カイガイブ=イピーエムとは、嘗てタフカ・テーで用いられた対ネカピウス用の反抗意志である。
ネカピウスは当時、罪人ひとりを針小棒大に捉えることで広域に箝口令を敷くという悪政を以て、自らに逆らう者や嘗てゲーハ地区やナロウ地区において扇動を仕掛け小銭を稼いでいたこと等過去の悪行を吹聴する者への言論封殺を試みていた。
しかし悪辣者オトド・スモブにより「カイガイブ=イピーエムを使用することで従来使われていた所謂"飛行機飛ばし"より容易に身分が外国籍であることを偽装でき、箝口令の対象にならない」という手口が反ネカピウス派組織筆頭「猂」にばら撒かれたことで、じわじわと確実に世論はネカピウスの思惑から外れてゆくこととなる。
これに業を煮やしたネカピウスは箝口令の全体解除(再び敷かないとは言っていない)を条件にカイガイブ=イピーエムの無力化協定を半ば不平等条約のような形で制定させることに成功。当然のように1週間と持たず箝口令は再開され、猂は従来の飛行機飛ばしに戻るか無法地帯ツクンバへの敗走を余儀なくされることになった。
「そんなに自国のクリーンアピールしたいなら、お前が昔ゲーハ地区やナロウ地区で何やって泡銭稼いだか教えてくれよ」
──タフカ・テー 在野の士
コメント
最新を表示する
NG表示方式
NGID一覧