大麻・古柯

ページ名:大麻

大麻は王国建国当時から主要な産物の一つで、繊維を取る目的のほかに鎮痛剤としても用いられ、同様の嗜好品の一つであり、大麻を吸引するための煙管も広く一般に普及していた。

しかし大麻の依存性や毒性が証明されるにつれ姿を消し始め、王国律令によって規制されてからは表向き姿を消し、吸引目的の取引を禁じている。

これに対し、帝国法では大麻は合法であり、戦場に向かう魔導騎士などが煙管で一服している姿は現在でも見ることができる。

また、王国律令に準じた法制度を取っている東域においても大麻の吸引は違法であるが、古くジャル・バゴーとの契約においてサンドフォークの生活を尊重し保証する旨の文言があり、サンドフォークの生活圏においては合法という二重基準となっているため、多くの場合東域では大麻や古柯の吸引は咎められることはない。

一方で南域は大麻・古柯の一大産地であり、南域の法では両者とも合法である。

だがツリーフォーク文化圏ともいわれる南域では煙管を吹かす文化が一般化しておらず、大麻・古柯ともに食用にしたり、生の葉を口に入れて咀嚼することで成分を楽しむのが一般的である。

西方諸島でも単純所持は合法であり、鎮痛成分を抽出したして薬品を作っている。

王国ではそれらの生産・流通経路が大麻を合法化しているために王国領内の薬物汚染を止められない一因であるという見方もある。

また、こうした違法薬物の密輸にゴブリンが関係しているという話もあり、王国は取り締まりを強化している。

余談だが、ゴブリンには違法薬物などという概念はなく、ゴブリンの戦士などは古柯による高揚や大麻による鎮痛を最大限利用している。

また、軍用救急医療具の中には大麻から抽出した鎮痛剤が備えられているのが一般的である。

これはほぼ世界共通であり、その薬品は一般にも流通している。

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