スヴァローグ
概要スヴァローグ(Svarog)は「欠鏡歴」の終わり頃から人間の姿に擬態し、人間社会の中で長い期間潜伏・隠遁しているドラゴン。炎の化身、または炎そのものとも言われるドラゴンであり、常に燃え盛る巨体はそ...
スヴァローグ(Svarog)は「欠鏡歴」の終わり頃から人間の姿に擬態し、人間社会の中で長い期間潜伏・隠遁しているドラゴン。炎の化身、または炎そのものとも言われるドラゴンであり、常に燃え盛る巨体はそれだけで見る者を圧倒するという。
「小さな炭火、カルブンクルス(carbunculus)」と呼ばれる宝石を額の中央に持っており、伝承によればこのカルブンクルスは「どんな宝石よりも赤く燃えるような光を放ち、いかなる闇をもってしてもこの晃々(こうこう)たる光を消すことはできない」とされている。
また、竜寇暦の末期に起きたドラゴン対人間の大規模な戦闘において右目を負傷しており、隻眼となっている。
ドラゴンとして生まれドラゴンとして生き、そしてドラゴンとして死ぬことに高い誇りを持つ。ドラゴンたち鏡の世界の住人が「小さき星」と呼ぶ人類を過小評価する傾向があり、「群れるだけの脆弱な生き物」として見下すことが多い。
そんな態度が時に高慢であると他者の目に映ることもあるが、本来は機知に富み誇り高く、そして自身に課せられた種族としての使命を全うせんとする矜持を持ち合わせたドラゴンである。
しかしその性格ゆえに人間との共生を図ろうとするフェルニゲーシュとは対立し、後に命を賭けた争いへと発展してしまう。
スヴァローグはタッカヴィア大陸の古代神話にも登場し、少なくとも竜寇の時代には既に写本によってその存在が伝えられている。
人間との共生の道を進もうとしたフェルニゲーシュとは同年代の生まれであるが、種族としての誇り高い性格を持つが故にフェルニゲーシュと対立し、互いの信念を賭けて「大地を震わせるほどの争い」を見せたと伝えられている。隻眼の原因となる右目の傷は、フェルニゲーシュと共に戦闘に参加していた英雄エルスランの愛剣・ドラグヴェインによって刻まれた。
スヴァローグの主な攻撃方法は強力な炎のブレスである。このブレスは魔法によって体内で生成され咥内で何重にも凝縮された後に一気に吐き出されるものであり、この炎に飲まれた者は一片の痕跡さえ残すことなく燃え尽きると言われている。さらに巨体を活かした前脚や尻尾・翼での薙ぎ払い、広範囲の殲滅魔法など圧倒的かつ多彩な戦法を取る。
炎のブレスや魔法は基本的に火属性のため、耐性を持つ防具の装備や防御魔法の行使といった手段である程度の威力軽減が可能である。しかしそれをもってしてもスヴァローグの魔力と戦闘力は強大であり、英雄エルスランの物語ではエルスランの助けに入った魔術師ガイヤルドが防御魔法を突破され膝を折る場面がある。
また、人類の記録に残っている中でスヴァローグに勝利出来た者は前述のフェルニゲーシュと英雄エルスランのみとされている。
好戦的な性格であるとも言われ、タッカヴィア大陸ではそんなスヴァローグを戦神として主神12柱に迎え、戦いにおける勝利を願って儀式を執り行ったり、主神フェルニゲーシュに拮抗する強さから荒々しさの象徴・畏怖の対象として崇めている。
スヴァローグは現在、ルメルグラッドの城下町においてルダエフ・ケアー(Rdaef Keir)という偽名を使用して隠遁、「ケアーの宝石店」にてひっそりと宝石・古物商兼質屋を営んでいる。
人間としての彼の詳細はルダエフ・ケアーを参照。
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