レーシングモディファイ

レーシングモディファイはGTシリーズ特有の要素の1つである。一部作品（3，4，6，番外編）ではできないが、GTシリーズ(主にPS1世代)での恒例となっている。略称はRM（アールエム）。

グランツーリスモでは市販車をベースに架空のレーシングカー（TTでは実際のチューニングメーカーによる車両）に仕立てあげることができ、その機能をレーシングモディファイと呼ぶ。

ゲーム内での扱い・シリーズ内の流れ[]

GT1、GT2ではほとんどの車種にRM車両が用意されていた。しかし3、4になるとプラットフォームが変更され（PS1→PS2）、容量拡大からくる車種の増加、グラフィックの向上にともないRM車両の用意が追いつかなくなったのか、PS2のGTにはレーシングモディファイは存在しない。

次にこの機能が復活したのはGT5である。しかしこの作品でRMを施せるのはプレミアムカー13車種のみと、1000車種以上が収録されている当作品にはあまりに少なかった。その後GT6ではレーシングモディファイ機能は削除されたが、5で可能であった車両については施工前と施工後の車両がそれぞれディーラーに並べられ、施工後の車両には車種名の後ろに「ツーリングカー」や「レーシングモデル」といったジャンル名がつけられ区別された。

主な効果[]

上記の通り大幅な軽量化に加えてダウンフォースが調整可能になり、安定性が向上する。実際施工前と施工後ではコーナーリング速度が目に見えて変化する。特に1ではベース車とチューニング次第では下手なスペシャルモデルよりも速いマシンに仕上がる。同時にカテゴリーが「チューニングカー」から「レーシングカー」(スペシャルモデル扱い)になる為レーシングカー禁止のレースには出場出来なくなる。

システムの弱点[]

レーシングモディファイは市販車をレーシングカーに改造するという名目ではあるが、内部的には市販車仕様の3Dモデルとレーシング仕様の3Dモデルの2パターンを用意する必要があり、全車種にこの機能を適用させると2倍（実際は元々レーシングカーの車種などには必要ないため1.5~1.8倍程度であるが）の台数が必要になるという弱点があり、今日のクオリティーでは実装するために莫大な時間と容量が必須なため、実質この機能はPS1程度のゲームでなければ非現実的である。しかしながら、レーシングモディファイの削除を嘆くプレイヤーもまた多い。そればかりかスペシャルモデルが用意されてない車種はレーシングモデルが消えたのも同然である。4では実在系のサーキットが多く収録(サルトサーキットも含む)されているだけに尚更残念である。

なお、レーシングモディファイを施したからと言って実在したレーシングカーのスペックを再現する訳ではない。軽量化の効果次第で実在のレーシングカーよりも軽くなったり重くなったりする事も多い。特に車重が劇的に軽くなる1では一例として直列4気筒2リッターNAエンジンではフルチューンで340ps前後しかパワーアップしないが実際にはパワーウェイトレシオが2.5を下回っていたりする。コレは当時のGT500とほぼ同等の動力性能を持つ事を意味する。

登場作品[]

• グランツーリスモ
• グランツーリスモ2
• グランツーリスモ5
• ツーリストトロフィー

関連リンク[]

• GTオート
• チューニング

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