インクリング

インクリング

英語名

Inkling

別名義

イカ
プレイヤー各個人が決める名前

種族

イカ
インクリング

トレードマーク

自身の顔

シリーズ

スプラトゥーンシリーズ

初登場作品

スプラトゥーン

初登場年

2015

作者

野上恒

声優

辻勇旗

性別

男、女から選択可能

年齢

14歳でヒトに変身可能

職業

若者
アルバイター

インクリング（Inkling）は、スプラトゥーンシリーズのメインキャラクターであるイカが進化した種族。

概要[]

ヒトのような姿に変身できる、イカから進化した知的生命体。スミを吐くかわりにブキを手にし、そこからインクを発射する。発射したインクを地面に塗り合い陣取り合戦をする「ナワバリバトル」というスポーツがインクリングの若者の間では流行しており、スプラトゥーンシリーズはインクリングを操作してそれらのスポーツに興じるゲームとなっている。

オスは「ボーイ」、メスは「ガール」と区別される。性別により髪型やモーション、ボトムスの種類などが異なっていたが、『スプラトゥーン3』では近年のジェンダー思想にこたえる形で両者の差異がマユゲやボイス程度しか無くなった。

デビュー作[]

• 初登場

2015年5月28日発売のWii U用ゲーム『スプラトゥーン』。

作中でのデビュー・基本情報[]

プレイヤーが操るインクリングは、イカしたヤツになるためにダサい地方から最先端の都会に上がってきたイカたち。それぞれ作品の主要となる街にやってくる道中をチュートリアルステージとし、そこからゲームが始まる。

生体[]

核戦争と地球温暖化により海面上昇が進行し人類が死滅してから1万2千年、わずかに残された地上の土地に海の生き物が進出しはじめ進化を遂げる。そうしてイカから進化した遠き未来の生命体。

インクに潜ることができる体は液体に近いものでできており、かつ皮膚が弱いためステージ上の水辺に落ちると浸透圧でインクが漏れ出し溶けてしまう。また、対戦相手や敵対するタコ陣営の持つ違う色のインクを浴びると爆発してしまうといった特性もある。

生まれたての時はイカの状態で生まれ、幼いときにはまだヒトになることはできない。14歳でようやくヒトの姿を保つことができるようになるため、主にゲーム中に登場するインクリング達もおおむねその周辺の年齢のヤングが集まっている。

陸上に上がり二足歩行となることで知性を持つようになり、他の海洋生物上がりの種族とともに文明を築いている。基本的にインクリング達は楽観的で好戦的な性格。特に作中に登場する者たちは年頃の若者であるため、流行に敏感。一方知能としては低い方で、タコが街中に紛れていても一切気にしない。

年老いたインクリングは天日干しを行うことで保存性を高めることができ、驚くほど生きながらえることもできる。

能力[]

• 変身

ヒトの姿とイカの姿を使い分けることができる。ヒトの姿でブキを持ってインクを放ち、イカの姿でインクに潜り移動する。

• ブキを扱いインクを塗る

ブキ屋「カンブリアームズ」で購入することができる多種多様なブキを使用する。鉄砲のような形で前に射出する「シューター」、地面にインクを塗りながら進む「ローラー」、長距離射撃に長ける「チャージャー」など様々な種類がある。インクを射出しているとそのうちインクの残量が切れてしまう。インクの残量は背中に背負ったタンクで確認できる。

• イカセンプク

イカの姿でインクの中に潜ること。センプクして泳いで移動すると、ヒトの状態で走ったときよりも速く移動することができる。このとき体は液体に近い状態になっており、壁となっている金網をすり抜けて通ることができる。金網の床の上でイカ姿になるとすり抜けて落ちてしまう。センプク中は相手から姿を悟られることがない。しかし泳いでいる間はインクが波を打って姿が露になってしまう。残りインクが少なくなっているときに行うと、インクの補充もすることができる。

• スーパージャンプ

インクを噴き出して大ジャンプし、味方の元まで飛ぶことができる。余談だが、現実のイカも漏斗から水を噴き出してヒレなどを揚力にし空を飛ぶことがある。

外見的特徴[]

イカの姿の時はデフォルメチックなイカの姿をしているが、ヒトの姿は極端にヒトに近い姿をしている。しかしそのヒト姿にも、イカの要素が随所に盛り込まれている。

腕2本、足2本、髪の長い部分で2本、襟足に4本、計10本の触手がヒト姿にも存在する。目の周りには黒い模様があり、口の中の歯もカラストンビと呼ばれるイカの口の如く特徴的な形をしている。デフォルトのガールの前髪は厚みのあるぱっつん型をしているが、この形状のモチーフはイカの刺身。手の指の先は四角形で平らな形状になっており、これもイカソーメンがモチーフになっている。

服装はストリートファッションで決め込んでいる。着替える服装は「ギア」と呼ばれ、アタマ、フク、クツの3種類に大別される。『1』ではボトムスがスパッツのようなものだけであったが、『2』以降はボトムスの種類も増加。『3』では男女の区別がなくなった。

キャラクター誕生の経緯[]

任天堂のキャラクターらしく、ゲームの機能からキャラクターが構成されていった。

開発当初は白と黒の豆腐がインクを撃ち合うという試作品が組まれていて、マップを上から見ると塗ったインクと豆腐が保護色で見えなくなるという状態になっていた。この見えなくなる状態が「隠れる」という動作に繋がっていく。

売れるゲームにすべくキャラクターをヒトのようなものにしてみると保護色が効かなくなったりなどしてゲームの面白みが薄れていくので、豆腐同様に体の白いウサギにする案、様々な色のヨッシーにする案などが挙げられた。これらのいずれも納得のいくものではなかった。これらの案には「インクを塗る」という必要性が見いだせなかったためで、必要性を考え始めるとメモ書きの中に「イカ?」というものが書かれた。システムを見直す中で「「ヒューマン体」と「インク生命体」を使い分ける」という案が発生し、モチーフを考え出すとスタッフ全員がうすうす「イカが良い」と気づき始める。

ヒト状態のイカは、当初はイカがそのままヒトのように動くイカ人間のようなデザインになっていた。しかしキャラクターとしてキャッチーではなく、ヒューマン体とインク生命体との区別もつかないため他の案を考えることになる。その中でディレクターの天野裕介が「ヒトとイカを入れ替えるのだからヒトっぽいヒトでもいいんじゃないか」と案を提示、そこから現在のヒトっぽいヒト形態であるインクリングの姿が出来上がる。

登場作品[]

派生個体のみが登場する作品は含まない。

スプラトゥーン初登場作品。スプラトゥーン2髪型の概念が登場。スプラトゥーン3スーパーマリオメーカーキャラマリオとして登場。ガール、ボーイ、イカの3種類。マリオカート8amiiboの使用でMiiスーツが入手でき、「スプラトゥーン」に属するものを示すアイコンとしてガール、ボーイが登場。マリオカート8 デラックス上記に加え、レーサーとしても参戦。ガール、ボーイが別枠で登場、それぞれ3色から選択可能。ヨッシー ウールワールド / ポチと!ヨッシー ウールワールドamiiboを使用することで、ガール、ボーイ、イカをイメージしたカラーのあみぐるみヨッシーが登場。メイド イン ワリオ ゴージャス「ワリオのamiiboスケッチ」で描かれる対象として登場。amiiboが存在する種類ぶん登場。バッジとれ～るセンター初代『スプラトゥーン』の発売直後からバッジが登場。とびだせ どうぶつの森 amiibo+amiiboの使用により『スプラトゥーン』関連のアイテムが登場。どうぶつの森 ポケットキャンプ『スプラトゥーン2』とのコラボイベントがあり、衣装やアイテムが登場。海からはイカ姿のインクリングも釣れる。大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii UダウンロードコンテンツのMiiファイターコスチュームとして「スプラトゥーンのぼうし/ふく」「イカのぼうし」が登場。購入すると「ガール（スプラトゥーン）」のフィギュアが手に入る。大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIALファイターとして参戦。Miiファイターコスチュームとして「スプラトゥーンのぼうし/ふく」「スプラトゥーン2のぼうし/ふく」「イカのぼうし」も登場。

脚注[]

関連記事[]

• スプラトゥーンシリーズ

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