それいけ!アンパンマン

ページ名:それいけ!アンパンマン
曖昧さ回避 この項目ではテレビアニメについて記述しています。原作の絵本についてはアンパンマンをご覧ください。
アンパンマン > それいけ!アンパンマン
アンパンマン
ジャンルファンタジー(絵本)
アニメ:それいけ!アンパンマン
原作やなせたかし
監督永丘昭典
脚本米村正二ほか
キャラクターデザイン山田みちしろ、前田実
音楽いずみたく、近藤浩章
アニメーション制作東京ムービー→TMS/3×CUBE
製作日本テレビ、トムス・エンタテインメント
放送局日本テレビ系列各局
放送期間1988年10月3日 -
その他解説放送(2008年4月 - )
ハイビジョン制作(2010年4月 - )
テンプレート使用方法 ■ノート

『それいけ!アンパンマン』は、やなせたかしの絵本『アンパンマン』を原作としたテレビアニメ。

以下に挙げる放送日時は、特記しない限り関東地区のデータである。

目次

概要[]

テンプレート:Seealso

1988年10月3日に日本テレビ(関東ローカル)で放映開始。当初は2クール(半年)・全24話で終了する予定だった[1][2]が、予想以上の人気を受け放送期間の延長が決まった。その結果、2012年現在に至るまで20年以上にわたって放映され続ける長寿番組として定着し、2008年10月3日放映分で20周年、2009年8月29日放映分でレギュラー放送1000回を達成した[3]

また、日本で現在放映されているテレビアニメでも『サザエさん』(フジテレビ系、1969年開始)と『ドラえもん』(テレビ朝日系、1979年開始。ただし2005年にリニューアル)に次いで3番目に長い。2009年に『クレヨンしんちゃん』の原作者である臼井儀人が事故により急逝する直前、原作者のやなせは「俺が死んでも終わりません。誰かが続けるでしょう。永遠に」と言及しており、自分以外の手によって制作が続けられることを容認している[4]

延長後の1989年4月からは順次系列局でもネットを開始しているが、ネットワークセールス化には至っておらず、もっとも長い期間ローカルセールスで放映されているアニメ作品でもある[5]

毎回前半と後半に分けて2つのエピソードを組むのが基本だが、1話構成のエピソードが不定期で放映されることもある。サブタイトルもパターン化されており、大半は「○○と○○」(新キャラ登場回は主に「アンパンマンと○○」)である(登場キャラクターや舞台となる場所の名前が入る)。

1993年10月11日からはステレオ放送(全ネット局)、1996年4月1日からは字幕放送(一部のネット局のみ)を開始。字幕放送では、全ての文章がひらがなとカタカナで表記されている(長音は波線「〜」で表記)。セリフはアンパンマンが黄色、ばいきんまんが緑、ゲストキャラクターが水色(複数いる場合はそのうちの1人のみ)、その他が白で表示される。また、2008年4月4日放映分(第933回)からは解説放送も開始した(キッズステーションを除く全ネット局、詳細は後述)。

ハイビジョン放送の開始は他の作品よりも遅く、2010年4月2日放映分(第1029回)からようやくハイビジョン制作に移行した(アナログ放送では画面比16:9のレターボックス放送)[6]。2011年7月22日の劇場版『ブラックノーズと魔法の歌』(後編)の放映で、アナログでの放送は終了した[7]

提供バックではBGMにキャラクターソング[8]が使われていたが、2010年4月のハイビジョン化後は、メインテーマのアレンジ版に変更された。また、キャラクターのイラストを募集しており、オープニングテーマの前と次回予告(および提供バック)の後に数枚を紹介するコーナーを設けている。

関東地区では金曜日の夕方に放映されており、近年の視聴率は2004年~2007年と比べると4%~6%とアニメ番組としては低い水準にあるが(クリスマススペシャルは6%を超えることもある)、関連商品の売れ行きが好調のため、放映は長期化している[4]。2010年以降からフルアニメーションが使われるようになる。アンパンマンでフルアニメーションを使用するのは珍しくもない。

登場キャラクター[]

アンパンマンの登場人物一覧」を参照

キャラクターが豊富なこともこの作品の特徴の一つで、1つのエピソードのためだけに登場するものも多い。その数は1000体以上に上り、2009年6月24日に「登場キャラクターが最も多いアニメシリーズ」としてギネス記録に認定された。

単発のキャラクターについて登場のたびに声優が交代し、その多くを山寺宏一・かないみか・富永みーなといったレギュラーキャラクターを担当する声優が兼役で演じている。

一方、アンパンマンやばいきんまんといった主要なキャラクターを担当する声優は、放送開始および初登場以来一度も交代されたことがない[9]

各話リスト[]

それいけ!アンパンマンのエピソード一覧」を参照

テレビシリーズのほか、放送時間を1時間に拡大したスペシャル版が1995年以降のクリスマスシーズンに放映されている(過去に何度か、その他の時期に放映されたこともある)。

また、毎年1回のペースで劇場映画版[10]、不定期にOVA版が制作されている。

スタッフ[]

  • 企画 - 武井英彦→(95年から08年まで長期間表記無し)→奥田誠治→奥田誠治・藤本鈴子→藤本鈴子→(09年から11年までー)→菅沼直樹

・脚本過去翁妙子中村修中島次郎武上純希現在宮下隼一岡部優子友永コリエ米村正ニ吉永亜矢・映画脚本過去翁妙子武上純希中村修岸間信明(現在)島田満藤田伸三米村正ニ金春智子管良幸

  • 原作 - やなせたかし
  • プロデューサー
    • 日本テレビ - 伊藤響→中谷敏夫→山下洋→小野利恵子→俣野尚郎→中谷敏夫・笠原陽介→中谷敏夫→中谷敏夫・岩佐直樹
    • 東京ムービー新社/トムス - 柳内一彦→尾崎穏通・柳内一彦→柳内一彦・久保雄輔→久保雄輔
  • 担当プロデューサー - (長期間表記なし)→久保雄輔→岩崎和義
  • 音楽 - いずみたく(現在は故人)、近藤浩章
  • キャラクターデザイン - 山田みちしろ、前田実(途中から)
  • 総作画監督 - 前田実
  • キャラクター設定 - 星名靖男(途中から)、川越淳(一時期)
  • 美術監督 - 横山幸博→横山幸博・池上みどり→石垣努
  • 美術設定 - 横山幸博
  • 美術監督補 - 光元博行・小山田有希
  • 撮影監督 - 金井弘→川田敏寛
  • 音楽監督 - 鈴木清司
  • 録音監督 - 山田悦司(現在は故人)、山田知明(一時期は「山田智明」名義)
  • 音響効果 - 糸川幸良
  • オープニングCG - トリロジー→・P・R・O・→QREAZY
  • 文芸担当 - 小野田博之→小野田博之・飯沢洋子
  • 制作担当 - 松本真→小沢十光→溝上猛→橋本浩二→泉岳男→久保雄輔→岩崎和義→竹元将泰
  • 編集 - 高橋和子→鶴淵允寿→鶴淵和子→鶴淵允寿・鶴淵和子
  • 助監督 - 矢野博之(1996年-2000年まで)
  • アシスタントプロデューサー - 大石祐道(一時期)
  • チーフディレクター(初期)→監督 - 永丘昭典(一時期のみ・矢野博之、篠原俊哉)
  • アニメーション制作 - (表記なし)→東京ムービー→TMS/3×CUBE
  • 企画制作 - 日テレ
  • 製作 - 東京ムービー新社→キョクイチ東京ムービー→トムス・エンタテインメント

クレジットについて[]

日本テレビ[]

開始当時はオープニングのスタッフクレジットに「企画制作」の表記が無かった。

日本テレビの名が明記されてからは、黎明期のごく一時期のみ社章が、6代目オープニングの頃からはなんだろうが左側に併記されていた。

その後、2004年からは他のスタッフ表記と同じ書体で「日本テレビ」と書かれていたが、2007年10月の9代目オープニングへの変更時に現在の「(なんだろう)日テレ」に改められた[11]

ちなみに、なんだろうや現在の社名ロゴがこの作品で使用されるまでには、制定からかなりの日時を要している(現在の社名ロゴは4年3ヶ月遅れ)。

本作と同時期(1980年代から1990年代前半)に日本テレビが製作したアニメでは、日本テレビが「企画制作」として区別され、アニメ制作会社や広告代理店が「製作」とクレジットされていたが、現在では本作と「ルパン三世」のみとなっている[12]

トムス・エンタテインメント[]

本作は放送期間が長期に渡るため、製作を担当する東京ムービー新社がキョクイチに吸収された際とキョクイチが現社名「トムス・エンタテインメント」に社名変更した際の2回、製作会社の表記変更が行われた。トムスの製作するTVシリーズで2回クレジット変更があったのは本作のみ。

現社名に変更後、エンディングに「アニメーション制作」として東京ムービー新社の創業時の社名「東京ムービー」がクレジットされるようになった。しかし、2011年12月23日放送分からクレジットが「TMS/3×CUBE」に変更。「東京ムービー」の名称が消滅した。

主題歌[]

オープニングテーマ[]

  1. アンパンマンのマーチ』1988年10月~作詞 - やなせたかし / 作曲 - 三木たかし / 編曲 - 大谷和夫 / 歌 - ドリーミング
    • テレビサイズの歌詞は2番だが、放送開始以来2番の歌詞が採用されている。劇場版の歌い出しは1番の歌詞でその後2番の歌詞に続いていたが、後に2番の歌詞のみに変更された。

エンディングテーマ[]

  1. 『勇気りんりん』1988年10月~作詞 - やなせたかし / 作曲 - 三木たかし / 編曲 - 大谷和夫 / 歌 - ドリーミング
    • 劇場版では第2作まではフルコーラスであったが、それ以降はテレビサイズとなっている。また、アンパンマン達レギュラーキャラクターが歌っている作品もある。
  2. 『クリスマスの谷』1989年12月作詞 - やなせたかし / 作曲 - いずみたく / 編曲 - 近藤浩章 / 歌 - ドリーミング
  3. 『アンパンマンたいそう』1991年12月~1993年1月作詞 - やなせたかし、魚住勉 / 作曲・編曲 - 馬飼野康二 / 歌 - CHA-CHA
  4. 『アンパンマンたいそう ドリーミングバージョン』1993年2月~2010年3月、2011年4月~作詞 - やなせたかし、魚住勉 / 作曲 - 馬飼野康二 / 編曲 - 近藤浩章 / 歌 - ドリーミング
  5. 『サンサンたいそう』1995年7月~2010年3月作詞 - やなせたかし / 作曲 - 近藤浩章 / 歌 - ドリーミング
  6. 『ドレミファアンパンマン』2005年4月~2010年3月、2012年1月~作詞 - やなせたかし / 作曲 - TUKASA / 編曲 - TUKASA&陶山準 / 歌 - ドリーミング
  • エンディングテーマについては、『勇気りんりん』『アンパンマンたいそう(ドリーミング)』『サンサンたいそう』『ドレミファアンパンマン』が週替わりでかけられているが、2010年4月以降はアニメーションのハイビジョン化が完了している『勇気りんりん』のみ、2011年4月からはデジタル映像になった『アンパンマンたいそう(ドリーミング)』との週替わりであったが2012年1月からは『ドレミファアンパンマン』が再度オンエアされるようになった。
  • 『勇気りんりん』の一部は『午後は○○おもいッきりテレビ』のコーナー『ちょっと聞いてョ!おもいッきり生電話』のタイトルロゴ時に流用されていた。
  • 『アンパンマンたいそう』と『サンサンたいそう』は、ハイビジョン化される2010年3月まで4年及び10年以上に及びセル画の映像のまま使用されていた。当初は2003年にデジタル映像にする予定だったが、断念された。

その他のキャラクターソング[]

  1. 『勇気のルンダ』作詞 - やなせたかし / 作曲・編曲 - 近藤浩章 / 歌 - 戸田恵子(アンパンマン) / コーラス - アンパンマンキッズ
  2. 『なんのために飛ぶ』作詞 - やなせたかし / 作曲・編曲 - 辻陽 / 歌 - 戸田恵子(アンパンマン)
  3. 『いくぞ! ばいきんまん』作詞 - やなせたかし / 作曲 - いずみたく / 編曲 - 近藤浩章 / 歌 - 中尾隆聖(ばいきんまん)
  4. 『ずっこけ!ばいきんまん』作詞 - やなせたかし / 作曲 - いずみたく / 編曲 - 近藤浩章 / 歌 - 中尾隆聖(ばいきんまん)
  5. 『ハ行で笑うばいきんまん』作詞 - やなせたかし / 作曲 - 宮崎尚志/ 編曲 - 近藤浩章 / 歌 - 中尾隆聖(ばいきんまん)
  6. 『私はドキンちゃん』作詞 - やなせたかし / 作曲 - いずみたく / 編曲 - 近藤浩章 / 歌 - ドリーミング
  7. 『ドキン・ドキン・ドキンちゃん』作詞 - やなせたかし / 作曲 - いずみたく / 編曲 - 近藤浩章 / 歌 - ドリーミング
  8. 『ドキンのララバイ』作詞 - やなせたかし / 作曲 -YORI / 編曲 - 杉本洋祐 / 歌 - 鶴ひろみ(ドキンちゃん)
  9. 『あおいなみだ』作詞 - やなせたかし / 作曲 - MICHEL KAMA、チープ広石 / 編曲 - チープ広石 / 歌 - 乙葉
  10. 『ホラーマンメチャクチャチャ』作詞 - やなせたかし / 作曲 - いずみたく、近藤浩章 / 編曲 - 近藤浩章 / 歌 - 肝付兼太(ホラーマン) / コーラス - ドリーミング
  11. 『生きてるパンをつくろう』作詞 - やなせたかし / 作曲 - いずみたく / 編曲 - 近藤浩章 / 歌 - 増岡弘(ジャムおじさん)、佐久間レイ(バタコ)
  12. 『とんでくるのは誰?』作詞 - やなせたかし / 作曲 - 堺泰馬 / 編曲 - 近藤浩章 / 歌 - ドリーミング
  13. 『パンナのパンチ』作詞 - やなせたかし / 作曲 - 高橋ひろ / 編曲 - 近藤浩章 / 歌 - かないみか(メロンパンナ)
  14. 『ふたつの心』作詞 - やなせたかし / 作曲 - 本島一弥 / 編曲 - 近藤浩章 / 歌 - 冨永みーな(ロールパンナ)
  15. 『おなじみしょくぱんまん』作詞 - やなせたかし / 作曲 - いずみたく / 編曲 - 近藤浩章 / 歌 - 島本須美(しょくぱんまん) / コーラス - ドリーミング
  16. 『とべ! カレーパンマン』作詞 - やなせたかし / 作曲 - いずみたく / 編曲 - 近藤浩章 / 歌 - ドリーミング
  17. 『ぼくはクリームパンダ』作詞 - やなせたかし / 作曲 - 千沢仁 / 編曲 - 近藤浩章 / 歌 - 長沢美樹(クリームパンダ)
  18. 『こむすびまん元気旅』作詞 - やなせたかし / 作曲 - いずみたく / 編曲 - 近藤浩章 / 歌 - 林原めぐみ(こむすびまん)
  19. 『あかちゃんまんのぼうけん』作詞 - やなせたかし / 作曲 - いずみたく / 編曲 - 近藤浩章 / 歌 - ドリーミング
  20. 『走れ! SLマン』作詞 - やなせたかし / 作曲 - 丸山武彦 / 編曲 - 近藤浩章 / 歌 - ドリーミング
  21. 『やきそばパンマン流れ旅』作詞 - やなせたかし / 作曲・編曲 - 近藤浩章 / 歌 - 小杉十郎太(やきそばパンマン)
  22. 『てんどんまん自慢歌』作詞 - やなせたかし / 作曲 - いずみたく / 編曲 - 近藤浩章 / 歌 - 坂本千夏(てんどんまん)
  23. 『DO YOU KNOW カツドン?』作詞 - やなせたかし / 作曲 - いずみたく / 編曲 - 近藤浩章 / 歌 - 三ツ矢雄二(カツドンマン)
  24. 『山育ちかまめしどん』作詞 - やなせたかし / 作曲 - いずみたく / 編曲 - 近藤浩章 / 歌 - 山寺宏一(かまめしどん)
  25. 『ルンルンおむすび仁義』作詞 - やなせたかし / 作曲 - いずみたく / 編曲 - 近藤浩章 / 歌 - 柳志乃(おむすびまん)
  26. 『鉄火のマキちゃん』作詞 - やなせたかし / 作曲・編曲 - 近藤浩章 / 歌 - 勝生真沙子(鉄火のマキちゃん)
  27. 『ナガネギフラメンコ』作詞 - やなせたかし / 作曲・編曲 - 近藤浩章 / 歌 - 大塚明夫(ナガネギマン) / コーラス - フレーベル少年合唱団
  28. 『白それは…~しらたまさんのテーマ~』作詞 - やなせたかし、藤田伸三 / 作曲- 近藤浩章 / 歌 - 伊倉一恵(しらたまさん)
  • オープニング、『勇気りんりん』のエンディング、サブタイトルとアイキャッチのアニメーションは放送年期により変化している。

各コーナーのアニメーション[]

オープニング「アンパンマンのマーチ」アニメーション[]

  • 初代(放送開始 - 1989年12月)
アンパンマンが登場するシーンから始め、アンパンマンがアンコラと戦うシーンや、アンパンマンが崖から落ちたチーズを助けるシーンなどが使われている。
  • 2代目(1990年1月 - 1991年3月)
滝から落ちたジャムおじさん、バタコさん、チーズをアンパンマン、カレーパンマン、しょくぱんまんが助ける場面。
  • 3代目(1991年4月 - 1993年1月)
アンパンマンにキャラクターが集まってくるシーン。
  • 4代目(1993年2月 - 1995年9月)
もぐりんに乗って壁に穴をあけたばいきんまんをアンパンマンが倒したり、こおり鬼、雪鬼、かぜこんこんによって氷付けになったアンパンマンをカレーパンマン、らーめんてんし、ひのたまこぞう、みるくぼうやが助けるシーン。
  • 5代目(1995年10月 - 1997年9月)
アンパンマンがばいきんメカを撃退したりオープニングのタイトルロゴ表示の画面で虹がかかるシーンが使われている。
  • 6代目(1997年10月 - 2000年10月)
オープニングは、アンパンマンとばいきんまんが生まれた映像が使われている。ポケモンショックの影響により、1998年より映像を一部編集したものに変更した。
  • 7代目(2000年11月 - 2003年3月)
製作がセル画から、コンピューターに変更した時に製作されたバージョン。巨大ばいきんまんが登場。一部にCGを使用。
  • 8代目(2003年4月 - 2007年9月)
このオープニングアニメーションはもっとも長く使われた。オープニングタイトルに、ローマ字で「Anpanman」のタイトルCGが出現する。2007年から、色の濃さが、薄くなる。
  • 9代目(2007年10月 - 2010年3月)
オープニングのタイトルロゴ表示の画面で花火が上がったり、ばいきんUFOとホラーマンがしがみついたドキンUFOがばいきん城を飛びまわるシーン。
  • 10代目(2010年4月 - )
ハイビジョン化に伴いオープニングアニメを一新。5代目のデジタルアレンジ版。この、オープニングのみ最初ローマ字は、aのみで、後から、「anpanman」となる。タイトルロゴcgが使用されていないのは7代目以来である。メインタイトルの効果音を使っていないのは7代目を除き4代目以来で今作から「それいけ!」の位置が真ん中となる。

勇気りんりんアニメーション[]

  • 初代(放送開始 - 1989年12月)
スタッフロールの下でアンパンマンたちが行進している。
  • 2代目(1990年1月 - 1991年3月)
最初はアンパンマンとばいきんまんがにらみ合う映像から始まり、その次では、アンパンマンとばいきんまんがシーソーに乗っているシーンが、使われている。
  • 3代目(1991年4月 - 1992年9月)
スタッフロールの横でキャラクターが動いている。
  • 4代目(1992年9月 - 1995年9月)
キャラクターが描かれたパズルのような映像が登場。
  • 5代目(1995年10月 - 2003年3月)
アンパンマンたちがゆかいに楽しく踊る映像が使われている。
  • 6代目(2003年4月 - 2010年3月)
このバージョンからデジタル化。サイコロのような形をしたボールにアンパンマンのキャラクターたちが映っている。
  • 7代目(2010年4月 - )
ハイビジョン化により一新。1代目のデジタルアレンジ版。キャラクターが右から左へ駆け抜ける。スタッフクレジットの切り替えが比較的早い。

サブタイトルアニメーション[]

いずれのアニメーションも、BGMは同じである。
  • 初代(放送開始 - 1989年12月)
アンパンマンがパン工場のパン焼き釜から飛び出してくるシーン。
  • 2代目(1990年1月 - 1991年3月)
沢山有るアンパンマンとばいきんまんの顔がくるくる回り、中央に題名が載る。
  • 3代目(1991年4月 - 1995年9月)
小さいアンパンマンとばいきんまんが集まり、最後はアンパンマン側にばいきんまんがばいきんまん側にアンパンマンが一人ずつ取り残されてしまい結局入れ返りして完全に揃って、アンパンマンとばいきんまんの間に題名が載る。
  • 4代目(1995年10月 - 2010年3月)
このサブタイトルアニメーションの使用期間は、もっとも長く使われた。らくがきこぞう・ペンタくん・クレヨンマン・いろえんぴつまん・えのぐぼうやが、ばいきんまんの絵を間違って描いてしまい、もう一度描きなおしてアンパンマンとばいきんまんの絵を描きサブタイトルが出てくるシーン(1話目及び中編前半パート開始時)。アンパンマンの絵がばいきんまんの絵になってしまい大急ぎでアンパンマンとばいきんまんの絵に描きなおしてサブタイトルが出てくるシーン(2話目開始時のみ)。
  • 5代目(2010年4月 - )
ハイビジョン化により一新。パン工場のパン焼き釜をハンバーガーキッドが開けるとアンパンマンの仲間達が出てくる(1話目及び中編前半パート開始時)。パン工場のパン焼き釜をホラーマンが開けるとばいきんまんの仲間達(たぬきおにとフランケンロボ含む)が出てくる(2話目開始時のみ)。アンパンマンやばいきんまん等のメインキャラクターは登場しない。

アイキャッチアニメーション[]

基本的に、BGMはアニメーションごとに変更される。
  • 初代(放送開始 - 1989年12月)
枠からアンパンマンが出てくる。(1話目と中編前半パート終了時)。アンパンマンが枠のあたりを飛んでいる(2話目と中編後半パート終了時)。唯一、ばいきんまんが登場しないアニメーションである。枠の色は、濃い青色。
  • 2代目(1990年1月 - 1991年3月)
枠の中にいるアンパンマンがくるくる回り、ばいきんまんになるが、またアンパンマンに戻る(1話目と中編前半パート終了時)。アンパンマンが枠から飛び出すと、ばいきんまんが枠から顔を出す(2話目と中編後半パート終了時)。枠の色は、紫。
  • 3代目(1991年4月 - 1992年9月)
トランプがくるくる回る。トランプの絵はアンパンマン→ばいきんまん→アンパンマンとばいきんまんの順に表示される(全パート共通)。枠は無い。
  • 4代目(1992年9月 - 1995年9月)
アンパンマンとばいきんまんが枠から出てくる(1話目と中編前半パート終了時)、飛び出してきたばいきんまんをアンパンマンが枠の外へ追い出す(2話目と中編後半パート終了時)。枠の色は、赤。
  • 5代目(1995年10月 - 2010年3月)
このアイキャッチアニメーションの使用期間は、もっとも長く使われた。アンパンマンとばいきんまんが顔をそむけるが、くすくす笑う(1話目と中編前半パート終了時)。アンパンマンとばいきんまんがVサインをする(2話目と中編後半パート終了時)。3代目と同様、これ以降の枠は無くなった。
  • 6代目(2010年4月 - )
ハイビジョン化により一新されたが、作画とBGMが5代目と同じマイナーチェンジ版である。アンパンマンとばいきんまんがくすくす笑うものだが、1話目と中編前半パート終了時はアンパンマンが手前、2話目と中編後半パート終了時はばいきんまんが手前。3代目、5代目と同様、枠は無い。

ネット局[]

キー局の日本テレビと同時ネットをしている局はない(ローカルセールス)。これは、系列他局では平日夕方にもっぱら夕方ワイド番組や他番組の再放送、もしくは他系列の番組(遅れネット)や通販番組が放映されているためである。

その影響で、半数ほどのネット局では週末の早朝に放映されており、本来対象となる視聴者層を意識していない時間設定になっている。

さらに、劇場版やクリスマスシーズンの1時間スペシャルについても、編成の都合で1時間分の番組枠を確保できず、2週に分割したり、放映しなかったりする系列局もある。

2000年代末より、一時ネットを打ち切っていた系列局でも順次放映が再開されており、2011年春の四国放送(徳島県)と同年秋のテレビ岩手(岩手県)の放映再開により、日本全国で視聴が可能になった。

なお、日本テレビで放映の休止が生じた場合、一部の系列局(札幌テレビなど)では当該週は過去のエピソードの再放送で穴埋めを行う[13]

ちなみに、やなせの出身地で『香美市立やなせたかし記念館』がある高知県でもネット開始当初は1年分も遅れて放映しており、一時期ネットを打ち切っていたこともある。

放送対象地域放送局系列放送日時遅れ日数字幕備考
関東広域圏日本テレビ
(NTV)
NNS系列金曜 16:30 - 17:00-制作局
劇場版やクリスマススペシャルの放映時は16時00分 - 17時00分
北海道札幌テレビ
(STV)
日曜 6:15 - 6:459日遅れ開始当初 - 1996年3月は土曜7:00 - 7:30。
1996年4月 - 2001年9月は日曜7:00 - 7:30。
2010年3月まで日曜 6:00 - 6:30。
一時次回予告をカットし、提供スポンサー部分をブルーバックに差し替えた時期があった。
現在でも次回予告をカットする時がある。
青森県青森放送
(RAB)
火曜 15:50 - 16:2025日遅れ-一時中断されていた時期があった。
なお番組開始当初は月 - 金曜の朝6:05からの放送だった。
岩手県テレビ岩手
(TVI)
日曜 6:15 - 6:459日遅れ過去に土曜早朝→金曜夕方→日曜早朝に放送されていたが、1999年3月に一旦終了。
2011年10月2日より、12年半振りに放送を再開した。
宮城県ミヤギテレビ
(MMT)
金曜 10:55 - 11:257日遅れ2010年3月まで日曜6:00 - 6:30。
2011年1月まで日曜6:15 - 6:45。現在は金曜午前中枠での放送となっている。
秋田県秋田放送
(ABS)
日曜 6:15 - 6:4516日遅れ1988年10月放送開始時は金曜17:00 - 17:30。
2005年10月まで火曜16:25 - 16:55。
2009年12月まで火曜15:55 - 16:25。
2011年3月まで木曜16:24 - 16:53。
2011年4月3日より番組編成の都合上、早朝枠に移動。現在の時間帯となった。
平日朝の帯アニメ枠で再放送された事もあった。
山形県山形放送
(YBC)
金曜 16:00 - 16:3070日遅れ季節感のある内容のものは、放送順序を入れ替えたり
クリスマスSP等、稀に同時ネットしたりする事もある。
2012年6月現在、NNN・NNSフルネット系列局では最長の遅れとなっている。
福島県福島中央テレビ
(FCT)
日曜 6:00 - 6:309日遅れ開始当初は日曜5:30 - 6:00の放送であったが、
2003年ごろから火曜16:25 - 16:55へと変更。
2008年4月からは『ゴジてれChu!』開始に伴い再び日曜5:30 - 6:00となった。
2011年11月13日からは『極上!!めちゃモテ委員長』シリーズ放送終了に伴い30分押しとなり、
NIBと同様6:00開始となった〔他局の放送時間(6:15開始)では無い〕。2012年第1週に日テレ休止も再放送対応せず、現在は9日遅れ。
山梨県山梨放送
(YBS)
土曜 5:29 - 5:5930日遅れ2009年3月までは水曜16:23 - 16:53。
2009年4月 - 2010年3月まで日曜5:15 - 5:45。
2010年4月 - 2012年3月まで日曜5:30 - 6:00。
次回予告後の提供画面、にがおえコーナーはカットされる。
なお、NNN系列全国ネットの情報番組『ズームイン!!サタデー』は5:59からの飛び乗りとなっている。
新潟県テレビ新潟
(TeNY)
金曜 10:25 - 10:557日遅れ2008年3月までは火曜15:50 - 16:20。
『夕方ワイド新潟一番』の拡大により放送時間枠が移動。
2008年4月から2009年3月までは月曜9:55 - 10:25。
『スッキリ!!』放送時間拡大により現在の時間に移動した。
長野県テレビ信州
(TSB)
日曜 5:30 - 6:009日遅れ同年にクリスマスSPを放送且日テレが1月1週の放送を休止した為、2012年1月22日から9日遅れになった。
静岡県静岡第一テレビ
(SDT)
日曜 6:15 - 6:452010年3月まで日曜6:00 - 6:30。
2011年4月24日までは9日遅れだったが、翌週は過去の再放送となったため、震災前と同様2週遅れとなる。
同年にクリスマスSPを放送かつ日テレが1月1週の放送を休止した為、2012年1月22日から再び9日遅れに戻った。
富山県北日本放送
(KNB)
日曜5:30 - 6:0065日遅れ開始当初は15分枠で月 - 金曜の放送だった。
2010年3月まで月曜15:55 - 16:25。
石川県テレビ金沢
(KTK)
水曜 11:00 - 11:3012日遅れ-開始当初は月曜 17:00 - 17:30。2009年3月までは月曜10:55 - 11:25。2009年4月から現在の時間に移動した。
第1回から放送したため、1990年4月の開局当初は約1年半キー局より遅れて放送されていた
(先に開局していたTBS系列の北陸放送、FNS系列の石川テレビでは放送されなかった)。
福井県福井放送
(FBC)
NNS・ANN系列
(クロスネット)
火曜 16:00 - 16:2932日遅れ2009年3月までは木曜15:30 - 16:00。
2010年3月30日から火曜15:55 - 16:24枠に移動となった。
中京広域圏中京テレビ
(CTV)
NNS系列金曜 10:25 - 10:537日遅れ遅れネットの中では、最短の週遅れとなっている。1990年代前半は金曜夕方に放送。
2004年10月 - 2005年9月の間は金曜9:55 - 10:25。
2009年3月までは土曜5:29 - 5:59。
『ズームイン!!サタデー』の拡大により2010年1月10日までは日曜6:00 - 6:30に放送されていた。
2010年1月15日より現在の時間に移動。この為日テレ同時ネットの『PON!』は金曜日のみ非ネット。
近畿広域圏読売テレビ
(ytv)
金曜 10:55 - 11:25101日遅れ1990年頃は金曜16時台。
1993年 - 1994年は日曜7:00 - 7:30。
1995年 - 1996年は土曜7:00 - 7:30。
2002年4月 - 2005年3月は金曜10:25 - 10:55。
2005年4月 - 2009年10月11日は日曜5:30 - 6:00。
2009年10月18日 - 2010年3月まで日曜6:00 - 6:30。
2010年4月4日 - 2012年2月12日は日曜6:15 - 6:45。
2012年2月19日、『皇室日記』が日テレと同時ネットされたのに伴い、2010年3月以前の放送時間に戻されたが、翌週以降は再び6:15開始になった。
鳥取県・島根県日本海テレビ
(NKT)
月曜 15:55 - 16:2431日遅れ-
広島県広島テレビ
(HTV)
日曜 5:30 - 6:009日遅れ2008年12月頃から次回予告カット、その後の提供画面部分はブルーバックに差し替えられる。
山口県山口放送
(KRY)
日曜 6:15 - 6:451994年3月までは金曜17:30 - 18:00。その後、約16年間放送を休止していたが、2010年4月4日より現在の時刻で放送再開した。
2011年迄は16日遅れだった。
徳島県四国放送
(JRT)
2011年4月3日より放送再開。ytvと同時放送となっている。
日テレで休止した翌週の話数は放送されない。(2011年8月14日は1年遅れ、24時間テレビの翌週から再び9日遅れで放送)
以前の放送は、開始年は不明だが、水曜夕方の放送に終始する。当初は17:00 - 17:30で、1996年10月からは16:57 - 17:27となった。
1997年の3月末又は9月末で一旦終了した。
香川県・岡山県西日本放送
(RNC)
土曜 5:00 - 5:308日遅れ以前は金曜5:25 - 5:50の放送で、
当時はエンディングと次回予告がカットされていた。
1時間SPは基本的に同時間帯に30分前倒しか後続番組を休止して放送される。
愛媛県南海放送
(RNB)
水曜 15:53 - 16:2119日遅れ2002年3月28日までは木曜16:55 - 17:25。
2009年10月5日より7年半ぶりに月曜16:21 - 16:50で放送再開された。
2012年4月4日より現在の時刻に移動。
高知県高知放送
(RKC)
水曜 10:00 - 10:2912日遅れ当初は1年も遅れネットになったり、一時期放送されない時期もあったが、2週遅れで現在に至っている。
1989年 - 1993年は水曜16:30 - 17:00。
1998年10月 - 1999年3月は月曜16:55 - 17:25。
1999年4月 - 2000年3月は金曜16:30 - 17:00。
2000年4月 - 2002年3月は金曜17:20 - 17:50。
2002年4月 - 2004年3月までは金曜16:00 - 16:30。
2004年4月 - 2010年3月までは木曜10:25 - 10:55。
福岡県福岡放送
(FBS)
日曜 5:15 - 5:459日遅れ1994年頃までは金曜夕方に放送。
1995年 - 1996年は土曜7:00 - 7:30。
199?年 - 2002年3月まで金曜10:25 - 10:55。
『ハナキン通1丁目』開始に伴い現在の時間に移動した。
長崎県長崎国際テレビ
(NIB)
日曜 6:00 - 6:30-2010年4月より、日曜6:00開始局はこの局が唯一(6:30 - 6:45に『皇室日記』を同時ネットしているため)となっていたが、
同年11月13日よりFCTでも6:00開始となったため、唯一では無くなった。
1991年4月の開局以前はテレビ長崎[14]で放送。
開局当初の放送枠は金曜17時台だった。
熊本県くまもと県民テレビ
(KKT)
土曜 5:30 - 5:598日遅れ以前は月曜17:00 - 17:30に放送。『テレビタミン』開始に伴い現在の時間に移動した。
この為、『ズームイン!!サタデー』は5:59からの飛び乗りとなっている。
大分県テレビ大分
(TOS)
FNS・NNS系列
(クロスネット)
火曜 15:55 - 16:2318日遅れ以前は月曜16:25 - 16:55に放送。
2010年12月までは金曜16:25 - 16:55。
以前は大分放送(TBS系列)で放送されていたが移行した。
宮崎県テレビ宮崎
(UMK)
FNS・NNN・ANN系列
(トリプルネット)
金曜 15:00 - 15:29175日遅れ遅れネット局の中では最長の月遅れとなっている。
鹿児島県鹿児島読売テレビ
(KYT)
NNS系列月曜 15:53 - 16:2310日遅れ-以前は火曜15:55 - 16:25に放送。
また1994年4月の開局以前は鹿児島テレビ[15]で放送されていた。
沖縄県琉球放送
(RBC)
TBS系列土曜 6:00 - 6:308日遅れJNN系列局だが、沖縄県にNNN・NNS系列局がないため、当局で放送している。
一時放送を休止していた。
2009年3月まで月曜15:52 - 16:22。
同年4月 - 12月まで火曜16:21 - 16:51。
2010年1月 - 2011年6月迄土曜7:00 - 7:30。
同年7月 - 9月迄土曜6:45 - 7:15。
2011年10月1日放送分より、JNN系列の土曜朝枠の編成一部改変により、現在の時間に移行した。
日本全国キッズステーション
(KIDS)
CS放送月 - 金曜 9:00- 9:30
月 - 金曜 14:00- 14:30
-字幕放送はHD放送のみ
土曜・日曜にも劇場映画版やOVAを放映
テレビシリーズは2009年4月から開始(解説放送は実施せず)
14時台は9時台のリピート放送(番組紹介ページ)

備考[]

日本テレビでの放送日時の変遷
  • 月曜 17時00分 - 17時30分(1988年10月 - 1995年9月)
  • 月曜 17時30分 - 18時00分(1995年10月 - 1996年9月)
  • 金曜 17時00分 - 17時30分(1996年10月 - 2000年9月)
  • 金曜 16時00分 - 16時30分(2000年10月 - 2001年3月)
  • 金曜 16時30分 - 17時00分(2001年4月 - )

現在の放送日時になってからは、夕方のニュース番組の開始時刻など、番組編成が月 - 木曜と異なってしまうことが多い[16]

日本テレビで放映が休止となるのは、年末年始や8月第1週の全日本少年サッカー大会、ならびに毎年9月2日の宝くじの日が金曜日に該当する場合(2011年は放映なし)の各特番が放映される日などで、その他は報道特番が組まれない限り滅多に休止にはならない[17]

解説放送[]

2008年4月4日放映分(第933回)からは音声多重放送となり、副音声で解説放送を開始した(アナログ放送はモノラル2音声、デジタル放送はステレオ2音声方式)。

日本テレビが解説放送を行うのは『火曜ドラマゴールド』の終了以来1年ぶりで、ナレーションは同番組に引き続き石丸博也(劇場映画版やクリスマススペシャルの放映時のみ水谷優子)が担当している。また、アニメ番組での音声多重放送は『ドテラマン』以来21年ぶりとなり(2か国語放送は除く)、解説放送を行うアニメは史上初となる。

オープニングでは石丸がタイトルコールを行うほか、エンディングのスタッフロールでは石丸の名がクレジットされないため、本編の終了直前に必ず挨拶を行う。

  • テロップでの案内表記(本編冒頭に表示)
〔多〕アンパンマンからのおしらせ…。目のふじゆうなかたにもおたのしみいただけるほうそうを 副音声でおおくりしています。みんなきいてみてね!

それいけ!アンパンマンくらぶ[]

『それいけ!アンパンマンくらぶ』は、『それいけ!アンパンマン』をテーマにした教育番組。

概要[]

パン工場を模したスタジオでアンパンマンにちなんだ企画(料理・工作・体操・クイズなど。屋外ロケの回もある)を行う実写パートと、過去に放映された『それいけ!アンパンマン』の傑作選の2部構成となっている。

2011年4月8日放映分までは画面比4:3の標準画質(アップコンバート)だったが、翌4月11日放映分から実写パートはハイビジョン制作に移行した。

2010年4月からは新谷良子や永田亮子がナレーションを担当している。また、劇場版に出演したゲスト声優が司会を務めた回もある(藤井恒久アナウンサー、愛華みれ、西村知美・拓美夫妻など)。

なお、字幕放送や解説放送は行われていない。

アニメパート

第1話から順に、毎回2 - 4本を抜粋して放映。一定の年度まで放映された後は、再び第1話に戻る。エンディングテーマはカットされている。

1997年までに制作されたエピソードでは、ポケモンショックによる放送基準の改正のため、修正が加えられている[18]

画面の両端(サイドパネル)には、この番組のロゴ(右側に「それいけ!」、左側に「アンパンマンくらぶ」)が表示されている。

ちなみに、スタジオパートではアニメシリーズのオープニングアニメーションがアイキャッチとして使用されている。

主題歌[]

  • オープニングテーマ - 『サンサンたいそう』、『アンパンマンのマーチ』(ドリーミング)
  • エンディングテーマ - 『アンパンマンたいそう』(ドリーミング)

放送局[]

日本テレビ系列のBSデジタル放送局・BS日テレで毎週月 - 金曜の朝8時00分から9時00分に放映されている(2011年10月3日以降)。BS日テレにとっては、2000年12月の開局当初から放映されている数少ない番組の一つである。

2011年9月までは18時00分から19時00分に編成されていたが、野球中継が行われる日は1時間繰り上げて17時00分からの放映となっていた(2009年まで)。2010年以降は17時台にQVCの同時放送を行うため、中継のある日は休止とされていた[19]。先述したように、2011年10月からは朝に放映されるようになったため、休止となることは滅多にない。

また、同じく日本テレビ系列のCS放送局・日テレプラスでも2007年1月から放映されている。

なお、キッズステーションでも『アンパンマン情報局』という同系統の別番組が放映されている。

主な出演者[]

  • 雨宮知子(2000年12月 - ?)
  • 野中藍(?- 2005年9月)
  • 西尾はるな(2005年10月 - )
  • 神みよ子(料理の先生)
  • 小川奈々(料理の先生、2011年10月 - )
  • じゅうべえ(工作の先生)
  • 島田明美(工作の先生)
  • 岡田ひとみ(ねんど工作の先生)
  • 小澤直子(ほぐしあそび)
  • 小澤るしや(ほぐしあそび)
  • ケロポンズ(ケロポンズと一緒にあそぼう)
  • 中村萌子(うたであそぼう)
  • 大町彩乃(うたであそぼう)

外部リンク[]

  • BS日テレ
トップページ→「映画・アニメ」→『それいけ!アンパンマンくらぶ』

その他の特記事項[]

  • 第1回目の放送から全話に登場するのは、アンパンマン、ばいきんまん、ジャムおじさん、バタコさん、めいけんチーズの5人(担当声優も同様)。中にはばいきんまんを必要としない話もあるが、登場しないわけではない(逆にアンパンマン達がストーリーに関係しない話もある)。また、第12回からはドキンちゃんも毎回の放送に登場し、近年のエンディングでは5人(正確にはジャムおじさん以降の3人)に並んでクレジットされる(ただし全話登場するわけではなく、最近でもごく稀に登場しない話がある)。
  • アフレコは毎週月曜日にキャスト全員で行われる。
  • 放映開始の1年前の1987年の時点には第1話が作られていたが、アンパンマンは現在と造形が異なり、身長が高く、顔も丸形ではなく四角形だった。このデザインには原作者のやなせも苦言を呈したことから、お蔵入りとなった。
    • なお、この第1話は2008年7月29日に放映された『スッキリ!!』の特集で公開された。この第1話でアンパンマンの声を担当したのは山田ふしぎだった[20]
  • アンパンマンの必殺技といえば「アンパンチ」だが、第1話ではアンパンチではなく洗濯機を使ってやっつけるという展開だった[21]
  • 他のアニメ作品に本作のキャラクターが出演(コラボレーション)したことはない。ただし、バラエティ番組に着ぐるみとして出演したことはある[22]
  • 日本国内に限らず、アメリカ・韓国・香港・台湾・タイ・中東(mbc中東放送センター)で放映されている。過去にヨーロッパでもJSTVを通じて放映され、打ち切れた。
  • 福岡県福岡市で開催される『博多どんたく』の開催中に運行される花自動車の題材として、1989年・1997年・2008年の3回にわたり本作が採り上げられている(アニメ作品では最多)。なお、2008年には運行中に出火事故を起こした[23]

関連項目[]

やなせの出身地・高知県を走る四国旅客鉄道(JR四国)土讃線を中心に、アンパンマンなどのキャラクターをあしらった塗装の「アンパンマン列車」が運行され、車内チャイムに『アンパンマンのマーチ』が採用されている。
  • 高知駅
2008年2月26日から、列車の接近時のチャイムとして『アンパンマンのマーチ』が使用されている。

出典・脚注[]

  1. やなせたかしが、鈴木一義『アンパンマン大研究』(1998年、フレーベル館刊)
  2. やなせたかし『人生なんて夢だけど』(2005年、フレーベル刊著)
  3. 日本テレビ系列の30分レギュラー番組としても最長寿である。
  4. 4.04.1「アンパンマン」放送1000回 28日 日テレ系テンプレート:リンク切れ
  5. 日本テレビ系列の作品のうち、ネットワークセールスで最も長い期間放映されているのは『名探偵コナン』(読売テレビ制作、1996年開始)である(ただし、1971年開始の『ルパン三世』は単発放送のスペシャル版も含むと最長になる)。なお、この2作品は本作同様日本テレビ系列で放送され、トムス・エンタテインメントの看板作品である。
  6. なお、アナログ放送末期の2010年7月5日以降はアナログ放送でも強制的に画角16:9になることから、ネット局によっては上下左右に帯がかかった超額縁放送となった。
  7. レギュラー放送では2011年7月8日放映分の第1088回が最後となった。
  8. なお、そのキャラクターが登場するときには挿入歌(出囃子)として使われることもある(キャラクター本人が鼻歌で歌っている場合も多い)。
  9. ただし、病気による休養等を受け代役が立てられたケースはある。
  10. 地上波でも、公開された翌年の夏頃に放送
  11. 2008年2月から2009年3月までは、日本テレビの開局55周年を記念して「日テレ55 Nittele 55th Anniversary」)と表記。
  12. 近年では日本テレビとトムス・エンタテインメントの共同クレジット。一時期この2社で「製作」とクレジットされていた時期があった。
  13. ただし、北日本放送やクロスネット局など遅れが多い局では、そのまま次の回を放映する場合もある。
  14. FNS系列。1990年10月まではNNS系列とのクロスネット
  15. FNS系列。かつてはNNS系列とのクロスネット
  16. 特に目立つようになったのは『NNNニュースプラス1』時代に、ローカル枠が17時00分から17時25分開始に繰り下げられた2004年春以降(『汐留スタイル!』の項も参照)。ちなみに1996年秋(18時00分から17時30分開始へ)と2000年秋(17時30分から17時00分開始へ)の『プラス1』開始時刻変更には、上記の通り『アンパンマン』が放送時間を変更して対応している。
  17. 最近の例では、2001年9月の長嶋茂雄(当時・読売ジャイアンツ監督)の勇退関連や、2011年3月11日と18日の東日本大震災関連がある。2012年5月4日はプロ野球中継(阪神×巨人戦)により休止。
  18. 画面が回転するシーン、アンパンチや衝突時の点滅するシーンなど。
  19. 試合が雨天中止となった場合でも、プロ野球に関する特番が雨傘番組として設定されている。
  20. 「声優100人に聞きました'95」『ザ・声優1995』メディアックス、1994年、p.110。
  21. 『スッキリ!!』(2010年7月29日放映分)の「謎の男のコーナー」より。
  22. 『日テレ系人気番組が大集合!世界一受けたい授業』(『世界一受けたい授業』の特番)2009年10月10日放映分にアンパンマンとばいきんまんが、2010年4月10日放映分にはその他にドキンちゃんも出演)。尚、2009年4月と2010年4月の特番には『名探偵コナン』(系列局の読売テレビ制作)から江戸川コナンと毛利蘭が出演したことがある。
  23. "「アンパンマン」号から白煙……火事だ 博多どんたく". Buzzurl(asahi.comからの引用) (2008-05-04). 2012-01-26 閲覧。

外部リンク[]

  • 日本テレビによる公式ホームページ
  • アンパンマン ポータルサイト
・話・編・歴
アンパンマン
メディア展開
アニメ(TVスペシャル)- 映画
登場人物一覧
関連楽曲
関連施設
関連項目
やなせたかし - 日本テレビ - トムス・エンタテインメント - JR四国2000系気動車 - アンパンマン (小惑星) - おねがい!サミアどん(映画第1作目『キラキラ星の涙』の併映作)- ロボタン(おねがい!サミアどんと内容が同一)- かいけつゾロリ(映画第5作目『恐竜ノッシーの大冒険』の併映作)
それいけ!アンパンマン 映画作品
通番題名公開年併映作
第1作キラキラ星の涙1989年おねがい!サミアどん、ロボタン
第2作ばいきんまんの逆襲1990年おむすびまん
第3作とべ! とべ! ちびごん1991年ドキンちゃんのドキドキカレンダー
第4作つみき城のひみつ1992年アンパンマンとゆかいな仲間たち
第5作恐竜ノッシーの大冒険1993年かいけつゾロリ(1993年版)
第6作リリカル☆マジカルまほうの学校1994年みんな集まれ!アンパンマンワールド
第7作ゆうれい船をやっつけろ!!1995年アンパンマンとハッピーおたんじょう日
第8作空とぶ絵本とガラスの靴1996年ばいきんまんと3ばいパンチ
第9作虹のピラミッド1997年ぼくらはヒーロー
第10作てのひらを太陽に1998年アンパンマンとおかしな仲間
第11作勇気の花がひらくとき1999年アンパンマンとたのしい仲間たち
第12作人魚姫のなみだ2000年やきそばパンマンとブラックサボテンマン
第13作ゴミラの星2001年怪傑ナガネギマンとやきそばパンマン
第14作ロールとローラ うきぐも城のひみつ2002年鉄火のマキちゃんと金のかまめしどん
第15作ルビーの願い2003年怪傑ナガネギマンとドレミ姫
第16作夢猫の国のニャニイ2004年つきことしらたま~ときめきダンシング~
第17作ハピーの大冒険2005年くろゆき姫とモテモテばいきんまん
第18作いのちの星のドーリィ2006年コキンちゃんとあおいなみだ
第19作シャボン玉のプルン2007年ホラーマンとホラ・ホラコ
第20作妖精リンリンのひみつ2008年ヒヤヒヤヒヤリコとばぶ・ばぶばいきんまん
第21作だだんだんとふたごの星2009年ばいきんまんvsバイキンマン!?
第22作ブラックノーズと魔法の歌2010年はしれ!わくわくアンパンマングランプリ
第23作すくえ! ココリンと奇跡の星2011年うたって てあそび!アンパンマンともりのたから
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