ムサイ級軽巡洋艦

ページ名:ムサイ級軽巡洋艦

登録日:2012/09/02 Sun 23:26:05
更新日:2023/12/08 Fri 11:49:07NEW!
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「ムサイ!! ミサイル発射!!」



ムサイ級軽巡洋艦とは、アニメ『機動戦士ガンダム』に登場するジオン公国軍の宇宙軽巡洋艦。
宇宙世紀で初めてモビルスーツ(MS)の運用を前提とした多目的艦として開発された。



●目次




【性能諸元】

ムサイ級軽巡洋艦
Musai-class Light Cruiser


所属:ジオン公国軍
   ジオン共和国軍
   デラーズ・フリート
   ティターンズ
   ニューディサイズ
   アクシズ(ネオ・ジオン)
   新生ネオ・ジオン
   カラード
   袖付き
建造:ジオン公国軍
全長:234.0m(後期型も同じ)
全幅:103.2m(後期型:162m)
全高:65.0m(後期型:69m)
基準排水量:13,000t
満載排水量:26,200t
推進機関:熱核ロケット×2
MS搭載数:本体4機+コムサイ2機(後期型も同数)


《武装・通常型》
連装メガ粒子砲 ×2〜3基
145型大型ミサイルランチャー ×2門
C型ミサイルランチャー ×10門


《後期型》
連装メガ粒子砲 ×5基
120mm連装機関砲 ×10基
ミサイルランチャー ×10門


《最終型》
連装メガ粒子砲 ×2基




【概要】

ジオン公国軍が建造・運用した宇宙巡洋艦。


宇宙世紀史上初めてMSの運用を前提として開発された為か、艦橋とMSデッキから成る部分を中心に支柱が伸び、その先端にエンジンブロックや船体があるという非常に特異な三脚構造となっている。
一説によれば、このような構造なのはエンジンの間にHLVや大型モビルアーマー(MA)を係留して輸送する為だとされる。


設計段階でMSとの連携を想定していた為にパプア級のような旧式艦には無い熱核融合炉の冷却装置を備えており、MS黎明期の母艦としては優れている。
また、連装メガ粒子主砲3基6門や大小2種類のミサイルランチャーを備え、仮想敵である連邦軍サラミス級よりも火力面で勝る。



本体から離れた場所にエンジンがあるので、さぞやダメコン能力も高い……と思いきや、実際にはエンジンが爆発するとムサイ本体も粉々になってしまう。
むしろエンジンが大きいぶん被弾しやすいともいえ、下記の砲配置の問題もあって防御力は低い。
実際艦隊戦の時はサラミスマゼランによくボコボコにされていたという。


火力面でも問題があり、正面火力こそ高いものの、配置が正面に偏っていて上下及び後部へ指向出来る火器が皆無か少ないかのどちらかしかない上に、最後期のバリエーションまで対空兵装の類いがなく、総合的に見れば扱いづらい物であった。



また、史上初のMS搭載機能は確かに革新的だったが、なぜかMSデッキが艦橋の真下にあり傍目にも狭いうえ、ハッチが後ろ向きについている。
そのため発進させる場合はMSが自力でムサイの前に回るか、ムサイが後ろを敵側に向けて射出するしかない。
しかし前者の場合MSのただでさえ少ない推進剤を余計に消耗する上に、もしムサイが高速で航行していた場合は置いて行かれかねない(ザクよりムサイの足が遅いということは無いだろう)。
後者の場合はムサイに後ろを向く武器がないので、無防備となってしまう。距離が離れているならいいのだが……


その後MS搭載艦は急速に普及したが、射出口が後ろにしかない宇宙船というのは存在しなかった。



手探りで作られたためか、全体的に洗練されていない不合理さが垣間見える設計である。
当のジオン軍も満足しなかったのか、ムサイより旧式のチベ級重巡洋艦を主力艦として扱っている描写もある。



艦首下部には「コムサイ」という宇宙往還機が仕込まれていて、必要に応じて射出・合体が可能である。
コムサイについては後述。



かなりの数が生産され、「ジオン在るところにムサイ在り」と断言出来るくらいに、まさしくジオンの顔とも言うべき存在である。



なお、ムサイ級のネームシップになった「ムサイ」がどの艦を指すのか、そもそも映像作品を始めとした各媒体に出てきているのかは、はっきりしていない。




【派生型】

通常型

一年戦争開戦時から活躍するオーソドックスなタイプ。
間違いなくジオンで最も多く建造された宇宙艦であろう。


このタイプは艦本体への搭載可能MS数が4機となっている。
ちなみに運用上の問題から、コムサイ側の搭載数は含んでいない(コムサイの項で解説)。


火力も高いが、連邦軍の艦船と違って、グワジン同様全ての火器が前面に集中しているので死角だらけという宇宙艦としてそれはどうなんだという短所がある。
事実、圧勝と言っていい程の勝利を収めたルウム戦役であっても参加した78隻の内22隻が撃沈または大破または損傷(異説有り)している。


また、対空防御もMS頼りだった為に対空火器の類いも無かったので肉薄した宇宙戦闘機や連邦製MSには全く太刀打ち出来ず、
またいくらミノフスキー粒子散布を前提にしているとはいえ、迫りくるミサイルすら迎撃できず回避するしかなかったため(劇中を見る限り、ミサイルもなんだかんだ誘導されて命中しているシーンが多い)、
結果としてこうした防御力の低さが災いして多くのムサイが宇宙の藻屑となった。


如何にジオンがMSの運用戦術を重視し、艦船を母艦として追及したかが解る。



戦中を通して大多数が建造されたが故に固有名が確認されている物も多い。
初代ガンダム劇中に登場したものは命名則が「~メル」となっている。
ドズル・ザビ中将がシャア・アズナブル少佐に譲った“ファルメル”(ブリッジがヘルメットのような形になっている)やコンスコン艦隊のクワメルなどが有名か。


古い艦ではあったがジオンにしては大量生産されたためか残存数も多く、ジオン共和国で「ムサイ改」として近代化改修して運用している他にも、戦力に乏しいアクシズ(ネオ・ジオン)で輸送などの後方任務に就いていた他、U.C.0096年にもジオン残党の寄り合い所帯であるアクシズよりも財政難な『袖付き』に至ってはそのまま運用しているのが確認出来る。





簡易生産型

一年戦争後期に増え始めた、砲塔を2基に減らすなど、デチューンによる生産効率を向上させた戦時量産タイプ。
大戦後期にもなると陳腐化していたムサイを更に劣化させるというジオンの苦しい台所事情が窺える。


流石にこれを前線に出すのはマズいと思ったのか、パトロール艦隊などが主任務だったようだ。
ドレン大尉率いるキャメル・パトロール艦隊旗艦の“キャメル”が有名。



実は作画ミスで主砲が少ないムサイを描いてしまった事への言い訳らしい……




後期生産型

一年戦争後期に生産されたタイプ。
カラーリングは通常の緑系の物と海兵隊所属のブラウン系が存在する。


艦橋下部にあったMS格納庫を左右へと配置を改め*1、併せて電磁リニア式の展開型カタパルトを前後に搭載することで、MS運用能力が大幅に強化された。
またメガ粒子砲と対空機関砲の追加で死角も削られており*2、攻防共に従来型のムサイの欠点を克服している。


だが、この改設計によって製造工程の複雑化を招いた為、ある程度量産した後に下記の最終生産型へと切り替えられた。


投入された時期が遅かった為に一年戦争中は殆ど活躍が見られなかったものの、シーマ艦隊やデラーズ・フリート、アクシズの主力としてデラーズ紛争期に数多くが確認されている。



メタ的には下の最終生産型共々、ムサイのデザインを(90年代当時の)現代風にアレンジしただけで通常型と同一の存在であったが、
後の設定変更でバリエーション違いという扱いにされたとか。




最終生産型

大戦末期に開発されたタイプ。後期生産型の簡易型。
1番艦の名前から「ジークフリート級」とも呼ばれる。


武装は最小限に抑えてMS運用能力を維持しつつ、航続距離と機動性を強化しながらも生産性が高められた。
曲面を多用しつつ鋭角的でシャープな艦に変わっており、コムサイも流線形なものになった。


試験的に建造された艦であった為、現在確認されている限りサイド6への核攻撃作戦に投入された1番艦“ジークフリード”と2番艦“ワルキューレ”の他にはジオン残党に数隻、ジオン共和国に少なくとも1隻が運用されているくらいしか存在が確認されておらず、はっきりとした性能はよく解っていない。*3
最終的にリボーコロニーへの核攻撃を巡る戦闘で少なくともどちらか一隻が撃沈された模様。




ムサイ改級

一年戦争後、ジオン共和国が所有するムサイに近代化改装を施したタイプ。
しかし「近代化改修」といっても対空機銃(それも単装砲)が二基増設し、胴体脇に放熱板が追加されただけで、ほとんど変わっていない。
同じく近代化改修された「チベ改」が旧チベから大きく発展したのと比べるとその差は歴然。
旧ムサイの「MSデッキが狭い」「ハッチが後ろ向きなのでMS投射能力に問題がある」「砲撃がしにくい」などの問題点はムサイの基礎デザイン自体に由来しており、
改修では克服できないとみなされ、小改装に終わったのかもしれない。


グリプス戦役ではティターンズに召集されたジオン共和国軍が連邦の艦と肩を並べて戦う光景も見られた。




【コムサイ】

上記の通り、コムサイとはムサイの艦首に上下逆の状態でドッキングした宇宙往還機である。
ムサイから直接射出されることで燃料を最小限に大気圏突入が出来る。
また、全方位からの物資搬入が可能で、艦底には物資投下用のハッチもある。
武装は機首の機関銃2門。大気圏内でもコアファイターとの空中戦をこなせる程度には機動力も高い。
MSは2機搭載可能だが、発着はムサイから分離している時限定(=ドッキングしたままMS格納庫として使うには不向き)という欠点がある。


突入後はガウ攻撃空母か拠点に着陸し、ブースター装着の上でガウから発進あるいはマスドライバーで打ち上げられて宇宙に帰るが、そのまま重駆逐戦闘機として地球に降下したザンジバルの護衛として使われたケースや緊急時の脱出艇として使用されたケースもあった。


割と多機能な一方で「コックピットの都合上、下方の視界が見づらい」「機関銃の照準システムが甘く外れやすい」等の本来の用途が戦闘用ではないが故の欠点もあった。



コムサイⅡは後期型ムサイに装着されたタイプで、本体同様こちらも改良されている。
通常のコムサイから大きく形状が変わっていて、コックピットがポップアップ方式に改められたので以前のタイプよりも下方視界が広く、武装も3銃身ガトリング砲にパワーアップした。
大気圏離脱もブースターを装備するだけで行える。



W・コムは『THE ORIGIN』に登場した大型コムサイ。
ザク4機を搭載可能で、木馬降下妨害作戦の際にはこちらが用いられた。
そりゃあザクが4機出撃するのに緊急回収が2機までしか出来ないのはマズいでしょう、大佐




【武装】

  • 連装メガ粒子砲

主船体と艦橋部をつなぐ支柱の正面に階段状に配置された連装砲塔がムサイ級の主砲である。
軽巡級にしては大口径のメガ粒子砲で、火力を集中しやすく一斉射の火力はかなりのもの。
一年戦争開戦初期のシーンでスペースコロニーを艦隊で破壊する描写は印象に残りやすいだろう。


だが、分散配置によってあらゆる方向に攻撃可能なサラミス級に比べて後部・下部への攻撃が出来ず、正面火力は高いが対応力では劣るものとなっている。


構造を簡略化した簡易型や火力を重視していない最終型は2基に減じているが、後期型は艦橋下部や艦底部にも1基ずつ増強して合計5基装備となり、火力を増強すると共に死角を減らしている。



  • 145型大型ミサイルランチャー

支柱の船体側付け根の左右に設けられたミサイルランチャー。
こちらは対艦・対施設用に用いられる145型大型ミサイルを発射する。


後期型と最終型ではオミットされた。



  • Cクラス小型ミサイルランチャー

支柱左右のスリットのようなものは艦隊防空用に用いるC型ミサイルを発射するランチャー。
C型ミサイルは145型ミサイルに比べて小型で門数も多く、速射性が高い。


最終型のみオミットされている。



  • 120mm連装機関砲

後期型にのみ装備。
連邦軍にもMSが登場しはじめたことを受けて装備されたもので、艦橋やエンジンの周囲など重要区画に配置された。



  • ミサイル発射管

最終型のみの装備。
艦首周りに左右で合計6門備える。
これまでのミサイルランチャーと違ってハッチ展開式。



  • 単装メガ粒子砲

ムサイ改にのみ装備された小口径のメガ粒子砲。
対空砲を兼ねた副砲として機能する。




【ムサイ級の発展型】

ジオンを象徴する艦船だけあって、後のジオン系の組織でも発展型が開発されている。



エンドラ級

所属:アクシズ(ネオ・ジオン)
   ネオ・ジオン残党(袖付き)
建造:アクシズ
全長:410.0m
MS搭載数:6機
《武装》
単装メガ粒子主砲 ×5基
連装メガ粒子副砲 ×1基
単装砲 ×1基
対空レーザー砲 ×8基
*4



アクシズにおいて開発・建造されたムサイ級を発展させた巡洋艦。
従来のムサイよりもかなり大型になっており、コムサイ*5はブリッジ後部に移された。
船体構造はムサイを踏襲した前後2つに分かれたもので、後部船体にはエンジンや艦橋を、前部船体にはMSデッキとカタパルトが配された。
変わった点としてカタパルトが船内でX字型に交差しており、艦載機は左右斜め前方に射出される。


あまり触れられたことはないが地味にエンドラ級は2種類が存在し、艦橋上部に大型のアンテナがあるよく知られたタイプとアンテナが無く艦橋が左右に拡張された「一般用」なるタイプがあるが、一般用の方は殆ど登場していない。


武装は単装メガ粒子主砲を正面に2基、下部に2基、後部に1基の合計5基、副砲として小型の連装メガ粒子砲が前部船体後部に1基備える。
これらは全て側面への指向が可能で、同航戦または反航戦でほぼ全ての火力集中が可能な配置となっている。
副砲はそのまま撃つと後部ブロックに当たってしまう(横と下方にしか撃てない)妙な配置になっているが、これは対地攻撃に威力を発揮したらしい。*6
また、前部船体には6基、艦橋後部側面に2基のドーム状対空レーザー砲と艦橋上部に単装砲を配置、対空防御に用いる。


MS搭載機数は6機とされるが、『ΖΖ』序盤のエンドラの搭載機は明らかにそれよりも多く、機体のサイズで左右されると思われる。
この他にもミンドラが後部主砲下部〜エンジン上部のスペースに臨時デッキを組み立てて艦内に収まらないサイコガンダムMk-Ⅱを収容していた他、ガルスJドライセンズサをワイヤーで曳航させていたこともある。


バリュートシステムを用いた大気圏突入及び大気圏内での飛行も可能であるが、ミノフスキークラフトを装備しているかは不明。
後部船体側面のドーム状の構造物がミノフスキー粒子の発生器とも言われているが、これはペガサス級のような格納式メガ粒子砲という説もあり、実際のところよく解っていない。



アクシズ(ネオ・ジオン)の主力艦としてグリプス戦役から第一次ネオ・ジオン抗争の間、少なくとも十数隻が確認されており、個艦名は外伝作品を含めて「〜ドラ」で統一されている。
マシュマー・セロが指揮を執ったネームシップのエンドラの他、強化後のマシュマーに与えられたエンドラⅡ、グレミー・トトが指揮を執ったミンドラ(船体カラーは黄)やサンドラ(船体カラーは青)が有名である。


この他、袖付きにおいても残存艦が運用されている。




エンプラ(エンドラ改)級

所属:ジオンマーズ
建造:ジオンマーズ
全長:不明
MS搭載数:6機(多分)
《武装》
単装メガ粒子主砲 ×6基
連装メガ粒子副砲 ×1基
単装砲 ×1基
対空レーザー砲 ×8基



ジオンマーズが開発したエンドラ級の発展改良型。
エンドラ級をベースにしつつ単装メガ粒子砲を1基増設したり、支柱を介してエンジンブロックを2つ増設したりしているため、全体的なレイアウトがムサイに近くなっている。
10隻以上がチェスターJr.率いるチェスター宇宙艦隊に配備され、第一次ネオ・ジオン抗争時にネオ・ジオンを支援するために地球圏に向かった。しかしグレミーによってネオ・ジオンが内乱状態に陥ったため、どちらにも属さない派閥を回収し、地球圏に数隻を残して火星へ帰還。いつの間にかレジオンに支配されていた火星を取り戻すべく火星降下作戦を強行するも、監視衛星エレノアのビームによって、警告を聞き入れて降伏したネオ・ジオン残党が乗る数隻のエンプラ級を除いて全て撃沈された。


ちなみに地球圏に残された数隻にはゲルググⅢが搭載されていたようで、これが後にサザビーやメッサーに繋がると思われる。




ムサカ級

所属:新生ネオ・ジオン
   ネオ・ジオン残党(袖付き)
建造:アナハイム・エレクトロニクス社
全長:160.0m
MS搭載数:6機
《武装》
連装メガ粒子主砲 ×4基
ミサイル発射管 ×6門
連装対空機関砲 ×12基



シャア・アズナブル率いる新生ネオ・ジオンの主力艦。
建造はアナハイム・エレクトロニクス社で、ネオ・ジオンの高官ホルスト・ハーネスの「クラップ級と互角に戦える巡洋艦」との要望に応えて建造された。
またアナハイムか!


一応ムサイ級の発展系とされるが、ムサイの問題点を徹底的に研究して建造されたため、赤色のカラーリングも含めて構造としては寧ろチベ級に近い印象を受ける。
側面に描かれた個艦識別用のラインと、艦底部の巨大な放熱パネルが特徴的。
従来のムサイ級と比べるとかなり小型であり、しかもMS搭載機数は6機と多い。
武装はレウルーラの副砲と同型の連装メガ粒子主砲を4基、艦首のミサイルランチャーと連装機銃を12基と基本的な物は一通り持つ。


第二次ネオ・ジオン抗争では13隻が建造されており、残存艦や戦後に建造された艦は袖付きにおいて緑色にリペイントされて運用された。



なお、元々の設定では「新生ネオ・ジオンの巡洋艦の5番艦の名前がムサカ」だったため、ネームシップが5番艦というなんだか変な状態となっている。
ちなみにムサカ以外で個艦名が判明しているのは『ベルチル』に登場したムサックと小説版『UC』に登場したテニスン艦隊のガロム、グスコー、シャルネなど。
ちなみにテニスン艦隊にはこの3隻以外にもあと6隻、合計9隻のムサカ級が所属している。



ファンの間では大型MS全盛期ということで、レウルーラ共々小型すぎるサイズ設定がしばしば指摘される。
レウルーラの解説でも触れられているように、劇中の様子で比較するとやはり160mという事はなさそうである。
(20m級のMSが出入りするカタパルト正面ハッチ等)


この数値は様々な考察がある。

  • 三脚構造で無駄に全長がある旧ムサイと比べれば容積の差はさほどでもないとする説
  • 戦闘特化で長期巡航の設備を持っていない(なので余計な設備がなく小さく済む)説
  • ゲリラ戦を行うにはエンドラではデカすぎでこの程度に収めた説*7
  • コスト削減のため小さくなった説
  • サイズ設定は偽装投降のダミーバルーン説

…などなど。




RFムサイ


ゲーム『フォーミュラ戦記0122』に登場した(GジェネではF90からの参戦となっているが)、オールズモビルの主力艦。
最終生産型にそっくりな外観だが、ゲーム中ではイベントで登場するのみで詳しい性能は不明。






【余談】

モデルとなったのは『スタートレック』のエンタープライズ
逆様にすれば一目瞭然。


このことがあってか、『ぱにぽに』に登場する宇宙人の船はムサイにそっくりだが、上下が逆さまでエンタープライズ号っぽい感じになっている。


余談だがモデルの方が非常に特異な逆三脚構造となっているのは、後ろ二本脚にあたるワープナセルが有害な放射線を発するので離すためと、前一本脚にあたる円盤部を緊急時に切り離して非戦闘員の脱出に使い三脚の中央にあたる推進部のみで外敵と戦うことを可能とするため。







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  • 攻撃が前面集中なのは宇宙空間なら逆に問題ないと思う。無重力の宇宙空間なら幾らでも艦そのもの機動で死角は補えるからね(真下や真上から突っ込んだりとか)あと中央に集中して配置してあるから片舷どちらにでも火力を集中出来る。同航戦とかならサラミス級と互角に戦えるんじゃね? -- 名無しさん (2014-03-21 13:27:58)
  • ↑なるほど。そういえば宇宙に上下は無いものな。 -- 名無しさん (2014-03-21 13:31:52)
  • ↑ムサイてゆーかガンダム作品全般に言える弱点は、火器より推進装置が艦の後ろにしか無い事かな。補助ブースターとかで良いから何ヵ所かつけて全方位に動ける様にしないとね。まあその弱点を埋める為の兵器こそMSなんだけどね…ww -- 名無しさん (2014-03-21 13:41:18)
  • ↑別にスラスター吹かしてる描写はないのにバックしたり回頭したりしてるからな… -- 名無しさん (2014-03-21 13:48:30)
  • ブースターは危険物だから無闇にふやせないだろな、 -- 名無しさん (2014-03-21 14:26:11)
  • ガンダムに限らないけど、艦vs艦の宇宙空間での戦闘なのに三次元的に捉えてない作品が多すぎるんだよね。なんで馬鹿正直に同じ座標で撃ち合ってるのかと。 -- 名無しさん (2014-03-22 12:56:32)
  • ↑そういえばヤマト2199でも、ヤマトとドメラーズが同航戦やってたなぁ。 -- 名無しさん (2014-03-22 13:09:35)
  • 昔、連邦VSジオンのミッションで「ムサイを護衛しつつマゼランを撃沈せよ」ってミッションがあったんだがいざ出撃してみるといきなり至近距離で並走しながら砲撃戦してたんだがどんな過程でそんな位置取りになったんだ・・・。 -- 名無しさん (2015-03-18 20:27:04)
  • 武器が前面に集中してるから、艦列を揃えて突撃させたら破壊力凄そう。宇宙艦だけど、重装騎兵的な運用が向いてるのかな。 -- 名無しさん (2015-05-14 10:14:53)
  • 実際、正面への火力だけなら一年戦争の艦艇としては屈指なんだよなぁ。問題はそれ以外がからっきしなので、敵に包囲されると弱いことか -- 名無しさん (2015-05-14 10:49:12)
  • SDフォースでまさかの「ガンダムサイ」なんて味方艦が登場。 -- 名無しさん (2015-05-14 16:37:46)
  • 初期構想に「チべ」がなかっただけなのかもしれないがなぜドズル中将は旗艦をムサイ級にしたのだろうか・・・? -- 名無しさん (2015-05-15 17:36:58)
  • あれ、ムサイとは名ばかり。一回り以上でかい。 -- 名無しさん (2015-05-15 21:09:31)
  • ↑3 あれは元々「マグナムサイ」という敵艦を奪って改造したものなので……しかしブリッジに巨大なガンダムヘッドをつけるとかよく思い付いたな -- 名無しさん (2015-08-18 21:18:27)
  • つーかMSを発進させて自分は後ろから撃ちまくる事を前提にした艦、勿論対MS戦なんて考えられてないどころかMS無しの対艦戦闘すら考えてない -- 名無しさん (2016-03-25 00:22:54)
  • ジ・オリジンではそのまま上下逆さまになった輸送艦が登場、後にムサイのベースになっている -- 名無しさん (2017-01-19 21:28:02)
  • オリジンだとMS収納するとき横にしなきゃならないので、月面とかでの運用が面倒くさそう -- 名無しさん (2020-05-12 18:21:33)
  • シャアのアレは完全に特撮とかで目が発光しながらボスが指令をくだす時のアレ -- 名無しさん (2021-03-05 20:48:36)
  • 宇宙世紀の軽巡洋艦ってどういう基準で決めてるんだろう? -- 名無しさん (2022-02-10 13:35:54)
  • ↑ぶっちゃけ現実の水上艦艇の分類も割と曖昧で、逆に明確な基準があったのは国際条約で制限が掛かってた時代くらいなもの。宇宙世紀にも特にそういった建艦に関する条約が存在する設定は見当たらないし、「鑑定を運用する組織ごとに各々の裁量とその時の都合で勝手に言ってるだけ」って可能性が一番高い。 -- 名無しさん (2022-06-16 05:47:26)

#comment

*1 中央部は整備スペースに変更
*2 ただジェネレーターへの負担が増加したため、艦体左右に放熱板が3枚づつ設置されている
*3 そのため、ゲーム『ギレンの野望』ではコムサイの分離が可能だったりと、設定が安定していない。
*4 この他、小型連装ビーム砲やミサイルランチャーを装備しているという説もある。
*5 単体の設定画が無く、実際に使用されたシーンも無い。
*6 自艦を向いた砲配置というのは旧世紀の水上艦にも見られるもので、そこまでおかしな配置でもないのかもしれない。
*7 エンドラ自体は、『ジョニー・ライデンの帰還』で新生ネオ・ジオン所属艦が登場している

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