大N市名鑑１５１～２００

.151
『？？？/美浜田暖子』
第三支部支部長補佐。かつて厳格なエージェントだった。
しかし現在は完全にゆるふわ化している。
なんでも有事の際に高負荷の計算を行えるよう、普段は脳を休めているらしい。

.152
『ネバーエンド・サンライズ/久世公崇』
第三支部の尋問官（穏健派のため、実態はほとんど交渉官）。
"崩落戦"時に下半身不随となりながらも、第三支部に封印していた旧日本軍残党の核不発弾をエネルギーに転換し戦い抜いた。現在は前線を退いている。

.153
『マスターバスタード/-』
"イエロージャケット"や"私生児"といった生物兵器の開発に長けたFH"アラボト"セルリーダー。
その真骨頂はおぞましいほどの低コスト化、量産性向上にある。
その他は凡庸そのもの。自身が行う生命の冒涜に耐え切れず精神を病んだ。

.154
『コンキスタドール/-』
"崩落戦"に参加した巨大コングロマリットセル"エルドラード"のセルリーダー。
"崩落戦"の失敗、"第二次崩落戦計画"の頓挫などにより進退窮まっていた。
なにを犠牲にしてでも成り上がろうとする上昇志向の化身のようなジャーム。

.155
『荒天龍/-』
世界各地に出没するという都市伝説じみたFHの一員。
千年生きた、五感を閉じた末に第六感に目覚めたなどと嘯く白兵戦の達人。
他人の精神活動や生き様を手軽な娯楽として消費するのが趣味であり、
興味を引く相手を見に行ってはすぐ飽きて残殺する。

.156
『ガブリエラ/无号・戌亥・百合子』
无号計画の成功例である辰巳十三をもとに設計された"呪い"の无号。
"マスターバスタード"により、西洋人を素体に復活した。
感情が芽生えたてのうえ長い間休眠していたため、現代社会に全く適応できていない。

.157
『ピュートリッド/川島 公治』（PL:ハーゴンニンジャ）
殺人鬼ジャーム"五月兎"を追って隣の市からやってきたUGNエージェント。
自分の影から小型の害獣の群れを作り出す。
日頃の不摂生から複数の成人病を疑われているが、ここ数年は健康診断もさぼっている。

.158
『鷲の爪（ラプタークロウ）/上尾ハナ』（PL:紅井寿甘）
星辰館のイリーガルの保護のため、潜入しているUGNチルドレン。
両脛に展開式ブレード、両手にブレードの四刀流で踊るように戦う。
燃費が悪く、常に何かを食べている。口数は少ないが割と顔に出てしまう性質。

.159
『〝五月兎〟/-』
〝刺青の男〟から接触を受けたキュマイラ能力者。
接触によりハヌマーン由来の加速能力と、暴力への自制心の喪失を得た。
〝刺青の男〟の求める能力は得られなかったようで、代わりになりそうな者を連れてくることを条件に更なる覚醒を約束されていた。

.160
『〝刺青の男〟/-』
〝蜥蜴〟とも呼ばれる超自然存在じみた男。
祝福者。あるいは呪いそのもの。鷹村颯希の仇敵。
オーヴァードの前に無造作に現れては、新たな能力と抗いがたい衝動を与える。
現在はN市に潜み、闇の帳に隠れ陰謀を弄ぶ。

.161
『ドグマ95/九重 いつき』
N市での防衛イニシアチブ奪還を目論む防衛隊により、潜入工作員に抜擢された〝ストレンジャーズ〟隊員。
正義や善性を尊ぶ心と、目的の為に手段を選ばぬ冷徹さを併せ持つ。
極端な童顔と歯に衣着せぬ幼さから、意外と実年齢がバレない24歳。

.162
『エヴィデンス/-』
〝刺青の男〟の友人。
FH製耐熱戦闘服と溶接ヘルムを改造したスーツを纏い、R犯罪の痕跡や敗残者を抹消すべく暗躍する。
表の顔は市内の私立女子高への転入生。自称恋多き女。
趣味はデートムービーの撮影。彼氏からの贈り物は大切にするタイプ。

.163
『スパークル/本郷みかん』
夢見がちだが気の強い少女。完全な賢者の石適合者候補の一人。
かつて、“世界の結び目”と呼ばれるEXレネゲイドをめぐり、あるFHセルと戦いを繰り広げた。
愛嬌のある顔には、いつも生傷と笑顔が絶えなかった。

.164
『オールド・メイジ/ルイス=クロウ』(PL: EXst)
過去に第六支部の支部長を務めた英国人。
崩落戦を機に席を譲り国外の支部へ移るが、N市の現況を聞き副支部長として復帰した。
古書を常に携え、魔法使いを名乗る。

.165
『-/巫女神』
死者すら甦らせる力を持つ、『癒す』ことに特化したレジェンド種のＲＢ。
自身を定着させた人間の欲によって、摂理や倫理を無視した『癒やし』を繰り返しジャーム化。
結果として、大Ｎ市に大量の潜在的ジャームを発生させるに至った。

.166
『-/志藤岳』
レネゲイド災害に巻き込まれた男。『癒し』の力を持つＲＢが生まれるきっかけを作り、その力を自身の欲を満たすために利用した。
とある事情から放置することが不可能だったため、現在は記憶処理された上でＵＧＮの監視対象となっている。

.167
『-/嘉納のぞみ』
ＲＢの手によりジャームとして蘇生し、両親を殺害した少女。
10歳まで生きられないと言われていたが、ジャーム化すると同時にそれらの疾患は克服された。
現在は事件当時の記憶を無くし、ＵＧＮの研究機関において、保護名目で預かりの身となっている。

.168
『フリートウッド・グラス/柊樹』(PL:TKAZ)
チルドレン上がりのUGNエージェント。非出動時はイリーガル等との渉外を務める。
悪いのは人相と食事の嗜好(激辛マニア)だけ。ナノ分子サイズの異星植物の種子を散布し敵の体内で発芽、瞬時に成長させる。

.169
『サンクチュアリ/薊奏』(PL:しお)
年の割に落ち着いた雰囲気を受けるUGNチルドレンの少女。
組織に拾われた当初は心を閉ざしていたが、友人との出会いによって徐々に心を開いていった。
ウロコフネタマガイのキュマイラ因子を持ち、防御に関しては大人に引けをとらない。

.170
『ワゴン・テラーズ/薬師院 小夜子』(PL:ハシブトガラス)
後方支援に特化した第八支部所属の女エージェント。
"Ｖ・Ｂ"というジャームと交戦したトラウマから酷く臆病。
一人で寝るのが怖いからと、支部員だろうが一般人だろうが女性を良く口説く。

.171
『夜叉姫/興津和沙』(PL:中村)
高校デビューに失敗した女子高生。
あまり努力せずに複数の男どもにチヤホヤされたいという願望を持ち漫研に入ったが、
生来の粗暴さと同期部員の黒川梓のあまりの女子力の高さによりその野望は儚くも砕かれた。

.172
『ヘックスヘイズ/貴崎世怜』(PL:みつ)
とある地方の呪術師一族"貴崎"の血を引くオカルト専門トラブルシューター(元女子大生)で、
重度のヘビースモーカー。結構なブラコン。大N市内で小さい事務所を持っている。

.173
『タチカゼ/網代千之助』
第1地区で古物商店「あじろ屋」を経営する怪しげな男。
先代の第二支部長補佐であり、現在は組織を離れて市内のRアイテムの動向に目を光らせている。

.174
『アスピック/黒川梓』
学園全体にその名を轟かせる星辰館高校漫画研究部の「姫」。
生まれついての天然あざとムーヴで遍く人々を魅了する黒髪眼鏡っ子。
某男子生徒曰く、『星辰館女神十二天王・「姫」の黒川』。

.175
『アロガント/虹咲聖』
第1支部顧問であり前第1支部長。
一族の秘伝「龍髄」の効力を世に示し、名声と富を得ることに執心する傲岸な俗物。
しかし戦闘能力については無類であり、負傷で前線を退いた現在でさえ一般的なエージェントの水準を遥かに上回る。

.176
『フラウ・ヴァイス/櫻井天弦』
「崩落戦」に関与した7つのFHセルのひとつ、「アキツミカミ」のセルリーダー。
戦いによって大打撃を受けた後、部下と共に市内に潜伏し再起の機会を伺っていた。
あらゆる物質を自在に同化、操作するハイレベルなエグザイル能力者。

.177
『因果夜船 (シンギュラルアーク)/雨堂聖理』(PL:馴染)
星辰館高等部二年生で、N市第七支部管理下のUGNイリーガル。
クールな第一印象、親しい者に見せる少女らしさ、信念を貫く激烈さを併せ持つ。

.178
『ノーヴェ/-』(PL:クオンタム)
元FH所属の戦闘用アンドロイド。イタリア語で"9"を意味する"ノーヴェ"のコードネームを持つ。
生体部品4割・機械部品6割で構成されており、サイボーグに近い。見た目は18歳前後の青年。

.179
『摩那斯（マナスヴィン）/ガネシュ・カルキ』(PL:ファサズ』
浅黒い肌に端正な顔立ち、話す日本語は若干たどたどしいが、その態度は王侯貴族のように紳士的。
大N市星辰館大学理学部に席を置く、ネパールからの留学生。
同時に同市第七支部に所属するエージェントの一人。

.180
『Bellissima/遠里悠』(PL:ぽぽ)
マダムベリッシマと呼ばれる歓楽街の顔役。
性別は男性でN市の夜を守る第11支部長。
所属するエージェントはホストやバーテンダーなどカヴァーとして夜の顔を持つ者が多い。
自身もクラブなど幾つかの店舗を経営している自称「デキる女」。

. 181
『ETBキャラクタ/成田晴史』
N市第七支部長。眼鏡にスーツ姿のインテリ然とした外見だが、苛烈な気質で知られ、支部を力で支配する暴君。
湾岸工業区の工場監査任務を主に担当。機械化兵を相手に生身で格闘し、制圧する。
N市の大半の支部長を嫌っている。

.182
『-/藤江祐介』
恭英大学佐久間研究室において地質学を学ぶ、気弱で自信に乏しい大学院生。
親元を離れて大学院に通っていたが、N市内での就職が決まり、同市内に暮らす恋人と婚約を交わしていた。
成績はごく平凡。鉱物の収集が趣味だが、そちらにおいても平凡なコレクター。

.183
『ライトニング・フォー/グワイヒア』
FHツイーザーセルの機械化兵シリーズ、“ライトニング”の一体。
高速飛行能力及び、自在に遠隔操作可能なビット兵装を戦闘機能に有する。
四年前に組んでいたエージェントが名付けた“グワイヒア”の名に愛着を持ち、そう名乗り続けている。

.184
『-/嶋倉則夫』
“无号計画”に携わった研究者の一人。階級は技術少尉。
同計画の研究者の多くと同様、研究継続のための不老化医療を自らの体に施している。
ショウジョウバエの因子を持つキュマイラ。群れ単位の世代交代を繰り返して、思考の連続性を維持することが可能だった。

.185
『サーヴァント/C・エイス』
N市第七支部長補佐。執事服に身を包んだ、長身の女性。
情報収集をはじめ支部員のサポートを細やかに行い、誰に対しても慇懃に接しているが、
全てを見下すような侮蔑を隠そうともしない。
第七支部就任以前の経歴は一切不明。契約悪魔を自称する。

.186
『ストリゴイ/-』
ストライプ模様の長いソックス、黒髪に赤眼が特徴の、奇妙な雰囲気を纏う男性。
セルに属さない、“荒天龍”個人配下のFHエージェント。
レネゲイド拡散以前から生き続ける真祖の一人であるとされており、死者の血から“死の記憶”を辿る絶大な異能を有する。

.187
『百十号/-』
“エンプティ・ハート”の前駆型“格子状心臓”を用いて、膨大量の人体部品を統合した“无号計画”の生体兵器。
物理的な破壊能力はあくまで実体に付随する防衛機能であり、本質は都市一つ分の人々の呪いを“神”へと結線する、呪術的な特攻兵器であった。

.188
『アザレア/泉透乃』
目撃者の記憶をも改竄する認識欺瞞能力と、ワーディングによって検出されない“スリーパー”体質により、
完全な潜伏と暗殺を可能とする、邪悪なFHエージェント。
四年前の“崩落戦”当時の残忍な犯行は、敵味方問わず多くのエージェントから恐れられていた。

.189
『アリス・ポジション/七扇・テレジア・絵麻』(PL:すらい)
退魔の家系に属する神秘狩りの女性。ドイツ人のクォーター。
見た目は外国人然としているがその実海外で過ごした経験が無く趣味も和風に近いかなりのジャパニーズ。

.190
『ゲダニア/壬生墨佳』(PL:DT)
第十一支部所属の、情報処理担当のチルドレン。
直接戦闘能力は低いがそれ以外は万能と嘯く精鋭。
尊大な自信家であり、芝居がかった口調を好む。
ヤニを時間圧縮経過させることで琥珀を生成するという、独特の能力を駆使する。

.191
『ハーツイーズ/嬬恋七瀬』(PL: scatter)
UGNエージェント。性別不詳、中性的な容姿で男女問わず不特定多数と交際している。
一見すると非常に愛想がいいが、実際の性格は最悪。
素では非常に口が悪い。恵まれた容姿と戦闘能力を自己承認手段としている。

.192
『Return of drunk（帰ってきた酔っ払い)/加茂下御喜』(PL:MAO)
“崩落戦”後、第九支部に潜り込んだ酔っ払い。
見目もスタイルも悪くないが、酒臭さと言動で台無しになっている。
常に酔ってるのはエフェクトの副作用。と本人は主張している。

.193
『リシデヴィスト03/真白』
FHセル「コピーキャット」で育成されていた実験体であり、「リシデヴィストプロジェクト」という計画の被験者。
現在の環境を抜け出すためにUGNへ投降した。
大人しく聞き分けがいい性格だが、意思は強い。現在は第九支部で保護されている。

.194
『リシデヴィスト02/-』
真白と同じ、コピーキャットセル所属のリシデヴィストプロジェクトの一体。
粗暴な振る舞いを見せるが、失敗作であることに対する強いコンプレックスも伺える。
右手に嵌った手枷と右腕に巻きつけた鎖から刃を錬成し戦う。

.195
『リシデヴィスト01/-』
真白・02と同じくリシデヴィストプロジェクトの一体。
計画内でもかなり有力な個体らしく、自信と余裕を持った言動が目立つ。
エグザイル能力者であり、両手から下げた鎖を蛇のように自在に操る。
現在は02と共に第九支部で厳重保護扱いを受けている。

.196
『オルクスオックス/堂島勇気』
凄腕の剣士として有名なエージェントだった。
初めて抱えた弟子を不幸な形で失ったことで暴走、UGNを離脱し、
流れ流れてアヴェンジャーズセルへとたどり着く。
ジャーム化した後は無数の刀剣を全身に突き立てた姿になった。

.197
『キューティーカレン/カレン』
堂島勇気の弟子だった近衛カレンを元にしたRB。
自らがヒーロー“キューティーカレン”だと思い込まされていた。
必殺技はプリズムエンドマーク。高密度のレネゲイドを光と熱に変えて送り込み相手を内側から爆発させる。
第四支部に転がり込んだ。

.198
『パイライト/-』(PL:EXst)
ジャーム「RB-W」から産まれた、賢者の石のRB。
大いなる業（アルス・マグナ）を宿し生成能力に高い適性を有する。
生まれる際、ある賢者の石適合者と無意識下で繋がり、自己構築の原型としたためか記憶にある二人を“両親”と呼んで市内を探している。

.199
『リトル・ミストレス/春日雪』(PL:しんごろ)
ＵＧＮ某市支部長。郊外の古びた洋館を支部としている。
戦闘力は皆無だが、薬物精製と領域操作を用いた支援能力に長ける。
年齢不相応の大人びた美貌に相応しく、時に冷徹とも取れる判断を下すが、支部と仲間を想う気持ちは強い。

.200
『-/ティンカー・ベル』
カオスガーデン出身の小さな白いドラゴン。髪の毛が生えていて耳があるほう。
いろいろあって故郷の島を抜け出したが、N市で出入りするための鍵をなくして、うちへ帰れなくなってしまう。
現在、第九支部で保護されている。