【RP】フレンズと自動販売機

ページ名:RP-フレンズと自動販売機

登場人物



ウロボロス「ロス」


アホウドリ



ジャワトラ「リベ」

 

前書き


実施日時: 2017年12月23日

当初人間を憎み、要監視団体側にいたジャワトラが、なんやかんやあって善の心を取り戻し、パークに住むようになってからのお話です。(詳しい経緯はまたいつかWikiのほうに纏める予定です)

フレンズのみのロールらしい、穏やかで楽しい内容となっています。

 

本編


[アクシマエリア ステラフロンティア 12:30]


ウロボロス
…うー
[大きなアミューズメント施設の中に、珍しく外に出ているフレンズが居た]
[尻尾をしゃぶりながら歩く、まるでお姫様のようないでたちのこのフレンズは、見たら中々忘れられないような存在感を放っている]
(…ふぁんた売り切れてる…)
[そんな彼女、ウロボロスは自動販売機の前に立ち尽くしていたのだった]


アホウドリ

うみゅ…? あれ、どーしたのー?
[その様子に気が付いた一人の少女が駆け寄ってくる]


ウロボロス
…んぅ?
[尻尾を咥えたまま、駆け寄って来た少女にゆったりと振り向いて]


アホウドリ

(わわわ、すっごいきれーな子なのぉ…!)
えっとえっと、何か困ってるのかなーっておもって…!
もしかして、「じどーはんばいき」さんに意地悪されてるの?


ウロボロス
ん…ううん。ふぁんたがなくなってるなって…
あれ、甘くてすきなんだけど…
[口から尻尾を離して会話に入る]


アホウドリ
あれ、ほんとなの…[自動販売機を覗き込む]
むー、この「じどーはんばいき」さん、いっつもふぁんたなくなってるのー
この前もそうだったの!


ウロボロス
…そうなんだねぇ。
残念…あむ
[再び尻尾を咥える]


アホウドリ
でもでも、きっと他の「じどーはんばいき」さんなら売ってくれると思うの…!
一緒に探しに行くの!
わたし、きょーりょくするのー![ぴょんぴょん飛び跳ねる]


ウロボロス
えー
[あんまり動きたく無いという気持ちが顔に現れる]
(そろそろ帰ろうかなって…うー)
[じっとした目で、元気よく飛び跳ねている少女に訴えかける]


アホウドリ
あ…もしかしてもう色々探して疲れちゃってるの…!?

むふー、だいじょーぶなの!
わたしが、飛んで運んで行ってあげるのー!


ウロボロス
えー
(なんでー、なんでそうなっちゃうの…)


アホウドリ
よーし! 近くにもっと親切な「じどーはんばいき」さんがいるの知ってるのー!
ええと…お名前何だったっけ?


ウロボロス
…(そうだ、なまえ…)
あたし…ウロボロス。「ロス」って呼ばれてるんだ。
あなたは…なんていうの?


アホウドリ
わたしはオキノタユウのオキなの! よろしくねー、ロスちゃん!


ウロボロス
うん…よろしくね、オキちゃん。
[そう言って、再び尻尾を自分の口元へ]


アホウドリ
よーし、じゃあロスちゃん! 早速別の「じどーはんばいき」さんのところに連れてってあげるのー!
[がっしと背中に回り込んでロスをつかむ]


ウロボロス
ふあっ…あー…
[反応が遅れ無抵抗のままむぎゅーっと抱きつかれる]


アホウドリ
うみゅみゅみゅ…! てやーーーーーーーーーーーーー!
[翼を大きく広げ、ロスを抱えたまま空に浮き上がる]


ウロボロス
ふわぁ…っ!
[身体が浮き上がる。初めての感覚に驚いたのか、足をぷらぷらさせる]
(すごい…浮いてる…)


アホウドリ
[浮遊感を味わうのもつかの間、次の自販機は近くにあったのですぐに地面へと降り立った]
っふーーーー、ついたのー!


ウロボロス
ん…っ
[地に足を付けても尚、まだあの浮遊感を忘れられず]
(…いいかも…これなら、あんまり動かなくても、あっちこっちに…)


アホウドリ
じゃあー、早速ふぁんたを…
…うみゅ…?[自動販売機の前に誰かがいることに気が付く]



Zzz…んぅ…
[自動販売機の前でピンク色の寝間着を着たアニマルガールが枕を抱えて寝ていた]


ウロボロス
(こんなところで寝てる…すごい…)
[その姿を目に焼き付け、ふつふつと感心を持ち始める]



Zzz…んぁ…ふわぁ…おはよう…
[二人が近寄ってきたことに反応してか、眠そうにあくびをしながら起き上がる]


アホウドリ
あ、獏ちゃんなの!
おはようなのー!
なんでこんなところで寝てるのー?



あ…オキちゃん…おはよう…ふわぁ…
えーっとね…飲み物を買おうと思ったんだけど…ふわぁ…
…どれを選ぼうか悩んでいる間に…寝ちゃってたみたい…


アホウドリ
なるほどなのー、獏ちゃんらしいのー!
あ、獏ちゃん! そういえば、ふぁんたあった?
このロスちゃんって子が、ふぁんたを探してるんだけど…


ウロボロス
[黙々と尻尾をしゃぶりながら、ゆっくり頷く]



うん…あったよ…ふわぁ…
[そう言ってゆっくりと自動販売機に振り返る]
…あれ…?売り切れてる…
寝てる間に誰か買っちゃったのかなぁ…?…ふわぁ…


アホウドリ
うみゅう…そんなぁ…
[しゅんとする]


ウロボロス
ざんねん…
[頭を下げ、表情が暗くなる]


アホウドリ
むー! でも諦めないの! 次を探しに行くのー!


ウロボロス
えー
(まだ歩くのー…?)



ふわぁ…ふぁんた飲みたかったなぁ…
[あくびをしながらも少ししょんぼりとしたように呟く]


アホウドリ
うみゅ、じゃあじゃあ、獏ちゃんもふぁんた探しについてくる?



ぅん…いいの…?


ウロボロス
…あたしはいいよ…?



…じゃあ…ついていくよ…ありがとね…♪


アホウドリ
わーい! 仲間が増えたのー!
よーしじゃあさっそく次に…
…あ、獏ちゃんって…飛べないよね?
私、ロスちゃんが疲れて動けないみたいだから、飛んで運んであげてるんだけど…



うん…僕は飛べないね…ふわぁ…


ウロボロス
…どうするの…?
[やや不安げな声でオキちゃんに問いかけ]


アホウドリ
…。
よ、よーーーーし!
じゃあ獏ちゃんも私が運んであげるの…!
[目ぐるぐる]



…大丈夫なの…?…ふわぁ…


アホウドリ
まかせるのー!!!
[二人の手をつかむ]
「オキノタユウ」は、大きな翼の海鳥なの…!
少しくらい重くったってへっちゃらなのー!
ふ…っんみゅうううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう!!!!!
[顔を真っ赤にして羽ばたき、二人を持ち上げる]


ウロボロス
ふあああ…
[持ち上げられ、無意識のうちにオキちゃんにしがみつく]



ん…大丈夫…?
[同じくオキちゃんにしがみついて心配そうに声を掛ける]


アホウドリ
だ…いじょ…ぶなにょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお[バサバサバサバサ]


ウロボロス
(すごい…あたしあんなに動きたくないなあ…)
[ばさばさばさと羽ばたく羽を見て、一人呆然と物思いに耽る]


アホウドリ
[次の自販機も比較的近く、またゆっくりと地面へと降下する]
[そして、三人の足が地面についた]
はひゅん…![ぐでーーーーーっと地面にへたり込む]


ウロボロス
んーっ…
[同じようにへたりこみ]



ふわぁ…
[二人に並んでへたりこむ]


リベ
......?
[目の前でそうなった三人を見て怪訝そうな顔をするアニマルガールが一人]


ウロボロス
んー
[そのまま、地面に突っ伏したまま動かず]



…Zzz…んん…
[そのまま、浅い眠りに入ってしまっている]


アホウドリ
な、なんでみんなも倒れちゃってるのーーーー!?(ゼーハーゼーハー)


リベ
......道の真ん中でどうしたんですか?
[話のできそうなオキに尋ねる]


アホウドリ
あ…え、えへへー二人を運んで飛んだら疲れちゃって…はふぅ
そこにいるロスちゃんと獏ちゃんはー…
…。
分かんないの!!!!
あ、そうだ! 私たち、ふぁんたを探しに来たんだけど…何か知ってる?


リベ
ファンタですか? そこの自販機は...。
おや、売り切れていますね。


アホウドリ
う…
ふみゃあぁ……! そ、そんなぁ~~~…!
[また地面に突っ伏す]


リベ
......手伝いましょうか?
二人抱えて運ぶのは大変でしょうし...。


アホウドリ
ほ、ほんとなの!?[がばっ]
助かるのー!


ウロボロス
ぁ…じゃああたしをおぶってー
[顔を上げ図々しく懇願し]


リベ
......少しは自分で動いたらどうなんですか...。
[呆れつつロスを背負う]


ウロボロス
…やだぁ
[背負われ、むぎゅっと離ないようにひっつく]


アホウドリ
わーい! 飛ばなくてもよくなったのー!
これで歩いていけるの! 獏ちゃんも歩きならだいじょーぶだよね!



Zzz…んぅ…ふわぁ…
…ごめん…寝ちゃってたみたい…
[あくびをしながらゆっくりと立ち上がる]
…うん…大丈夫だよ…ふわぁ…
[しかしオキちゃんの声は聞こえていたようで返事を返す]


アホウドリ
じゃあじゃあ、早速次の「じどーはんばいき」さんのところに行くのー!


リベ
わかりました。
...ところで、あなたは渡り鳥か何かのフレンズですか?


アホウドリ
あ…! そうだったの! 自己紹介が遅れたのー!
私、オキノタユウのフレンズなの! オキちゃんって言うのー![二パッと笑う]


リベ
なるほど、アホウドリですか。
私はジャワトラ、「リベ」とでも呼んでください。


アホウドリ
あ! 物知りなの! オキノタユウがアホウドリの別名ってこと知ってるんだね!
すっごーいのー! よろしくなの! リべちゃん!


リベ
色々あって野生動物の知識はあるので。[少し嬉しそうに]
よろしくお願いしますね。


アホウドリ
そうなのー? きっとたくさん頑張ったの…! すごいの…!


リベ
頑張った...ですか......。
まぁ、そうですね、私なりに...。[ちょっとだけ顔が暗くなる]



…?
どうしたの…?…大丈夫…?
[顔が暗くなったことに気付き、心配そうに声を掛ける]


リベ
...ぁ、いえ、大丈夫です。


アホウドリ
うみゅみゅ…何か苦しいことあったの?
でもでも、頑張ったー事は、きっときっと、裏切らないの!
りじちょーさんが言ってたのー!


リベ
...ええ、私もそう思っています。
今もその途中です。
[オキの励ましが少し嬉しいのか尻尾がゆらゆら]



…そうなんだ…ふわぁ…


ウロボロス
ん…
[ゆらゆらとした尻尾の先端が、ロスの口元をくすぶり]
(あ…あたしのしっぽかな…)
[揺れるそれを手で掴み、先端を口に含む]
あむっ


リベ
ひにゃあっ!?
[ビクッと身体が跳ねる]


アホウドリ
ふぇ!?



どうしたの…?


ウロボロス
あむ…んむ…?
[違和感を覚えながらも甘噛みを続ける]


アホウドリ
ああ! ロスちゃあああああん!


リベ
は...ゃあぁぁ...!?///
[腰が抜け、なんとかロスを落とさないようにへたり込む]


ウロボロス
おむ…むむ…
んむ…うぇ…もさもさしてるー
[暫く甘噛みしてからもさもさした食感に違和感を覚え、口からリベの尻尾を離す]


アホウドリ
も、もー! ロスちゃん! 寝ぼけちゃだめなのー!


リベ
はぁっ...はぁっ......な、何するんですかいきなり......///
[顔真っ赤で]



…大丈夫…?
[へたれこんだリベに心配そうに声を掛ける]


ウロボロス
…あむ…
[今度は自分の尻尾を咥え]


リベ
だ...大丈夫、です...。
[立ち上がる]


アホウドリ
ロスちゃん! そろそろ「じどーはんばいきさん」につくから…それまで頑張るのー!


ウロボロス
んー…リベちゃん、がんばってね。
[もひょもひょとした声で]


リベ
頑張りますから私の尻尾に不用意に触らないでください...落としてしまいますので...。


ウロボロス
おくちにちかづいてきたから…つい…


リベ
...はぁ。
[若干諦めたようなため息]


アホウドリ
…うみゅ…あ! あれなの!
あの「じどーはんばいき」さんなの!
[たったったと寄っていく]


ウロボロス
おー
リベちゃん、急いで…
[ぺちぺちと急かし]


リベ
はいはい...ん?
[自販機を見ると妙な事に、商品リストが全部ふぁんたになっていた]

...なんですかこれ。



…ふぁんただけ…?ふわぁ…


アホウドリ
やったー! これなら絶対買えるのー!


ウロボロス
わぁい…!


リベ
...いや、明らかにおかしいと思うんですが...。


アホウドリ
うみゅ…なんでー?


リベ
ファンタしか売っていないならこんなに並べる必要はないのでは?


ウロボロス
むー
[自販機を凝視し、上から下へゆっくりと視線を下ろす]


アホウドリ
でも、ふぁんたには変わりないし…とりあえず買ってみるの!
[硬貨を財布から取り出し、自販機に投入する]
[ガコンっと音を立てて”何か”が出てきた]

[中からそれを取り出して、怪訝そうな顔をする]
…あったかいの


ウロボロス



え…?


リベ
...あったかい?


アホウドリ
[手に持ったそれには、おでん缶と書いてある]


リベ
......間違いなくファンタではないですね...。


アホウドリ
え…でも私ふぁんたのボタン押して…うみゅみゅみゅ…?(ぐるぐる)



…中身が間違ってるのかなぁ…?…ふわぁ…


アホウドリ
で…でも、この缶の中身はふぁんたかもしれないの…!
[かぱっ]
[ホクホク]
[とっても美味しそうな大根だ!]


ウロボロス
…あんまり甘くなさそう…



…おでんだね…ふわぁ…


リベ
...おでんですね。


アホウドリ
…たべる?
[皆に差し出す]


リベ
...まぁ、食べないともったいないですからね。
[受け取って一口]
熱っ...
[ハフハフ]


ウロボロス
あっ…ずるいよぉ
あたしにもちょーだい…?
[雛の様に口を開け、おでんを待つ]



熱いよ…大丈夫…?
[口を開けて待っているロスちゃんに心配そうに声を掛ける]


ウロボロス
あーん。
(んにゅ…おでんかあ…それも食べてみたいなあ….)


リベ
...はいはい、熱いですよ?
[ロスの口にも大根を]


ウロボロス
あむ…あふっ
んむんむ…


アホウドリ
おいしいー?


アホウドリ
[中断]


ウロボロス
んむんむ…
[むちゅむちゅと食べ、飲み込む]
…うん。
[心なしか少しだけ顔が笑い]


アホウドリ
うみゅー、だったら良かったのー!
でもでも、まだふぁんた出てきてないから…!
きっとこの場所だけ、違うのが入ってただけなの!
もう一回別の場所で買ってみるのー


ウロボロス
だね…。
つぎ、誰が買う…?



ん…僕が買ってみるね…ふわぁ…
[硬貨を入れ、さっきとは別のボタンを押す]
[ガコンッと音が鳴り、"何か"が出てきた]
[取り出してみるとそれは「クレープ」と書かれたラベルが貼られた瓶だった]
…クレープ…?


ウロボロス
…グレープじゃないんだ。


アホウドリ
なの…!?


リベ
…なんで自販機から…?


アホウドリ
クレープって…クレープなの?



中に何か入ってる…ふわぁ…
[瓶から中身を取り出してみると、ビニールで包まれた黄色い生地をした正真正銘のクレープが出てくる]
[生地の中にはホイップクリームに包まれたイチゴやミカンなどの果実が詰まっている]


アホウドリ
ほ…ほんものなの…!

すっごーーいなのーー!


リベ
えぇ…[困惑した顔]


アホウドリ
「じどーはんばいき」さんって、何でも売ってるの![キラキラ]


ウロボロス
…それはそれで、甘そう…
[じっと見つめて]



…一緒に食べる…?


ウロボロス
うん。
あーん。
[さっきと同じ様に口を開け]


アホウドリ
あ、ロスちゃんばっりずるいのー! いいなぁ…
わたしにもわたしにもー!



ふわぁ…はい…あーん…
[一口サイズにちぎってロスちゃんの口に入れる]
まだあるから安心してね…ふわぁ…


ウロボロス
あむ。
んむむ…
[むくむくとクレープを味わい]



はい…オキちゃんも…
[同じく一口サイズにちぎってオキちゃんに差し出す]


アホウドリ
わーい!
もぐっ はむはむ…あ、リべちゃんも食べないのー?
おいひーの!


ウロボロス
[リベの背中に背負われたまま、うんうんと頷く]



ふわぁ…あなたも食べる…?
[一口サイズにちぎってリベに差し出す]


リベ
そうですね…んっ。
[受け取って一口]

…味は普通に美味しいですね。



…うん…美味しいね…♪
[残ったクレープを食べながら、嬉しそうに微笑む]


アホウドリ
でもふぁんたじゃなかったのー(もぐもぐ)


リベ
…では、次は私が買いますか。
[硬貨を入れて、また別のボタンを押す]
[ガコンッと音が鳴り、"何か"が出てきた]

…お茶?
[見た目は普通のお茶のようだ]


ウロボロス
んむんみ…
[クレープを飲み込む]
…えへ。
[一人幸せそうな顔を浮かべている]


アホウドリ
うみゅー、またふぁんたじゃなだそうなのー
今度はなんだったの?


リベ
…お茶みたいです。
まぁ、ちょうど喉が渇いてきたところだったのでいいのですが…。
[キャップを開けて一口]

…ぶふっ!?
[そして突然吹き出す]


ウロボロス
わっ
[吹き出したリベに驚いて身体が少しだけ跳ねる]


アホウドリ
う、うみゅううううううう!?
そ、そのお茶そんなに苦かったのーーーー!?



大丈夫…?


リベ
…これ……炭酸…?
[よく見ると、炭酸である旨が書いてあるお茶だった]

何故お茶を炭酸にしようと思ったんですか開発者は…。


ウロボロス
ふえー…
色々あるんだね。すごい…
(外ってすごいなあ…)
…あたしも買ってみようかな。
[珍しく興味を沸かせたのか、自販機に目を通す]



ふわぁ…ロスちゃんも買ってみる…?


ウロボロス
うん。
リベちゃん、お願い。
[おぶったまま自販機に近づいて欲しいとねだり]


リベ
降りはしないんですね…。
[自販機に近づく]


ウロボロス
[星のマークが入ったお財布を開いて、小銭を投入していく]
ぽちっと。
[そのまま適当にボタンを押す]
[どこコンっと音がなり、今までとは違う何かが出てきた]
…わぁ。
[それはずんぐりむっくりとしてはいるが、紛れもなくふぁんただった]
[そのふぁんたの傍に、缶詰の様なものも落ちている]



ふわぁ…大きいけど…ふぁんただね…♪
[念願のふぁんたが出てきて声を弾ませる]


ウロボロス
…むふ。
[右手を上げて喜びを示す]


リベ
...横の缶詰はなんでしょうか?


ウロボロス
リベちゃん、とって。


リベ
んっ...[手を伸ばして缶詰を取る]
......魚?


アホウドリ
うみゅ…「えーご」なの…読めないの…[ロゴを覗き込む]


リベ
...開けますか?


アホウドリ
良いと思うの! おでんも、くれーぷもおいしかったの!
これもきっとおいしーの!


ウロボロス
うん…開けてみよ?



(しゅーるすとれみんぐ…?)
…うん…開けてみよう…ふわぁ…


リベ
[爪を生成して蓋に突き立てる]


アホウドリ
[わくわく…!]


ウロボロス
むふ…
(どきどき…)


[リべが缶に爪を突き立てた瞬間]
[缶の中から、汚泥のような、どろりとした名状しがたい”匂い”の瘴気がそこからあふれ出した]
[ああ! それは缶の中に封印されていたのだ!! 彼女たちはそれを解き放ってしまった!!!]
[リべが最初にその瘴気に触れ、「ピッ」と普段上げないような声を上げて缶を取り落とした]
[がらんがらんと音を立てて落ちたそれから、中身がブクブクとあふれ出す]
[結果、4人はその匂いに触れてしまう。彼女たちは、あまりの狂気的な匂いに、一目散に逃げだした!!]
[当然であるが、匂いは追ってこない。それでも追ってきそうと思うような…]
[そんなヤバイ匂いだった]
[しばらく4人で逃げ出した後、もう匂いが届かないだろうところで、みんな顔を見合わせた]
[ものすごい匂いだったが、思わず逃げてしまったことが気恥ずかしくなり、思わず笑みがこぼれる]


アホウドリ
そーいえば、ちゃんとふぁんた買えたの!


ウロボロス
うん…ありがと。みんなのおかげー
[そう言ってふたを開けようとする]



あ…でもさっき走ったから…


リベ
あ゛。


[本日の彼女たちは踏んだり蹴ったりであった!]

缶<かん>

 


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キャスト

ウロボロス: sakamata

アホウドリ: Fu_sutu

獏: DerMaltu

リベ: Type-ZERO

校正: Nordic

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