・舞台
大質量隕石群世界同時多発衝突(「ワールドエンド」)から10年後の、旧日本・関東地方にある旧地方都市。
人々は単に「都市」と呼んでいる。今のところ他に旧人類が1000人規模で集まっている場所は発見されていない。
世界の海面上昇が起き、世界中が異常気象の中で水没する中、比較的気候が安定していたこの土地が今や最大の人類の生き残り拠点。
人口5000人ほどの集落に、奇跡的に生き残った簡易発電所を中心とした地域が人類生存の最後の砦となっている。
海に面した旧大学の研究施設と、隣接したビルがHuPOの本部となっている。
電力の届く範囲が「都市」であり、それより遠くはスラムや、廃墟の都市と、それを侵食する森が広がっている。
「都市」には畑や、都市の外から発掘してきた品物などを交換するマーケットがあり、廃材を利用した建物が居住区。
それとは別に、優秀な人材はHuPOでは若年層の若者をスカウトし、HuPO内の全寮制訓練施設で人類のために働ける職員を育成している「アカデミー」が存在する。選ばれた若者や、明日の食糧のために仕方なく入寮するものもいる。
・科学レベル
2100年代の科学技術。熱線銃、エアカー、ジェットベルトなどが実用化されている。パワードスーツも実用化されている。
また、隕石を研究した能力因子「メタライト」研究により、超常エネルギーを得ることに成功。
メタライトを利用した異能兵器により、まるで魔法のような道具が試作されている。
欠点は、稼働時間が安定せず、またメタライトによる健康被害・使用者のNm化などの懸念もある。
・社会問題
慢性的な食糧不足・資材不足に悩まされている上、人類同士の治安もよくはなく、路地裏では常に弱者への暴力は絶えない。一つのカンヅメをめぐり殺人事件はよく起こっている。
そのうえ、Nmによる犯罪もしばしば起こる。逆に、無能力者の中でのNm差別もあり、流言などで無能力者が集団リンチを起こすことも少なくない。
・資材発掘
生きるための資材の絶対量が不足しているため、人々は協力して旧市街や水没した都市から、商品や資材を発掘するのが日常だ。
HuPOでも「開発部」と呼ばれている部門では、旧地図から検討し、倉庫や非常食があったであろう場所を特定しキャラバンを組んで資材確保と発掘を組織的に行っている。
だが、野生化した動物やNmの妨害など、その任務は命がけである。
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