メトロイドヴァニア

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メトロイドヴァニア（Metroidvania）とは、横スクロールアクションゲームのサブジャンルのひとつ。公式媒体では「探索型アクションゲーム」とも称される。

概要[]

横スクロールアクションゲームの中でも、広い迷宮のような世界を動き回って徐々に行動範囲を広げていくタイプのゲームを指して呼ばれる言葉。このようなジャンルの作品の代表格である『メトロイド』シリーズと『悪魔城ドラキュラ』（キャッスルヴァニア）シリーズから名がとられており、もともとは海外圏のゲーマーの間で発生した俗語。

2010年代にこのジャンルのインディーゲームが栄えたことで、いつしかこの呼び名も広く浸透するようになる。PC向けゲーム配信プラットフォーム「Steam」では、ゲームにつけられるタグとして「メトロイドヴァニア」タグが機能している。
他社製品の名称を含む呼び名のため任天堂が表立ってこの表記を使用することはないが、My Nintendo Storeでは検索フォームに「メトロイドヴァニア」を入力するとそれに該当するゲームがまとめて検索できてしまう[1]ほか、「探索型アクションゲームであそぶ」というトピックスでは紹介されたソフトの一番上が『メトロイド ドレッド』、二番目が『Castlevania Advance Collection』という並び順になっているなど、その存在を黙認しているような節が感じ取れる。

ジャンルの特徴[]

その定義は現状あいまいなものではあるが、おおむね共通する項目を連ねる。

2D視点の横スクロールアクションゲームで、ステージは様々な出入り口がつながった広大なマップをしているものを指すことが多い。多くの作品では全体マップが入手できたりするが、一度訪れたエリアしかマップには記載されていかず、それを頼りに未到達のエリアと未回収のアイテムを探すことになる。

ゲームクリアもしくはステージクリアの条件やステージ内報酬がエリアのあちこちに点在しており、それらの回収に決まった順序がなく可能な限り自由に回ることができるということも特徴のひとつとして数えられる。プレイヤーが強化されていく作品の場合は、現時点ではたどり着けないエリアが早々に見えていて後々強化された後に再びそこへ戻っていくことで新たな道が進めるようになるといった具合に、同じコースを何度も通過させることで少ないステージ数で多くの遊びを味わわせる工夫もなされることが多い。

『スーパーマリオ64』をはじめとするこれらの特徴に合致している3Dアクションゲームも多いが、そういった作品は「箱庭系」「オープンワールド」などと呼ばれ2D作品と区別する傾向にある。

この特徴を持つ任天堂タイトル[]

• メトロイドシリーズ
• 光神話 パルテナの鏡
• リンクの冒険
• Kid Icarus: Of Myths and Monsters
• 星のカービィ スーパーデラックス（洞窟大作戦）
• ワリオランド3 不思議なオルゴール
• 星のカービィ 鏡の大迷宮
• 怪盗ワリオ・ザ・セブン
• 大乱闘スマッシュブラザーズX（亜空の使者・大迷宮）
• 星のカービィ ウルトラスーパーデラックス（洞窟大作戦）

余談[]

• ゲームジャンル名をその系統の代表作となるゲームからとる形式のものとしては、他にも「ローグライク」「ローグライト」「ローグヴァニア」（『ローグ』）、「ソウルライク」「ソウルヴァニア」（『Demon's Soul』『DARK SOULS』）などがある。

脚注[]

1. ↑ 商品の紹介文に単語を用いていない作品さえもヒットする。なおメトロイドシリーズ、悪魔城シリーズのソフトはヒットされない。

関連記事[]

• メトロイドシリーズ
• 悪魔城ドラキュラシリーズ
• オープンワールド

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