登録日:2021/03/31 Wed 22:06:45
更新日:2024/05/27 Mon 09:35:57NEW!
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▽タグ一覧
コピー能力 氷 統合 星のカービィ アイス フリーズ 冷凍 冷気 チリー mr.フロスティ プロペラー プランク ブキセット ユキ スフィアローパー ワイルドフロスト アイスドラゴン マルク フラン・キッス ミラクルマター 皆勤賞 ペンギー マスターペンギー ワンパ コロリ ハヤマ シャーベス スノッピー スノウル ホワイトアントラー ブリザガード シルバックス
アイス/フリーズとは、それぞれ星のカービィシリーズに登場するコピー能力の一つである。
◆概要
氷や冷気を操る能力であり、敵を凍らせて蹴とばして他の敵を巻き込むのが特徴的。
作品によっては炎を冷ますこともできる。
元来は別々のコピー能力だったが、[[ファイア・バーニング>ファイア/バーニング(コピー能力)]]、及び[[スパーク・プラズマ>スパーク/プラズマ(コピー能力)]]同様に現在では基本的に統合されている。
◇アイス
『星のカービィ 夢の泉の物語』から初登場。
帽子は額に宝石(丸か六芒星型)がはめ込まれた冠のような形状をしており、頭から氷の結晶が生えている。
作品によってはカービィの体の色が青くなる。
カッターと並んで、本編作品では『夢の泉の物語』以来すべて登場している皆勤賞のコピー。
口から冷気を放つ「こちこちといき」が基本技。多くの作品でダッシュすると、「かっそう」して素早く動けるが、少し制御がしづらい。
◇フリーズ
同じく『星のカービィ 夢の泉の物語』から初登場。
帽子はアイスクライマーのポポをモチーフにしたもの。
冷気を周囲に放つ攻撃を繰り出す。アイスに統合されている時には「こちこちブリザード」と呼ばれることが多い。
周囲に放つという技の内容上、バーニング共々番外編ではこちらの出番が多い。
◆登場作品
◇アイス
前方に氷の息を吐く。
動きはファイアとほぼ同じだが、導火線に点火できない代わりに攻撃後のスキがあちらより大幅に短く、連打するとうるさい。
カービィ単体だと夢の泉とほぼ同じ。
リック、カイン、クーと合体することで新しいワザが使えるようになる。
能力帽子が初登場。
他の能力と同じくコマンドワザが追加され、初めてフリーズと統合された。
ヘルパーは雪だるまチリー。
ナゴ、チュチュ、ピッチという新たな3体の仲間の登場により、合体ワザのレパートリーが増えた。
もちろんグーイも使える。
この作品では回転しながら周囲に冷気を発し、そのままゆっくり横移動もできる。名前がアイスなフリーズ能力と思ってもらえば良い。
コピー能力ミックスで様々なコピー能力と混ぜ合わせられるが、アイス単体でもそれなりに使い勝手がいい。
- 星のカービィ 夢の泉デラックス
基本的にリメイク前と同じ。
今まで大口を開けてこちこちといきを吐いていたが、本作から口をすぼめて吐くようになった。
通信プレイでもコピーで体の色が変わる仕様はそのままなので、複数人がアイスをコピーすると見分けがつかなくなる。
殆ど『夢デラ』と同じ。
コマンドワザはない。
実は、この作品のみアイス能力だと氷の床でも滑らないという特性があったりする。
ワザのまきものを取得するとこちこちといきの角度を変えられるようになる。
かなり地味だが、ファイアと違い単体で息の角度を変えられるのはこの作品のみ。
溶岩や海を凍らせるのが楽になる。
- 星のカービィ ウルトラスーパーデラックス
基本的にリメイク前と同じ。
近年に合わせて口をすぼめてこちこちといきを吐く。
「ヘルパーマスターへの道」でプレイヤーが使うチリーは緑色。
冷気も綺麗な緑がかった色になる。
ガードが強化され、また後述の突進ワザを得た。
スーパー能力のスノーボウルも登場。
突進ワザが没収されてしまった。
突進ワザが復活した。
ロボボアーマーのモード変化にも対応。
使用できる能力の中で、ストーリーのデデデグランプリだと最も遅く解禁される。
きせかえは中ボスのMr.フロスティを模した帽子「フロスティヘッド」、フリーズ能力と同じ見た目になれる「フリーズフード」、スーパー能力のスノーボウルの見た目になれる「スノーボウルレプリカ」がある。
氷属性により様々なフレンズ能力を発動できる。
フレンズヘルパーはチリー。
今作全体の特徴として技の数は大幅減少した。
ボス・中ボスに対しては、冷気を当て続けることで凍らせて動きを封じつつ大ダメージを与えることができる。
カードはガード削りを無効化できるため、ボスにノーダメージ勝利するときに便利。
進化能力として「フロストアイス」「ブリザードアイス」が登場。
◇フリーズ
- 星のカービィ 夢の泉の物語
周囲に冷気を放つ。
アイスより防御性能は高いが、攻撃リーチやスキの長さで劣る。
アイス共々能力所持中はカービィの体が青くなる。
使うとカーリングのように長距離を滑っていける。
また、使用中は池を瞬時に凍らせて上を滑ることも可能。
空中で使うと着地時に一切バウンドせず滑っていく。
- 星のカービィ 夢の泉デラックス
『大乱闘スマッシュブラザーズDX』でアイスクライマーをコピーした時の姿を逆輸入した形(と思われる)でフリーズの衣装が追加。かわいい。
Aボタンを押すと周囲に冷気を放つ。
リーチが短く当てにくいが、当たった相手は少しの間曲がることができなくなる。
冷気を発し、敵を凍らせながら滑っていく。
思ったよりスピードがあるため、操作ミスに注意。
◆技の一覧
アイス能力の技について解説
- かっそう
アイスのダッシュはこれになる。スケートのように滑って移動。
速度が速く、作品によっては溶岩の上も構わず滑る。
- こちこちといき
基本技。
口から冷気を吐き出す。ファイア能力の火ふきこうげきとほぼ同じだが、あちらと違って向きを変えられる作品は多くない。
- こちこちブリザード
周囲に冷気を放つ。フリーズ能力の技でもある。
アイスの場合、ダッシュ技だが無敵がなく敵を貫通できないため使いにくいという印象もある。
こちこちといき中に連打でも発動出来る。
- こちこちスプリンクラー
空中での基本技。
回転しながら周囲に冷気を吐き出す。
ダッシュジャンプから繰り出すとごく・こちこちスプリンクラーになり、より強力になる。
かっそうからジャンプして繰り出すさまはさながらスケートのトリプルアクセル。
- こちこちタックル
『Wii』で登場。
氷塊に身を包んで突進する。
上記のこちこちブリザードが本シリーズのダッシュ技としては使いづらかった中、この技は無敵で敵を貫通できるようになっており使い勝手がいい。
- アイスほおばり/はきだし
敵を頬張って氷漬けにして吐き出すという技。
投げ技のカテゴリに含まれる。
もちろん吐き出した氷は他の敵にもダメージを与える。
- 氷キック
氷漬けの敵を蹴り飛ばす、という技。
初期は敵を氷漬けにできるのがアイスとフリーズだけだったが、最近は他にも使える能力が出てきたり、『SDX』の時点で他能力のヘルパーも氷に触れることができるため、ぶっちゃけ専用モーションがあるというだけ。
- こちこちガード
『Wii』で登場したが、氷で身を守るというモーションだけは『SDX』からあった。
ガード時に氷を纏ってガード削り効果を無効化する。しかし、弾き飛ばされはする上、元からガードが効かない技は無効化できないこともある。解除するとこおりちらしで周囲を攻撃。
- こちこちウォール
『バトデラ』で登場。
力を溜めて目の前に氷の壁を作る。
これによって行動範囲を狭めるほか、壁に敵を閉じ込めることもできる。
◆仲間との合体時
他のコピー能力にも言えることだが、水中ではリーチ等の性能が大幅に弱体化してしまう。
- リック+アイス
雪だるまのようになって周囲に冷気を放つ。なお土台のリックはハムスターだからか冬眠中。
ビジュアルはともかく、内容としてはフリーズに近い。
- クー+アイス
『2』ではカービィが冷気を吐き出して十字キーで下方向180°向きを変えられる。
『3』では『2』のクーカッターのように3方向に氷塊を放つ。
- カイン+アイス
『2』では周囲に冷気のバリアを張る。一定時間出し続けると氷漬けになってしまうが、小刻みに繰り出せば問題なし。『2』屈指の強能力として知られ、プロペラーへの対抗策として有名。
強力過ぎたが故か『3』ではいきなり氷漬けになって触れた敵も凍らせるようになった。
『スタアラ』ではドリームフレンズとして登場したカインの技となり、『2』仕様でありながら機動力も強化されて使いやすくなった。ただし、水中限定。
出し続けると凍る部分も「れいとうカイン」というワザ名となり再現されている。
- チュチュ+アイス
カービィの口からチュチュが雪玉を投げつける。
使用中移動はできないが連射力は高い。
- ナゴ+アイス
カービィが真下に冷気を吐き出し、その勢いで上昇する。
真下以外はがら空きだが、ナゴ合体時はホバリングができないのでナゴ合体時の上への移動手段としての趣が強い。
- ピッチ+アイス
ピッチがかき氷機に変化して、前方に氷を放つ。
『3』におけるアイスのリーチがより長くなったもの。
◆ミックスコピー
- バーニング+アイス
一旦凍り付いてから氷を溶かし、その水蒸気で攻撃する。
炎と氷の相反する融合に期待して見事裏切られた人は多いはず。というか筆者もそうである。
- アイス+アイス
巨大な雪玉となり、敵を巻き込みながら転がっていく。
再度入力か、壁にぶつかると爆発して敵を全て吹き飛ばす。
後に登場したスーパー能力「スノーボウル」はこれに近い。
- アイス+ニードル
カービィが雪の結晶となり、巨大化していく。
攻撃範囲はかなりのもの。
- アイス+カッター
スケートで素早く移動できる。
ジャンプするとトリプルどころではないアクセルでジャンプ、攻撃ができる。
バーニングカッター、スパークカッターの流れで氷の剣を期待した方も多いのでは?
でもこれはこれで使っていて楽しい。
- アイス+ストーン
カーリングのストーンになって突進。
ぶつかった敵は氷漬けになって真上に弾かれる。
- アイス+スパーク
冷蔵庫に変身。
食べ物を吐き出して攻撃する。
この食べ物はカービィが取得すると回復するため、無限に回復できる。
『64』のぼすぶっちでコピー能力が使えないのはこの能力の存在が大きいと思われる。
- アイス+ボム
雪だるまになって、頭に当たる雪玉に爆弾を仕込む。
敵にぶつかると爆発して攻撃。
頭が真っ黒こげになる。
◆属性ミックス
『参ドロ』ではソード、ボムの巻き物を入手することによってコピーパレット上でアイスの能力シャボンと混ぜ合わせることで攻撃に氷属性のつく「アイスソード」「アイスボム」が使えるようになる。ねんがんの アイスソードを てにいれたぞ!
アイスボムは同能力が『64』にもあるが全くの別物。
アイスソードは水中ではただのソードとなるので注意。
◆スーパー能力
『Wii』では特別な敵から、元の能力を大幅に強化したスーパー能力を得ることができ、アイスに対応するのは「スノーボウル」。
かつてのアイスアイスよりもさらに巨大な雪玉となり、猛スピードで転がって攻撃ができる。
その移動速度は歴代の能力の中でも最速の部類。
ボウリングのピンを薙ぎ倒す場面がある他、頭のない雪だるまや火山の火口に入って仕掛けを解くものも。
雪だるまになったカービィはとても可愛いので必見。
◆ロボボアーマー
『ロボプラ』ではロボボアーマーに搭乗し、相手の能力をせいのうスキャンすることでモードチェンジができる。
「アイスモード」は両腕が扇風機のようになり、地形に当たると尖った氷が残る吹雪を放つ「スノーマンブリザード」、体を屈めて回転しながら滑っていく突進ワザ「カーリングブロー」、3本の氷の槍を発射する「ブリザードランス」といった強力なワザが使える。
その強力な冷却能力は噴水のような水柱を凍らせることも可能。
中でもスノーマンブリザードは風も兼ねているためか、実はポイズンガスを消し去ることもできたりする。
◆フレンズ能力
『スターアライズ』ではアイスを他者に付与すると「ブリザ〇〇」という能力に変化する。
もちろん敵を凍らせるのでザコ敵ラッシュでの殲滅力が上がる。
また、ウォーターとの組み合わせで氷の槍を乱射する「アイシックランス」、ストーンとの組み合わせでアイスストーンを彷彿とさせる姿で猛スピードで滑っていく「ツルーガカーリング」といった技も。もちろん ねんがんの ブリザソードも つくれるぞ!
◆テレビアニメ版
第20話「さよなら、雪だるまチリー」で初登場。
口からの冷気攻撃や体内で敵を氷漬けにする技が得意。
◆関連キャラクター
◇ザコ敵
- ペンギー
『夢の泉』で初登場。
その名の通りペンギンの敵で、口から冷気を放つ。
コピー能力はアイス。初のアイス能力のキャラだったが、最近は出番が少ない。
「ボク、世界の はてまで 行ってみたいな…。」
その雪だるまは 思った。あたたかく なって
消えてしまう その前に、世界の はてまで
旅が したい。夢は かなうと 信じて、
こきょうを はなれ チリーは 旅に出ます。
『夢の泉』で初登場。
雪だるまのような敵で、周囲に冷気を放つ。『SDX』では氷柱を落とす技も。
最初はフリーズの能力だったが、アイスと統合されてからはアイス能力の担当になった。
詳細は該当項目を参照。
- マスターペンギー
ペンギーと同じくペンギンだが、顔が異なる。
ゲームボーイである『2』のみの登場で、公式イラストがないため色は不明。
- ワンパ
『3』に登場。
毛むくじゃらで点のような目とオレンジの足が生えた雪男の様なキャラ。
転がって攻撃する。
能力はアイス。
- コロリ
『3』に登場。
ペンギーと同じくペンギンのような姿だが、こちらはニット帽を被っている。
坂の上から雪玉を転がして攻撃する。
その後は音沙汰がなかったが『ディスカバリー』で二十数年振りに再登場。
転がした雪玉は徐々に大きくなり当たり判定が増すためなかなか侮れない存在になった。
『3』ではスカキャラだったが『ディスカバリー』ではアイスをコピーできるようになった。
- ハヤマ
『64』に登場する、ペンギンのような敵。カービィを見ると走って逃げていくが、途中で転ぶ。かわいい。
名前の由来はペギー葉山という説がある。
アイス能力。
- シャーベス
『64』に登場。冷気を纏っており、氷でできたような見た目の鳥。
空から氷塊を落とす。
また自ら地面に向かって突っ込んでくることも(地面に衝突するとそのまま死ぬ)。
アイスをコピーできる。
バーニング能力のバーニスとは対をなす関係。
『2』で初登場し何度か出演しているが、その中で『64』のみ何故かアイスをコピーできる。
詳細は該当項目を参照。
- スノッピー
『タッチ!カービィ』に登場する、丸い雪男のような敵。
攻撃方法はワンパに近い。
アイスが登場する作品には敵として登場しておらず、現在唯一フリーズ能力のみを有する貴重な敵。
- スノウル
『Wii』に登場。
上述したシャーベスとほとんど同じ攻撃をするフクロウ。
しかし突っ込んではこない。アイス能力をコピーできる。
- スーパーチリー
『Wii』に登場する、スーパー能力のスノーボウルを有する特別なチリー。
全体的にゴージャスな見た目になり、眉毛がどことなくダンディ。
スーパー能力の敵全般に言えることだが、敵自体の性能は何も変わっていない。可哀想
- ホワイトアントラー
『トリプルデラックス』に登場する、クィン・セクトニアが繰り出す部下「バグズ」の1体。
杖から冷気を飛ばして攻撃する。
バグズの中で最も小柄で、体力が少なくすぐにすいこめるものの、一気に大量に召喚されるので注意。
名に「ホワイト」とあるが、体の色はどう見ても青なのでブルーアントラーと間違えそうである。
アイス能力をコピーできる。
- ブリザガード
氷の盾で身を守る。炎属性を受けると盾を失いオロオロする。
本体はスカだが、盾を吸い込むとアイス能力。
◇[[中ボス>星のカービィシリーズの中ボス一覧]]
尻が特徴のアザラシ。
尻を向けてきたら氷を投げてくる。
その他、カービィをアイスほおばりのように口に入れて吐き出す技も。
『夢の泉』ではフリーズであり、実はアイス能力よりも先にフリーズが登場する。統合されている作品では無論アイス能力。詳細は該当項目を参照。
- ユキ
ワンパが巨大化したような雪だるま。
頭を飛ばして攻撃する。
アイス能力をコピーできる。
- ワイルドフロスト
ディスカバリーで登場したMr.フロスティの亜種。
名前の通り、ワイルドな風貌をしている。
追記・修正はこちこちガードに身を包んでお願いします。
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▷ コメント欄
- 凍らせた敵は画面にしばらく残ったり蹴り飛ばして攻撃したりと氷だけど火力は高めという。 -- 名無しさん (2021-04-01 13:39:29)
- エアライドでは必然的に自分もブレーキになるので、コーナーで隣接した敵に対して使う 敵だけコーナー曲がれないので大きくアドバンテージに -- 名無しさん (2021-04-01 15:23:03)
- カービィボウルのは他の能力とかギミックで勢い付けた後に滑っていくのが楽しかったな。なお場外にすっとんでいく模様。 -- 名無しさん (2021-04-01 16:38:49)
- 雪 -- 名無しさん (2021-09-24 21:23:40)
- 3Dのフィールドでスケートするだけでも楽しそうである。 -- 名無しさん (2022-03-16 15:44:10)
- ディスカバリーのアイスは歴代シリーズでもかなり強化された方かもしれない。 -- 名無しさん (2022-04-14 18:51:01)
- 氷キックが雑魚散らし無双出来て好きだ -- 名無しさん (2022-06-03 23:42:31)
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