ミスター・ベースボール

ミスター・ベースボール
Mr. Baseball
監督	フレッド・スケピシ
脚本	ゲイリー・ロス ケヴィン・ウェイド モンテ・メリック
原案	セオ・ベレティア ジョン・シュンカーマン
製作	フレッド・スケピシ ダグ・クレイボーン ロバート・ニューマイヤー
製作総指揮	ジョン・カオ ジェフリー・シルヴァー 近藤晋
出演者	トム・セレック デニス・ヘイスバート 高倉健 ほか
音楽	ジェリー・ゴールドスミス
編集	ピーター・ホネス
配給	ユニバーサル
公開	アメリカ合衆国の旗1992年10月2日 1993年2月6日
上映時間	110分
製作国	アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語	英語、日本語
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表・話・編・歴

ミスター・ベースボール（Mr. Baseball）は、1992年公開の、日本が舞台のアメリカ映画。

ストーリー[]

MLB・ニューヨーク・ヤンキースの強打者だったジャックはルーキーとの争いに負け、日本の球団へトレードされることとなった。行き先は中日ドラゴンズだった。

来日してしばらくはメジャーへの未練や日本文化に馴染めず成績は振るわなかったが、監督他周りの人物達によって少しずつチームに馴染んでゆく。

撮影場所[]

当時の本拠地ナゴヤ球場を中心に各セ・リーグ本拠地球場でも撮影され、ナゴヤ球場での撮影ではのべ10万人以上もの名古屋市民がエキストラとして参加した。レプリカではなくチームが実使用している中日ドラゴンズのユニフォーム、ウィンドブレーカー、スパイク、帽子を着用。また映画内で対戦した広島東洋カープも実使用のユニフォームを着用していた。またCBCなど中日系メディアも撮影に全面協力し、随所に登場している。ただし、バックスクリーンのスコアボードは実際のとは違い、グランド内の別の位置に作られている。

キャスト[]

• ジャック・エリオット - トム・セレック

ルーキーとの競争に負けたことで、ヤンキースから中日ドラゴンズへトレードされた主人公。かつてはワールドシリーズでMVPを獲得した程の大物選手だったのだが、ここ最近は不振を極めており、試合直後に酒に酔って複数の女性と乱交を行ったことが明るみに出るなど、選手としてのイメージも低下していた。ドラゴンズでの背番号は「54」。膝に持病を抱えている。プライドが高くて気も荒く、それ故にチームメイトや監督とは何度も衝突を繰り返した。改心後は3割を超える打率を残し、その活躍が認められたのと彼を蹴落としたルーキーが骨折して戦線離脱したことで、ヤンキースのオーナーからすぐにアメリカに戻ってくるよう通達されるが、恋人関係となったヒロコからの懇願を受けてシーズン終了後まで中日ドラゴンズでプレイする事になる。そして内山監督が現役時代に残した7試合連続本塁打(架空の日本記録)がかかった最終戦で、チームの勝利を優先したスクイズを決め、リーグ優勝の立役者となる。シーズン終了後にヒロコと共にアメリカに戻り、デトロイト・タイガーズに入団。大リーグへの復帰を果たす。

• マックス・デュボア - デニス・ヘイスバート

中日ドラゴンズの助っ人外人選手。ジャックの先輩にあたる。既に5年も中日ドラゴンズに所属しているのだが、今も大リーグへの復帰を虎視眈々と狙っていることをジャックに明かしている。ジャックと正反対に温厚で日本文化にも馴染んでいる。

• 内山監督 - 高倉健

中日ドラゴンズの監督。選手に「根性論」に基づく非科学的で過酷なトレーニングを課し、また徹底的な管理野球も推している。ジャックの練習中のスイングを一目見ただけで彼の欠陥を見抜くほどの分析能力を持ち、また現役時代は野手出身で7試合連続本塁打(架空の日本記録)の記録を保持している。だがここ数年は監督としての成績は不振を極めており、首脳陣から今季の成績次第では今季限りでの監督解任を通告されている。ジャックとは通訳を通じて会話をしているが、実は英語を話すことができる。当初は日本の文化と自らの管理野球になじめないジャックと何度も対立を繰り返したが、『もっと選手を伸び伸びとプレイさせるべきだ』というジャックからの咎めを受け、自らの管理野球を改めるようになる。

• 内山ヒロコ - 高梨亜矢

内山監督の娘。来日して間もないジャックと球場で出会い、身の回りの世話を務める。ジャックとはすぐに恋愛関係になったが、実家に招待するまで監督の娘であることをジャックに隠していた。チーム関係者は誰も気付いていなかったジャックの膝の古傷を真っ先に見抜く。

• 西村ヨウジ - 塩屋俊

中日ドラゴンズの通訳担当。気弱でジャックに何度となく怒鳴られたりしていたが、後に厚い信頼が生まれる。

• 中村ヒロシ - 穂積隆信

中日ドラゴンズのオーナー。

ほか、レオン・リー（元ロッテ）やアニマル・レスリー（元阪急）など日本でも活躍した往年のメジャーリーガーや後藤祝秀などの元プロ野球選手もゲスト出演していた。

スタッフ[]

• 監督 - フレッド・スケピシ
• 製作 - フレッド・スケピシ、ダグ・クレイボーン、ロバート・ニューマイヤー
• 製作総指揮 - ジョン・カオ、ジェフリー・シルヴァー、近藤晋
• 脚本 - ゲイリー・ロス、ケヴィン・ウェイド、モンテ・メリック
• 音楽 - ジェリー・ゴールドスミス

ほか

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