MUP-4トムホーク無人追撃機

MUP-4トムホーク無人追撃機(Unmanned-Pursuiter Tom-Hawk)はUSUの無人航空機。

概要[]

MUP-4トムホーク無人追撃機はUSU惑星地上軍の単発無人戦闘機である。MUP-3エアラホーク無人追撃機の強化試験型機XUP-4の正式量産型であり全面的な改良によってMUP-3から性能が向上している。MUP-3では不完全で有人航空CTのフライングJとの並列配備で補っていた戦闘級AIの空戦能力の低さが解決され、完全な主力航空兵器となった。

大戦期初頭において惑星地上軍の主力航空戦力として活躍したものの大戦の中頃には敵の新型機に対して性能が見劣りするようになっていた。しかし、新たな後継機の開発が難航した事もあって大戦後期も準主力として運用され続けている。性能的には平凡な機体であったが量産性や拡張性に優れた事から改良型や派生型が多く作られた。旧式化した大戦後期には前線から引き上げられた機体の多くが偵察機などの支援機に改修され再度戦線に投入されている。

生産型・派生型[]

標準生産型[]

MUP-4 初期生産型

MUP-4A 初期改良型

MUP-4B 前期生産型

MUP-4C 前期改良型

MUP-4D 前期強化改良型

MUP-4E 中期生産型

MUP-4F 後期生産型

MUP-4G 後期改修型

MUP-4H 後期改良型

MUP-4J 後期強化改良型

MUP-4K 後期強化改良型

MUP-4L 後期改良軽量化型

MUP-4M 後期強化改良型

MUP-4N 最終生産型

MUF-40B ブリーズホーク無人戦闘機 / ホーク MkIIA 無人戦闘機

エンブランド連合共和国向け前期輸出型。MUP-4Bに相当。

MUF-40B4 クイーンズホーク無人戦闘機 / ホーク MkIII 無人戦闘機

エンブランド連合共和国向け前期輸出型。MUP-4EとMUP-4F、MUP-4Gに相当。

MUF-40B7 ロイヤルホーク無人戦闘機 / ホーク MkIV 無人戦闘機

エンブランド連合共和国向け後期輸出型。MUP-4KとMUP-4Mに相当。

MUF-400F フランクホーク無人戦闘機 / B.40 ホーク無人戦闘機

フランシス共和国向け輸出型。連合帝国に抵抗するフランシス共和国軍と亡命政府や抵抗勢力へ提供された。MUP-4Bに相当。

派生型[]

MUF-40D デルタホーク無人戦闘機

ダブルデルタ翼戦闘機型。生産性向上に開発された機体で主翼がダブルデルタ型に変更され生産性と低速時の安定性、運動性の向上と引き換えにステルス性と最高速度、最大積載重量が低下している。製造権がUSUに対して同盟国ではない友好国まで販売されていた。

MUP-4SO ステルスホーク特殊作戦仕様高度隠密型無人戦闘機

高度ステルス型特殊作戦仕様機。ステルス塗装や推進装置の形状の変更、排熱装置の改良などによってステルス性が高められた隠密機。特殊部隊に配備された。

MUP-4SO-2 ブラックナイトホーク特殊作戦仕様高度隠密型無人戦闘機

高度ステルス型特殊作戦仕様機。MUP-4SOを更に改良しアクティブステルス能力を与えられている。

MUPF-4 ストライダーホーク無人戦闘飛行艇

水上戦闘機型。水上航空母艦の無い水上での離着水が可能なようにフロートを装備した水上機。惑星地上軍の海上部隊に配備された。

MUPS-4 マリンホーク無人水上艦載戦闘機

艦上戦闘機型。水上航空母艦に搭載するため主翼に折りたたみ機構を採用、着艦フックが追加され機体強度も強化されている。

MUPA-4 キラーホーク無人戦闘攻撃機

対地攻撃機型。大口径電磁機関砲ガンポッドや多連装ロケットランチャーを搭載可能な頑丈な懸架装置を主翼下に装備している。

MUPA-4A アサルトホーク無人強襲戦闘攻撃機

強行対地攻撃機型。敵の激しい対空砲火の中でも対地攻撃が可能なようにMUPA-4に装甲の強化が施され耐久性が向上している。

MUPA-4R ストームホーク無人戦闘襲撃機

対地襲撃機型。MUPA-4の主翼と尾翼が低空飛行に最適化な設計に変えられ低空での安定性と運動性を高められている。

MUPB-4 ブラッディホーク無人戦闘爆撃機

爆撃機型。爆撃用の照準器を搭載したセンサーポッドを機首に装備し、精密爆撃能力を持つ。高出力の推進機に換装され搭載可能重量も増えている。

MUPB-4B バンブルホーク無人戦闘爆撃機

水平爆撃機型。MUPB-4を元にしているが急降下爆撃能力を廃し生産性を優先している。

MUPB-4T サンダーホーク無人戦闘雷撃機

雷撃機型。水上艦船攻撃用の魚雷を搭載可能な大型懸架装置を機体下部に装備している。

MUR-4 リコンホーク無人偵察機

偵察機型。広域センサーカメラポッドが機首に装備されている。通信装置と広域アンテナが増設されている。

MUO-4 シーカーホーク無人観測機

観測機型。センサーカメラポッドが機首に装備されている。通信装置も増設された他、主翼には高揚力装置が追加されSTOL性が向上している。

MUPE-4 エレクトロホーク無人電子戦闘機

電子戦闘機型。戦術電子妨害装置を搭載しレーダー妨害と通信妨害能力を持る。武装も機銃が廃されて、搭載ミサイルが対レーダーミサイルに変更されている。敵の電子妨害への対抗するため、通常型の戦闘級AIではなく作戦級AIを搭載し、友軍とのデータリンクが途切れていてもスタンドアロンで任務を遂行する事が可能になっている。

MUPV-4 バルドホーク無人垂直離着陸戦闘機

VTOL型。滑走路や航空母艦の無い戦場での運用を考え推進器が改良された偏向推進装置に変更され、主翼形状も改良され高揚力装置が追加されている他、離着陸用のディパルサードライブも主翼に内蔵している。代わりに搭載可能重量が減少し、製造費が1.2倍ほどになっている。

MUT-4 タイニーホーク無人標的機

無人標的機。旧式化したMUP-4の武装を取り外した標的機。有人機の訓練や無人機の試験などに使用された。

MUPSk-4 ウィンターホーク無人雪上戦闘機

雪上機型。雪原での離着陸用のスキーが追加されている。

TUMP-4 トラッカーホーク無人哨戒機

試作哨戒機型。哨戒用のセンサーカメラポッドが増設されている。MUMT6ブラックモホーク多目的機動輸送機の哨戒機型やMPB-2カタリスト対潜哨戒爆撃飛行艇等の有人哨戒機ほどの有用性が認められず制式化されなかった。

TUPS-4G シーガルホーク試作水上艦載戦闘機

試作艦上戦闘機型。MUPS-4の主翼を逆ガル型にした試作性能向上機。性能向上が海上部隊の要求を満たせず制式化されなかった。

TUF-40G ガルホーク試作水上艦載戦闘機

試作戦闘機型。TUPS-4Gの主翼を標準型のMUP-4系に移植した試作性能向上機。性能向上が地上部隊の要求を満たせず制式化されなかった。

TUP-4SA ローンホーク試作高度自律無人戦闘機

試作高度自律型。通常の戦闘級AIではなく作戦級AIを搭載し、高い自己判断能力によって単独での任務遂行を想定した試作機。

TUPA-4R2 ローバーホーク試作無人戦闘襲撃機

試作襲撃機。MUPA-4RにMUPA-4Aの防護力強化を施した試作機。試験後より強力な襲撃機、攻撃機が必要と判断されMA-10サンダーボールII攻撃機の開発につながった。

TUAP-4 アーセナルホーク試作無人ミサイル母機

試作ミサイル母機。自身で戦闘する能力は持たず別の有人機や無人機の操作によってミサイルを発射する特殊機。

YUSI-4 スターホーク試作無人空間迎撃機

試作宇宙用迎撃機。宇宙船に接近するミサイルを迎撃する為の宇宙用ドローン。

YUP-4S サンディホーク試作砂漠戦特化型無人戦闘機

試作砂漠戦特化型。砂漠地帯や乾燥惑星での運用を想定し、機体全体に防塵処理を施し、給気口に防塵フィルターを増設している。制式化されなかったがこれを元に砂漠戦対応キットが制式化され使用された。

YUP-4R ラッドホーク試作対放射線防護型無人戦闘機

試作対放射線防護型。天体の環境や核兵器による強い放射線下での運用を想定し、機体全体に対放射線防護を施している。制式化されなかったがこれを元に原子戦対応キットが制式化され使用された。

YUP-4HM アドヴァンスドホーク試作高機動無人戦闘機

試作運動性向上型。XUP-4HMを元に戦闘能力を付加した試作戦闘機。試作された内の100機余りが実践に投入された。

YUP-4H ハイパーホーク試作改良型無人戦闘機

試作改良型。XUP-4Pで行われた性能向上の為の改良を元に量産性を考慮して実用的なレベルで設計した機体。費用対効果が無いと評価され、後継機の開発へ移行した。

XUP-4HM アクティブホーク高機動実験機

運動性向上実験型。カナード翼の追加や偏向推進装置の改良、機体制御ソフトウェアの高度化が施されている。

XUPE-4C クレイジーホーク実験電子攻撃機

実験電子戦機。敵の通信から戦術、戦略ネットワークに侵入しシステムを攻撃してソフトウェアを暴走させ、更にはハードウェアも破壊する事を目的にした特殊電子攻撃機。

XUP-4P スーパーホーク高度改良型無人実験戦闘機

実験改良型。実用性を度外視した性能向上改良を施した実験機。

XUP-4Q ウルトラホーク超高度改良型無人実験戦闘機

実験改良型。XUP-4Qから更に実用性を度外視した性能向上改良を施した実験機。

関連項目[]

• MUP-5ヴァスタング無人追撃機 後継機

• MUR-9リープホーク無人偵察機

特に記載のない限り、コミュニティのコンテンツはCC BY-SAライセンスの下で利用可能です。