ロールパンナ

ページ名:ロールパンナ
プロフィール
ロールパンナ
Rollpan
声優:冨永みーな
 ・話・編・歴 


1994年(TV放送では300回記念)に初登場。ジャムおじさんがメロンパンナの為に作ったロールパン。白い布で顔を覆っており、額の部分には赤い「R」の文字が書いてある。黒い服を着ており、布と同じ白い手袋とブーツを履いている。初め、ジャムおじさんは単なる仲間を作るつもりだったが、メロンパンナがお姉ちゃんが欲しいと言ったので、メロンパンナより後に生まれたが姉になった。一人称は「私」で、男性的に話す[1]。メロンパンナ同様、現在の姿で誕生している。名前はメロンパンナに似せて名付けられた。

妹のメロンパンナが十年に一度咲く『まごころ草』を偶然見つけ、その花粉を加えて作ろうとしたが、それを聞きつけたばいきんまんが『バイキン草』のエキスも入れてしまったため、善悪両方の心を持ったロールパンになってしまった[2]。そのため、基本的にはパン工場にはおらず、高い岩山があちこちにある荒地にいることが多い。メロンパンナに一緒にいて欲しいと懇願されても、迷惑がかかるといって去っていく。

ばいきんまんにアンパンマンを敵視するようにそそのかされることが多く、その際には悪い心になってしまう。当初は悪い心になっても外見に変化はなかったが、TVアニメではばいきんまんにバイキン草の力を増幅されたことが、また映画版ではドクター・ヒヤリにまごころ草の花粉を取り除かれたことがきっかけとなり、ブラックロールパンナ[3]に変身するようになった。そのためか、アンパンマンの名を聞いただけで悪い心が反応したこともある。胸に赤と青のハートマークがあり、良い心が強調されると赤、悪い心が強調されると青のマークが光る。メロンパンナを最も大切に思っていて、ブラックになってもメロンパンナが来る(又は話しかける・メロンジュースをかける等する)と元に戻る。ただし、映画版では最初はメロンパンナに反応せず、生命の危機の段階になって初めて反応した。また、良い心を強調させたものを思い出させることで、ブラックロールパンナを元に戻させることも多い。ピーターやゴミラなど、悪い心になる前に仲良くなったキャラクターの呼びかけにも反応して元に戻ることもある。一度、ドクター・ヒヤリ(後述)が開発した薬によって良い心と悪い心が分かれたことがあったが、その時は悪い心の方が街を破壊しアンパンマンたちを圧倒して倒してしまった。最終的には双方のロールパンナ同士による壮絶な戦いになったが、薬の時間切れによって元に戻った。

攻撃は主に新体操で使うようなリボンを用いて行う(リボンの名前は『ロールリボン』)。得意技は特訓によって体得した『ローリングハリケーン』(自分を中心にして高速回転して竜巻を起こすパターンと、リボンを回転させて気流を発生させるパターンがある)。ロールパンナは格闘戦でアンパンマンを圧倒する[4]、数少ないキャラクターであるが、大抵はメロンパンナが現れて戦闘が中断する。メロンパンナが助けを叫ぶと、どんなに遠くに居てもすぐに駆けつける。飛行はとても高速で、飛行中の効果音から超音速で飛ぶことができることが分かる。登場当初は善悪共に現在に比べて高い声だったが、後に低くなっていった。テレビアニメではたまに、ロールパンナがどうやって誕生したかという回想話をすることがある。弟分にあたるクリームパンダが登場したのを境に、テレビ・映画共にアニメ版の出番は年々減っている。「ちゃん」付けで呼ばれることが多い(ばいきんまん達以外)。やなせたかし曰く、宝塚の男役をモデルにしており、また「悪役(ブラックロールパンナ)の方が美少女ぶりが冴えてカッコよくなるのには少々困っている」「なぜこのような陰のあるキャラクターを考えたのだろう」などと語っている[5]。登場するときや攻撃時の掛け声は、ターザンをイメージしている[6]

初期は強い者(アンパンマン、鉄火のマキちゃん、バイキン仙人など)との勝負を望んでいたが、ブラックロールパンナにされた頃から、普段は優しい気持ちの方が強くなった(ばいきんまんやジャムおじさんによると、バイキン草の力が弱まっているため)。クールな性格だが普段は優しくおとなしい性格で、特に小さい子供や弱い者には同情を寄せる。特に花が好き。自らが率先して犠牲になることができる、アンパンマンの「強さ」も理解している。ジャムおじさんに代わってパンを作ったことがある他、裁縫もできる模様で、バタコさんの代わりにアンパンマンの破れたマントを繕ったこともある。しょくぱんまんに誘われて絵を描いたこともある。映画『やきそばパンマンとブラックサボテンマン』(本編とはパラレルワールド)では、自分同様にばいきんまんの手によって悪の道に進んでしまったブラックサボテンマンに同情を寄せる場面があった。また、『いのちの星のドーリィ』でも、自分が心を持った意味に悩むドーリィと二人きりで話をしている。

  1. アニメ初登場時の300回スペシャルで着ぐるみ出演したときは女の子らしい口調であり、キャラクターソングの歌詞も女言葉が使われているが、本編中で女言葉を使うことはほとんどない。また、優しい心が強くなると丁寧口調になることもある。
  2. なお、誕生前にメロンパンナのメロンジュースも入れられた。
  3. 体色が黒くなり、瞳の色が青から赤に変化する。同時に瞳のハイライトが消える。
  4. ただし、アンパンマン自身はロールパンナとの戦闘を拒否しているため、普段はまともに戦おうとしない
  5. やなせたかし『アンパンマン伝説』フレーベル館、1997年、p.31
  6. 『やなせ・たかしの世界』サンリオ、1996年、p.51


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