Loreルーカーン

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ルーカーン

-The Loneliest Shadow-
最も孤独な影

by クリストファー・ハロウ

 

 

「ヴァーディアに初めて穢れた太陽の輝きが灯される前。ちっぽけな獣と人族が地球を荒廃させる前。
そしてこの忘れられた土地にAmargahの未発達な生命のきらめきが生まれてしまう前...
そこには"闇の生まれ死場所"を除くと虚空しかなかった。
その暗い虚空の中で、Ark'dunのささやきが漆黒の深みでぐるぐるとのたうち回っていた。
私たちは神の目すら届かない、遥か遠く隠された秘密の世界の狭間に生まれた。
この世界が老いて萎びて衰退し腐っても私たち-Ark'dun-はここに在り続けるだろう。
期を待ち、力を蓄え、謀略を企てる...闇の中で。

 


Ark'dunの最初の教え
-虚無の予言者 ナズゴルン-

 


 彼らは私を崇拝すると言った。私は神格化されるだろう。彼らはルーカーンの名を永遠に称え続けますと私に言った。私はクリプトワーデン(墓守)、ナズゴルンの墓の守護者になることになっていた。私が虚空の霊廟の奴隷、囚人になると彼らは私に教えてくれなかった。私は空虚でつまらない夢すらない黒い海を永遠に漂っている。何十年も経つにつれて時間が静かな波のように私を洗い流し、波が降り注ぎ、私は落ちていく。それでも私はここに取り残され続け、動かず、凍り付き、そして感覚がなくなっていく。

 だがここには何も入ってこないわけではない。。私は弟と妹(Ark'dun人のこと)の"霊的な本質"を守っている。細心の注意を払って作られた銀をあしらった"漆黒の壺"が壁に並んでいる。その壺はみな、壺の中に横たわっているArk'dunの魂を反映させたユニークな形をしている。Ark'dunである我々は枯れて死にゆく運命にある生命の容器である肉体を捨ててしまったのかもしれない。しかし私たちの魂は永遠だ。これらの魂はヴァーラムと呼ばれ滅びることはない。

 もうあなたも理解していると思うが、Ark'dunである我々はVerdiaの他の種族に似た墓を持っているかもしれない。だが私たちの墓は全く異なる目的がある。

 

ずっと昔神々が戦い、倒れ、世界を"深き夜"に陥れたとき私たちの偉大な神託者ナズゴルンはこの激変を予見した。彼は無限なる叡智をもって、Ark'dunが再び復権するための時が満ちるまで、私たちのヴァーラム(魂)を安全で静寂な墓に封印するように命じた。

"闇を形作る者"アグルール。彼は我らの最初の父、我ら一族の導き手で"邪悪な鎌の使い手"として名を残している。
"虚無の予言者"ナズゴルン。彼は偉大な哲学者で"虚無の王"だ。
ヴァドジョンゴ。彼は"ナイトハンマー"、"クラフター"、そしてArk'dun人の武器とアーティファクトの鍛造者として有名だ。
全ての壺は、伝説を残した人の容貌を模っている。みな魂だけの存在となっていった。そしてここで私は永遠に孤独だ。

 

私の正気も、ここでもう限界のようだ。闇、闇、闇

すると突然不可解にもとても興味深いことが起きた。
何世紀にもわたってこのようなことは決して起きなかった・・・何者かが私の墓に侵入してきたのだ。最初は、単なる見間違えかと思った。
生ける者達はArk'dunの領域に入ろうとしない。
決して彼らの墓ではなく、決して豪華な墓でもない。そしてすべての生命にとって最も忌避感を覚える場所だ。
それにもかかわらずここに誰かいる。愚かな者が私の墓に入ってきた。

外から見ると私の墓は真っ暗だ。しかし私には全てのものが見えていた。Ark'dun達は暗闇の中、影とともにある。侵入者はあまりにも哀れに思えるような隠れ方をしていた。そいつは人間だった、それほど私ははっきりと見ることができた。私は何世紀にもわたって生きている者を見ていないが、彼にはなじみのあるものがあった。もしかしたら服かもしれない。以前に見たことがある。彼のやつは有名ななにかに所属していたはずだ。おお、そうだ...思い出したぞ。

 


彼はラニドのマントを着ていた。

 


私は彼が神経質な足音で忍び寄るのを見ていた。静かに、だが恐怖しながら一歩ずつ進んでいる。そして私は自分が...覚醒していくのを感じることができた。私の身体の封印が溶けてゆく。目に見えない束縛が砂のように崩れ落ちるのを感じられた。命が戻ってきた。目的も戻ってきた。

ラニドは私たちのもっとも偉大な虚無の予言者(ナズゴルン)の壺に近づいた。彼は壺を盗み、彼のマントに押し込みそして出口へと向かった。私は彼を止めるために手を差し伸ばそうとしたが、まだ身体のコントロール能力が戻っていなかった。しかし命は手足には戻っていた。命...そしてほかの何か。私が思い出せていなかった何か。見逃せないことがあった。暴力的な、気が狂うような痛み。

 

餓え

 

クリプトワーデン(墓守)は彼の墓から出ることはできないが、可愛そうなラニドの愚か者は私の墓の一部を持って行ってしまった。だから彼が何処へ行こうとも私は追いかけることができた。そして私が自分の石棺から解放されたとき、私は微笑んだ。


今、私は目的を持っている。
今、私はもう囚人ではない。
彼を狩る時間がある。
彼が盗んだものを取り返すための。
彼の肉体から魂を奪うための。
彼の骨にひびが入り粉砕するのを私の手で感じるため。

 

しかし今は・・・新しく手に入れた命には新しく必要なものがあった。生きるためには、何か食べる必要がある。

 

私はとても、酷く飢えていた。

 


まとめ

・ルーカーンは偉大なArk'dun人達の墓を永い年月守り続けていた

・あまりにも長い年月墓の中で独り退屈に過ごしていたため気が触れそうになっていた

・そんな時ラニドの暗殺者(おそらくクローク)が彼の墓を盗掘したためルーカーンの封印は解け、命を取り戻した。

・盗まれたものを取り戻し、そして彼を殺すためにルーカーンは墓の外へと脱出した

・無限のような幽閉生活から抜け出したため喜んでいるが、もう彼はおかしくなってしまっている(気が触れている)

 

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