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『Yo-kai Watch』は、任天堂からは2015年11月6日に北米で、12月5日に豪州で、2016年4月29日に欧州で発売されたニンテンドー3DS用ゲームソフト。
日本では2013年7月11日にレベルファイブから『妖怪ウォッチ』という題で発売された作品で、ご存じ妖怪ウォッチシリーズのゲーム第1作。
概要[]
この世界の至る所に潜んでいる「妖怪」を見ることができるようになる時計「妖怪ウォッチ」を手にした主人公が、妖怪たちと友情を結び、町で起こる事件を解決したり、悪い妖怪と戦ったりするファンタジーRPG。メディアミックスを前提として製作されており、コミカライズ作品やアニメーション作品がゲーム発売から程なくしてスタートしたほか、なりきり玩具「妖怪メダル」シリーズとの連動を重要な要素として押し出している。
ストーリー[]
夏休みのある日、虫取りをしていた主人公は森の奥で不思議なガシャマシンを発見。おそるおそるまわしてみると、ガシャの中から妖怪ウィスパーが登場!ウィスパーのくれた妖怪ウォッチによって、なんと、妖怪が見えるように…!!（『妖怪ウォッチ1 スマホ』公式サイトより引用）
ゲーム内容[]
日本のどこかにある住宅街「さくらニュータウン」を舞台に、主人公である天野ケータ／木霊フミカ(名前は変更可能)を操作して町を探索したり、事件を解決していく。
全体的に3DCGで描画されており、マップも高低差がある立体的なもの。またムービーシーンやバトルシーンはフルボイスであり、全ての妖怪と多くのメインキャラクターにCVが設定されている。
11のメインストーリーと100以上のサブクエストが存在しており、それらを攻略していくことで物語が進んでいく。
ニンテンドー3DS特有のボタン操作とタッチ操作を融合させた操作体系を持ち、主にマップ上ではボタンで、戦闘中はタッチで操作を行う(どちらかのみでの操作も一応できる)。
妖怪と妖怪バトル[]
ストーリーやクエストを攻略したり、後述するバトルに勝利すると妖怪が「ともだち」になってくれることがある。妖怪とともだちになるとその妖怪の「妖怪メダル」を受け取ることができ、メダルを用いてその妖怪を「召喚」できるようになる。
妖怪メダルは一度に6枚まで持つことができる。超えた分は「妖怪大辞典」に収納され、セーブポイントや自宅で入れ替えることが可能。
探索やクエストの過程で妖怪に襲われると、手持ちのメダルから妖怪を召喚してバトルが始まる。相手の妖怪は最大3体まで登場し、全て倒すことで勝利、逆にこちらの妖怪が全て倒されることで敗北となる。
バトルにおいてともだち妖怪は「たたかう、ようじゅつ、ガード、とりつく、さぼる」の5つの行動からランダムなものを選び気ままに戦う。「たたかう」「ようじゅつ」は自身の持つ技で攻撃し、「ガード」は敵の攻撃から身を守り、「とりつく」は敵や味方に文字通り取り憑くことでバフやデバフを発生させる。稀に「さぼる」ことがあり、さぼっている妖怪は一切行動を行わない。また、デバフの「とりつき」を受けた妖怪やさぼっている妖怪を攻撃すると、必殺技の発動に必要な「妖気」を奪うことができる。
主人公は具体的な行動の指示こそできないものの妖怪たちのサポートができ、回復やバフアイテムの使用のほか、妖怪たちに攻撃する相手を決めさせる「ねらう」、とりつきで受けたデバフを解除させる「おはらい」、妖気を溜めることで発動する妖怪の「ひっさつわざ」発動の指示ができる。
メインストーリーや一部のサブクエストでは、通常の妖怪と異なる巨大な「ボス妖怪」との戦闘が発生することがある。ボス妖怪は通常の妖怪とは異なり、1体が複数の「ねらう」事ができる部位を持つ、通常の妖怪は持たない大技を持つ、特定の条件を満たすと即座に「ひっさつわざ」を放ち、キャンセルさせるには特殊な条件が必要である、特定の条件を満たすと「チャンス」となりダウンする、専用の体力ゲージが表示される(「鬼」系の敵を除く)などといった特徴を持つ。
マップ[]
マップ上の至る所には探索が可能なポイントがあり、妖怪ウォッチの反応がある場所で探索を行うと妖怪を見つけることができる。見つかった妖怪とはバトルになるが、倒すとともだちになることもある。なお、ウォッチの反応がない場所で探索を行うと、アイテムが手に入ったり、虫取りや魚釣りができるミニゲームが遊べたりする。
また一部のマップはダンジョンとなっており、野良の妖怪が闊歩し、主人公を追いかけてきて接触すると戦闘となる所謂シンボルエンカウントが発生する。
マップ上で吹き出しまたは旗のアイコンがついた人物に話しかけるとサブクエストが発生する。クエストには様々なものが存在し、指定されたアイテムを持ってきたり妖怪を連れてくるだけの簡単なものから、強敵との戦闘を行うものまで様々。ただし、サブクエストの多くはメインストーリーの進行とは関係なく、解放さえされていれば好きなタイミングで挑むことができる。クエストは青色の旗で示される大規模な「たのみごと」と、橙色の旗で示される小規模な「おてつだい」に二分される。種類を問わずクエストをクリアすると「ボーナスチャンス」が発生し、運が良いとクエスト報酬とは別にアイテムが入手できる。
マップ上では基本的に徒歩で移動し、走る事も可能だがスタミナを消費する(消費アイテム「スタミナム」を使うと一時的に消費を抑えることは可能)。なお、メインストーリーの6章をクリアすると、スタミナ消費がなく常に高速で移動できるが室内やダンジョンでは使えない「じてんしゃ」を入手でき、また8章をクリアすると特定の場所に一瞬でワープさせてくれる妖怪「うんがい鏡」をともだちにできる。
脚注[]
関連記事[]
- ポケットモンスターシリーズ - 様々な点で類似・リスペクト要素がある。
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