新・男はつらいよ

『新・男はつらいよ』（しん・おとこはつらいよ）は、1970年2月27日に公開された日本映画。男はつらいよシリーズの4作目。同時上映は『アッと驚く為五郎』。

あらすじ[]

寅次郎が旅先から1ヵ月振りに柴又に帰ってくると、そこには意外にも下宿人が居た。しかも間借しした部屋が2階の寅次郎の部屋であった。すっかりヘソを曲げてしまった寅次郎。いつものように卑屈な態度でおいちゃん達をなじったのだが、幼稚園の先生をしているという下宿人の春子（栗原小巻）の姿を一目見るなり態度が豹変。複雑な家庭環境で育った春子先生の身の上話を聞くうちに、思いはどんどん募ってゆき、逆に「いつまでもここに居て下さい」と懇願する。純粋な春子先生にのぼせあがった寅次郎は幼稚園にまで通うが・・・。

• 「男はつらいよ」シリーズ第４作。今回は、本シリーズの前身たるＴＶドラマの演出を担当していた小林俊一が監督した。

キャッチコピー[]

春は桜 男は寅さん！ブラリ・ブラブラ北から南！セッタの鼻緒が切れるまで大爆笑を売りまくる！

スタッフ[]

• 監督：小林俊一
• 脚色：山田洋次、宮崎晃
• 音楽：山本直純

キャスト[]

• 車寅次郎：渥美清
• 諏訪さくら：倍賞千恵子
• 車竜造：森川信
• 車つね：三崎千恵子
• 諏訪博：前田吟
• たこ社長（桂梅太郎）：太宰久雄
• 源公：佐藤蛾次郎
• 御前様：笠智衆
• 泥棒：財津一郎
• 蓬莱屋：佐山俊二
• 弁天屋：二見忠男
• 吉田医師：三島雅夫
• 宇佐美春子：栗原小巻
• 諏訪満男：中村はやと
• 川又登：津坂匡章（現・秋野太作）
• 旅行社社長：浜村純
• 会沢隆夫：横内正
• 峠茶屋の老婆：村瀬幸子
• 郵便配達夫：関口銀三
• ご近所さん：谷よしの

ロケ地[]

• 愛知県名古屋市

記録[]

• 観客動員：48万5千人
• 興行収入：1億3千万円
• 上映時間：92分

表・話・編・歴 男はつらいよ 1-12作 男はつらいよ - 続・男はつらいよ - フーテンの寅 - 新・男はつらいよ - 望郷篇 - 純情篇 - 奮闘篇 - 寅次郎恋歌 - 柴又慕情 - 寅次郎夢枕 - 寅次郎忘れな草 - 私の寅さん 13-24作 寅次郎恋やつれ - 寅次郎子守唄 - 寅次郎相合い傘 - 葛飾立志篇 - 寅次郎夕焼け小焼け - 寅次郎純情詩集 - 寅次郎と殿様 - 寅次郎頑張れ! - 寅次郎わが道をゆく - 噂の寅次郎 - 翔んでる寅次郎 - 寅次郎春の夢 25-36作 寅次郎ハイビスカスの花 - 寅次郎かもめ歌 - 浪花の恋の寅次郎 - 寅次郎紙風船 - 寅次郎あじさいの恋 - 花も嵐も寅次郎 - 旅と女と寅次郎 - 口笛を吹く寅次郎 - 夜霧にむせぶ寅次郎 - 寅次郎真実一路 - 寅次郎恋愛塾 - 柴又より愛をこめて 37-48作・特別編 幸福の青い鳥 - 知床慕情 - 寅次郎物語 - 寅次郎サラダ記念日 - 寅次郎心の旅路 - ぼくの伯父さん - 寅次郎の休日 - 寅次郎の告白 - 寅次郎の青春 - 寅次郎の縁談 - 拝啓車寅次郎様 - 寅次郎紅の花 - ハイビスカスの花 特別篇 関連項目 松竹 - 渥美清 - 山田洋次‎ - 柴又 - 柴又帝釈天 - 柴又駅 - 京成電鉄

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