世界観-マナ

ページ名:世界観-マナ
  • マナ

ビギナ世界の地上の大気に含まれる微小物質。
元々は木星にある衛星から回収された『マナ鉱石』という物質であり、地上の重力下でそれが霧散し大気と混ざったもの。
大気上のマナを取り込む事によって様々な技術を実現可能であり、マナが存在する大気内でのみ効果を発揮する技術が形成されるに至った。


マナ技術は元々はマナ結晶(無重力下でマナ鉱石を精製したもの)を用いて研究されていったが、微小粒子化したマナの充満した空間内にてマナ結晶と同様の反応が見られた事を切っ掛けに大気にマナを含ませて地上での研究が行われて行くこととなる。


なお、マナはそれ単体では有用性が低く、大気中の窒素分子と化合する事でこれほどまでの汎用性を得るに至っている。
その性質上地球上で最もマナの影響を早く受けたのは植物であり、窒素と共に取り込まれた事で進化が進んでいる。
人類もマナの影響を緩慢とだが受けており、稀にマナに適応し突然変異を起こす者もいる。
こういった突然変異は遺伝する確率が非常に低い。


マナは地球の循環の中で長い年月をかけて堆積する場合があり、それにより天然のマナ結晶が形成される事がある。
この天然マナ結晶は不純物を多く含むため、精製されたマナ結晶と違いオレンジ色に輝いている。


  • マナ鉱石

木製軌道上に存在するアマルテア群衛星から発掘される稀少鉱石。
シリコンをベースに金属を含む複合高分子体であり、原石はオーケナイトに非常に近い形状をしている。
重力下では非常に不安定な鉱石であり、触れるだけで霧散してしまう。
(そのため宇宙や月面において研究が行われた)
マナ鉱石を精製する事でマナ結晶となる。マナ結晶は重力下でも形状を保つ事が可能。
ただしマナ結晶の精製は大気がなく、かつ重力等の影響を受けにくい環境でなければ行えなかった。
様々な使用用途があるが、ビギナ世界ではこの鉱石自体は地上にはほとんど存在しておらず、微小粒子状物質化して大気を漂う「マナ」が大半のものとなっている。


地上歴の地球においてはこの微小粒子状物質化したマナが地上のほぼ全ての大気に混ざっており、これにより現実世界では不可能な様々な技術を可能にしている。


西暦末期に発見され、これの発見が後に等様々な開発の切っ掛けとなっている。
なおベクターポケット以外に関してはマナ鉱石そのものは用いられてはおらず、あくまで大気中のマナとの反応によって実用可能になっている技術である。
ただしこれらの技術は大気に混ざっているマナの反応を前提として作られているため、マナのない空間(大気圏外等)においては機能が著しく低下してしまう。
(マナ結晶を内蔵したものであればこのデメリットを解消可能だが、マナ結晶の精製コストが非常に高く、後述の宇宙開発技術の低下が重なった事でマナ結晶を用いた開発は難航することとなった)


地上歴、新暦いずれにおいても木星圏への航行技術が失われているため、新たにマナ鉱石を採取することは実質的に不可能となっている。
宇宙航行技術が低下の一途を辿った原因として、第一次、第二次人機戦争によって宇宙開発に割く余力がなくなった事と、マナ技術の大半が宇宙空間での活動に適さなかった事が挙げられる。



  • マナ結晶

マナ鉱石を精製して作られた結晶体。
高密度のマナの塊であり、周囲のマナと感応する特性を持つ他、内部には拡張別位相空間が存在する
(マナ結晶が電脳と繋がった際に生じた事から電脳とマナ結晶が相互干渉を起こして発生させたとする説も)
高密度のマナに電気(電子)を通すと反陽子が形成され、さらにその状態でマナ結晶をスピンさせることでマナ結晶の周辺に別位相の拡張空間に干渉することができる。
早い話が、四次元ポケットのような機能を実現させることが可能。(これらの能力は『ベクターポケット』と呼ばれる)
それ以外にも様々な機能を実現可能であるが、その多くはベクターポケットの応用によるものである。


地上に置いては非常に貴重であり、伝説上の物質として扱われている。
ビギナはこのマナ結晶を胸部に内蔵しており、5カラット(1g)ほどのサイズであるものの地球上に存在するマナ結晶のうちの約8%程に相当する。
残りのマナ結晶は22%(内1%ほどをハルマ博士がネックレスに加工)が宇宙要塞『エデン』に、60%が海底神殿『ジェネシス』に存在し、残りの10%程が地上に残っている。
さらに地上に残されているマナ結晶の殆どは純粋なマナの結晶体ではなく、不純物を多く含んでいるものが大半。
ジェネシスに存在するものも不純物を含んでいるため、光は若干黄色がかっている。


純粋なマナ結晶は緑色の光を放つ(純度が低い天然もののマナ結晶はオレンジ色に輝く)
純粋なマナ結晶と純度の天然マナ結晶に性質の違いは殆どないが、天然マナ結晶には不純物が多く含まれる為純粋なマナ結晶に比べ体積が大きい。
(純粋なマナ結晶と比べると同じ出力を出すのに10倍近くのサイズを必要とする)


また、ベクターポケットの応用技術により無限に近いエネルギーを精製する事が可能であるものの、一度に出せる出力にはサイズや純度によって限界が存在する。
限界以上にエネルギーを精製しようとすればマナ結晶の素粒子構造が崩壊、霧散してしまう危険性がある。
大きなマナ結晶ほど安定性があり、高い出力でエナルギーを行使することが可能。


最終的にエデンに存在したマナ結晶はアダムの意志により対消滅を起こして消え、ジェネシスに存在したマナ結晶もビギナのマナ結晶と対消滅を起こし消失。
地上から9割のマナ結晶が消滅し、残った10%の天然マナ結晶は後年に地核深くに封印され、地上からマナ結晶は存在しなくなった。

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