東宝

ページ名:東宝
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東宝株式会社
Toho Company, Limited
種類株式会社
市場情報東証1部 9602大証1部 9602福証 9602
本社所在地 日本
〒100-8415
東京都千代田区有楽町一丁目2番2号 東宝日比谷ビル10~12階
設立1932年(昭和7年)8月12日
(株式会社東京宝塚劇場)
業種情報・通信業
事業内容映画事業・演劇事業・映像事業など
代表者代表取締役社長島谷能成
資本金103億5584万円
(2010年2月末日現在)
売上高単体 850億円、連結 2,016億円
(2010年2月期)
純資産単体 1,474億円、連結 2,260億円
(2010年2月末日現在)
総資産単体 2,235億円、連結 3,179億円
(2010年2月末日現在)
従業員数370人(2009年11月末日現在)
決算期2月末日
主要株主阪急阪神ホールディングス(12.06%、同社の持分法適用会社)
阪急不動産(8.01%)
エイチ・ツー・オー リテイリング(7.23%) など
主要子会社東宝映画(100%)
東宝東和(78.7%)
国際放映(38%、間接含め55.8%)
東宝芸能(100%)
TOHOシネマズ(100%)
など
関係する人物小林一三、渡辺銕蔵、秦豊吉、松岡辰郎、松岡功(元会長、現名誉会長)、高井英幸
外部リンクwww.toho.co.jp/
特記事項:1943年12月に東宝株式会社へ商号変更。

東宝株式会社(とうほう、Toho Co., Ltd.)は、映画・演劇の製作配給および興行会社。一般には映画会社として知られる。

阪急阪神ホールディングスの持分法適用会社で、2008年現在、2つの直営演劇劇場(帝国劇場、新館シアタークリエ)を保有する。阪急阪神ホールディングス(阪急電鉄、阪神電気鉄道)、エイチ・ツー・オー リテイリングとともに、阪急阪神東宝グループの中核企業となっている。本社は東京都千代田区有楽町一丁目2番2号。

目次

歴史[]

発足と急成長[]

1932年8月に阪神急行電鉄(現在の阪急電鉄)の小林一三によって、演劇、映画の興行を主たる目的として株式会社東京宝塚劇場を設立。1934年に東京宝塚劇場を開場の後、有楽座、日本劇場、帝国劇場を所有し、日比谷一帯を傘下に納め、浅草を手中に収める松竹とともに、東京の興行界を二分するに至る。

一方、会社設立前年に創設された、トーキーシステムの開発を行う写真化学研究所(Photo Chemical Laboratory、通称 PCL)は、1937年関連会社JOと合併し、東宝映画株式会社となる。1943年、東宝映画を合併し、映画の製作・配給・興行および演劇興行の一貫経営に乗り出し、社名を東宝株式会社と改めた。PCLには大日本麦酒なども出資しており[1]、東宝は発足当初から、従来の市井の興行師からスタートした映画会社とは一線を画する、財界肝いりの近代企業として期待と注目、そして反発を集めた。なお、その名前の由来は「東京宝塚」の略である。

戦中、東京宝塚劇場、日本劇場は風船爆弾工場となり、その東京宝塚劇場が戦後は進駐軍専用のアーニー・パイル劇場と改名されて10年間観客としての日本人立入禁止となるなど、歴史の証人を演ずることになる。

林長二郎事件[]

設立時、他社から多くのスターを驚くほどの高給で引き抜いた。1937年11月12日、天下の二枚目林長二郎が、左顔面を耳下から鼻の下にかけて、斜めに切りつけられ、骨膜に達する重傷を負う。犯人のヤクザは、この秋、長二郎が松竹から東宝に移籍したことから、松竹系の新興キネマ京都撮影所長の永田雅一らに教唆され、犯行におよんだものと判明した。この事件で実刑を受けた松本常保は、後に自伝「みなさんありがとう」で犯行に荷担していないと表明している。事件後、林長二郎はこの名を松竹に返し、本名の長谷川一夫を名乗るようになった。

プロデューサーシステム[]

東宝の資本とPCLの技術の上に映画の興行面で展開をもたらしたのは製作における予算と人的資源の管理を行うプロデューサー・システムの本格的導入であり、これをもたらしたのがアメリカ帰りの森岩雄とされる。松竹の城戸四郎、日活の根岸寛一と並び称される森だが、この分野における足跡は大きい。PCL時代より民主的な社風で知られ、監督や大スターでも個室がなく、大物に対しても「さん」付けや「ちゃん」付けであった。巨匠監督も部下の助監督や名もない俳優を「さん」付けや「ちゃん」付けで呼んだ。歌舞伎の因習やヤクザっぽい親方子方気質を引きずった封建的な他の映画会社の体質を公然と批判した。他社のようにスタッフや俳優を縁故採用に頼るのではなく公募を戦前より行い、優秀な人材を得た(しかしその優秀な人材が戦後の東宝争議の中心メンバーとなったため、後に縁故採用を強化し、権力に逆らわない人材を入れる傾向に変わっていった)。

東宝争議とその後の混乱[]

1946年から1950年にかけて、経営者と労組の対立が激化し、1948年8月には撮影所を占拠した組合員に対し武装警官や占領軍の戦車や飛行機まで出動するまでに至る。世に言う東宝争議であり「来なかったのは軍艦だけだ」と形容された。この間、大河内伝次郎、長谷川一夫、入江たか子、山田五十鈴、藤田進、黒川弥太郎、原節子、高峰秀子、山根寿子、花井蘭子の十大スターが結成した十人の旗の会と反左翼の渡辺邦男をはじめとする有名監督の大半は第三組合によって設立された新東宝で活動をすることになる。そのため東宝は再建不能といわれ、映画制作は新東宝に任せ、東宝は配給部門のみ受け持つ方針が真剣に協議されたこともあった。

大スターや大監督がごっそり辞めたことで入社したての三船敏郎らがすぐに主役として抜擢され、若い監督も活躍の場を得やすい状況になった。残留組イコール左翼的という単純な色分けはできないが、共産党員の多くは放逐され、新東宝はまもなく東宝と絶縁して独立会社となったため、比較的リベラルだが政治には深入りしなかった人材が多く残ることになる。新東宝は経営がすぐに悪化し(1961年倒産)市川崑ら一部は東宝に復帰する。

日本映画黄金時代[]

1950年代に迎えた日本映画の黄金時代に、1957年からは「東宝スコープ」を採用し、「七人の侍」や「隠し砦の三悪人」などの黒澤明作品や「ゴジラ」や「モスラ」などの円谷英二作品を始めとする諸作品によって隆盛を極め、映画の斜陽化が始まった1960年代にも無責任シリーズや若大将シリーズでヒットを飛ばす。また、社長シリーズや駅前シリーズなど安定したプログラムピクチャーの路線を持っていたことも強みであった。財界優良企業らしく健全な市民色、モダニズムを鮮明な作品カラーとし、日本映画が暴力、猟奇、エロティシズムに傾斜していく中でも東宝はそれらの路線とは一線を画し、距離を置いた。上記のシリーズ物が定着する前は現代アクション物も得意とし、後年も『殺人狂時代』、『100発100中』などの異色作に名残を残す。これらは興行的には伸びなかったが、その後の再上映でカルト的な人気を誇った。

1959年にはニッポン放送、文化放送、松竹、大映と共にフジテレビを開局。テレビにも本格的に進出する。

映画製作部門の大幅縮小[]

1960年代から映画は斜陽といわれ、東宝もひどい観客減少に悩んでいたが、大規模な量産体制を他社と共に保っていた。しかしカラーテレビの普及が本格化した1970年代になると観客減少は更に深刻な状況となり、大映は倒産、日活はポルノ会社に転向。東宝はこの危機を脱するため1972年に本社での映画製作を停止、製作部門を分離独立させて発足した「東宝映画」(設立1971年、社長藤本真澄)、「東宝映像」(現在の東宝映像美術、設立1970年、社長田中友幸)と傍系会社の「東京映画」(のちの東京映画新社、社長川上流一)、新たに設立した製作会社「芸苑社」(社長佐藤一郎)、「青灯社」(社長堀場伸世)を5つの核とした製作体制に切り替えた。不採算作品が多くリスクの高い製作部門の停止に伴い、外部からの買取作品・委託引受け作品の配給に力を入れ、自社の興行網を維持する形に転換。

事実上、映画製作会社の看板を降ろし、配給や不動産部門、芸能事務所である東宝芸能へ軸足を移しながら経営の合理化を進めた。ただし阪急グループとしてのイメージや、駅から近い一等地に座席数の多い一流映画館を多く持つため同業他社のようなポルノ映画やヤクザ映画の製作は行わず、そのような外部製作品を配給する事も少なかった。この時期、東宝の映画館なら家族やカップルでも安心といったイメージを死守したことは現在の繁栄の伏線となっている。しかし予算的には非常にタイトとなり、今日でも評価の高い山本迪夫監督の怪奇映画の多くは二本同撮で作られ、ゴジラ映画は音楽や着ぐるみの使い回しが目立つようになった。

映画製作本数が急激に減った分、テレビ部の奮闘が目立つようになり、『太陽にほえろ!』、『俺たちは天使だ!』などがヒット。ただし、70年代までは砧撮影所は使用せずに国際放映や円谷プロに孫受け発注したり、東京美術センターなどの傍系スタジオを使用するケースが多かった。東宝配給の劇場映画も実際は大映京都撮影所(勝プロダクション作品など)や日活撮影所(ホリプロ作品など)で製作するものが増えた(これらの映画は監督やメインスタッフも大映系、日活系が殆どである)ため、砧撮影所は急速に稼働率が低下、人員も離散した。大ベテランの岡本喜八、堀川弘通両監督を解雇した1977年を一時代の終焉と見ることもできる。

それでも1980年代半ばまでは当時人気アイドルだった斉藤由貴や沢口靖子主演のアイドル映画を東宝映画が製作するなど独立プロダクション程度の活動は継続していた。そしてこの時期からアニメーションの製作にも関与するようになる。一方で、1969年 - 1978年に東宝チャンピオンまつりとして子供向け映画を上映した。また、この時期はバブル期であった。その為か日劇、渋谷東宝会館、日比谷映画劇場、有楽座、梅田劇場、北野劇場などが建て替えられ映画興業以外もおこなう複合施設となり、資産価値を増加させている。

現在[]

1990年代に入ると、自社での邦画製作は「ゴジラ シリーズ」を除き行われなくなり、主にテレビ局や外部プロダクションが製作した映画を配給し、成功をおさめた。

2000年以降は、ワーナー・マイカル・シネマズが優位に立っていたシネコン市場に本格的に参入し、2003年のヴァージン・シネマズ・ジャパン株式会社(現・TOHOシネマズ株式会社)の買収で、グループ企業のスクリーン数ではNo.1を誇る。

その後も、日本映画界、興行界に不動の地歩を占めつづけ、現在に至っている。製作会社(テレビ局が多い)も大予算をかけた自信作は興行に強い東宝へ配給委託したがり、それがまた数字を積み上げるという好循環が重なった結果、ここ数年は一人勝ち状態が定着した。1980年代前半までライバルとして競り合ってきた東映や松竹は今では二社の興行収入を合わせても東宝の数分の一である。

なお、同社は大手映画会社としては唯一撮影所出身の社長が存在しなかったが(経営陣待遇の大物プロデューサーと言われたうち、森岩雄と藤本真澄は副社長、田中友幸は東宝映画会長どまり)、2002年に初のプロデューサー経験者(キャリアパスとしての短期間ではあるが)として高井英幸が社長に就任した。

近年は、東宝本体で製作委員会に参加するなど、映画製作において積極的な姿勢をとっている。また、砧撮影所の空洞化、技術伝承の中断に危機感を持ってレンタル展開を積極化。単独出資での「東宝映画」はほぼ絶えたものの、製作参加、配給、撮影所供給といった形で東宝カラーを打ち出し、守る方向が試されつつある。

2006年には、年末年始恒例の東宝特撮映画が制作されなかった(その代わり東宝製作のアニメ映画を公開)。ただし、2006年7月に公開した「日本沈没」を製作しているため、特撮映画が全く製作されなかったわけではない(日本沈没は特撮同様のCGなどを駆使しているため、特撮といえる)。2008年現在、東宝での特撮製作は年に1~2本程度にとどまっている。

歴代社長[]

  • 初代:1943年 - 1947年3月大澤善夫
  • 2代目:1947年3月 - 1947年12月田辺加多丸
  • 3代目:1947年12月 - 1949年渡辺銕蔵
  • 4代目:1949年 - 1950年米本卯吉
  • 5代目:1950年 - 1951年小林冨佐雄
  • 6代目:1951年 - 1955年小林一三
  • 7代目:1955年 - 1957年小林冨佐雄
  • 8代目:1957年 - 1967年清水雅
  • 9代目:1967年 - 1974年松岡辰郎
  • 10代目:1974年 - 1977年清水雅
  • 11代目:1977年 - 1994年松岡功
  • 12代目:1995年 - 2002年石田敏彦
  • 13代目:2002年 - 2011年高井英幸
  • 14代目:2011年島谷能成

映画[]

主要作品[]

1930年代

  • 人情紙風船
  • 妻よ薔薇のやうに
  • エノケンのちゃっきり金太
  • 白蘭の歌
  • 燃ゆる大空
  • 東京ラプソディ

1940年代

  • 支那の夜
  • 熱砂の誓ひ
  • ハワイ・マレー沖海戦
  • 加藤隼戦闘隊
  • 雷撃隊出動
  • 姿三四郎
  • 銀嶺の果て
  • 青い山脈

1950年代

  • めし
  • 山の音
  • 七人の侍
  • ゴジラ
  • 透明人間
  • 獣人雪男
  • ゴジラの逆襲
  • 浮雲
  • 流れる
  • 空の大怪獣ラドン
  • 地球防衛軍
  • 美女と液体人間
  • 大怪獣バラン
  • サザエさん
  • 隠し砦の三悪人
  • 独立愚連隊
  • 日本誕生
  • 宇宙大戦争

1960年代

  • 昭和ゴジラシリーズ - 60年代はキングコング対ゴジラを始めとする8作品
  • 若大将シリーズ
  • ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐
  • 黒い画集 あるサラリーマンの証言
  • 電送人間
  • ガス人間第一号
  • モスラ
  • 世界大戦争
  • 真紅の男
  • 名もなく貧しく美しく
  • 用心棒
  • 椿三十郎
  • 小早川家の秋
  • 忠臣蔵 花の巻・雪の巻
  • ニッポン無責任時代
  • 妖星ゴラス
  • コント55号主演映画
  • マタンゴ
  • 怪談
  • 東京オリンピック
  • 赤ひげ
  • われ一粒の麦なれど
  • 甘い汗
  • 海底軍艦
  • 他人の顔
  • 宇宙大怪獣ドゴラ
  • けものみち
  • 太平記
  • フランケンシュタイン対地底怪獣
  • キングコングの逆襲
  • 殺人狂時代 - 東宝始まって以来の最低記録の作品。
  • 日本のいちばん長い日
  • なつかしき笛や太鼓
  • 女の中にいる他人
  • 乱れ雲
  • 日本海大海戦
  • 緯度0大作戦
  • クレージーキャッツ主演映画
  • 国際秘密警察シリーズ
  • 太平洋奇跡の作戦 キスカ

1970年代

  • 忍風カムイ外伝 月日貝の巻
  • 昭和ゴジラシリーズ - 70年代はゴジラ対ヘドラを始めとする5作品
  • 日本沈没
  • 人間革命
  • 華麗なる一族
  • ノストラダムスの大予言
  • エスパイ
  • 狼の紋章
  • 青春の門
  • 八甲田山
  • 火の鳥 - 東宝特撮映画では珍しく、アニメと実写を合成した作品。
  • 石坂浩二の金田一耕助シリーズ
  • ブラックジャック 瞳の中の訪問者
  • 山口百恵・三浦友和ゴールデンコンビの作品シリーズ
  • ルパン三世 - 念力珍作戦、ルパン三世(1978年の映画)、ルパン三世 カリオストロの城の3作
  • 赤頭巾ちゃん気をつけて

1980年代

  • ゴジラ
  • ゴジラvsビオランテ
  • ドラえもんを中心とする藤子不二雄アニメ - 2008年現在も継続。28作品
  • 影武者
  • 刑事物語シリーズ1~5/武田鉄矢
  • 薬師丸ひろ子/角川映画
  • さよならジュピター
  • 松田聖子シリーズ
  • おニャン子クラブ/フジサンケイグループ
  • とんねるず
  • 吉川晃司シリーズ
  • ルパン三世 バビロンの黄金伝説
  • ルパン三世 風魔一族の陰謀 - OVAの劇場公開、ルパンの声を古川登志夫が勤めるなどキャストが一新されている。
  • うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー
  • ビルマの竪琴 - フジテレビから配給委託
  • マルサの女
  • アリオン
  • テクノポリス21C
  • ガンヘッド
  • 「さよなら」の女たち/恋する女たち/いとしのエリー
  • マイフェニックス
  • いこかもどろか - TBSから配給委託
  • 連合艦隊
  • 零戦燃ゆ
  • 地震列島

1990年代

  • 平成ゴジラシリーズ - 90年代はゴジラvsキングギドラを始めとする6作品
  • 平成モスラシリーズ
  • 平成ガメラシリーズ-大映から配給委託
  • ちびまる子ちゃんシリーズ
  • クレヨンしんちゃんシリーズ
  • 名探偵コナンシリーズ
  • タスマニア物語 - フジテレビから配給委託
  • 波の数だけ抱きしめて - フジテレビから配給委託
  • 夜逃げ屋本舗シリーズ - 光和インターナショナルから配給委託
  • 忠臣蔵 四十七人の刺客
  • 家なき子 - 日本テレビから配給委託
  • ルパン三世 - 平成2作品
  • 機関車先生
  • 金田一少年の事件簿 上海魚人伝説
  • 学校の怪談
  • ポケットモンスターシリーズ
  • 踊る大捜査線 THE MOVIE - フジテレビから配給委託

2000年~2005年

  • 新世紀ゴジラシリーズ - 00年代はゴジラ×メガギラス G消滅作戦を始めとする5作品
  • 阿修羅のごとく
  • 花とアリス
  • みんなのいえ -フジテレビと提携
  • 千と千尋の神隠し - スタジオジブリ
  • 名探偵コナンシリーズ
  • 陰陽師
  • ウォーターボーイズ
  • TRICK 劇場版
  • 黄泉がえり
  • 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ! - フジテレビから配給委託
  • イノセンス
  • スウィングガールズ
  • 世界の中心で、愛をさけぶ
  • 下妻物語 TBSと提携
  • いま、会いにゆきます
  • 笑の大学 フジテレビと提携
  • とっとこハム太郎
  • 犬夜叉
  • NARUTO
  • 海猿
  • 交渉人 真下正義
  • ローレライ
  • 星になった少年
  • 春の雪
  • 戦国自衛隊1549 - 角川映画制作
  • タッチ
  • NANA
  • ALWAYS 三丁目の夕日
2006年
  • 輪廻
  • THE 有頂天ホテル
  • 単騎、千里を走る。
  • サイレン 〜FORBIDDEN SIREN〜
  • 県庁の星
  • ドラえもん のび太の恐竜2006
  • 真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章
  • 名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌
  • クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!
  • チェケラッチョ!!
  • LIMIT OF LOVE 海猿
  • 嫌われ松子の一生
  • TRICK 劇場版2
  • 着信アリ Final
  • 劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション ポケモンレンジャーと蒼海の王子 マナフィ
  • 日本沈没
  • ゲド戦記
  • ラフ ROUGH
  • ブラック・ジャック ふたりの黒い医者
  • UDON
  • シュガー&スパイス 風味絶佳
  • 涙そうそう
  • 虹の女神 ~Rainbow Song~
  • 7月24日通りのクリスマス
  • NANA2
  • 劇場版BLEACH MEMORIES OF NOBODY
  • 劇場版どうぶつの森
  • 犬神家の一族
2007年公開
  • 愛の流刑地(R15+)
  • どろろ(PG12)
  • それでもボクはやってない
  • バブルへGO!! タイムマシンはドラム式
  • ドラえもん のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜
  • バッテリー
  • 秘密結社鷹の爪 THE MOVIE 総統は二度死ぬ
  • アンフェア the movie
  • 名探偵コナン 紺碧の棺
  • クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!
  • 眉山-びざん-
  • 舞妓Haaaan!!!
  • そのときは彼によろしく
  • 劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ディアルガVSパルキアVSダークライ
  • 西遊記
  • Life 天国で君に逢えたら
  • 劇場版 NARUTO -ナルト- 疾風伝
  • HERO
  • クローズド・ノート
  • ALWAYS 続・三丁目の夕日
  • クローズZERO(PG12)
  • 恋空
  • マリと子犬の物語
  • 椿三十郎
  • スマイル 聖夜の奇跡
  • えいがでとーじょー! たまごっち ドキドキ! うちゅーのまいごっち!?
  • 劇場版BLEACH The DiamondDust Rebellion もう一つの氷輪丸

2008年公開

  • 銀色のシーズン
  • 陰日向に咲く
  • チーム・バチスタの栄光
  • 菅井君と家族石 THE MOVIE
  • ガチ☆ボーイ
  • 映画ドラえもん のび太と緑の巨人伝
  • 映画 クロサギ
  • クレヨンしんちゃん ちょー嵐を呼ぶ 金矛の勇者
  • 名探偵コナン 戦慄の楽譜
  • 少林少女
  • 砂時計
  • 隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS
  • 山のあなた〜徳市の恋〜
  • ザ・マジックアワー
  • 秘密結社鷹の爪 THEMOVIEII 私を愛した黒烏龍茶
  • 花より男子〜ファイナル〜
  • 劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ギラティナと氷空の花束 シェイミ
  • 崖の上のポニョ
  • 劇場版 NARUTO -ナルト- 疾風伝 絆
  • 20世紀少年
    • -第1章- 終わりの始まり
  • デトロイト・メタル・シティ
  • ホームレス中学生
  • イキガミ
  • 容疑者Xの献身
  • パコと魔法の絵本
  • ハッピーフライト
  • 私は貝になりたい
  • 劇場版MAJOR メジャー 友情の一球
  • 劇場版BLEACH Fade to Black 君の名を呼ぶ
  • K-20怪人二十面相・伝
2009年公開
  • ピューと吹く!ジャガー いま吹くにゆきます
  • ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史
  • クレヨンしんちゃん オタケベ!カスカベ野生王国
  • 名探偵コナン 漆黒の追跡者
  • 感染列島
  • 誰も守ってくれない
  • ジェネラル・ルージュの凱旋
  • 20世紀少年
    • -第2章- 最後の希望
    • -最終章- ぼくらの旗
  • クローズZEROⅡ(PG12)
  • 余命1ヶ月の花嫁
  • ROOKIES -卒業-
  • BALLAD 名もなき恋のうた
  • ハゲタカ
  • 真夏のオリオン
  • ごくせん THE MOVIE
  • 宇宙戦艦ヤマト 復活編
  • 劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール アルセウス超克の時空へ
  • アマルフィ 女神の報酬
  • ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜
  • カイジ 人生逆転ゲーム
  • 僕の初恋をキミに捧ぐ
  • 沈まぬ太陽
  • ゼロの焦点
  • のだめカンタービレ 最終楽章 前編
2010年公開
  • SPACE BATTLESHIP ヤマト
  • 秘密結社鷹の爪 THEMOVIE3 http://鷹の爪.jpは永遠に
  • BANDAGE
  • 食堂かたつむり
  • ドラえもん のび太の人魚大海戦
  • クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁
  • 名探偵コナン 天空の難破船
  • のだめカンタービレ 最終楽章 後編
  • ハナミズキ ~君と好きな人が百年続きますように
  • ゴールデンスランバー
  • 踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!
  • 劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール 幻影の覇者 ゾロアーク
  • 借りぐらしのアリエッティ
  • 告白(R15+)
  • LIAR GAME -The Final Stage- ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ
  • 劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル
  • 十三人の刺客(PG12)
  • THE LAST MASSAGE -ザ・ラストメッセージ- 海猿(3D/2D同時公開)
  • FLOWERS -フラワーズ-
  • 劇場版 NARUTO -ナルト- 疾風伝 ザ・ロストタワー
  • Colorful -カラフル-
  • 君に届け
  • 悪人(PG12)
  • 雷桜
  • SP THE MOTION PICTURE 野望篇
  • 劇場版イナズマイレブン 最強軍団オーガ襲来(3D/2D同時公開)
  • 劇場版 BLEACH 地獄篇
  • チェブラーシカ
  • くまのがっこう 〜ジャッキーとケイティ〜
  • ノルウェイの森(PG12)
2011年公開(予定)
  • ハイブリッド刑事
  • 僕と妻の1778の物語
  • GANTZ(前後編共にPG12)
    • 前編
    • PERFECT ANSWER
  • 太平洋の奇跡 -フォックスと呼ばれた男-
  • ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜
  • SP THE MOTION PICTURE 革命篇
  • クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦
  • 名探偵コナン 沈黙の15分
  • ステキな金縛り ONCE IN A BLUE MOON
  • 神様のカルテ
  • 岳 -ガク-
  • あしたのジョー
  • プリンセス トヨトミ
  • もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
  • 劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ ビクティニと黒き英雄 ゼクロム・白き英雄 レシラム
  • コクリコ坂から
  • 星守る犬
  • 阪急電車 片道15分の奇跡
  • ロック 〜わんこの島〜
  • 劇場版 NARUTO -ナルト- ブラッド・プリズン
  • モテキ
  • DOG×POLICE 純白の絆
  • アンフェア the answer
  • カイジ2 人生奪回ゲーム
  • アンダルシア 女神の報復
  • 源氏物語 千年の謎
  • friends もののけ島のナキ(3D/2D同時公開)
  • 映画 怪物くん(3D/2D同時公開)
  • 劇場版イナズマイレブンGO 究極の絆 グリフォン(3D/2D同時公開)
2012年公開(予定)
  • ロボジー
  • 麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜(仮)
  • ALWAYS 三丁目の夕日'64(3D/2D同時公開)
  • 日本列島 いきものたちの物語
  • ドラえもん のび太と奇跡の島 〜アニマル・アドベンチャー〜
  • 僕等がいた(アスミック・エースエンタテインメントとの共同配給)
  • 逆転裁判
  • 宇宙兄弟
  • ガール
  • テルマエ・ロマエ
  • Another
  • 映画 ホタルノヒカリ
  • のぼうの城(アスミック・エースエンタテインメントとの共同配給)
  • SPEC 〜天(仮)
  • あなたへ

主要テレビ映画[]

1960年代
  • 鬼平犯科帳
  • サインはV
  • 遊撃戦
  • 青春とはなんだ
  • これが青春だ
  • でっかい青春
  • 進め!青春
  • 炎の青春
  • 東京バイパス指令
1970年代
  • アテンションプリーズ
  • 金メダルへのターン!
  • おらんだ左近事件帖
  • ワン・ツウ・アタック!
  • ジキルとハイド
  • コートにかける青春
  • 飛び出せ!青春
  • 泣くな青春
  • 決めろ!フィニッシュ
  • 太陽にほえろ!
  • マドモアゼル通り
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  • ハンマーセッション!

主なプロデューサー[]

  • 藤本真澄
  • 田中友幸
  • 富山省吾
  • 金子正且
  • 笹井英男
  • 渡辺晋
  • 堀威夫(ホリプロ)
  • 梅浦洋一(テレビ部)
  • 山本悦夫(テレビ部)

主な監督[]

  • 島津保次郎
  • 山中貞雄
  • 伊丹万作
  • 成瀬巳喜男
  • 渡辺邦男
  • 豊田四郎
  • 齋藤寅次郎
  • 中川信夫
  • 山本嘉次郎
  • 稲垣浩
  • 山本薩夫
  • 今井正
  • 黒澤明
  • 本多猪四郎
  • 谷口千吉
  • 市川崑
  • 筧正典
  • 鈴木英夫
  • 川島雄三
  • 岡本喜八
  • 松林宗恵
  • 福田純
  • 古澤憲吾
  • 児玉進
  • 坪島孝
  • 出目昌伸
  • 森谷司郎
  • 河崎義祐
  • 小谷承靖

主な脚本家[]

  • 小国英雄
  • 笠原良三
  • 村田武雄
  • 菊島隆三
  • 田波靖男

主な音楽家[]

  • 伊福部昭
  • 佐藤勝
  • 早坂文雄
  • 宮川泰
  • 萩原哲晶

主なカメラマン[]

  • 中井朝一
  • 伊藤武夫
  • 玉井正夫
  • 円谷英二(特技監督としても活躍)
  • 萩原憲司

主な俳優(男性)[]

  • 大河内傳次郎
  • 長谷川一夫
  • 志村喬
  • 上原謙
  • 黒川弥太郎
  • 藤原釜足
  • 伊藤雄之助
  • 藤田進
  • 小杉義男
  • 左卜全
  • 宮口精二
  • 森繁久彌
  • 池部良
  • 小林桂樹
  • 堺左千夫
  • 稲葉義男
  • 三船敏郎
  • 堀雄二
  • 伊豆肇
  • 龍崎一郎(竜崎一郎)
  • 鶴田浩二
  • 伊藤久哉
  • 三橋達也
  • 木村功
  • フランキー堺
  • 有島一郎
  • 河津清三郎
  • 三木のり平
  • 高島忠夫
  • ハナ肇とクレージーキャッツ
    • 植木等
    • ハナ肇
    • 谷啓
    • 犬塚弘
    • 桜井センリ
    • 安田伸
    • 石橋エータロー
  • 藤田まこと
  • 田崎潤
  • 千秋実
  • 加東大介
  • 平田昭彦
  • 小泉博
  • 久保明
  • ミッキー・カーチス
  • 山下敬二郎
  • 水原弘
  • 江原達怡
  • 人見明
  • 天本英世
  • 佐原健二
  • 土屋嘉男
  • 宝田明
  • 仲代達矢
  • 佐藤允
  • 中谷一郎
  • 中丸忠雄
  • 夏木陽介
  • 加藤武
  • 藤木悠
  • 児玉清
  • 船戸順
  • 太刀川寛
  • 加山雄三
  • 田中邦衛
  • 黒部進
  • 二瓶正也
  • 石坂浩二
  • 黒沢年男
  • 薩摩剣八郎(中山剣吾)
  • 三浦友和
  • 草刈正雄
  • 沖雅也
  • 高嶋政宏
  • 高嶋政伸
  • 西条康彦
  • 中島春雄
  • 伊吹徹
  • 久野征四郎
  • 田島義文

主な俳優(女性)[]

  • 入江たか子
  • 飯田蝶子
  • 細川ちか子
  • 花井蘭子
  • 三益愛子
  • 山田五十鈴
  • 高峰秀子
  • 原節子
  • 轟夕起子
  • 山口淑子(李香蘭)
  • 木暮実千代
  • 淡島千景
  • 杉葉子
  • 角梨枝子
  • 久我美子
  • 塩沢とき
  • 八千草薫
  • 有馬稲子
  • 岡田茉莉子
  • 司葉子
  • 新珠三千代
  • 赤木蘭子
  • 千石規子
  • 岡田可愛
  • 若林映子
  • 木匠マユリ
  • 中北千枝子
  • 笠置シヅ子
  • 越路吹雪
  • 藤間紫
  • 久慈あさみ
  • 岸旗江
  • 島崎雪子
  • 青山京子
  • 高千穂ひづる
  • 淡路恵子
  • 若山セツ子
  • 香川京子
  • 河内桃子
  • 草笛光子
  • 白川由美
  • 団令子
  • 水野久美
  • 安西郷子
  • 高橋紀子
  • 前田美波里
  • 江利チエミ
  • 雪村いづみ
  • 美空ひばり
  • 上原美佐
  • 横山道代
  • 二木てるみ
  • ザ・ピーナッツ
    • 伊藤エミ
    • 伊藤ユミ
  • 藤山陽子
  • 沢井桂子
  • 沢井孝子
  • 浜美枝
  • 星由里子
  • 桜井浩子
  • 菱見百合子(現・ひし美ゆり子)
  • 松本めぐみ
  • 酒井和歌子
  • 内藤洋子
  • 柏木由紀子
  • 関根恵子(現・高橋惠子)
  • 本田美奈子.
  • 山口百恵
  • 森昌子
  • 桜田淳子
  • 古手川祐子
  • 名取裕子
  • 中井貴惠
  • 松原千明
  • 沢口靖子
  • 斉藤由貴
  • 小高恵美
  • 水野真紀
  • 田中美里
  • 野波麻帆
  • 長澤まさみ
  • 大塚ちひろ
  • 黒瀬真奈美
  • 乙羽信子
  • 北あけみ
  • 中真千子

その他[]

  • 五社協定

オープニングロゴ[]

中央に放たれる光と丸に「東宝」の字が配され(通称「東宝マーク」)、下に明朝体で「東宝株式会社」と横書きされる(初期のカラー作品は「東宝株式会社製作」になっている)。東宝スコープ作品では東宝マークの左右に黄色いゴシック体で「TOHO」「SCOPE」と配されていた(英語版画像)。北米公開時には東宝マークの中に「TOHO」が入り、下の表記が「TOHO COMPANY, LTD.」に変わる(英語版画像)。円谷英二によってデザイン・制作されたものであり、1992年の東宝創立60周年以降はそれまでの実写・光学合成による映像に代わり、CGで制作されたものが使用されている。

1971年の東宝映画設立後は、太明朝体の「東宝映画作品」というクレジットが挿入され(東宝映画の単独製作作品のみ)、2000年代には水滴の落ちて波が広がる水面をバックとしたフルCG映像にリニューアルされた。

映画館[]

東京、名古屋、大阪、京都の主要館をかつては直営として経営していた。1990年代末期以降、本社地区は東宝サービスセンターに、関西地区は東宝ビル管理に、中部地区は中部東宝に運営を委託。2006年以降、東宝グループの映画興行をTOHOシネマズに集約することになったため、現在は東宝の直営館は存在しない。以下、東宝直営館として閉館した映画館を示す。傍系の映画興行会社が経営していた映画館は六部興行を、TOHOシネマズに移管した映画館はTOHOシネマズを参照のこと。

本社地区[]
  • 宝塚会館(東京都千代田区有楽町1-12) <1934年1月1日開館、1997年12月29日閉館>
    • 東京宝塚劇場(宝塚会館 1階)<1934年1月1日開館、1997年12月29日閉館>
    • スカラ座(宝塚会館 4階)<1940年4月16日開館、1955年7月13日改装、1997年12月29日閉館>
    • 東宝演芸場(宝塚会館 5階)<1938年9月23日開館、1955年8月1日改装、1997年12月29日閉館>
      • スカラ座の当初の名称は東宝四階劇場。東宝演芸場の当初の名称は東宝小劇場。それぞれ改装時に改称している。東京宝塚劇場は戦時中は風船爆弾の工場として使われた。戦後はGHQに接収(1945年12月24日 - 1955年1月26日)され、アーニー・パイル・シアター(1946年2月24日 - 1955年1月26日)と改称された。
  • 日劇会館 (東京都千代田区有楽町2-5-1) <1933年12月24日開館、1981年2月22日閉館>
    • 日本劇場(日劇会館 1階) <1933年12月24日開館、1981年2月22日閉館>
    • 日劇ミュージックホール(日劇会館 5階) <1952年3月17日開館、1981年2月22日閉館>
    • 丸の内東宝劇場(日劇会館 地下1階) <1955年2月10日開館、1981年2月22日閉館>
    • 日劇文化劇場(日劇会館 地下1階) <1935年12月30日開館、1955年8月12日改装、1981年2月22日閉館>
      • 当初日本映画劇場株式会社の所有だったが、1934年3月14日より直営興行を開始し、その後同社を吸収合併し所有権を得た。戦時中は風船爆弾の工場として使われた。丸の内東宝劇場は戦後、地下増床工事により開館した。日劇文化劇場は当初、ニュース映画専門館の第一地下劇場で戦後の改装時に日劇ニュース劇場となり、さらに改称され日劇文化劇場となった。1984年10月6日、日劇と朝日新聞旧東京本社跡地に有楽町センタービル(通称・有楽町マリオン)がオープンした。旧日劇(現在の有楽町阪急)側にTOHOシネマズ日劇がある。
  • 日比谷映画劇場(東京都千代田区有楽町1-2-2) <1934年2月1日開館、1984年10月31日閉館>
    • 閉館に先駆けて、東宝邦画系封切館「千代田劇場」は洋画ロードショー館「日比谷映画」としてリニューアルオープン(ただし「劇場」は外している)。
  • 有楽座(初代)(東京都千代田区有楽町1-2-2) <1935年6月7日開館、1984年10月31日閉館>
    • 当初演劇用劇場であったが、1951年1月1日に映画館に改装した。2005年4月9日、「ニュー東宝シネマ」が有楽座の名称を復活させリニューアルオープン。現在の館名は「TOHOシネマズ有楽座」。1987年10月3日、日比谷映画劇場と有楽座の跡地に東宝日比谷ビル(通称・日比谷シャンテ)がオープンした。
  • 東宝会館(東京都千代田区有楽町1-2-1)<1957年4月14日開館、2005年4月8日閉館>
    • 芸術座(東宝会館 4階)<1957年4月14日開館、2005年3月27日閉館>
    • 日比谷映画(東宝会館 1階) <1957年4月14日開館、2005年4月8日閉館>
    • みゆき座(初代)(東宝会館 地下) <1957年4月14日開館、2005年3月31日閉館>
      • 日比谷映画は当初、東宝邦画系封切館「千代田劇場」として開館。1984年10月31日に閉館する日比谷映画劇場の名称を引き継ぎ同年10月27日に日比谷映画に改称した。みゆき座は1971年2月1日に日本初となるノンリワインド映写機を導入している。閉館の翌4月1日、スカラ座2がみゆき座の名称を引き継いだ。現在は館名が「TOHOシネマズみゆき座」に変更されている。2007年10月、跡地に東宝シアタークリエビルがオープンした。
  • 渋谷東宝会館(東京都渋谷区道玄坂2-6-17) <1936年11月1日開館、1989年2月26日閉館>
    • 渋谷東宝劇場(渋谷東宝会館 1階) <1936年11月1日開館、1989年2月26日閉館>
    • 渋谷スカラ座(渋谷東宝会館 4階) <1989年2月26日閉館>
    • 渋谷文化劇場(渋谷東宝会館 地下) <1952年11月17日開館、1989年2月26日閉館>
      • 当初は東横映画劇場であったが、1944年9月1日に渋谷東宝劇場に改称している。渋谷文化劇場のみ1952年6月9日に設立された株式会社渋谷文化劇場が経営・運営していた。1991年7月6日、跡地に渋東シネタワーが開館した。2011年7月15日、TOHOシネマズ渋谷としてリニューアルオープンした。
  • ニュー東宝シネマ2(東京都千代田区有楽町2-2-3、ニユートーキヨービル地下1階) <1957年5月開館、1995年6月閉館>
    • 大映封切館「スキヤバシ映画」として開館。大映系のチェーンマスターとして機能したが、同社の経営破綻・制作配給からの撤退に伴い、東宝洋画系に転換の上1972年5月に上記の館名に変更。シネマ2の閉館の際、「ニュー東宝シネマ1(オープン当時の館名は『ニュー東宝』)」は「ニュー東宝シネマ(現在のTOHOシネマズ有楽座)」に館名を変更した。現在、跡地にはイタリアンレストラン「VINO VITA」数寄屋橋本店地下1階店とカクテルバー「BAR・B」が入店している。
  • 渋谷宝塚劇場(東京都渋谷区宇田川町21-6)<1997年5月30日閉館>
    • 1999年12月18日、跡地に複合商業ビル「QFRONT」がオープンし、同ビルの7階に渋谷シネフロントが開館した。
  • 上野東宝劇場(東京都台東区上野公園1-51) <1954年12月13日開館、2003年8月31日閉館>
  • 上野宝塚劇場(東京都台東区上野公園1-52) <1954年12月13日開館、2003年8月31日閉館>
    • 2005年4月、上野東宝劇場・上野宝塚劇場跡地に飲食店舗ビル「上野バンブーガーデン(正式名称:東宝上野ビル)」がオープンした。
関西地区[]
  • 梅田会館(梅田劇場・梅田スカラ座・北野劇場・北野シネマ・梅田地下劇場)(大阪市北区角田町7-10) <1937年12月9日開館、1978年2月28日閉館>
    • 戦後間もなくはGHQに接収されていた。
  • 南街会館(南街シネプレックス - 南街劇場・南街東宝・南街シネマ・南街スカラ座・南街文化劇場)(大阪府大阪市中央区難波3-8-11) <1953年12月18日開館、2004年2月1日閉館>
    • 前身は1938年に開館した南街映画劇場。戦後に改築した。2006年9月22日、跡地に東宝南街ビルがオープンし、地下1階から7階はなんばマルイ、8階から11階はTOHOシネマズなんばが入店している。
  • 京都宝塚会館(京都宝塚劇場・京都スカラ座)(京都府京都市中京区河原町通三条下ル大黒町58) <1935年10月開館、2006年1月29日閉館>
    • 2008年4月25日、跡地に複合商業ビル「mina kyoto」がオープンした。
      前身: 京都宝塚劇場(1935年 - 1945年)→同(GHQによる夜間接収)(1945年10月27日 - 12月31日)→ステイトサイド・シアター(GHQによる完全接収)(1946年1月1日 - 1952年7月)→京都宝塚劇場(1952年 - 1956年)→京都宝塚劇場・スカラ座(1956年 - 2006年)
  • 京極東宝1・2・3(京都府京都市中京区新京極四条上ル仲之町534-1) <2006年1月29日閉館>
    • 2008年12月11日、跡地にビジネスホテル「スーパーホテル京都・四条河原町」がオープンした。
      前身: 三友倶楽部(1911年 - 1915年)→三友劇場(1916年 - 1945年)→京極東宝劇場(1954年 - 1996年)→京極東宝(1996年 - 2006年)
中部地区[]
  • 名宝会館(名宝劇場・名宝スカラ座・名宝シネマ)(愛知県名古屋市中区栄1-2-6)<1935年11月3日開館、2002年12月1日閉館>
    • 2004年11月1日、跡地に名古屋東宝ビルがオープン、併設してビジネスホテル「リッチモンドホテル(オープン当時はロイネットホテル)名古屋納屋橋」がオープンした。
  • エンゼル東宝(愛知県名古屋市中区栄3-15-20、松坂屋本店北館地下1階) <1972年11月開館、2005年9月4日閉館>
    • 2006年6月、跡地に大人向けディスコ「PLATINUM NAGOYA」がオープンした。
  • 名鉄東宝1・2(愛知県名古屋市中村区名駅1-2-4、名鉄バスターミナルビル内) <1967年6月開館、2006年2月24日閉館>
    • 2006年10月25日、跡地も含めて名鉄百貨店本店メンズ館としてリニューアルオープンした。
      前身: 名鉄東宝(1967年6月 - 1998年1月)→改装休館(1998年1月 - 7月10日)→名鉄東宝1・2(1998年7月11日 - 2006年2月24日)

演劇[]

かつては長谷川一夫をメインとした「東宝歌舞伎」などが行われたほか、日劇・北野劇場での実演(歌謡ショー等)、宝塚歌劇、演芸の東宝名人会や日劇ミュージックホールや南街ミュージックホールでのヌードショー等多彩であった。

現在はミュージカルや商業演劇を主に制作、興行している。

主な劇場[]

東宝直営

  • 帝国劇場
  • シアタークリエ(2007年11月7日開場)
※東宝発祥の東京宝塚劇場は、現在は阪急電鉄(宝塚歌劇団)が経営し、舞台制作および興行を行っている。建物(東京宝塚ビル)自体は東宝所有。

その他

  • 日生劇場
  • 青山劇場
  • ル テアトル銀座 by PARCO
  • 名鉄ホール
  • 中日劇場
  • 御園座
  • 梅田芸術劇場(阪急電鉄経営)
  • 博多座

かつて存在した劇場[]

  • 日本劇場(日劇)
  • 芸術座
  • 日劇ミュージックホール
  • 東宝演芸場
  • 北野劇場
  • 南街会館
※新宿コマ劇場とシアターアプルは東宝系と見なされる事が多かったが、厳密には東宝ではなく兄弟会社のコマ・スタジアムが経営していた劇場である。舞台制作や興行も同社の手により行われていたが、新聞案内広告では「東宝の演劇」として扱われることが多く、長年毎日新聞金曜日の夕刊(東京本社版)に掲載された東宝提供の「東宝の映画演劇」の広告にも併記されていた。

関連会社[]

2009年現在で連結子会社52社、持分法適用関連会社4社である。ここでは、証券取引所に上場している連結子会社3社、持分法適用関連会社2社のみを挙げる。これ以外については「阪急阪神東宝グループ」の項目を参照。

連結子会社[]

  • 東宝不動産 (東京証券取引所市場第一部)
  • スバル興業 (東京証券取引所市場第一部)
  • 国際放映 (ジャスダック)

持分法適用関連会社[]

  • 東京楽天地 (東京証券取引所市場第一部)
  • オーエス (大阪証券取引所市場第二部)

所有ビルなど[]

  • 有楽町センタービル(有楽町マリオンの有楽町阪急の日劇東宝(現・TOHOシネマズ日劇スクリーン2)部分)
  • 東京宝塚ビル - 1~6階は東京宝塚劇場、地下1階・2階は映画館(TOHOシネマズスカラ座、TOHOシネマズみゆき座)
  • 東宝日比谷ビル(日比谷シャンテ)
  • ナビオ阪急(HEP NAVIO)

これ以外については東宝株式会社 不動産経営部を参照

関連項目[]

テンプレート:Commons

  • ピー・シー・エル映画製作所
  • 入江ぷろだくしょん
  • 阪急阪神東宝グループ
  • TOHOシネマズ
  • 東宝映画配給
  • 東宝映画
  • 東宝スタジオ
  • 東宝ビルト
  • 東宝芸能
  • 東宝芸音(東宝レコード)
  • 同族経営
  • 六部興行
  • 阪急村
  • 新東宝
  • テレビ局映画
  • ノイタミナ
  • オーエス
  • フジ・メディア・ホールディングス-同社が筆頭株主であり、また傘下のフジテレビジョンと映画制作で提携している。

外部リンク[]

  • 東宝株式会社

脚注[]

  1. そのため、第一回作品は「ほろ酔い人生」となる。

テンプレート:阪急阪神東宝グループテンプレート:ゴジラテンプレート:宝塚歌劇団

ar:توهوbn:তোহোde:Tōhōes:Tōhōfi:Tōhōfr:Tōhōhe:טוהוit:Tohoko:도호nl:Toho (filmstudio)no:Tohopl:Tōhōru:Tohosv:Tohotl:Tohozh:東寶株式會社



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追跡者U.S. Marshals監督スチュアート・ベアード脚本ジョン・ポーグ製作アーノルド・コペルソンアン・コペルソン製作総指揮ロイ・ハギンスキース・バリッシュ出演者トミー・リー・ジョーンズ音楽ジェリ...