スカベンジャー・ハントの作り方

借り物競争は子供たちに大人気のゲームです。パーティーや夏休みに最適です。しかし、借り物競争は子供だけに限ったことではありません。企画するのは簡単で、遊ぶのはもっと簡単です。一番難しいのは、クリエイティブなアイデアを出すことでしょう。この記事では、借り物競争の企画方法だけでなく、開催方法もご紹介します。また、テーマのアイデアも紹介します。

アイテムリストのサンプル

パート1

借り物競争を企画する

1. いつ、どこで借り物競争を行うかを決めます。借り物競争は、昼でも夜でもできます。また、公園、自宅、近所、学校など、どこでも開催できます。いつ、どこで開催するかは、参加者の年齢、グループの人数、天候、どのような借り物競争を行うかによって決まります。 ここでは、いくつかのアイデアをご紹介します：

   • 屋外での借り物競走には、暖かく晴れた日が適しています。
   • 雨の日や寒い日は、屋内で借り物競争をするのがよいでしょう。
   • 年配の方や大人数のグループには公園がお勧めです。小さなお子様には裏庭がよいでしょう。
   • 一軒家はどの年齢層にも適していますが、大人数を収容するのは難しいかもしれません。また、寝室やオフィスなど、プライベートな場所をふさぐのもよいでしょう。
   • ご近所は、大規模な借り物競争に最適な場所です。ご近所さんを巻き込む予定がある場合は、まずご近所さんに相談し、いつプレーヤーがやってきて品物を取りに来るかを教えてもらいましょう。
2. どのタイプの借り物競争を行うか決めましょう。借り物競争には様々な種類がありますが、どれもアイテムリストが必要です。ここでは、いくつかのアイデアを紹介します：

   • プレイヤーにアイテムのリストを渡します。アイテムのリストをプレーヤーに渡します。最初にすべてのアイテムを見つけたプレイヤー/グループの勝ちです。
   • プレイヤーに一軒一軒回ってもらい、リストにある品物を探してもらいます。このようなことを行う場合は、近隣住民と事前に計画を立てておきましょう。
   • アイテムを隠す代わりに、各チームにリストにあるアイテムの写真を撮らせることを検討する。これは、公園、特に自然から物を持ち出すことができない国立公園に最適です。
3. 狩りの最後にもらえる賞品を買うか作る。特に時間制限のある借り物競争の場合は、これが各チームのモチベーションになります。賞品は何を選んでもかまいませんが、参加者の年齢を考慮するとよいでしょう。いくつかアイデアをご紹介しましょう：

   • 子供向けなら、小さなおもちゃやお菓子が良いでしょう。
   • 年長の子供には、映画のチケットや現金が良いでしょう。
   • 大人には、素敵なレストランのギフト券や、お店のギフトカード、お菓子の入ったバスケットなどが喜ばれるでしょう。
   • 賞品は、テーマに基づいて選ぶようにしましょう。例えば、スーパーヒーローをテーマにしたハントなら、スーパーヒーローのマスクやマントを賞品にすることもできます。
4. ゲストに探してもらうアイテムのリストを作りましょう。リストには、鉛筆や紙など、見つけやすいものを含めることができます。また、写真立てや針と糸など、見つけるのが難しいものを含めることもできます。

   • 各チームが戸別訪問を行う場合は、紙1枚、鉛筆1本、クリップ1個など、人々が喜んでくれそうな安価な品物を選ぶ。自分のものを使わなくて済むように、前もって近所の人に渡しておくこともできます。
   • 近所を回って名所の写真を撮るチームは、「この公園にある銅像」「赤い花」など、名所のある大まかな場所を伝える。
5. 選手の年齢層を考慮しましょう。借り物競争にはさまざまな種類があり、若いプレーヤーよりも年配のプレーヤーに適したものもあります。例えば、手がかりを探すタイプの借り物競争は、小さなお子様には難しいかもしれませんが、10代のお子様や大人の方には面白いでしょう。また、ドアツードアの借り物競争は、安全上の理由から小さなお子様にはお勧めできません。一方、絵を使った借り物競走は、小さなお子様には年配のお子様よりも楽しいかもしれません。その他に注意すべきことがあります：

   • 特に大人数で参加する場合、小さなお子様が参加する借り物競争には、大人のヘルパーや付き添いが必要です。そうすることで、子供たちを把握しやすくなります。
   • 小さなお子様には、2位と3位の賞品を用意しましょう。こうすることで、「優勝」できなかった子供も仲間はずれにされたと感じることはありません。
   • テーマを考えるときは、年齢層を念頭に置きましょう。小さな子どもは自然や動物を中心としたテーマに興味を持つかもしれませんし、年長の子どもは文学やビデオゲーム、映画などに関わるテーマに興味を持つかもしれません。

パート2

借り物競争の監督

1. 当日、ゲストをチームに分けます。自分たちでチームを選んでもいいですし、チームを指定することもできます。お子様が参加される場合は、各チームの責任者に必ず大人を任命してください。多人数で参加する場合は、3人か4人のチームを作ります。各チームの人数は均等にします。

   • 招待客の年齢がバラバラの場合は、年少の招待客と年長の招待客をペアにしてください。こうすることで、グループ間の有利不利を防ぐことができます。
   • チームを編成するのに最適な方法は、「1」と「2」のように人数を数えてもらうことです。1の人は全員1つのグループに、2の人は全員別のグループになります。
   • チームを編成するもう一つの良い方法は、色のついた紙を帽子から取ってもらうことです。青い紙切れはすべて1つのチームに、赤い紙切れはすべて別のチームに、といった具合だ。
2. 各チームにアイテムのリストと制限時間を渡します。ゲストは、ほとんどのアイテムを見つけるのに十分な時間があるはずです。スカベンジャーの持ち時間は、ゲストがどれだけのアイテムを見つけなければならないかによって決まります。アイテムが多い場合は、1時間から始めるのが良いでしょう。ドアツードアの借り物競争にもお勧めです。

   • 小さなお子様（就学前のお子様）の場合、借り物競争は15分以内にしましょう。これは、子供たちを楽しませるには十分な長さですが、飽きさせないようにするには十分な短さです。
   • アイテムリストがとてもシンプルで短ければ、30分で十分です。
3. プレイヤーにアイテムを集めるためのものを与えることも考えましょう。そうすることで、すべてを持ち運びやすくなります。また、小さなアイテムが迷子になることも防げます。年少者が参加する場合は、大人が容器を持つようにしましょう。そうすることで、子供たちが自由に走り回ってアイテムを集めることができます。また、子供がつまずいたり、転んだり、コンテナを落としたりしても、アイテムが紛失するのを防ぐことができます。選手が写真を撮ったり、アイテムを書き留めたりするだけなら、これを持たせる必要はありません。容器として使えるものをいくつか紹介しよう：

   • カゴ、特に取っ手のついたものが一番運びやすいでしょう。
   • 袋やバッグはバスケットより安い。ビニール袋の代わりに紙袋を考えてみよう。紙袋は形が崩れにくいので、荷物がつぶれにくくなります。
   • 箱は運ぶのが大変ですが、一番丈夫です。また、美術工芸品店で借り物競争のテーマに合った装飾的な箱を見つけることもできます。
4. 借り物競争の終わりをプレイヤーに伝えます。たいていの借り物競争は、一定の時間が過ぎると終了します。最も多くのアイテムを見つけたチームが賞品を獲得します。注意すべき点がいくつかあります：

   • 借り物競争に制限時間がある場合は、プレーヤーにストップウォッチを渡すことを検討してください。また、借り物競争の終了時刻を伝えることもできます。例えば、借り物競走が午後1時に始まり、1時間続く場合は、午後2時までに戻ってくるように伝えます。
   • 参加者が幼い場合は、傷ついたり、嫉妬したり、かんしゃくを起こしたりしないように、2位か3位の賞品を追加するとよいでしょう。
5. 選手には、終了後の集合場所を伝えておきます。集合場所を決めておくことは非常に重要です。チームによっては、他のチームより先にゴールすることもあります。そのような選手たちが、他のチームの終了を待つ間に移動できる場所を用意しておくとよいでしょう。これは、借り物競争を始めた場所と同じ場所でもかまいません。公園の銅像など、目印になるような場所でもかまいません。集合場所には、勝者を出迎え、賞品を渡す人を必ず配置してください。

パート3

テーマとアイデアを考える

1. ハントの創造性を次のレベルに引き上げる方法はたくさんあります。このセクションでは、ハントをよりユニークで面白いものにするためのアイデアをたくさん紹介します。テーマとデザインを見つけるのに役立ちます。また、クリエイティブな工夫もいくつか紹介します。このリストにあるアイデアをすべて使う必要はありません。最も魅力的なものを選んでください。
2. テーマを決める。そうすることで、アイテムを考えるのがとても簡単になります。パーティーの一環として借り物競争を行う場合は、パーティーのテーマと結びつけて考えてみましょう。例えば、パーティーがスーパーヒーローをテーマにしているなら、借り物競争もスーパーヒーローをテーマにしましょう。マスクやマントなど、スーパーヒーローが使いそうなアイテムを使いましょう。他にも、こんなアイデアがあります：

   • ゲストの興味から借り物競争を始める。例えば、文学のクラスで借り物競争をするのであれば、生徒が読んでいるさまざまな本を題材にします。ハリー・ポッターがリストにある場合は、ほうき、フクロウ、マント、羽ペンなどのアイテムを含めることを検討してください。図書館で借り物競争をすることもできます。
   • 休日にちなんだ借り物競争をしましょう。10月に行うのであれば、ハロウィンをテーマにするのもよいでしょう。カボチャ、黒猫、コウモリ、クモ、魔女、骸骨など、ハロウィーンに関連するアイテムを探してもらいます。
   • 場所を絞る。スカベンジャーハントが公園で行われる場合は、まず公園を偵察し、奇妙な木や特定の像など、気づいたことを書き留めておきます。プレイヤーに存在しないものを探してほしくないからです。
   • 独自のテーマを設定する。狩りのテーマは自由です。動物、本、食べ物、時代、海、映画、ミュージカル、熱帯雨林、スーパーヒーロー、ビデオゲームなどです。
3. リストにはアイテム名を書くのではなく、そのアイテムが何をするのかを書きます。プレイヤーは、そのアイテムを探しに行く前に、そのアイテムが何であるかを理解する必要があります。これは、写真撮影を伴う借り物競走に最適です。なぞなぞに韻を踏ませることもできます。例えば

   • "トースター "と書く代わりに、"私はトーストをカリカリにして温めます "と書く。
   • しおり」と書く代わりに、こう書くこともできる："私は本の中であなたの場所を守る"
   • 針と糸」と書く代わりに、こう書くこともできる："私たちはペアで手を取り合い、あなたは私たちを使って破れを修復するかもしれない"
   • ほうき」と書く代わりに、こう書くこともできる："魔女は移動するために私を使うかもしれないが、たいていは地面を掃くために私を使うだろう。"
4. 借り物競争をビンゴゲームに変える。ビンゴのマス目を作り、それぞれのマスにアイテムの名前を書きます。見つけたものにチェックを入れてもらいます。横、縦、斜めに5つ並んだ人が勝ち。

   • これは、屋外や自然公園で行う借り物競走に最適です。
   • グリッドのアイテムは、場所によって決めましょう。例えば、ビーチで借り物競争をするのであれば、貝殻、日光浴、砂の城、カモメ、カニ、吠える犬、タオルなどです。
5. プレーヤーに探す物のリストを渡し、空欄にその物を書いてもらいます。例えば、「青いもの」「柔らかいもの」「緑色のもの」を探すように指示します。プレイヤーは、見つけたもの（青いビー玉、ウサギ、緑の葉っぱ）を、空欄に書きます。最初にシートを完成させた人が勝ちです。

   • これは、自然散策や公園に最適です。
   • リストは、その場所に関連したものにしましょう。砂漠や岩だらけの洞窟にいるプレーヤーに、緑色のものを探させたくはないでしょう。
6. 選手の年齢を念頭に置いてください。若いプレーヤーには難しすぎたり、年配のプレーヤーには幼稚すぎたりしないようにしましょう。小さなお子様には簡単なアイテムが入った短いリストが適していますし、10代や大人には長いリスト(ヒント付き)の方が面白いでしょう。以下はそのほかのアイデアです：

   • 小さな子供には、大きなフォントとたくさんの色を使いましょう。項目は10個以下にする。また、まだ読み方を学んでいないプレーヤーがいることを想定して、アイテムの写真を掲載するのもよいでしょう。
   • 年長児の場合は、大きなフォントとたくさんの色を使いますが、絵は省きます。リストには10個から15個の項目を入れます。
   • ティーンエイジャーや大人には、普通の大きさのフォントを使います。リストの見栄えをよくするために色を使ってもよい。また、単純な項目名よりも、ヒントの方が面白いと感じるかもしれません。
7. リストのテーマを借り物競争のテーマに合わせましょう。そうすることで、リストがより面白くなります。リストを魅力的な印刷用紙に印刷したり、各リストの一番下に写真を追加することもできます。ここでは、いくつかのアイデアをご紹介します：

   • ビーチがテーマの借り物競争なら、ビーチをテーマにした紙にリストを印刷しましょう。砂やヤシの木、海の波の写真をリストの一番下に入れるのもよいでしょう。
   • 借り物競争が屋外で行われる場合は、葉っぱの縁取りがある紙を探してみましょう。
   • 英語のクラスで借り物競争をするのであれば、生徒が読んだ本に関連する画像を上や下、あるいは端に入れることを検討しましょう。例えば、生徒がハリー・ポッターを読んだばかりなら、フクロウや杖、ほうきの絵を入れることができます。
   • ルネッサンスや中世をテーマにしている場合は、代わりに古そうな羊皮紙を使うことも検討しましょう。カリグラフィーペンで書いたような派手なフォントを使いましょう。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開されている「 How to Create a Scavenger Hunt 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。