ユージャン・ヴォング

ユージャン・ヴォング

生態的な特徴

知覚性

知覚種族

身体的な情報

平均体長

1.8～1.9メートル

肌の色

灰色、淡紫色、淡青色、黄色

髪の色

黒色

特徴

目袋、黒色の血液、傾斜した額、フォースによる感知ができない

平均寿命

• 平均年齢76歳
• 人間と比べ2～3倍

社会的な情報

母星

ユージャンター

言語

ユージャン・ヴォング語

メンバー

• シムラ・ジャマーン
• ノム・アノア
• サヴォング・ラ

ユージャン・ヴォング（Yuuzhan Vong）は、自傷行為を宗教的儀式とした別銀河出身の知覚種族である。種族名はユン＝ユージャンの子供たち（Children of Yun-Yuuzhan）を示し、ヴォング（Vong）と呼ばれるのを嫌った。[1]フォースから切り離されており、ジェダイの攻撃が通じにくかった。ドロイドに支配された経験から機械を恨み、宇宙船等全ての物を有機物で作る。銀河系に対する侵略戦争で365兆人もの犠牲者を出した。

生体と特徴

ユージャン・ヴォングはヒューマノイド種族であるが、人間とは違う点が多かった。身長、体重共に人間より大きく、寿命も2〜3倍ほどだった。頭髪はほとんどなく額は傾斜し、耳は尖っている者もいた。しかしこれらの特徴はユージャン・ヴォングの儀式的なものかもしれず、種族自体の特徴であるとは確実には言えなかった。彼らは全身に刺青が施されており、階級が上がるほど多くなっていた。また、刺青だけでなく、自傷的な骨折や傷跡、様々な生物の移植なども増えた。

ユージャン・ヴォングの神経組織は人間とは違い、微量電界が豊富で痛みを感じ取りやすくなっていた。そのため、スタン・ビームは数発撃たれても効くことがなかった。[2]

おそらく、最もユージャン・ヴォングの特徴の中で注目される特徴は、ジェダイたちが知るフォースの外に存在することだった。ユージャン・ヴォングはフォースの存在を感じることが出来ず、ほとんどのフォース・パワーの影響を受けなかった。人間などほぼ全ての種族にできる考え、発言の真偽、次に何をしようとしているのかなどをフォースでするということは、彼らには出来ず、思考を操るマインド・トリックも全く出来なかった。逆に、人々の中でフォースが存在しないその人物がいればその人物はユージャン・ヴォングだと推測出来た。テレキネシスの攻撃でさえ、彼らをつまずかせるか一時的にバランスを崩させることしか出来なかった。

しかし、フォースの直接的な攻撃がユージャン・ヴォングに通用しなくとも、間接的にテレキネシスを使うなど、フォースの使用で彼らに影響を与えることが出来た。また、ジェダイはフォースで相手の周りの空気を操り、ユージャン・ヴォングを窒息させたりすることも可能だった。[3]しかし、直接的にユージャン・ヴォングを攻撃できるフォースの技は、フォース・ライトニングの類のテクニックのみしか知られていなかった。

社会と文化

ユージャン・ヴォングは神々を厚く信仰していた。その神々とは、殺戮の神として知られるユン＝ヤムカ、隠匿の女神とも呼ばれるユン＝ハーラ、シェイパーの女神であるユン＝ネシェル、シェイムド・ワン（恥ずべき者）の女神ユン＝シュノといった神々で、その頂点に立つのが宇宙の創造主ユン＝ユージャンだった。

ユージャン・ヴォングは、ユン＝ユージャンが自らの体の一部を用いて、自らの姿に似せて自分たちを創造したと信じているため、自らを優れた神聖なる種族と見なし、他の生命は自らに仕える、劣った存在であると考えていた。

また、過去にドロイド種族に侵略された過去があり、その出来事からテクノロジーをひどく憎み、神々を冒涜する存在だと考えた。

歴史

ユージャン・ヴォングの出身惑星はユージャン・ヴォングの言葉で「神の揺り篭」を意味する惑星ユージャンターだとされているが、この惑星は何千年もの昔に滅びており、彼らは安住の地を求めて無数の宇宙船で放浪していた。そのため、銀河系に攻め入ってきた頃の彼らはワールドシップで生活をしていた。

侵略

エンドアの戦いによる反乱同盟軍による歴史的な勝利から15年後、新共和国は帝国の残党と和平協定が結ばれた。それから数年後、ユージャン・ヴォングによる脅威が訪れた。

ユージャン・ヴォングは銀河の縁を通過し、この銀河に潜入した。それはベルケイドンのエクスギャルⅣという科学ステーションにより観測されていた。しかしそこにはユージャン・ヴォングのスパイが潜入しており、科学者たちは捕虜にされたダニを除き殺されてしまった。

時同じくしてユージャン・ヴォングにジェダイのキップ・デュロン率いるキップス・ダズン・アンド＝トゥー・アヴェンジャーズも襲われた。キップは逃げ出し、マスターであるルーク・スカイウォーカーらに脅威を報告した。ルークらはランドの力を借りユージャン・ヴォングの基地となっていた氷の惑星ヘルスカⅣを破壊した。しかし彼らは先発部隊に過ぎず、侵略は止まることがなかった。[4]

敗走

新共和国のリーダーらはコア中心の守りをしており、アウター・リムの星々の守りは手薄になり、どんどんユージャン・ヴォングの手に落ちていった。新共和国の首都、コルサントもついに彼らの手に落ち、彼らのホームワールド、ユージャンターな姿を似せ改良されていった。ルークたちニュー・ジェダイ・オーダーのジェダイはユージャン・ヴォングの指導者シムラ・ジャマーンと彼を操っていたシェイムド・ワンのオニミを倒すことに成功した。その後コルサントは新共和国が取り戻し、ユージャン・ヴォングは生きた惑星ゾナマ・セコートに移住した。[5]

登場作品

• ローグ・プラネット（ファー・アウトサイダーとして）（言及のみ）
• 新たなる脅威
• 暗黒の潮流
• アイソアへの侵攻
• 英雄の試練
• ジェダイの失墜
• バランス・ポイント
• 征服
• 復活
• 猟獣
• 陥落
• 暗黒の旅路
• レベル・ドリーム
• 魔都潜入
• 反逆者
• 運命の道
• レムナント
• 逃亡者
• 再会
• 最後の予言
• 迷走
• 統合
• ジョイナーの王

参考資料

• スター・ウォーズ 全史

脚注

1. ↑征服
2. ↑バランス・ポイント
3. ↑ジェダイの失墜
4. ↑新たなる脅威
5. ↑統合

特に記載のない限り、コミュニティのコンテンツはCC BY-SAライセンスの下で利用可能です。