AutoCode-Sky

　完全招待制闇劇場モバ・ファイにて公開された人形劇の中でも最高傑作とされる、伝説を超えた伝説。あまりの傑作さに、例外的措置として市民版の脚本は誰でも無料で閲覧でき、無許可での再現と上映、改変が黙認されている。目的は勿論、愚魔王ネカピウスへの風刺に商会愚弄である。ここでは市民版ではなく、所謂第1版あらすじについて記載する。

　空が重く垂れ込めた黒い雲に支配され、物資もとうに底を尽きたはるか未来。それでも各国は手を取り合わず、廃液をエネルギーに変換し我が物顔で蹂躙しうる機動兵器「DOS」を巡り、陣取り合戦と小競り合いにのみ精を出していた。

　紐解けば世界を制するという最終発令「AutoCode::Sky」の奪取は、薄汚ないブタのような各国にとっての最終目標に他ならなかった。そこにドラム缶のような異形のDOSを操り、生き残った人々を救わんとする謎のパイロット、ディエゴ・ニシカワが現れ……？戦慄のロボット・グランギニョル！