ミッシング・カード・イリュージョンの演じ方

デビッド・カッパーフィールドに憧れたり、退屈な社交の場にちょっとしたマジックを持ち込めたらと思ったりしていませんか？あるいは、カードマジックを一通り覚えたけれど、マジックショップでお金をかけずにレパートリーを増やしたいと思っているかもしれません。そんなあなたに朗報です。一般的なデックとちょっとした手品があれば、人を驚かせ、喜ばせるイリュージョンを演じることができます。

その1

デックの準備

1. 標準的なデックを用意します。このイリュージョンのために特別なデックを購入する必要はありません。ただし、4つのスート（スペード、ハート、ダイヤ、クラブ）がすべて揃っていて、少なくとも3種類のカード（5、6、7またはジャック、クイーン、キングなど）が入っていることを確認してください。
2. カードを選びます。イリュージョンを説得力のあるものにするには、3枚の連続したカード（例えば、ジャック、クイーン、キング）を使うべきです。選んだカードについて、4つのスートすべてを引き出します。上記の例であれば、次のようになります：

   • ジャック♥ジャック♦ジャック♠ジャック♣.
   • クイーン ♥ クイーン ♦ クイーン ♠ クイーン ♣.
   • キング ♥ キング ♦ キング ♠ キング ♣.
3. カードを6枚ずつ2組に分ける。どちらのセットも順番(例：ジャック、クイーン、キング)に従い、赤と黒のスートを含むようにする。上記の例では、次のようなセットとなるが、この順番どおりである必要はない：

   • セット 1: ジャック♦(赤), ジャック♠(黒); クイーン♥(赤); クイーン♠(黒); キング♣(黒); キング♦(赤)
   • セット2：ジャック♥（赤）、ジャック♣（黒）、クイーン♦（赤）、クイーン♣（黒）、キング♠（黒）、キング♥（赤）
4. セット 2 のカードを 1 枚除去する。どのカードを選んでもよい。そのカードは見えないところに隠しておく。イリュージョンの間、二度と使う必要はありません。
5. 錯視の準備セット1をシャッフルして、6枚のカードをあなたの前に置きます。裏向きに重ねたままでも、広げたままでも構いません。観客が最初に見るのはこの6枚です。
6. セット2を隠します。残りの5枚をシャッフルしておきます。このセットは、イリュージョン中に簡単に手が届くが、見えない場所に置く必要があります。長袖を着るか、ポケット付きのズボンを履くとよいでしょう。

その2

イリュージョンを演じる

1. イリュージョンを演じる人を選びます。
2. セット1のカード6枚を表向きに相手の前に並べます。カードを触ってもらったり、裏返してもらったりして、本物であることを確認してもらいます。

   • 安心感を与えようとしているのですから、笑顔で「どうぞ、カードを見てください。必要なだけ時間をかけてください！"
3. カードを選んでもらいます。どのカードを選んでもいいですが、指差したり、触ったり、どのカードを選んだか私に示したりしないでください」と前置きしてください。

   • より安心感を与えるために、彼らがカードを選んでいる間、あなたが目を閉じていてもよい。
   • 選んだカードを友達にささやくように促す。
4. カードを受け取る。相手が選択したことを示したら、カードを拾い上げ、裏向きにきれいに積み重ねます。
5. カードの選択に集中するよう促す。OK、選んだカードに集中してください。一生懸命集中していますか？それに対してうなずいてもらう。それから、「どのカードを選んだか、あなたの心を読みますから、集中してください」と言ってください。

   • 相手が集中している間、自分も相手の心を読もうと一生懸命考えているように振る舞ってください。
6. 気をそらす。このイリュージョンで最も難しいのは、気晴らしを作ることである。あなたは気づいていないかもしれないが、脳には2種類の注意がある。 ひとつは集中に関係するもので、もうひとつは不意打ちに反応するものだ。マジシャンは、この2種類の注意力を使い分けることで、あなたを騙すのだ。他に何もない状態で、あなたは手品から完全に、そして絶望的に注意をそらされる。

   • 注意をそらす方法として、長袖のシャツを着てテーブルの後ろに座るという方法がある。両手を劇的にテーブルに投げ出し、見えているカードのセットを覆います。両手をテーブルの上に置く過程で、隠れているカードを袖から出し、テーブルの上、そして手の下へシミーする。
   • その後、2枚目のカード（元々袖に隠れていた）をテーブルの上に置いたまま、最初に見えていたカードのセットを素早く膝の上に掃き出します。
7. 枚目のカードを見せます。カードを1枚ずつゆっくりめくり、表向きにしたまま、ちょっとしたファンファーレを起こします。自分のカードがまだそこにあるかどうか見てみましょう。
8. 相手に自分のカードが見えるかどうか聞いてみましょう。それで、あなたのカードは見えますか、それとも消えてしまいましたか？"と確認したくなるでしょう。マジックのように、相手は自分が選んだカードが実際に消えてしまったことに納得するはずです！

この記事は、CC BY-NC-SAで公開されている「 How to Perform the Missing Card Illusion 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。