登場人物-クロート

ページ名:登場人物-クロート

『クロート』
荒廃した地上を旅しながら打ち捨てられたジャンクパーツを回収する回収屋を営んでいるサイボーグの男。
元軍人であり、第二次人機戦争中期において様々な戦場を駆け抜けた。
軍属時の階級は三佐であり、当時を知る人物にはそのまま渾名として使われている。


サバイバル技術に長け、また車の類であれば大抵のものは乗りこなす。
機械の修理等も可能であり、メカニックとしての一面も持つ。
銃器の技量は非常に高く、様々な武装を自在に操る。
近接では高い身体能力とナイフを巧みに扱い、ビギナに格闘の基礎を教えた。


半面、日常生活では大雑把な部分がある。
これは一人で生きている期間が長かったため、生活の細かいことにあまり頓着しなかったせいもある。


ビギナが地上で初めて出会った存在。
ビギナにとっては相棒であり親のような存在でもあり、様々な生きる為の術や世界の現実を彼女に教えていった。
クロートは当初ビギナを比較的安全な集落に預ける予定であったが、数々の旅の中でビギナを巡る様々な謎に直面し、彼女が「何か特別な使命を持って生まれた」のではないかと考え、彼女と共に旅を続ける事を選んだ。
クロートにとってはビギナは最初は成り行きで引き取る事になってしまったと内心でぼやいていたものの、次第に彼女の「親」としての意識を持っていくことになる。


ビギナ-BEGINNER-の時点では珍しい、CUPを投与し生身の肉体を改造したフルサイボーグ。
サイボーグ事態はこの時期でもいない事はないが、CUPの普及率の低さから全身をサイボーグ化している人間はほとんどいない。
また、この時期のCUPは定期摂取が必要であり、長期間摂取しない状態が続くとナノマシン異常が起き、最悪の場合死に至る。(こういった事情の為、CUPが普及していないという現実がある)


軍人としてフルサイボーグ化手術を受ける以前に戦闘で重症を負っており、体のいくつかの機能は完全に機械で補われている。
義肢に苦労する目覚めたてのビギナに対しても、当時の経験からいくつかのアドバイスを送っている。
また、フルサイボーグ化に際して生殖機能等も失っている(クロートがフルサイボーグ化した時代はまだサイボーグ化技術が未熟だった事も原因の一つ)


地上歴92年誕生。
ハルマ博士とは幼馴染であり、機械の知識などは彼女に教えてもらったものも多い。
ビギナがハルマ博士の(実質的な)娘と知って以降は、ハルマ博士の遺児として引き続き支える事を誓った。


  • その後

第二次人機戦争終結後も活躍し、人類と機人種の紛争の締結に何度も携わった。
エデン条約機構(N.O.E)の設立と共に新規に立ち上げられた治安支援部隊に所属。


ビギナが再び目覚める50年ほど前、旧型CUPの劣化による生命機能不全が原因で死去。
死の直前まで世界中の問題解決に従事した。
享年98歳。

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧