This_is_my_Runeblade...

これぞ我がルーンブレイド: 剣は数あれど、我が剣はただひとつBlaumeux 著

ご機嫌よう、デスナイト。そろそろ、デスナイトとなることの意味について講師 Razuvious が最初の講義を始めているものと思う。デスナイトが全力で守るべき宝といえる所持品、ルーンブレイドについての講義を始めたい。

導く手無くば、ルーンブレイドは抜け殻に過ぎぬ。もし離れ離れとなれば、弱く、無力となる。手元にルーンブレイドが無いことに気付いた場合は、大至急別のものを取得することが急務である。

デスナイトとして、恐れ多くも Lich King に刃向かわんとする者すべてに対しルーンブレイドを通じて意志を与えよ。というのも、若いデスナイトは Lich King のお与えになる御意志の延長であり、ルーンブレイドは王の御力を運ぶという名誉を授けられし道具だからである。その御力について、以下の分野を理解しておくこと。

1. 結合。ルーンブレイドは自分の体そのものの延長となる。また、諸君の体は王のものである。

2. 一体化。ルーンブレイドは意志を具現化させる。また、諸君の意志は王のものである。

3. 合併。ルーンブレイドは魂に与えられる死そのものが流れる血管となる。また、諸君の魂は王の御意志を運ぶのである。

訓練を通じ、我らデスナイトに開かれた分野のうち数種に専念せねばならないことに気が付いていることだろう。このことに関して言えることはただひとつ。すべて学ぶ価値があり、他を犠牲にしていくつかを放棄するのは馬鹿げた自惚れである。有能でないデスナイトは戦場において己自身の命を犠牲にしてきた。

ルーンブレイドが己の怒りと繋がって特に強力な物となることに気付いた者もいるだろう。しかし、それでは充分ではない。ルーンブレイドがただ単に瞑想に集中するための道具であると思って満足してはならない。否、ルーンブレイドとはそれを遙かに凌駕するものなのだ。力あるデスナイトは、少々念じるだけで剣の力を自由に操ることができるのである。彼らが心と体、そして粉砕するという目的をひとつにして戦っている時、その前に立ち塞がるのは愚かなことである。

凍てつく冷気に満ちた時、剣が最も貪欲に反応することに気付いた者もいるだろう。このように、ルーンブレイドの中で一番切れ味の鋭い剣でさえ、もっと強力にできるのである。壮麗なる Icecrown の城に満ちているのと同じ力も諸君の意のままである。この分野を完全に会得することを選択する場合、敵が己の動きが鈍り寒さで動けなくなったことに気付いた時には、敵に逃れる術は無いことだろう。

さらに、敵を撃破する際に病と伝染病を引き起こす、という剣の力を完全に使いこなすことに真の使命を見出すものもあろう。それもまた我らデスナイト固有の特徴であり追求に値する。最強の防御は最初堅固に思われるかもしれないが、しかしいかなる防御にも「カバーしている」という弱点が存在する。単に弱点を取り除けばよいことである。デスナイトよ、努々忘れることなかれ。Lordaeron の崩壊を招いたのは軍隊ではなく、ただの伝染病に過ぎぬことを。

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