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ユージャン・ヴォング銀河
社会的な情報
現住種族
- アボマイナー
- チャズラック
- サイレンティウム
- ユージャン・ヴォング
ユージャン・ヴォング銀河(Yuuzhan Vong galaxy)は、ユージャン・ヴォング種族の故郷たる銀河である。この銀河には、ユージャン・ヴォングの母星であり惑星ゾナマ・セコートの前身たる惑星ユージャンター、爬虫類種族チャズラック、二つのドロイド文明アボマイナーとサイレンティウム、そしておそらく、このドロイド文明の創造者たちも存在していたと思われる。
歴史
惑星ユージャンター
はるか昔、ヒューマイノイド種族が二足歩行ドロイドを作ったのと同じように、星型の有機生命体が自らの姿に似せたサイレンティウムというドロイドを作り上げた。その有機生命体は付近の超新星の放射線嵐で滅亡したが、彼らのドロイドは生き残った。ドロイドたちは自らの複製と改良を繰り返し、5、7、11の素数を基盤とする文化を発展させた。
サイレンティウムの多くは幾何学的な形をしており、中でも円は「最も神聖な」形とされた。このドロイド種族の中でも最も聡明とされた何千もの個体は、50キロメートルに及ぶ強靭な回転楕円体の姿をしていた。この巨大な個体の中で最も影響のある二個体はそれぞれ「ザ・ワン」、「ジ・アザー」、その他はまとめて「ザ・レスト」と呼ばれた。秩序と対称性の文化をもつサイレンティウムは、力を渇望し、混沌を是とする自己構築ドロイドアボマイナーから攻撃を受けた。この二種のドロイド文明は、ユージャン・ヴォングのような有機生命体を無視して銀河規模の戦争を繰り広げたが、有機生命体の反撃により、ドロイド文明は銀河からの撤退を余儀なくされた。この戦いはユージャン・ヴォング銀河の至るところを破壊し、ユージャン・ヴォングの機械への憎しみと他種族への差別心を呼び起こした。
戦後、ユージャン・ヴォングたちは機械技術を掃討し、銀河を浄化する聖戦に繰り出した。彼らは銀河のほとんどを征服し、征服民は根絶やしにされるか奴隷となるかのどちらかだった。これらの征服民には、ユージャン・ヴォングの奴隷兵となった爬虫類種族チャズラックも含まれていた。銀河のほとんどがユージャン・ヴォングに掌握されたことで、さまざまなドメイン(ユージャン・ヴォングにとっての家族、もしくは氏族のようなもの)が分裂し、互いに争うようになった。最終的に、この内紛はクレムレヴィアン戦争という形で爆発した。この紛争によって銀河の大部分が破壊し尽くされた。ユージャンターもまた、例外ではなかった。しかし、破壊された惑星の一部は、後にゾナマ・セコートの種子となった。
母星との本来の共生関係を絶たれたことで、ユージャン・ヴォングはフォースとの繋がりを失い、大きな苦痛を味わった。このことから、ユージャン・ヴォングは共生関係を取り戻すために自らに痛みを与え、体に改造を施した。ユージャン・ヴォングは失われた故郷の代わりに、さまざまな神話を創造した。
終戦に向けて、ステングが最初のウォーマスターとして台頭した。ステングに敵対するもうひとりのウォーマスター、ヨガンドは「ヨガンドのコア」戦法を編み出し、惑星ユグジルとその月を破壊した。ユグジルの破壊によってステングは殺害され、戦争は終結を迎えた。ヨガンドはドメインを単一の社会政治的組織へと統一し、最初の最高大君主となった。
しかし、すでに銀河の大部分は蹂躙されつくしていた。そこで、ユージャン・ヴォングは新天地を目指して銀河外へと長い旅に出た。何千年もの間、彼らは銀河間虚空をさまよい続けた。この間、ユージャン・ヴォングはほとんど自滅してしまっていた。暴力と闘争こそが彼らの社会の基盤だった。外敵がいない虚空で、彼らはお互いに潰しあったのである。クレムレヴィアン戦争ほどの全面戦争は起こらなかったものの、ドメインは最高大君主の支持を得るべく戦い続けた。ついに銀河系にたどり着いたユージャン・ヴォングは、生ける惑星ゾナマ・セコートを発見した。早期偵察隊は、征服の機は熟せりとの報告を行った。
LegacyVong銀河系を侵略するユージャン・ヴォング
しかし、ゾナマ・セコートの脅威を理由に、最高大君主クオリールは侵攻を躊躇った。しかし、インテンダント階級のシムラ・ジャマーンは、ユージャン・ヴォングの社会が崩壊寸前であり、再度団結し直すための共通目的が必要であることに気がついた。侵攻を中止するというクオリールの勅令が出されてからまもなく、彼は追放され、ジャマーンが画策したクーデターによって暗殺された。ジャマーンはすぐに侵攻を命じ、かくしてユージャン・ヴォング戦争の準備が始められたのである。ユージャン・ヴォングのスパイたちは、25ABYまでの数十年間、銀河の裏側で暗躍し続けた。ユージャン・ヴォング戦争は銀河史上最大のものとなり、その爪痕は1世紀のちも消えることはなかった。シムラは最終的に、種族単位で失われたはずのフォースを取り戻し、裏の大君主となったシェイパーのオニミの影響下に置かれることとなった。
既知の惑星
・ユージャンター
・チャズラックの母星
・サイレンティウムの創造者の母星
・ユグジル
これらの惑星は、すべてクレムレヴィアン戦争で破壊された。
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