一つの胴体に二つ以上の頭と脳を有する竜種。
この種には複数の触腕と脳を有する種も含まれる。
大体は並外れた巨体を持ち、一度の捕食でその周辺海域の生物を根こそぎ食べてしまう。
そのため、漁師や漁民などにとって、漁場に現れる多頭竜種は天災と同じであるが、巨大な多頭竜種は討伐をするのに複数の軍船を必要とするほどの脅威であるため、漁民を守るために討伐が行われることなどはまずない。
特に捕食以外の活動は極めて少なく、一度現れた多頭竜種は数年は同じ場所から動かないため、多頭竜種が現れたら漁場や航路の方を動かすのが普通である。
捕食以外の活動をほとんどしない多頭竜種は、一度捕食をすれば数か月は何も喰わなくても生きていけるが、もともと捕食に貪欲な種であり、一度捕食をした直後だから安全、ということはない。
また、この種は喰えば喰うほど巨大に成長をすることでも知られており、討伐は非常に困難を極めることから、人類の活動圏に現れた場合でも干渉しないことが一般的な対処法である。
主に東海周辺の荒れた海に出現報告があるが、そのほかの地域にもまれに出没する。
そのため、航海に出る前の船乗りが絶対に確認するべき情報は天候と、多頭竜種の出現報告であると言われる。
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