ガリ版黙示録 ~準備編~

ページ名:ガリ黙準備編

ここは拙者ドミニコが、ガリ版について黙示していくページである。

初めに明記しておくが、私はずぶの素人である。高尚な意味での「黙示」じゃない。

言うならばこれは

素人による素人のための素人のページ

である。悪しからずな。

私は専門家じゃない。通学電車でスマホを片手にポチポチ調べていただけのいち学生である。

ずぶの素人である私が興味本位でガリ版に手を出そうとした結果、意外と安易に手を出せる環境だということが分かったので、今のうちに伝えようとしたまでだ。

だから、

私はここで健全な情報源」を紹介させていただく

ソース源を真っ先に述べ、長ったらしい私個人による解説は読み飛ばせるようにする。

このページを見て、私のような”ずぶの素人”がひとりでも増えることを願っている。

・そもそも、ガリ版って何?

知るか。私はその辺の素人以上専門家未満の知識しか持ち合わせてない。

https://www.gariban-archives.com/what-is-gariban/

(ガリ版とはー新ガリ版ネットワーク様)

http://www.nhk.or.jp/po/sorenani/1791.html

(ソレナニ図鑑「ガリ版」-NHK様)

まずは上記のサイトを見てみよう。

以下は私が勝手に連ねたものである。読む必要はあまりない。

ガリ版とは、孔版印刷のひとつである。正確には謄写版という。
と言っても分かり辛いと思うので、一応きちんとWikipediaなりコトバンクなりに則った解説を挟ませていただく。知ってる人は飛ばしてほしい。

まず、印刷が何のことかを知っているだろうか?プリントのことだ。
印刷には、『版』と『インキ』と『被印刷物(紙など)』が必要になる。「版」というのは紙などにインクを付けるための某かを指す言葉で、その版の形態で色々と呼称が別れる。
例えば木版画は、木を彫って版を作るから「木版」と呼ばれるのだ。

孔版印刷とは、その名の通り版に「孔(穴)」を開け、ここからインクを通すことで印刷をする方法のことを言う。
別名「スクリーン印刷」なんて言うように、有名なのは版に絹(シルク)を使ったシルクスクリーンだろう。(なお、現在は絹でなく化学繊維が用いられている)
印刷方法には四大版式(知らんでもいい。四天王みたいなもの。最近は使用率最弱の孔版式がハブられて三大と言われてたりする。)なんてのがあるが、
その中でもとりわけ立体物など様々なものに印刷できるのが孔版印刷の特徴だ。そのため、手間はかかるが汎用性に優れた印刷方法と言える。

ガリ版とは何か?簡単に手順を解説していこう。
次にロウが塗られた紙を鉄ヤスリの上に置き、鉄筆で紙をガリガリ削って穴を開け、版を作る。
次に印刷したいを用意し、その上に版を乗せる。二つを木枠で固定したら、その上からインクを付けたローラーを転がす。
すると開いた穴からインクが透過し、紙に版の通りのものが印刷される。
以上がガリ版の手順である。
見ての通り一切電気を使わず、当時はメジャーな手順だったので道具も手軽に安価で手に入った。
低コストで多様な印刷ができたのだ、それがガリ版の魅力だった。
また、当時は活版印刷が台頭していた。活版印刷とは凸版式のひとつで、いちいち文字のひとつひとつに「活版」を作らなければいけない。
しかし日本語はひらがな・カタカナ・漢字と莫大な種類の文字を持つ。なのでその点においても、手書きで印刷ができるガリ版の方が手間がかからなかった。

だけどいつしかコピー機などのコストダウンに伴い、明治から昭和末期まで躍動し続けたガリ版は表舞台から姿を消していった。
けれども今もガリ版は古き良き技術として愛好され続けている。一度は姿を消した文化ながら、今でも歴史は続いてるのである。
そんなガリ版印刷をこの記事では追っていく。よろしく。

ちなみに、ガリ版の現在の形に最も近い版式を発明したのはあの有名な発明家、トーマス・エジソンである。Wikipediaに顛末が詳しく載ってるから見てみよう。

・ガリ版を始めるにはどうすればいいの?

私は知らん。だから下記のサイトを見てほしい。

https://10-48.net/category/start/(道具の入手方法や代用方法などが載っている。いちど目を通してみよう。)

(はじめるにはー10-48.net様)

https://1048.shopselect.net/items/9529299(全部入りセット。これさえ買えば始められる。税込¥11,000)

(ヤスリなし!謄写版お道具箱セットー10-48 Online Select Shop様)

※現在こちらのサイト様で販売されているセットには「鉄ヤスリ」が同梱していませんそのため、こちらのサイト (謄写版 ガリ版・ロウ原紙・鉄筆ー岡庭商工様)から鉄ヤスリ(税別・送料込¥8.000)を別途で購入する必要があります。

https://www.youtube.com/user/1048net(10-48.net様のYoutubeチャンネル。ガリ版の雰囲気が分かりやすい。)

https://10-48.net/category/workshop/coming_ws/ (体験してみたい!という人向け。単発なら¥3.000-)

(ワークショップー10-48.net様)※2020/3/13現在、新型コロナウイルスの影響でワークショップの開催が中止されています。

以下は私が勝手に連ねたものである。読む必要はあまりない。

まず言いたいのが、買わなくてもガリ版印刷は楽しめるよ!ということ。
10-48.net様でワークショップが頻繁に開催されているため、それに参加してから買ってみよう!という方が良いと思う。
むしろ、体験してから購入を検討しよう。と言いたい。
なぜかというと、ガリ版印刷に使われる道具は概して高価で希少だからだ。手入れをしながら大切に、長く使わなくてはならない。
私自身も色々調べてみて初めて知ったことだが、庶民的なイメージのわりに、いち個人がやるにしては敷居の高い趣味なのだ。
だから、まずは敷居の低いワークショップで楽しさを知ってほしいと思う。以上。

ガリ版印刷を始める上で必要になるのは、ハッキリ言おう、ガリ版キットである。
セットで売っているものを買ってしまおう。足りなくなったら単体購入を考えよう。それが一番手っ取り早いと思う。
なぜかというと至極単純、入手に手間がかかるものが多いからである。高価だからでもある。ヤフオク頼りになることもあるからである。
つまり、別途で揃えようとするのは大変なのだ。そして、今はわざわざそんなことをしなくても良い環境にあるからだ。
特に、初っ端からヤフオクを見るのは修羅の道である。よそう。

また、上記の10-48様で販売されているセットの値段¥11.000を見て、「うわっ!高っ!」と思った人もいると思う。
上等なものは2万円前後だと思っていただいて差し支えない。
けれども試しに検索エンジンで「ガリ版 セット」と調べてみよう。
鉄筆の代わりにボールペンを使うものもあったりするので、安いものは6000円くらいで買えるのだ。

だが、ここで注意していただきたいのが、老朽化だ。
特にローラーは劣化しやすいので、買ったのは良いものの、もしかしたら使えない可能性がある。
そういうことがあるので単体購入も念頭に置いて欲しい。10-48 Online select shop様は単体購入も承っているので、困ったらこちらを覗くのが吉。

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