狂歌百物語(小幡小平治) - いにしえwiki
馬はあれども 幽霊の 徒かちにて戻る こはだ小平治(花垣真咲)003.煮て喰ふ 焼いて喰ふと 目論見の 果てはこはだに 味噌をつけたり(語安台有恒)004.殺す智恵 浅香の沼の 恨み顔 蚊屋の四つ手に 這入るこはだを(松の門鶴子)005.馬に鞍 おく間もあらで 徒かちよりぞ 逃
馬はあれども 幽霊の 徒かちにて戻る こはだ小平治(花垣真咲)003.煮て喰ふ 焼いて喰ふと 目論見の 果てはこはだに 味噌をつけたり(語安台有恒)004.殺す智恵 浅香の沼の 恨み顔 蚊屋の四つ手に 這入るこはだを(松の門鶴子)005.馬に鞍 おく間もあらで 徒かちよりぞ 逃
くしげ 箱根細工の 轆轤をば 首長くして 覗くをみな子(神風や青則)017.つかの間に 梁はりを伝はる 轆轤首 けたけた笑ふ 顔の怖さよ(語安台有恒)018.俄雨 降る家やの門へ ろくろ首 首も畳んで 這入る傘からかさ(五息斎無事也)019.しよぼしよぼと しよぼしよぼ雨に 傘か
rarr;さいたま市見沼区大字山現在の地名:さいたま市見沼区大字見山、大字西山新田、大字山北原(きたはら):東方に二か所飛び地がある。現存。安台:現存。大道(おおみち):安台の南方。稲荷下(いなりした):南西の飛び地。現存。1977年に一部が大字三浦、大字西山新田、大字見山になっ
009.石塔を 抱きて寐しとは 白張りの 燈灯ならで 牡丹燈籠(桃実園)010.振袖を 少女をとめは顔に あでやかな 姿の花の 牡丹燈籠(語安台有恒)011.見る人も つられにけりな 軒端なる 牡丹燈籠の いろ深見草(萬々斎筬丸)012.覗き見も あな怖ろしや 破やれ襖ぶすま 骨
.文福の 茶釜の釣の かけはづし 丁度こゝらが 尻と鼻づら(筬丸)003.重代の 文福ありて 茂林寺もりんじは これにてお釜 おこす方丈(語安台有恒)004.古狸 尻尾しりを隠して 茶を煮たる 水も化けたる 茂林寺の釜(宝市亭)005.方丈の 愛す小姓の 外に又 あやしき釜も 見
鷂はしたかの とかへる山の 山男 みてぞぬすだつ 鳥肌となる(草加 四角園)004.萬木に 汝もなれてか 山男 人には腰も 屈まざりけり(語安台有恒)005.鬼とのみ 見てややみなん 葛城や 背せいも高間の 山男には(江戸崎 緑亀園広丸)006.山男 見世物小屋の 汝が馴れし 猪
007.古寺に さとす姿の 土ど饅頭 一皮剝きし 人の亡き跡(香以山人)008.倒れたる 仁王の肩を 草鞋虫 這ふはいぶせく 見ゆる荒寺(語安台有恒)009.七堂は 伽藍堂にて 古寺に 仏の坐をば 草に見るのみ(宝市亭)010.釈迦達磨 尻もうなじも 腐れつゝ 羅漢槙らかんまきの
内の小袖を 出づる手の 指の爪にも 見る物着星ものきぼし(語吉窓喜樽)003.噂をば 包みておける 化小袖 出だすその手は 喰はぬ七つや(語安台有恒)004.さ干ほしおく 花見小路の 袂たもとより 早蕨さわらびほどの 手を出だすなり(駿府 望月楼)005.怨念の 残りて蛇と なり
鼠茸ねずみたけ 生ふる谷間の 岩小菅こすげ 髪もおどろに 振り乱しけり(梅屋)003.薬鍋 さげてお岩が 恨めしと 苦笑ひする 顔は青山(語安台有恒)004.おそろしや 岩が恨みに あふ身かや 吊りあがる目で 覗く俤(語吉窓喜樽)005.怪談の 四谷みやげに 聞いてさへ □□□の
二丁目になった。南(みなみ):1987年に片柳一丁目になった。東(ひがし):1987、1991年に片柳一丁目、片柳東、加田屋二丁目になった。安台:現存。明治14年の字届書には記載がない。 飛地:北西の飛び地。現存。明治14年の字届出書には記載がない。さいたま市地形図では西の一部に