第8回目 CSVファイル

ページ名:第8回目 CSVファイル

このページの変更記録

  • 08/07 17:52 公開
  • 08/07 18:08 誤字訂正,言い回し変更
  • 08/08 00:32 サンプルプログラムに「#確認用表示」のコメントを追加
  • 08/08 00:36 課題文修正
  • 08/08 15:47 課題からカットするところを太字表示
  • 08/16 02:25 誤字訂正 表敬式→表形式

第8回課題実施報告の締め切りは,8/14です。
(締め切りに遅れても受付はします)


課題報告メールの件名は
A-303xxxx-08 名前
のように,してください。名前以外は,必ず,半角文字を使用してください。
最初は,A or B で,クラス(A, B は,大文字で半角文字を守ること)
次の数字は,学生番号(y303xxxx) なら,303xxxx の7桁とすること
最後は,報告する授業の回数です。
間の - は,半角のマイナス記号です。
応用編に入ったら報告するかしないかは,自由です。ただし,最終課題の報告は必須です。



教科書『Python Pocket Reference』
⇒ 教科書 p.数字,と書いてあれば,そこをみて,印をつけておくことをおすすめ。
この講義では,自分のために役立つプログラムを作成できるようにする。料理でいうと,自炊ができるレベルを目指す。


初期化プログラム

Python の動かし方
講義では,Jupyter Notebook を利用する。以下を見ておくとよい。
これでわかる!!Jupyter Notebook超入門(16分)@Youtube
よく発生するプログラムエラー


#初期化プログラム。前回までとは,変更してます。動作確認を含めて,プログラム作成のとき1度実行しておく
from math import * # math モジュールを利用する
from matplotlib.pyplot import * #グラフ関係を利用する
%matplotlib inline
from numpy import * #ベクトル演算,行列演算を効率化
from scipy.stats import norm #正規分布の計算
from pandas import DataFrame, read_csv #表形式を扱う
pi # πの値が表示されたら,正常動作している
# 課題提出するときは,初期化プログラムをつける必要なし
# 新たに,表形式のデータを扱う,pandas モジュールを利用する


サンプルプログラムは,ここの表示システムのくせで,行が無駄に空いてます。
本来なら,1行あければ十分です。


表形式とCSVファイルを使えるようにする

⇒ 教科書 なし
 実験データは,CSV(カンマ・セパレート・ボリュウム)で保管されます。
今回は,それを利用できるようにします。


 この回まで,やれば,実験のデータをPythonで扱い,グラフが表示できるようになります。
次回からは,応用編で,プログラム言語のプロ技を学習します。応用編は,課題の報告は任意です。ただし,最終課題は,必須ですので,注意してください。


サンプルデータ用意

実行してください。


# 統計データ用意,身長,体重,5人分
H = (183, 178, 173, 178, 168)
W = (62, 68, 58, 65, 52)
H, W #課題報告時は残す確認用表示 この表示に注目。同じ内容が,第8回の最後に再度登場する


試しに,散布図を表示


#散布図表示
scatter(H, W) #確認用表示


表(テーブル)形式で扱う

H, W で一つの表を作ります。
ここで,使う表は,DataFrame 型といいます。pandas モジュールからインポートしてます。


#表(table)の形式で扱う
D = DataFrame([H, W]) #表形式でデータをまとめる
print(type(D)) # DataFrame(データフレーム) 型という。
D ##確認用表示 表形式で,表示される


表の伸ばす方向を縦にする


#表は,一般的には,件数(人数分等)は横でなく,下である。
#下に伸ばすため,表を90度回転する。
T = D.T
T #確認用表示


表の列に名前をつける


#表(table テーブル)は,行(row ロウ),列(colunm カラム)で構成される
#列に,height, weight と名前をつける
T.columns = ['height', 'weight']
T #確認用表示


CSV 形式で保管する


# ファイルに保管する(CSV 形式)
T.to_csv('sample.csv')


保管されている CSV形式ファイルを読み込む


#別の名前で,これを読み込みます。
Tr = read_csv('sample.csv')
Tr #確認用表示 管理用の余分なデータがついています。


読み込んだデータから列のみさらに取り出す。


#height, weight の列のデータを,取り出し,tuple 型とします。
Hr = tuple(Tr['height'])
Wr = tuple(Tr['weight'])
Hr, Wr #確認用表示(課題報告時は残す)

Hr, Wr が,この会の最初の H, W と同じ値であることを確認すること。


課題

第2回目 回帰直線の自分の課題のデータを書き出し,それを,読み込み,同じデータとなることを確認せよ。
書き出しファイル名(CSVファイル名)は,sample.csv,とし,あとの変数名等は適時変更すること。


課題報告は

  • 課題を実施した感想,あれば質問

それに加えて
「CSV ファイルを使えるようになった。」と書き
プログラムも書いてください。変数名は妥当な名前にすること。
書き出し前データと読み込みで作ったデータ,例でいうと,H, W と,Hr, Wr にあたるものを表示する。
グラフ表示,および,プログラム途中の確認用の表示は,カットすること。


(投稿された他の学生のものはコピーして修正しないこと。これをやると伝言ゲームのようにだんだんおかしなプログラムになる)



登場した用語

  • CSVファイル
  • DataFrame型
  • 表の行(row,ロウ)と列(colonm,カラム)

質問と返答

講義への質問は,suehiro3721p@gmail.com まで


講義メモ(先生のための覚え書き)

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。


最近更新されたページ

トップページ

https://wiki3.jp/MathPython 内で書かれていることは,ご自由にご利用ください。管理者により改変されることもあります。工学部学生のための Python 入門(大学のプログラム入...

Python の動かし方

Jupyter Notebook を使うほぼ互換の Google Colaboratory を使うGoogle ドライブの中で,「新規」の「その他」の中で,Google Colaboratoryを選ぶ...

第14回目 課題実装例

このページの変更記録09/19 執筆中第14回目の課題はありません。今後の Python 利用 Pyrhon プログラムの料理でいうと自炊レベルとは,必要に応じて,自分専用の関数を作れることといってい...

第11回目 辞書型

このページの変更記録08/24 公開09/27 課題報告メモを削除09/27 サンプル一部変更教科書『Python Pocket Reference』⇒ 教科書 p.数字,と書いてあれば,そこをみて,...

第15回目 単位課題

このページの更新記録1019 質問への返答追加08/12 00:15 準備運動のようにキーボード練習をする,を追加08/13 13:16 質問への返答追加。締め切りについて。09/19 16:49 課...

第10回目 インストール

このページの変更記録08/16 17:12 公開08/31 15:07 分子コードの例を追加,文章の言い回し一部訂正インストールAnaconda(アナコンダ)をインストールする 2020年夏現在,Py...

第5回目 For ループ

このページの変更記録08/01 09:09 公開 08/01 09:15 訂正 08/01 12:19 サンプルプログラムに行が余分に空いて表示されると書く08/01 12:54 用語に,「ブロック」...

py3Dmol で画像が出ない。

ブラウザのキャシュエラーキャシュをクリアをする。Ctrl キー押しながら,更新ボタンをおすまたは,キャシュクリアーするツールを起動するChromebook だとhttp://atomurl.net/c...

第8回目 CSVファイル

このページの変更記録08/07 17:52 公開08/07 18:08 誤字訂正,言い回し変更08/08 00:32 サンプルプログラムに「#確認用表示」のコメントを追加08/08 00:36 課題文...

モジュール

ソースプログラムの保管単位 Python 言語の仕様上最初から入っているもの標準モジュールインストール時にいっしょに入るもの外部モジュール組込みモジュール,標準モジュール でないモジュール。組込みモジ...