サータン(ウルトラ怪獣)

ページ名:サータン_ウルトラ怪獣_

登録日:2016/06/15 Wed 19:46:25
更新日:2024/01/23 Tue 13:56:33NEW!
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透明化 忍者 宇宙怪獣 ウルトラ怪獣 ゾウ 帰ってきたウルトラマン レッドマン 不祥事 忍者怪獣 怪獣 ウルトラマンz 隕石 サターン←ではない 中性子 レッドフォール サータン はげちゃびん




サータンは、ウルトラシリーズに登場する怪獣。
別名は「忍者怪獣」


【概要】

身長:45m
体重:3万2千t

ゾウのような長い鼻に皺が目立つ体、所々に生えている毛など、
干からびたゾウや禿げたじいさんに見えなくも無い強烈な外見の宇宙怪獣。


長い鼻の力は凄まじく、相手を絞め殺す事も可能な他、食糧としているウランを探し当てるレーダーの役割も持っている。
また、体のあちこちに生えている毛は「アイアンヘアー」と呼ばれ、接近した飛行物体を絡み取ってしまうことが出来る。
目から放つ目晦ましの閃光も得意技と、見た目に似合わず全身が武器となっている。タツジン!


だがこの怪獣の特徴にして最大の武器は、体を構成している「中性子」である。


中性子と言うのは、様々な物質を構成する原子の中心にある「原子核」を構成する素粒子。
同じく原子を構成する「電子」や「陽子」と異なり、電気的な力を持っておらず中性子自体も非常に微小なため、
核分裂などで放出されてしまうと遮るのが非常に難しい
サータンはこの性質を活用し、自由自在に姿を消したりビルをすり抜けたり、
瞬間移動で背後に回り込んだりと忍者顔負けの技を駆使し、敵を翻弄する戦法を得意とするのである。ワザマエ!


ただ、多くの物質をすり抜ける中性子でも水素原子を多く含む水やコンクリートには遮蔽されてしまう性質があり、
サータンもコンクリートに対して敏感な反応を示している。


デザインを手掛けたのは、キノコ雲をイメージした初代ゴジラの着ぐるみの雛形や、
強烈な外見が多い『行け!ゴッドマン』の怪獣を多数手掛けた利光卓三氏。
また、鳴き声はそのゴジラの声を早回ししたジラースのものを使用している。


なお、初登場時の話の題名から勘違いされる事もあるが、肩書は「透明大怪獣」ではなく上記の通り「忍者怪獣」である。


【登場作品】


【主な活躍】

◆帰ってきたウルトラマン

登場:第19話「宇宙から来た透明大怪獣」

MAT郷秀樹隊員の弟分である坂田次郎少年が通う学校に謎の隕石が落下。
早速MATが調査したが特に異常は無く、ぜひ学校の標本室に飾りたいと言う次郎たちの願いを受け、彼らに隕石を託す事になった。
ところがMATが帰還した後、隕石は突如巨大化
逃げ遅れた飼育小屋のウサギを助けに入った次郎は大怪我を負ってしまい、入院する事態となった。
だがその時、彼は学校を巨大な怪獣が破壊するのを、その目でしっかりと見ていたのである。


その後、東京都心で突如異変が発生。
突然現れた巨大な「目」を見た自動車が大破したのに続き、ビルが何故か崩れだしたのである。
原因を探るべく、郷隊員が赤外線搭載のカメラを通して見たものは、異様な姿をした怪獣――
―—隕石の中に潜んで地球に潜入し、次郎たちの学校を破壊した真犯人である怪獣サータンであった。


直ちに出撃したMATであったが、自由自在に姿を晦まし、攻撃も一切受け付けないサータンの前に大苦戦。
空からの攻撃も通用せず、マットアローも撃墜されてしまった。
それを見ていた子供たちは、所詮宇宙怪獣に勝てるはずは無い、だらしないMATだ、と痛烈に批判。
そして友人と一緒に病院の屋上から応援していた次郎は、ショックの余り意識を失い、重体になってしまった。


あまりに強いサータンの前に、郷隊員は意気消沈。
絶対にあの怪獣を倒すと言う次郎との約束も守れない、あの怪獣に勝てるはずは無い、と完全に弱気になってしまった。
そんな彼を病院の屋上へと誘ったのは、次郎の兄であり郷にとっても兄貴分である坂田健であった。


お前、MATに入って駄目な男になったな。

え……?


レーサーを目指し、坂田の下で努力を続けていた頃の郷は、どんな状況下でも最後まで諦めず、自らの勝利を信じて走り続けていた。
だが今の郷が運転しても、ハンドルは岩のように固まり、マシンはスピンしてしまうだろう、と彼は喝を入れた。
そして、次郎が郷の活躍に憧れており、机の上にも彼の写真が飾れている事を語った。
郷にとっての憧れが坂田であるなら、次郎にとっての憧れこそ郷秀樹その人なのだ。


最後まで諦めず、不可能を可能にする――郷はサータンを絶対に倒してみせる、と再び決意を新たにし、特訓を始めた。
そしてMATも新兵器「原子核放電網」を使い、姿を眩ます曲者・サータンを捕らえる作戦を実行する事となった。


そして、体調が急変した次郎を郷が見舞っている中、再びサータンが出現。
MATの新兵器の力で体に電荷を帯び、中性子の持つ特性を失ったサータンはその姿を露にした。
だが暴れまわるサータンを抑えることは叶わず、あまりにも危険と言う事で放電網を切り離さざるを得ない事態になった。


そんな危機的状況の中、ついに郷隊員はウルトラマンに変身。サータンとのリベンジマッチに挑む事となった。


消えたり現れたり、神出鬼没な動きでサータンはウルトラマンを翻弄。
その強靭な鼻を使って首を絞めカラータイマーが点滅するまでに追い詰めた。


だが、出動前に次郎がうわごとのように残した激励を思い出したウルトラマン=郷隊員は奮起。
目から放った透視光線を受け、姿がバレバレになってしまった事で形勢は逆転した。
再び姿を消そうとしたサータンだがパンチキックを受けて隙が与えられず、完全にボロボロになった所でウルトラ念力を受け、宙に浮かばされてしまう。
そして、ウルトラブレスレットから放つ必殺技「ウルトラスーパー光線」を受け、爆発四散したのだった。サヨナラ!



ウルトラマンに乗って空を飛ぶと言う羨ましい夢を見ていた次郎も、無事意識が回復。
駆けつけた郷隊員と共に、勝利を祝った。


勝ったぞ!!



◆レッドマン

登場:第35~37話、第40~42話、第53話、第56話

あの赤いあいつの番組。
長い鼻を駆使して互角の戦いを繰り広げる時もあるが、次々に怪獣たちを葬ってきたレッドマン相手には流石に敵わず、
レッドキックをもろに受け、レッドナイフで切り裂かれ、レッドアローで体を刺され次々に息絶えていった。


特に単独でレッドマンに挑んだ第53話は凄まじく、レッドアローで腹を刺されて倒されるだけに飽き足らず、
倒れた体にもう一度レッドアローを刺され、長い鼻をつかまれて引きずられた挙句レッドフォールで崖から落とされると言うあまりにも凄惨なやられ方をしている。
しかもBGMもヒーローと言うよりサスペンスドラマチックなものとなっており、ますます異様な雰囲気を醸し出している。



◆ウルトラマンSTORY 0

登場:41~43話

暗黒宇宙の支配を目論む犯罪結社「星間連合」傘下の怪獣。
光の国攻撃に参加後、本部に帰還。ビーコンと共に星間連合幹部・メトロンと共に、暗黒宇宙に入ってきたウルトラ戦士たちを襲撃した。
メトロンの影武者ロボットの放つ幻覚剤で怯んだウルトラマン達をワープ能力で強襲するも、全身が冷気で覆われたザージには麻痺毒が効かず苦戦。
最後はズタズタに引き裂かれて絶命するが、死の間際に強力な猛毒をザージに打ち込んだ。



◆ウルトラマンZ

登場:10話

名前だけであるがTVシリーズで久々の登場。
海賊宇宙人バロッサ星人が所持する透明マントの素材として体毛が刈られていたことが判明しており、これを使用してゼットを欺くシーンが見られた。



【余談】

  • サータンの「中性子で構成された体」と言う設定は放送当時から色々と突っ込まれていたようで、
    大伴昌司氏の怪獣図鑑にも「中性子で体を構成するのは不可能。本当は体内の原子炉から中性子を撒き散らす異次元怪獣なのかもしれない」と言う説が書かれている。物騒というレベルじゃねーぞ!
    実際、原子核を構成していない中性子は一部の例外を除き、十数分で陽子や電子などに分裂してしまう事が知られている。

    また『空想科学読本』シリーズでの検証では、
    重力でしか結びつかないと言う中性子の性質のせいで45mと言う巨体のサータンの体重と密度は途轍もない事になり、
    隙間なくギュッと詰まった中性子で光を完全に遮断する宇宙一の不透明怪獣にして、
    ビルやウルトラマンを吸い寄せながら地面にめり込む超重力怪獣になってしまうと言う結果が出ている。

  • 名前はSatan(悪魔)から。

  • 紛らわしいが「サターン」ではない次回予告でも言い間違えられている。

  • 次郎少年が助けたウサギの名前は、本放送時では「ピョン太」など普通の名前だが、原稿では「ラドン」など怪獣の名前も考えられていた。
    (というか、飼育小屋の場面を見ると別に飼われている鳥類は「ザロン」・「ゴリム(orゴリ公)」というすごい名札が下がっているのが確認でき、どういうセンスの子供らか分かるはず。)
    また、怪獣みたいに大きくなれよと次郎がウサギに語り、そんな訳が無いと友達に突っ込まれるシーンがあるが、
    その1年後、本当にウサギそっくりの超獣地球に襲来する事となる。

  • 着ぐるみはほぼデザイン画の通りに作られているが、制作の指示に混じって「親子連れ」という謎の記述が書き込まれている。


お前、レッドフォールで崖から落とされてから駄目な追記・修正になったな。

え…?


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  • 帰マンの作品ではベムスターに次いで出現した宇宙出身の怪獣。 -- 名無しさん (2016-06-15 20:05:05)
  • 中性子といえば東海村臨界事故を思い出すなあ -- 名無しさん (2016-06-15 21:03:27)
  • レッドフォール、オーバーキルの被害者 -- 名無しさん (2016-06-15 21:04:36)
  • スポーツ観戦感覚で怪獣対MATの戦い観戦してる子供達に少しイラッときた -- 名無しさん (2016-06-15 21:06:12)
  • このタイミング…貴様狙っていたな!? -- 名無しさん (2016-06-15 22:29:43)
  • ウルトラ怪獣大百科では「中性子から生物を作るのは人類の科学では不可能。きっと我々の知らない四次元のパワーが中性子からこんなバケモノを作り出したに違いない」と解説されてた -- 名無しさん (2016-06-15 23:13:55)
  • 怪獣図解入門(この項目で紹介されてる怪獣図鑑)には「中性子でできた体というのは科学的には不可能で、オレンジジュースからコンクリートを作るようなもの」とか書かれてたな -- 名無しさん (2016-06-15 23:21:44)
  • 怪獣とは我々の常識が通用しない存在なのだから、中性子でできている程度で驚いていてはいけない。 -- 名無しさん (2016-06-15 23:59:10)
  • 飼育小屋の動物たちに、ゴリムとかザロンとか異様な名前がつけられてたのは原稿で指定されていたからだったのか・・・ -- 名無しさん (2016-06-16 00:20:38)
  • ウルトラスーパー光線って名前もすげぇよな -- 名無しさん (2016-06-16 00:51:29)
  • 中性子でできた怪獣だと?寝ぼけるな北斗!お前は1週間の謹慎だ! -- 名無しさん (2016-06-16 07:46:50)
  • 本当に新マン兄さんがそう言ってたんです!信じて下さい! -- 名無しさん (2016-06-16 10:12:32)
  • サータンで検索したら「セーラーサータン」って出てきてワロタ -- 名無しさん (2016-06-16 11:50:48)
  • 仮面ライダーでいうとアリガバリや死人コウモリ戦のような回かな -- 名無しさん (2016-06-16 19:09:37)
  • 謎の隕石から現れた物理法則を無視した異次元からきたかもしれない怪獣…まさかヤプールの!?…にしちゃなんか見た目地味だしちがうか -- 名無しさん (2016-06-16 19:28:42)
  • ストリートファイターに出てきた仙人の爺さんがそっくりだった気がする。モデルかも -- 名無しさん (2016-06-16 21:40:00)
  • 確かに怪獣なんだから物理法則が通じなくてもおかしくはないな -- 名無しさん (2016-06-16 22:40:26)
  • サターンと聞いて警備用レイバー思い出した -- 名無しさん (2016-06-17 19:11:12)
  • ↑だが、サータンだ -- 名無しさん (2016-06-17 19:54:26)
  • 某赤いアイツのおかげでもはや最近コイツと言えば「レッドフォール!!」のイメージが圧倒的に強いwwwwww -- 名無しさん (2017-04-27 01:44:46)
  • サータンの毛を使うと透明マントが作れる -- 名無しさん (2020-08-22 17:36:58)
  • 目立たないけどウルトラスーパー光線が好き。ブレスレットから迸る光線と閃光のエフェクトは傑作。 -- 名無しさん (2020-09-03 02:48:11)
  • なぜか次回予告では「ターザン」と言われていたな…そりゃ、名前似てるけどさ。 -- 名無しさん (2022-11-16 13:25:53)
  • ぶっちゃけウルトラ怪獣じゃなくて「レッドマンに鼻引きずられた挙句崖から叩き落とされたアイツ」ってイメージのほうが強そう -- 名無しさん (2023-06-04 23:37:49)

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