ガンダーRX

ガンダーRX(Gandar RX)はカナーン重工の開発したCT。

概要[]

ガンダーRXはカナーン重工が開発したCTである。カナーン重工がライセンス生産しているガイル・アーとUSUから輸入したシャドーXを基本設計の参考にしておりコアコンポーネントの開発にはアンナハイム社が参加している。RはReconnaissanceの頭文字であり、当初は先行して開発していた砲撃型CTのガンダーCXに対して偵察機として発案され、後に敵に肉薄して戦闘する近接特化型として開発されていたが軍の要望により様々な任務に対応する汎用性の高い多目的CTとして完成された。結果的にガンダーCX以上に高価な機体となってしまい生産数は少ない。しかし優れた性能を持つ事から本機をベースにカナーン重工とアンナハイム社の双方で量産性の優れた機体の開発が行われた。

マニピュレータでの手持ち火器としてケイナイト・ファイア・システムス社によって専用のエネルギーボルトPTWのTBC Mk.Iターボブラスターカービン、大口径ロケットランチャーのHRL Mk.III ロケットランチャーが開発されている。固定武装として近接戦闘補助用に機体上部の砲塔に機関砲2門が装備されている。バックパックは高出力の推進装置を搭載しており運動性や機動性は高い。また防護装備としてプリコン・メタル社が開発した複合装甲シールドを装備している。このシールドは対艦火砲の砲撃数発にも耐えられる程の強力なものであったが視覚デザインが不評であり戦意を低下させるとして他の機体に制式採用されなかった。

生産型・派生型[]

CRX-7 Mk.I試作型ガンダーRX

可動試験用に試験的に生産された。武装は装備していない。試験終了後に一部の機体が練習機として使用された。

CRX-7 Mk.I [Local]局地型ガンダーRX

実験機。CRX-7 Mk.Iを改装しより過酷な環境下での耐久性を研究する為に作られた。Mk.Iの一部を改装した機体で新規生産はされていない。第五カナーンでの実験に使用され実験終了後の機体は新型装甲の防護力試験の目標となり破壊されている。

CRX-7 Mk.II前期型ガンダーRX

実用型。標準の武装を装備している。ライムの戦いにてライム星系に行動中だったホワイトバス級強襲揚陸艦試験艦隊に搭載され同時に試験中だった機体が実戦に参加した。

CRX-7 Mk.III中期型ガンダーRX

スラスターとスタビライザー、慣性制御装置の換装により運動性が向上している。新たに専用装備としてTBC Mk.Iの改良型のTBC Mk.II ターボブラスターカービンを装備している。ザイオン・アース戦争に投入された。

CRX-8 Mk.I後期型ガンダーRX

再設計が施され固定武装として小型連装ミサイルランチャー、機関砲が追加されている。HRL Mk.IIIの取り回しに無駄が多いことからバックパックには代替兵器としてガンダーCXのものと同型の収納式低反動砲が装備された。

CRX-8 Mk.I [Full-Armor]フルアーマー後期型ガンダーRX

CRX-8 Mk.Iに追加装甲と追加装備を施した重装型。機体本体はCRX-8 Mk.Iと同じだがバックパックは新型に換装され加流電子砲が装備されている。携帯火器としては高出力のTBC-II Mk.I ツインターボブラスターカービンを装備している。この装備は追加装備を施していない機体では使用できない。

CRX-8 Mk.I [Ground]陸戦型ガンダーRX

陸戦型。地上での運用に特化しCRX-8 Mk.Iをベースにしているがバックパックを大型で様々な兵器や物資を搭載できるものに換装し過酷な環境下でも長期に渡り活動が可能となっている。また生産性の向上と低価格化のために腕部の電力供給機能を廃しておりTBC Mk.I、Mk.IIは使用できない。

関連項目[]

• ガンダーMX
• ガンディム

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