酸化物ガラスの組成系の一つ。
陽イオン成分としてPbとBを含む。
非常に低い軟化点を実現できる組成系であり、電子機器に利用される低温封着・溶着ガラスに利用例がある。[1]
歴史
1957年の時点ですでに低温融着用ガラスとして公知の技術とされている[1]
組成例
94Pb-6B - 1957年公知[1]
長所
- 原料が比較的安価
- 単純な2成分組成
- 軟化点を非常に低くできる(300℃程度[1]
欠点
- 融着用ガラスとしてみた場合熱膨張係数が通常の軟質ガラスと異なるため 溶着不良が生じる恐れがある。[1]
- 有害物質である鉛を多量に含んでいる。
発展
- B2O3-SiO2ーGe2O3-PbOガラス
- SiO2の導入により膨張率の調整が可能となった。[1]
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