ニセクロハツ Russula subnigricans ベニタケ科ベニタケ属 猛毒
「謎の毒きのこ」の毒成分は極めてシンプルであった。
<外見>
カサは鼠色〜茶色。ヒダはやや密で白。肉に傷をつけると白から赤に変色するが黒には絶対に変色しない。
カサの頂部は少し窪む。ベニタケ科に共通して見られるが、縦に裂けない。
<毒成分>
2-シクロプロペンカルボン酸
<中毒症状>
食後早く腹痛、下痢、嘔吐などの症状が現れ、横紋筋融解症をおこし内臓に影響を与え、心臓衰弱ののち死亡する。
<備考>
前述のとおり、変色性からクロハツと見分けられる。どちらにしろ猛毒だが
2009年に発見された毒成分は自然毒における最小分子構造を持つ。ちなみに日本の研究者の橋本 貴美子氏、松浦 正憲氏、犀川 陽子氏、中田 雅也氏が発見した。
↑毒の構造はたったのこれだけ。
<似ているきのこ>
クロハツ、クロハツモドキ
コメント
最新を表示する
NG表示方式
NGID一覧