クロハツ Russula nigricans ベニタケ科ベニタケ属 毒
昔は食用だった代表菌のひとつ。
<外見>
カサは鼠色〜茶色。比較的大型。ヒダはやや疎で白〜クリーム白色。肉厚で、傷をつけると白から赤に変色した後黒に変色する 。薄味でほぼ無臭。絵は太く短い。ただ先端に行くほど細くなる。
カサの頂部は少し窪む。ベニタケ科に共通して見られるが、縦に裂けない。
<毒成分>
不明
<中毒症状>
下痢、嘔吐、手足の痺れなどの症状が現れ、ひどい場合は言語障害、麻痺が起きて死亡する。
<備考>
前述のとおり、変色性からニセクロハツと見分けられる。どちらにしろ猛毒だが
2000年頃発行の図鑑は食用と記載されていることも多いが、クロハツ自体の毒性に加え死亡事故上位ランカーのニセクロハツに似ているため絶対に食べないこと。私は昔、山で頑固そうなおやじが「これ食えるからやるよ」って渡されたことがあるため気をつけること
ちなみに種小名のnigricansは黒色表皮腫という意味である。
<似ているきのこ>
ニセクロハツ、クロハツモドキ
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