アルティメット・フリスビーの遊び方

アルティメット・フリスビーは、アメリカンフットボール、サッカー、バスケットボール、そしてみんなが大好きなビーチスポーツ、フリスビーのディスクを投げるという最高の要素をすべて兼ね備えている。しかし、アルティメットにはのんびりとした雰囲気はない。激しく、テンポが速く、戦略的なアルティメット・フリスビーのゲームは、他では味わえないものです。アルティメット・フリスビーの簡単なルール、ゲームの進め方、チームが勝つための戦略の立て方などをご紹介します。

パート1

ルールを学ぶ

1. 適切な競技場を見つける。アルティメット・フリスビーをプレーするには、少し広めのスペースが必要です。従来はサッカーやフットボールのフィールドでプレーされてきましたが、アルティメットフリスビーは、少なくとも70ヤード×40ヤードの広さのあるオープンフィールドでプレーすることができます。規定のアルティメットフリスビーでは、エンドゾーンの奥行きは20ヤードです。

   • あなたのスペースに合わせましょう。裏庭でプレーする場合は、広さを測る必要はありません。庭の両端に2つずつエンドゾーンを設け、各チームにテリトリーを与え、プレーを開始します。
2. 2チームに分かれる。アルティメット・フリスビーはチームスポーツであるため、プレーするには少なくとも両チームに一握りのプレーヤーが必要です。仲間を均等に2チームに分けましょう。

   • プレーヤーの絶対的な最小人数は4人で、1チームあたり2人ですが、それでは難しいゲームになります。アルティメット・フリスビーは、通常、片側5人から7人が最適です。
   • アルティメット・フリスビーのレギュレーションでは、各チームに7人ずつプレーヤーを配置するが、プレーヤーの数は何人でもかまわない。得点後の選手の交代はいつでも可能である。
3. 正しい種類のディスクでプレーする。アルティメット・フリスビーは、どんな種類のフリスビーでもプレーできますが、一般的には、古典的なレクリエーション用ディスクの少し重いバージョンでプレーする方が簡単でお勧めです。ビーチフリスビーに比べ、パスや飛距離のコントロールがしやすくなります。

   • アルティメットフリスビーでは、175gのフリスビーが推奨されており、スポーツ用品店で広く販売されています。ディスククラフトのウルトラスター175は、USAアルティメット・チャンピオンシップ・シリーズのオフィシャル・プレーイング・ディスクです。
4. プレーの進め方サッカーやアメリカンフットボール、ラクロスなどのゴールをベースとするスポーツと同じように、各チームは1つのエンドゾーンを守り、相手のエンドゾーンで得点を狙う。ゲームの目的は、チームメイトにパスを出してフリスビーをフィールドに移動させることである。

   • フリスビーを保持しているプレーヤーは移動することはできず、10秒以上保持してはならない。他のプレーヤーはフィールド内を動き回り、パスのチャンスをうかがう。
   • パスがドロップされたり、アウトオブバウンズになったり、インターセプトされたりした場合、プレーはその地点で防御側のチームに引継がれる。
   • 一方、フリスビーを保持していないチームは、ディスクをインターセプトするなどして、保持しているチームのパスを妨害しようとする。
5. 詳しくは、お住まいの地域のリーグを探してみてください。非公式にプレーする方法を知っている人を十分に見つけ、定期的に試合を行うのは難しいかもしれない。そのため、アルティメット・フリスビーの戦略やテクニックを学び、プレーを楽しむには、地元でリーグを見つけるのが一番です。

パート2

ゲームをプレーする

1. コイントスの勝者にフリスビーを投げます。偶数の2チームに分かれ、基本的なルールを確認した後、どちらのチームがポゼッションから始めるかを決めます。これは、コインを投げるか、フリスビーを裏返すか、または他の好きな方法で行うことができます。

   • 相手チームは自陣のエンドゾーンに立ち、アメリカンフットボールでボールを蹴り飛ばすのと同じように、ディスクを空中に投げて誰かに掴ませます。これは、得点が入るたびに行われる。
   • 引き手は、全員が準備できたことを確認してから、フリスビーを相手のグループに向かって高く投げます。引き手のチームメイトは全員、すぐに相手に向かって走り、ディフェンスを開始する。
2. パスを成功させて得点する。相手のエンドゾーンにパスを成功させると得点となる。得点した時点で、ディスクの所有権は得点されたチームに変わる。フリスビーを持っているチームは得点を狙い、相手チームはプレーを妨害してフリスビーを奪い、得点を狙う。

   • プレーヤーがエンドゾーンに立っている他のプレーヤーにフリスビーをパスし、そのプレーヤーがキャッチに成功すれば得点となる。その時点でプレーは終了し、防御側のチームがフリスビーを受け取る。
   • 交代は、得点後、相手チームがディスクを所有するまでの間に行うことができる。
3. 相手側プレーヤーと接触してはならない。相手チームのプレーヤーと物理的に接触することは違法である。アルティメット・フリスビーでは、ピック、スクリーン、その他の妨害プレーは禁止されている。ディフェンダーは、バスケットボールと同じように、相手チームを妨害し、ガードすることが重要であるが、実際に接触することはない。

   • フリスビーを保持しているプレーヤーをガードしているディフェンダーは、通常声を出して10数える。10秒間の反則を取り締まるのは、このディフェンダーの仕事である。
4. 15点までプレーする。通常、アルティメットフリスビーのゲームは、一方のチームが15点を取った時点で終了となるが、時間の制約やゲームに対する希望に合わせてこのルールを変更することができる。通常、15点までのゲームは1時間半もかかるので、そんなに時間がない場合は、7点か10点まででプレーするとよいでしょう。
5. 自分自身を守る。アルティメット・フリスビーは独特のアナーキーな競技です。レギュレーション・プレーであっても、プレーを管理する審判やラインジャッジはいない。ファウル、ポイント、争いはフィールド上で両チームが解決する。アルティメット・フリスビーは、誠実さと善意を必要とし、信頼と楽しさのゲームとなる。

   • 時には「オブザーバー」が使われることもある。オブザーバーは、両チームに属さない客観的な立場の人であり、時間の記録など細かい手続きを行うために使われる。

パート3

戦略の使用

1. アルティメットをプレーする前に、上手に投げる練習をしましょう。フリスビーを正しく投げるには、人差し指と中指をディスクの下、リップの近くに置く。2本の指を丸めてしっかりと握り、投げる手側に体をひねる。利き足で一歩前進し、体のひねりを解く。正面を向いたら、手首をフリフリしてディスクを放し、ディスクを飛ばしたい方向に向ける。フリスビーは地面と平行に保つ。
2. ゲームが上達するにつれて、より高度なスローを学びましょう。上達するにつれて、練習次第でより複雑な投げ方を身につけることができます。人差し指と中指をディスクの下に入れ、親指を上に置く。人差し指と中指を丸めてはいけない。どんなボールでも投げるように、ディスクを頭の上に上げ、ディスクの角度を頭の方に向ける。ディスクの角度が50～55度くらいになるようにする。その角度を保ったまま、ディスクを前方上方に投げる。ディスクは数秒間地面と垂直に飛び、逆さまに反転して地面にふわりと浮くはずだ。この投げ方は、キャッチするのが少し難しいが、激しいディフェンスに有効である。

   • サイドアーム・トスを試してみよう。人差し指と中指をディスクの下に置き、ディスクのリップに当てて丸める。親指を上に置く。体をディスクの方に少しひねり、手首を弾いてディスクを離す。このとき、手を体の方にひねるようにして投げると、ディスクが飛ぶのに十分な回転をかけることができる。この投げ方は、相手選手にディフェンスされているときに非常に有効ですが、練習が必要です。
3. 素早いパスを出す。アルティメット・フリスビーが上手なチームと、ただ遊んでいるだけのチームの違いは、パスのスピードにあります。チームメイトと素早く、キレのある正確なパスを出し、ディフェンスのバランスを崩さないようにフィールドを素早く移動する練習をしよう。フリスビーをキープする時間は10秒ですが、5秒以上キープする選手は稀です。

   • フィールドの隅々まで打ち上げる「ヘイルメアリー」パスは心配しなくてよい。このようなパスは確率が低く、ロングポイントのチャンスになるよりも、ピックになることの方が多い。
4. 素早いチームメイトをパスに走らせましょう。止まっているプレーヤーに直接パスを投げるのは、フリスビートスをディフェンスに拾われ、ポゼッションを失う良い方法です。それよりも、チームメイトをリードし、オープンスペースにパスを出し、チームメイトがディフェンスを振り切ってフリスビーを走らせる練習をしよう。これは、ポゼッションをフィールド下に移動させ、テリトリーを確保する、より効果的なテクニックである。
5. 焦ってはいけない。絶好のチャンスがない限り、フリスビーをつかんですぐにフィールドに突進する必要はない。すぐに得点することではなく、確率の高いパスを出し、ディスクをコントロールすることに集中しましょう。フリスビーを持ったら、それを所有すること。キレのある正確なパスを出し、少しずつフィールドを移動してテリトリーを獲得する。

   • サッカーのように、ディスクを持っていればどの方向にも動ける。再編成してフィールドをコントロールするために、何度か後方へパスを出す必要があれば、そうしよう。一般的には前に進み、後ろに下がらないようにしたいものだが、戦略を立てるには良い方法かもしれない。
6. オープンスペースに移動する。フリスビーを持っていないときは、常にオープンスペースに移動し、オープンになることを狙う必要がある。広がって。カットを決め、ディフェンダーをかわし、ハッスル、ハッスル、ハッスル。

   • カットでは、平行に動くのではなく、ディスクを持っているプレーヤーの進路を横切るような短いルートをとる、クロスのパターンを身につけよう。こうすることで、より高い確率でパスを出すことができ、ディスクをコントロールしやすくなる。ディスクを持っているプレーヤーにより多くの選択肢を与えることができる。
7. パターンルートを練習する。バスケットボールやサッカー、あるいはほとんどすべてのチームスポーツと同じように、特に得点パターンに入ったときに、いくつかのプレーを想定しておくことが重要だ。派手な名前をつけるにせよ（「フライングVオンワン、オンワン！」）、ただダウンローで走らせるにせよ、あらかじめ描いたパターンでオフェンスを動かすことは、ディフェンスを翻弄し、ゲームを優位に進める良い方法です。

   • ポゼッションしている選手がどのようなルートを走りそうかを知っていれば、パスはオープンスペースに行き、選手に走らせることができる。
8. ディフェンスの選手同士をマークするディフェンスをする場合、マークアップの最善の方法は通常「マンツーマン」であり、1人の選手を試合中マークアップし、接着剤のようにくっつけることだ。ディフェンスは、バスケットボールとサッカーを組み合わせたようなプレーで、腕を使ってガードしているプレーヤーのシュートを妨害したり、パスをピックオフしたりする。

   • ディフェンスは、オフェンス側の選手にバブルを与える必要がある。ディスクを持っているプレーヤーに物理的に触れるほど近づいてはいけない。覚えておこう：接触禁止。
   • ディフェンスの選手と一緒に走っているときは、フリスビーを探すのではなく、選手の腰を見るようにしよう。プレーヤーとディスクを持っているプレーヤーの間にいることで、プレーヤーからディスクを奪うチャンスを作ることができる。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開されている「 How to Play Ultimate Frisbee 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。