルークは前方、後方、横方向に直線的に移動する。空いているマスを好きなだけ横切ることができるが、他の駒（またはもちろんボードの端）にぶつかったら止まらなければならない。

   • 敵の駒が邪魔になる場合、ルークはその駒の手前で止まるか、捕獲しなければなりません。自分の駒であれば、そのマスに来る前に止まらなければなりません（自分の駒を捕獲することはできません）。
3. ナイトはL字型に動かす。騎士はこのゲームで最も特徴的な動きをします。まず一方向に2スペース、次に直角方向に1スペース、または最初に任意の方向に1スペース、次に直角方向に2スペース、合計3回「ホップ」します。

   • 騎士はどちらの色の駒の上でもホップできる唯一の駒である。騎士が駒を捕獲できるのは、敵の駒が存在するマスに駒を移動させ終 了したときのみである。(自分の色の駒が既に占拠しているマスで終了することはできない)。
4. ビショップは対角線上に好きな数だけ移動させることができる。ビショップは右斜め、左斜め（前進、後退）の4方向に移動できる。つまり、ビショップは常に同じ色のマスにとどまる。例えば、明るいマスからスタートしたビショップが暗いマスに入ることはない。

   • ビショップは駒を飛び越えることはできない。邪魔な駒があれば、ビショップは止まるか、（相手の駒であれば）捕獲しなければならない。
5. クイーンを任意の方向に任意の数だけ直線的に移動させる。前方、後方、側方、斜めのスペースに好きなだけ移動できる。このため、クイーンは最も強力な駒となる。

   • クイーンはナイトのL字型に動くことはできない。
   • クイーンは駒の上を移動することはできません。クイーンは他の駒の前に止まるか、その駒を捕獲することで移動を完了しなければなりません。
6. キングは一度に1スペースずつ任意の方向に移動する。 キングは前方、後方、横方向、斜め方向に1スペースずつ移動できる。唯一の例外はキャッスリングと呼ばれるもので、キングとルークの1つが位置を入れ替え、キングを守るのを助ける。キャッスリングを行うためには

   • キングもルークも、これまでのゲームのどの時点でも動いてはならない。
   • ルークとキングの間に駒があってはならない。
   • キャッスリングするとき、キングはチェック状態であってはならず、また、キャッスリングするキングがチェック状態にあるマスを通過したり、そのマスに移動することもできない。
   • 手番でキングをルークの方へ2マス移動させ、キングが飛び越えたマスにルークをスライドさせる。これでキングとルークは反対側の隣り合うマスになる。

チェスのヘルプ

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開されている " How to Set Up a Chessboard " を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。