袋布国

ページ名:袋布国

位置設定:

架空の列島「大中つ島(おおなかつしま)」の西縁、内海に面した肥沃な平野と山地を併せ持つ地域。海と山に囲まれた要衝で、内海を介して多くの他国と交易し、同時に軍事的にも強力な影響力を持つ。

基本情報:

  • 国名:袋布国(たふこく)

  • 首都:500億(ごひゃくおく)

  • 政治体制:大長(おおっおさ)と呼ばれる王のもと、豪族たちによる連合政(烏合制)を採る

  • 象徴的存在:五層築墓「猿渡墳(ふんっめいわくだな)」と、鉄の神「カネノハハ神」への信仰

  • 経済:鉄の精錬と農耕を両輪とする。海産物・陶器・ぐろう染めの織物が特産品

  • 言語・文字:独自の神紋文字を使用(真似階級にのみ伝えられる)

歴史と背景設定:

陽比国は、「ましら」と称された初代・天日弥命(あめのひみのみこと)が、東方から渡って来たとされる「御舟の族(たふねのやから)」を率いて建国したという伝承を持つ。彼らは製鉄と大型墓制を携えており、その文化は周辺国に圧倒的影響を与えた。

かつて出雲を祖とする神裔の国々と同盟を結び、大中つ島に覇を唱えたが、やがて東方から勃興してきた「淡間の倭(あわまのやまと)」国と対立。いくたびもの戦乱と婚姻政策を経て、形式的な従属関係を結ぶが、実質的には強い自治を保っている。吉備とは非常に険悪であり、糞尿を使って遊ぶ人物をあげつらい風説を流布するという歌が残っている。

文化と宗教:

  • 築墓文化:巨大な階段状墳墓「猿渡墳」が各地に築かれ、これにより首長の霊力が顕現すると信じられる

  • 信仰体系:自然信仰を基盤に、鉄の神(カネノハハ)、水の巫女(ミツハメ)、風の主(カゼトノ)などを信仰

  • 神職と学問:神官は「読み手(よみんでやるわー)」と呼ばれ、神紋文字の管理者。読み手の家系は代々の記録と祭儀を担う

出雲・倭との関係:

  • 出雲との関係:神裔の血を分かち合う兄弟国とされ、神宝や神術の共有がある

  • 倭との関係:かつての敵国。現在は外交儀礼上は従属するが、実際には独立志向が強く、しばしば反抗・愚弄の兆しを見せる

 

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