エンジェル・ハート

ページ名:エンジェル_ハート

登録日:2010/01/10 (日) 01:57:09
更新日:2023/08/17 Thu 18:05:54NEW!
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ようこそパラレルワールドへ!


※この項目にはあたかも他作品と比較するような表現が含まれますが、大人の都合その他色々ありまして、一切関係は無いのでご了承下さい




エンジェル・ハートとは北条司によるコミックバンチに連載されていた漫画作品及びアニメ作品。


北条が1985-1991年に連載した『シティーハンター』の続編…というよりはパラレルワールドの作品である。
このパラレル設定は北条は「セルフリメイク」と語っていることから、シティハンターのリブート続編という所か。
『C.H.』は突然4週後の連載終了を通告されて終了しており、北条に描き切っていないという強い思いを与えた作品であり、これが本作の執筆されるきっかけとなった。
なお、『エンジェル・ハート』は『C.H.』とは違う出版社で連載されていた。


シティハンターと比べるとヒューマンドラマ色が強くなっており、家族愛などの「愛」が作品テーマになっている。


後に『エンジェル・ハート 2ndシーズン』として、第二部が月刊コミックゼノンでも連載された。
結果として、本家シティーハンターを超える長期連載作品となったのだった。


2005年10月には日本テレビ系列でアニメ化され、全50話が放送。制作はトムス・エンタテインメント。主演は声優未経験の川崎真央が3000人参加のオーディションの中から選ばれた。さらに『シティーハンター』アニメ版の声優陣が全員続投の上、ゲストキャラクターに井上喜久子古谷徹・潘恵子・立木文彦各氏ら有名どころが起用されるなどキャストが非常に豪華だった。また内海賢二氏がゲスト出演した際には、神谷明氏と内海氏が『北斗の拳』のケンシロウ・ラオウの名台詞を交換で言い合うなどお遊びが見られた(ちなみに同話のゲストヒロイン役はユリアを演じた山本百合子女史だった)。


また2015年には日本テレビで実写ドラマ化されており、漫画よりも大幅に改変されているが(遼がメイン主人公など)評価は高い。ドラマ版にはシティーハンターのレギュラー声優だった山寺宏一がオリジナルキャラクターとして登場している。


【あらすじ】


台湾マフィア『正道会』の暗殺者、コードネーム『グラスハート』の自殺から物語は始まる。


人を殺すことに耐えられなくなったグラスハートはビルから飛び降り、柵に心臓を貫かれて死んだはずであった。
しかし彼女には意識があり、『香』と『遼』という見知らぬ人物の記憶を垣間見ることとなる。


その頃、『冴羽遼』は荒れていた。新宿で『シティーハンター』と名乗るスイーパーをしていた彼は、最愛の妻『槙村香』を事故で失っていた。
そしてドナー登録をしていた彼女の心臓が輸送中に何者かに強奪されたのである。
心臓移植をされ生き残ったグラスハートであったが、目を覚まさないまま二年がたとうとしていた。業を煮やした正道会は、グラスハートの処分を決定する。
しかしの間際でグラスハートは覚醒、施設を破壊し脱走する。


香の心臓を求めさまよう遼。ふとしたことから目の前で倒れた女を保護し、かつて香が働いていた診療所へと連れて行った。


記憶の中で安らぎをくれた「遼」はシティーハンターという『掃除屋』だと知り、新宿へと探しに向かうグラスハート。
覚えのない記憶に戸惑い、トラブルを起こしながらもシティーハンターへと近づいてゆく。


ふとしたことから診療所に運んだ女の正体がグラスハートだと知る遼。そしてまた香の心臓を持つのは彼女であると知る。
最愛の人の心臓を悪用されていると激しい怒りに震える遼。遼は事情を聞くことに。
グラスハートは自分の中にいる『香』について知る。彼女の記憶は香からの借り物であると。そして遼の安らぎは自分へ向けられたものではないと。
グラスハートは診療所から姿を消す。


正道会のボスから事情を聞いた遼。全てを許し、グラスハートと接触しようとしたのだが…


正道会内部のゴタゴタに巻き込まれ、命を狙われることとなったグラスハート。彼女は遼に心臓を返す為、彼の元に向かうこととなる。


再会したグラスハートとシティーハンター。自分を殺し、心臓を取れと言うグラスハート。しかし遼はグラスハートを正道会から守ることを選んだ。


シティーハンターとその仲間達の活躍により事件は解決を迎える。改めてグラスハートと話をする遼。彼は彼女の孤独を感じ、また生前香との会話を思い出していた。


「私の臓器を提供された人たちは私の分身…」
「そう…私の子供みたいなものだと思わない?」


そしてグラスハートに訊く。


「パパが…欲しいか…?」







「わたしの…パパになって……」



【登場人物】


CV:神谷明
演:上川隆也
新宿に生きるスイーパー。香の死に衝撃を受け、ぶらぶらとその日暮らしを続ける毎日だった。
もっこり好きは健在だが、かつてから時間が経ったことや香を忘れられないこともあり、その頻度は少なめ。
今作では良き父を務めることになる。新宿中の人気者で、彼を慕う人間は多い。
ドラマで遼を演じた上川隆也は、筋金入りのアニメファンであり原作のリスペクトが深かったため、原作の遼のビジュアルに近づける為に体脂肪率を10%切るまで肉体改造をしていた。


  • グラスハート

CV:川崎真央
演:三吉彩花
正道会の兵士「朱雀」部隊、伝説の暗殺者。その実態は14歳の少女であった。殺人の罪の意識に耐えられず、自ら死を選ぶ。


  • 香瑩(阿香)

遼の元へ引き取られることとなったグラスハート。その際彼に名付けて貰った。
駆け出しシティーハンターとして遼から色々学びながら、親子としての時間を過ごしている。
美人でスタイルも良く、頭が良く語学も堪能で、運動力は折り紙つき。才色兼備のスーパー娘
グラスハート時代の無愛想さはどこに行ったんだと思うくらい、感情豊かになった。


CV:伊倉一恵
演:相武紗季
遼の連れ合い。遼との待ち合わせの最中に子供を庇い事故にあい、命を落とす。
香瑩の一部として、時折姿を見せる。別世界の彼女に比べて女性的で母性的。カリスマ性のある女性として描かれている。


CV:玄田哲章
演:ブラザートム
喫茶店「キャッツアイ」の強面マスター。失明がきっかけでスイーパーを止めたが、元は腕利きであった。かつて遼が傭兵だった頃からの仲間。
頭に血が上りやすいが誠実な男。ネコアレルギーだがパジャマはネコ柄。本名は伊集院隼人ではない。


CV:麻上洋子(現:一龍齋春水)
演:高島礼子
新宿署の署長。美人。30後半となり落ち着きが出てきたのか、セックスアピールは控え目でキャリアウーマンらしくなった。
別世界の彼女と比べると、遼にベタボレである。


  • 槇村 秀幸

CV:田中秀幸
演:葛山信吾
香の義兄。本作では刑事兼シティーハンターとなっており、依頼で殺しに来た筈の獠が押しかけ相棒になった。冴子とは恋人関係であり、婚約指輪を密かに購入するも渡せないまま冴子につきまとっていたストーカーの遠山一真によって殺害された。


  • 劉 信宏

CV:鈴木千尋
演:三浦翔平
正道会の突撃部隊「青龍」のエリート。グラスハートに惚れており、彼女の為に正道会を裏切り部隊道連れに自爆するという男気溢れる青年であった…
が、徐々にヘタレ化。いつの間にかアイドルオタクスケベゲーマー、KYなお調子者に。今ではギャグ要員。
香瑩程ではないが暗殺技能もある。香瑩がポテンシャル寄りのタイプなら、信宏は技能寄りである。


  • 李大人

CV:有本欽隆
演:竜雷太
正道会のボスにして香瑩の実父。事情があり、お互い親子だとは知らなかったが、グラスハートの自殺直後に真実を知る。
自分の娘を生かしたい一心で香の心臓を強奪。移植した。
事件が片付いた後は、娘を正道会から解放するために遼にへと託す。その際自分が父だと香瑩へ名乗り出なかった。
ちなみに「香瑩」は表向きは遼が考えた名前だが、実際には遼が李大人を気遣って名付けた彼女の本名である。


CV:矢田耕司
李大人直属の暗殺部隊、玄武の長の爺。忠実な部下として李大人に仕える。現在は香瑩の傍で彼女の護衛をしつつサポートを行なっている。
年甲斐もなく好色な御仁で、遼と仲が良い。


  • 楊 芳玉

CV:緒方恵美
眼帯を装着した,遼のかつての戦友。遼にベタボレの人。とにかく過激な女性で、アプローチから恐喝まで全てが凄い。実は母性的な面もあり、戦災孤児院の院長でもある。
現在も傭兵を続けており、世界中で指名手配されている。


  • カメレオン

変幻自在を売りとする、凄腕の殺し屋。体型から身長、性別まで偽装出来る。性格は残忍で狡猾なサディスト。快楽殺人者でもある。
現在は香瑩の殺しの才能を見初め、それを邪魔する『香の精神』の殺人を予告。シティーハンター一派と敵対している。


CV:小山茉美
演:渡辺このみ
まさかのロリ化。またこの漫画のパース狂いの大半を占める女の子。
ストリートチルドレンで、幸薄そうな人をほおっておけない子。その縁で冴子、海坊主と知り合うが…
実は軍事国家の王位継承権もちだったりと色々ぶっ飛んだ設定の持ち主。現在は海坊主に引き取られ、彼の養女としてキャッツアイで過ごしている。


  • 笠井 葉月

海坊主に惚れている看護師の女の子。
彼女のはかつて遼達の傭兵部隊の戦場ドクターであり、海坊主と仲が良かった。しかし戦争が激化するうちにお互いの安否が判らなくなっていた。
信宏企画したの合コンでたまたま海坊主と出会い、話に聞いていた彼と過ごすうちに惚れたらしい。


  • クワン・マオ

作中に何度も出てくる「T国」の皇子。香瑩を嫁にするために来日した。尊大な態度で強引に彼女をモノにしようとするのだが…
実は相当良い奴。自国の貧困層へ目をむけ、軍事優先の自国を変えていこうと無心している。
王位継承の問題で身近な人間はことごとく暗殺されており、香瑩を嫁にしようとしたのは死なない強さを持っていたから。
シティーハンター一家と過ごすうちに彼は香瑩の人間性に本気で惚れこむ。
しかし自国の立て直しの機会を得たことで自分のなすべきことのために動くことを決意。祖国へと帰っていった。






香瑩「……富我項目…追記・修正…」


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  • 露骨なシャンインごり押し&香聖母化がキツくて途中で見なくなっちゃったなぁ…。あと、(一応)主役のリョウが前作ほど大活躍しないのも不満だった。ただ冴子のリョウに対するデレっぷりはこっちの方がストレートで好き。 -- 名無しさん (2014-11-19 08:55:07)
  • シティーハンターのファンであればあるほど読むのがキツくなる・・・ファミリー・コンポにハマった人ならどっぷりハマれると思う。  -- 名無しさん (2014-11-19 21:16:02)
  • 僕はそれなりに楽しめたけどなぁ……。 とはいえ信宏、青龍との戦いまではかっこよかったのに、どうしてあんな風に……(涙 全ては、阿香が李大人の娘だとわかったことから崩れていったような気がしてならない。 -- 名無しさん (2014-12-24 20:18:02)
  • 実写ドラマ化決定。遼を演じるのは上川隆也氏の模様。 -- 名無しさん (2015-08-16 08:56:42)
  • 香瑩は、序盤のカタコトのままのほうがよかったなぁ……。 -- 名無しさん (2015-10-17 14:41:47)
  • いつの間にやらパラレル先を超える長寿漫画になったな -- 名無しさん (2015-11-09 22:23:15)
  • ↑×3 アンチスパイラルwww -- 名無しさん (2015-11-11 14:30:39)
  • あくまでもこれはパラレルワールドって聞いたことがある -- 名無しさん (2015-11-17 19:58:12)
  • 香さんの亡くなり方って『ブラックキャット』のサヤと同じだな。どちらも子供を庇って、亡くなっている。 -- 名無しさん (2015-11-21 06:54:21)
  • 「実際はそれを元に作者が「兼ねてよりやってみたかった」というパラレルストーリー」って本当だろうか? ファミリーコンポのカバー折り返しで『僕が連載終わらせてCHの続編描くって噂流れてるけどそんなことナイナイ』みたいに言ってるので少なくともこの時点では描く気は全くなさそうなんだけど -- 名無しさん (2016-09-26 14:56:35)
  • まぁ確かにパラレルなら続編じゃないなw -- 名無しさん (2016-11-09 11:03:51)
  • そういえばAHの世界での、香が死ぬまでの活躍はどうだったんだろう?やっぱりユニオンとやりあったりとかしたんだろうか? -- 名無しさん (2017-06-24 09:35:00)
  • 李大人が凄く良い父親に見えても、孤児達を暗殺者にしたてあげてる組織を運営してると思うとうーん、ってなる -- 名無しさん (2020-06-08 22:46:36)

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