“ユーシズ魔導公国首都”《魔導公領》
“魔法大国”ユーシズの首都。”魔導の階””ユーシズにしてユーシズにあらず”などといった様々な異名を持つ、ブルライト地方における魔法研究の最先端であり、ユーシズに住む魔法使い達がひっきりなしに流動する交易都市。日々魔法研究の成果と題された怪しげな物体やいかにもな魔法の巻物が学生魔術師と商人の間で取引されており、森林に囲まれた穏やかな気風のユーシズにおいて、活気に満ちたマグヌスはユーシズの中において異彩を放っている。
中でも魔法を系統別に学ぶ魔導学部8学科とその他の7学部を備える”大魔導学校”マレフィカルムがもっとも象徴的な施設。この学校に通うために大陸中から学生たちが集まってくるため、様々な風習が渾然一体となった独特の雰囲気が漂う。ある教授の学説によれば、マグヌスの”ユーシズにしてユーシズにあらず”な気風の醸成には間違いなくこの学校が関わっているという。
“大魔導学校”《マレフィカルム》
魔法大国ユーシズにいくつかある魔法学校の中で、最高の権威と最大の敷地と最上の環境を持つ最古の学校。マグヌスの中心部にそびえる天塔と、それを囲う真円を描くように配置された様々な施設群を持ち、その面積はマグヌスの半分超を占める。
この天塔は古代魔法文明時代から存在するとされ、実際に様々な魔道具が稼働状態で現存している。天塔の最上階に位置する歴代”魔導公”の執務室にもそのひとつが存在し、”上下に動く箱”が下階とを繋いでいる。
その構成は8学部15学科制。各系統の魔法学科が魔導学部の下で統括され、その他の魔法的な効果を起こす技術や考古学、政治や教養などを学ぶ学部がそれぞれ1学部に1学科ずつ存在する。入学資格は無いが卒業資格は有り、また学科長の判断で入科拒否される場合もあるが、何を学ぶも自由であり、朝も夜もなく研究に励む魔術師たちの研鑽を積む場所という性格は古代から変わったことはないという。
ちなみに、神聖魔法学科は賢神キルヒアの独壇場だと思われがちだが、他の神殿からも最低一人は教鞭をとっている上、他大陸の神学すらも学べるものは学ぶことができる。
“魔導学部”妖精魔法学科
"スーパー大賢者"ビック・ザ・ビッグが名誉学科長を務める、"六大学科"のひとつ。古くから存在する学科だが、系統だった学習というよりは「妖精との付き合い方」を長い時間かけて学ぶことを重要視している。
マグヌス市内にある本来の学科棟に加え、ユーシズ各所にここ管轄の研究棟が点在しているのも特徴。
《小さな龍爪亭》
マレフィカルム外縁に存在する小さな《冒険者ギルド支部》。マスターはリルドラケンのカモミール・シガレット。従業員はリカントの少女とメリアの青年。それぞれ給仕と宿の仕事を担当する。
12人の冒険者が所属しており、固定パーティは今のところない。手の空いているものや適性のあるやつにカモミールが仕事を割り振って依頼をこなしている。今の所は。
人気商品はカモミール手製のルーベランというお菓子とうなぎ鍋。ルーベランはぶっちゃけうなぎパイだが、美味しいのでよく奥様方や学生が買いに来る。
エンブレムは龍の爪に絡みつく紐とたいまつ。
《コロロポッカの森》
《ディガット山脈》とユーシズを隔てる大森林。この近辺にはいくつか農村が存在し、林業と農業によって生計を立てている。
最近、ロック鳥による襲撃で村一つが壊滅し、同時にコロロポッカの森北部とのアクセスが途絶した。
また、ユーシズ全体に流布する伝説として、この森にはかつての魔法王が眠り、ユーシズが危機に瀕したとき長い眠りから目覚め、その力を振るって災厄を打ち払うというものがある。
《デイビス村》
ユーシズ北部、《コロロポッカの森》近辺に存在した開拓村のひとつ。
主産業は他の開拓村と同様に林業と農業だが、近辺に魔晶石の鉱脈が存在したことから、そちらの探掘も細々ながら生計の足しになっていた。
現在、その地には原形を保っていない家だったものがいくつか見受けられるのみである。
《ふんばり剣溝》
ブルライト地方南西部に位置する巨大な渓谷地帯。それと地表部分に存在する宿場町《剣溝拠点》も含めてそう呼ばれることもある。
内部は通路が複雑に絡み合う広大な迷宮になっており、その地に眠る様々な時代の遺物をもとめて冒険者たちは毎日ダンジョンに,”突入して”宝を”強奪する”。そしてそれと同じだけ、地から湧き出る魔物どもの餌になってゆく。
実際ブルライト地方のどの地域よりもここの魔物は獰猛であり、狡猾であり、凶悪である。
また、剣溝拠点ではこの迷宮へ冒険者を送り出す《冒険者ギルド支部》が軒を連ねており、たくさんの冒険者が所属し、冒険に出かけている。その趣は別大陸の《冒険者の宿》を想起させ、加えて、剣溝拠点では非公式に、拾ってきた支部ごとに遺物の合計金額を競う【グレーター・ソード・ランキング】が開催されており、そのランキングに名を残すことを目的とした冒険者も多く存在している。
《リルドラ軒》
ふんばり剣溝の前線に存在する《冒険者ギルド支部》。マスターは”おやっさん”と呼ばれるリルドラケン。
最近台頭してきた支部で、ルーキーが多いこととその生還率が特徴。その反面、あまり目立った功績はない。現在の【グレーター・ソード・ランキング】は12位。
エンブレムはリンギングレインディアの角と剣。20年前にモチーフを変更している。
《リンギングレインディア傭兵団》
《リンギングレインディア》という幻獣の名を冠した、ブルライト地方を根城とする傭兵団。略称《RR団》。
向かう所敵なしとも言われた腕っこきの傭兵団で、冒険者ギルドに登録こそされていないものの、その名誉は高位の冒険者に勝るとも劣らない。
20年前、ふんばり剣溝でマレフィカルム出身のある学者の護衛中に突如その消息を絶った。
険者を送り出す《冒険者ギルド支部》が軒を連ねており、たくさんの冒険者が所属し、冒険に出かけている。その趣は別大陸の《冒険者の宿》を想起させ、加えて、剣溝拠点では非公式に、拾ってきた支部ごとに遺物の合計金額を競う【グレーター・ソード・ランキング】が開催されており、そのランキングに名を残すことを目的とした冒険者も多く存在している。
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