S-TIH57はオハラが販売する光学ガラスの品種。
2017年4月18日にリリースがアナウンスされた比較的新しい品種である
https://www.ohara-inc.co.jp/news/2017/0418/1108/
チタン系高屈折率高分散ガラスとして、S-TIH53よりもさらに高い屈折率(
nd=1.963)を有し、TIHグループのガラスの中で最も屈折率が高いが、比較的安価な品種であるとされる。
この品種については、2021年に、関連すると推定される特許(特開2021-191722)が公開されている
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/PU/JP-2021-191722/2B3F8421C6145719507C06BBD7C725B129ABEB3DE393FBEC38EE2577B0E529E3/11/ja
それによるとこの品種は通常のチタン系ガラスとランタン系ガラスの組成を足して二で割ったような組成を持ち、酸化タンタルなどの高額原料の使用が制限されており、主成分であるケイ酸・チタン・ランタンがいずれも(光学ガラスの原料の中では)比較的安価な原料であることから安価に生産が可能とみられる。また、物理的・化学的耐久性にも優れている。
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