ボールの蹴り方

サッカー、アメリカンフットボール、ラグビー、その他多くのスポーツを含め、ボールを蹴ることは様々なゲームに欠かせない。裏庭で気軽にボールを蹴るのが楽しいのは言うまでもない。安全で正しいボールの蹴り方を身につけるには、地面からボールを蹴り出したり、空中にパントしたり、さらに複雑なキックを覚えることで、楽しくボールを蹴ることができるようになる。

方法1

地面でボールを蹴る

1. 良いボールを使いましょう。どんなプレーをするにしても、たとえ組織化されたスポーツでなく、友達とふざけ合っているだけであっても、ボールが適切な仕様で膨らんでいること、そして正しい種類のボールを使っていることを確認する必要がある。よく膨らんだボールを蹴ることは、ボールがボロボロになったり、足を打撲したりしないために重要である。

   • サッカーボール、キックボール、フットボール、発泡スチロールのネルフボールなどが、地面を蹴るのに適している。シュートやアメリカンフットボールのキックオフなど、丸いボールや長方形のボールを地面から蹴り出すスポーツのプレーに使えます。バスケットボールは蹴らないでください。
2. 蹴り足を見つける。ボールを蹴るとき、たいていの場合、利き足で蹴りたくなる。これが蹴り足で、もう片方の足が植え足です。

   • 利き足でない足でも練習して、より良いキッカーになろう。組織化されたスポーツをしていなくても、両利きのキッカーになることはクールなトリックです。特にサッカーでは、両足で蹴れるようになることが望ましい。
3. アプローチステップを練習する。キックの前にステップを踏んでおくと、キックの威力と正確性が増す。ステップを調整し、足を置き、ボールに正しくアプローチすることを学ぶことは、ボールを蹴る上で最も重要なことの1つである。 正しいテクニックを使えば、超強力な足よりもボールを遠くに蹴ることができる。ボールに正しくアプローチするには

   • 蹴らない方の足でリードする。ボールから数歩下がり、蹴らない方の足でボールに向かってステップする。蹴り足でもう1歩踏み出し、ボールの後ろに並べる。最後の一歩は、蹴らない足、つまり「プラント」の足で、蹴ろうとしているボールのすぐ横に踏み出す。
   • 多くのキッカーが犯しがちなミスは、ボールを蹴るときに何歩も下がってしまうことだ。正しいメカニズムで蹴れば、3歩より15歩の方がパワーが出ることはないが、つまずいたり、ボールをふいにしたりする可能性が高くなる。
4. 蹴らない方の足をボールの横に置く。もう片方の足は、蹴ろうとしているボールの数センチ横に置き、蹴り足は後ろに倒して打つ準備をする。

   • 足を前に出してボールを低く保ちます。蹴り足がボールのやや前方、かつボールの横にあれば、キックに大きな力を込めることができ、ボールを地面に低くとどめることができる。
   • ボールの後ろに足を置いてチップアップする。ボールのやや後方、かつボールのサイドに足を置くと、キックに少し空気を入れることができるが、パワーは少し落ちる。
5. 蹴り足を前方に振る。キックのパワーは腰から出る。もう片方の足をボールの横に置くとき、蹴り足は後ろに倒し、ボールとコンタクトするために、同時に前に伸ばして振る。

   • あなたの足とボールをつなぐ磁石が、接触するまで蹴り足をどんどん引き寄せていくのを想像してください。
6. シュートは足の甲を使い、パスはサイドを使う。サッカーボールを蹴るときも、キックボールを蹴るときも、基本的なテクニックは同じかもしれないが、目的に応じて足の部位を使い分ける必要がある。足の甲の紐を使い、つま先を下に向けるとパワーを出しやすくなる。

   • パワーを求めるなら、足の一番硬い部分、靴紐のすぐ脇の縫い目でボールを蹴る。つま先を向け、足の甲でボールを打つ。
   • 正確さを求めるなら、足の甲を使う。足首を少し横に回転させ、足をマレットのように使い、足の横のアーチで打つ必要がある。
7. フォロースルー。ボールを打ち抜き、蹴り足を伸ばし、つま先をボールの先に向ける。ボールを強く打つときは、ボールを突き刺すのではなく、フォロースルーで蹴ることが大切だ。

   • ボールを打ち抜くようなイメージで蹴るか、実際に蹴っているボールとは反対側を蹴る。
   • キックの種類やパワーにもよるが、前方に少しホップして勢いに任せて蹴り足で着地することもあれば、ホップアップして蹴り足で着地することもある。

方法2

ボールをパントする

1. パンチに適した種類のボールを使用する。パントでは、ボールを拾い上げては落とし、高く遠くへ蹴り上げます。サッカーやフットボールなどのスポーツでよく行われる。サッカーボール、ラグビーボール、アメリカンフットボールなど、ボールを拾って落として蹴るパントには、このテクニックを使いましょう。

   • メディシンボールや重りのついたボールなど、特に重いボールをパントしようとしないでください。このテクニックで重すぎるものを蹴ろうとすると、足首をひねったり、足を痛めたりする可能性がある。
2. 腰の高さでボールを持つ。ボールを拾い上げ、腰の高さあたりで構える。パントとは、ボールを遠く高く運ぶことであり、サッカーではボールポゼッションを移したり、ボールをフィールドの上に送ったりするのが一般的である。がんばらなくてもボールは遠くまで飛んでいくので、ボールを蹴るスペースを十分に確保しよう。

   • 決して高いところからボールを落としたり、ボールを投げてから蹴ったりしてはいけない。ボールは両手でそっと持ち、腰の高さくらいで体から楽に離す。
3. 蹴り足で最初の一歩を踏み出す。基本的なパントのステップは2歩だけです。ほとんどの試合では、数歩以上のスペースはないので、すべての動きをかなり小さなスペースに凝縮することが重要である。正しくパントするには、フルストライドでステップを踏み、蹴り足から始める。
4. もう一方の足を踏み出し、蹴り足をコックする。最初の一歩を踏み出したら、仕込んでスイングする準備が整ったことになる。蹴り足でない方の足を地面につけ、曲げたままバネの準備をする。ボールから目を離さず、正しくボールを打つようにする。他の選手や周りで起こっているゲームプレイを見てはいけない。ボールだけに集中する。

   • キックの膝を曲げ、足を後ろに引いてボールを打つ。キックのつま先は尖らせておく。
   • この動作のとき、ボールを体からまっすぐ伸ばす。完全にできるようになるには練習が必要だが、ほとんどの人は、ボールを落として完璧にコンタクトするために、腕を伸ばしきる必要がある。
   • キッカーによっては、パワーを出すために足を固定する人もいれば、ボールを正確かつ確実に打つために膝を曲げる人もいる。両方のパント方法を試しながら練習し、自分に合った感覚をつかんでください。
5. ボールを真下に落としたら足を上げる。足を踏み出したら、蹴り足を前に振り出す。足が振り出し、ボールに向かって真上に上がってきたら、同時にボールを真下に落とす。前に投げ出したり、投げ上げたり、スピンをかけたりしてはいけない。できるだけ静かにまっすぐ落とす。

   • 長方形のボールを蹴る場合は、ボールの先が自分の体に垂直にならないように、まっすぐ後ろに向くようにしなければならない。
6. フォロースルーとホップ。足がボールに接触したら、そのまま弧を描くように足を前に振り上げ、キックの動作を完了させる。つま先をボールが飛んでほしい方向に向ける。(練習＝完璧！）。

方法3

ファンシーになる

1. 足の外側で蹴る。素早くフェイクアウトするには、足の内側ではなく外側を使ってボールを逆方向にスライスする。これはサッカーでよく使われるトリックだ。

   • 足首を曲げてつま先を足の裏側に向け、足のアウトサイドエッジでボールを打つ。ボールを打ったら、足をまっすぐ伸ばして反対方向にボールを飛ばす。
2. ヒールキックを試してみよう。これはボールを地面から蹴り出す最も実用的な方法ではないかもしれないが、回転するヒールキックをすることで、友達とふざけているときに素晴らしいフェイクアウトができる。コントロールは難しいが、練習すればほとんど毎回正確にボールを打てるようになる。

   • 地面に置かれたボールに向かってステップを踏みながら、蹴らない方の足を普段とは反対側に置き、体をひねりながらボールを蹴る。蹴り足を振り回し、かかとでボールをとらえる。右足なら時計回り、左足なら反時計回りに回す。
3. レインボーキックを試してみよう。虹は、派手なサッカーのフットワークの基礎の1つである。本当に上達したいのであれば、虹のような技を繰り出せば、チームメイトに好印象を与えることができる。試合で使う理由はあまりないが、相手チームの前で練習するには威圧的な方法だ。

   • ドリブルをしながら、蹴り足でボールの前に出て、かかとでボールを止める。蹴らない方の足の甲を使って、ボールをかかとに引っかける。両足でホップステップをし、ボールを頭の上に上げて体の前に戻す。
   • キックのホップとパワーを適切な大きさにして、思い通りにボールを飛ばすには練習が必要だ。最初は静止した状態で練習し、徐々にスピードに乗せて練習しよう。
4. バイシクルキックは、サッカー界で最も華麗なシュートのひとつになる。後ろ向きパントのようなもので、ボールの進行方向に背中を向けて行う。バイシクルキックを成功させるには、体を後ろに傾け、軽く仰向けに倒れながら、蹴り足を上げてキックを蹴る。倒れ込みながら頭の上でボールを打つと、ボールは後ろに飛んでいく。

   • 仰向けになって怪我をしないように、また後頭部を地面に強く打ち付けないように顎を引くなど、細心の注意が必要だ。柔らかい芝生の上で、細心の注意を払って行うこと。

この記事は、CC BY-NC-SAで公開されている「 How to Kick a Ball 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。