「旭園」を含むwiki一覧 - 1ページ

狂歌百物語(狐火) - いにしえwiki

口に 燃やす火か 雨にも消えぬ 野狐の業(南勢大淀浦 春の門松也)021.稲荷山 三つの燈火 影添ひて 木陰に燃ゆる 夜半の狐火(八王子 檜旭園)022.螢影 はや絶々に なりしころ 草の葉末に 燃ゆる狐火(下総結城 文左堂弓雄)023.遠近と 飛火の野辺の 狐火は 枯れし尾花に

狂歌百物語(古戦場) - いにしえwiki

つわてふ 虫の音ね須磨に 寄する浦浪(栃木 通児楼諭)008.魚鱗ぎよりんにも 備へを立てし 其の跡や 血生臭くも 風の吹くらん(八王子 檜旭園)009.秋草の 花に七つの 影を見つ 滅ぶ相馬の 新内裏跡(仙台松山 千澗亭)010.湊川 石になるてふ 楠が 朽ちたる名こそ 世に流

狂歌百物語(実方雀) - いにしえwiki

化して近寄る 雛の内裏に(五巒改め 枇杷びはのや夏繁なつしげ)006.呉竹の 代々は経れども 実方は 雀と化して 名を残しけり(八王子 檜旭園)007.哥枕 手枕ならで 蛤の 甲斐なき名たつ 実方すゞめ(江戸崎 緑樹園)008.執念も 雀となるや 実方は 都の召しに ありつかん

狂歌百物語(皿屋舗) - いにしえwiki

十枚と 見つれば欠くる 皿屋鋪 いづれ愚昧の 世にぞ有りけり(腹光)018.初霜に 枯れゆく菊は 怨念も 朧に白き 袖の見ゆらん(八王子 檜旭園)019.目の前に 因果は廻り 車井くるまゐの 去らぬ恨みの 菊が怨念(松梅亭槙住)020.さらさらと 言はずに数を 九つと 聞くさへ井

狂歌百物語(雪女) - いにしえwiki

.ちらちらと 見えてぞ凄き 雪女 我が足までも 知れぬ大雪(腹光)009.池水に 結ぶ氷の 鏡見て 雪女こそ 化粧けはひするらめ(八王子 檜旭園)010.出る噂 しても袖うち 払ふなり 雪の夜道の 雪女には(岩和田 押照)011.雪女 見ると惣身そうみに 冷汗を 流さぬひとは 嵐

狂歌百物語(平家蟹) - いにしえwiki

.世の中を 横に車の 平家蟹 廻る因果の 壇ノ浦かな(驪山亭音高)034.時めきし 代の赤旗を 平家蟹 汝が甲羅の 色に見せけり(八王子 檜旭園)035.平家蟹 空を飛び来る 水鳥の 羽音に怖ぢて 泡をふくらん(駿府 正舎鉾直)036.奢りたる 平家も今は 落ちぶれて おのれ飯炊

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