バの氏族同様、東域サンドフォークの中では有名なドルの氏族の頭領。
ドルの氏族は下顎連峰の中に大きな地竜種の牧を持っていることでも知られており、数は少ないが飛竜種も飼育していて飛竜騎兵を有している。
狩猟民としてはバに一歩劣るドルだが、野盗働きを辞さないという点でその名は広く知られており、同族からも、それ以外の民からも好かれていない。
また、直接の野盗働きの他、隊商を襲うそぶりを見せ、金を払った相手は見逃してやるという行為も行っている。
東域王府からすればジャル・ド・バゴーの誓いを守らぬ無法者であるのだが、広大な砂漠を知り尽くしたドルの氏即は取り締まりの目を掻い潜ることにも長けており、一時活動が少なくなることはあっても根絶することはできていない。
特にゴルは周辺の氏族を金で懐柔したり、血の繋がりを持たせることによって勢力を伸ばすというような工作も得意で、気性の荒いドルの戦士たちを束ねるだけあって戦士としても力を振るっている。
特にゴル自身は弓の名手で、地竜種の騎竜を駆りながらの騎射を得意とし、疾駆しながら一度に三つの目標を同時に射貫くことができるという。
また、竜の牧を運営できるということは、少なくない量の食料を竜の餌として確保できる財力と、野生の竜を捕獲して飼い慣らすだけの武力を持っているということであり、多くのサンドフォークの氏族に影響力を持っていることからも、非常に強い勢力を持った氏族であると言える。
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