こちら葛飾区亀有公園前派出所_Wiki
ニュース ...
大原 大次郎(おおはら だいじろう、1924年[1]?月?日(初期設定。連載長期化により、随時スライド))は秋本治原作の漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』に登場する架空の人物。警察官であり主人公・両津勘吉の上司。
なお当記事では大原の家族と、娘の結婚相手である角田家についても解説する。
警視庁新葛飾警察署地域課の巡査部長で、亀有公園前派出所の責任者である(班長と呼ばれている話がある)。
誕生日は10月15日、6月19日、4月14日など、話の都合で変化し、作者の秋本も「オープンバースデー制です」と開き直っている(初期は欄外に「都合により部長の誕生日が○月○日に変わりました」などと説明されていたが、最近は「部長の誕生日は変動制です」や、「作者の都合により変わります」などと書かれている)。年齢は6-6では53歳だが19-8では55歳になっており、両津には定年間近と言われるなどリアルタイム加齢期の最終期には50代後半に達していた。95-4時点では53歳という設定になっていた。現在は60歳を過ぎている(161巻での両津の発言より[2])。一人称は、普段は「わし」で、署長など上司の前では「私」。血液型はA型(公式こち亀大全集「Kamedas2」などではA型となっているが、両津は典型的なAB型の性格だと言っている他、90-2「警察手帳進化論!の巻」ではO型と表示されている)。また、両津から「大正生まれ石頭」と言われたことから、当初の設定に従えば80歳を超えている計算になる。
アニメでは声優が菱谷紘二の時は声が荒っぽかったため怒り方が激しく初期では怒るたびに部長の背景にはカミナリが映っており、気性が荒かった。後の佐山陽規は菱谷よりも穏やかな声であるために怒り方も若干穏やかであり、その声のためか本編アニメでも部長が怒る描写も若干少なくなった。身長は162cm、体重は65kg。
自家用車はルノー・4CV|日野・ルノー(両津に「鉄のカンオケ」と称された)、いすゞ・ベレル(アニメではフォルクスワーゲン・ビートル)(ベレルとビートルのいずれも、業者の手違いでスクラップにされる)やトヨタ・コロナ|トヨペット・コロナ(両津に「動く化石」と揶揄されていた)、トヨタ・2000GT(パーツの30%が他の車のものを流用した車)と乗り換えており、新車よりはレストア車を含めたクラシック車志向である。
また、彼は通勤時間が2 - 3時間と非常に長いため電車とバスで通勤している(実際の警察では非常時の緊急出勤が不可能になるため、そのような長距離通勤は認められていない)。家紋は「雪輪に笹竜胆」であり、源氏の系統である(112-5「家紋ベイビー!!の巻」)。下の名前は初登場以来長らく不明だったが、38-5「わたしが直す!の巻」で初登場した。
嫌いな食べ物はヤマノイモ|山芋とセロリ(71-1「最新歯医者事情の巻」、78-2「ケーキ屋・両さん!?の巻」)。
父親は東京大学の元教授。兄が1人いる。学生時代に知り合った妻・良子との間に娘のひろみがおり、現在は角田英男と結婚して大介、桜という孫が2人いる。
大原 良子(おおはら りょうこ)声:柴崎真理大原の妻。ひろみの母で、大介と桜の祖母。几帳面な性格であり、大次郎とは学生時代に知り合い、東急玉川線の東急デハ200形電車|200形車内で告白されて結婚した。両津に対して非常に優しい。角田 ひろみ(かくた ひろみ、旧姓:大原)声:日高奈留美(1 - 33話)→森谷密(34 - 139話)→寺田はるひ(140話 - )大原の娘。連載当初は大学生として登場したが、後にコンピュータ会社勤務の角田英男と結婚する(1980年、24歳時)。名前の由来は、作者がファンの歌手の太田裕美から。登場時の愛車はトヨタ・スプリンター|スプリンターリフトバック。結婚後も「大原ひろみ」と紹介されることも多い。角田 英男(かくた ひでお)声:堀米聴ひろみの夫でサラリーマン(コンピューター会社勤務)。東京大学卒。名前の表記は時々「英夫」「英雄」になるなどはっきりしない。7巻での初登場時には、両津の言ったでたらめによって両津がひろみの父だと思い込んでしまい、大変なことになった。角田 大介(かくた だいすけ)声:並木のり子ひろみの息子で、大原の孫である。初登場は40巻(1984年8月10日生まれ)。通っている小学校はオリンピック選手や相撲取り、日本画家、作曲家、大学の教授などの子供も通う有名校である。現在は小学6年生。趣味はゲーム(パソコンゲームをしたり、ポケットモンスター 赤・緑|ポケットモンスター緑で140匹のポケモンを集めたりしている)。趣味がゲームという理由で両津と仲がいいが、ゲームの嫌いな大原はそのことを複雑に思っている。成長描写が明確で、赤ちゃん(41-9「いないいないバアの巻」 - 69-10「家電恐怖症の巻」)→小学生(88-4「両さんの受験指南!?の巻」 - 117-3「目隠し将棋名人!?両さんの巻」)→中学 - 成人?(120-2「部長 ガットメールの巻」 - )となっている。大介はひろみとともに年をとるキャラクターである。がその後再び小学生風に戻り各種のお願いを大原に頼んでいる。(172-8「すれちがい奮闘記の巻」等)アニメ版ではわずかに年をとっていた。角田 桜(かくた さくら)声:なしひろみの娘で、大原の孫である。初期の作品では読みは「さくら」でも、「桜子」と表記したり、読みも表記も「さくらこ」「桜子」となっており、はっきりしない。アニメでは、スポーツ世界記録保持者の子供も通い、体育会系のマッチョな教師ばかりが勤務するインターナショナルスクール付属幼稚園に通っている[3]。保育園児もしくは幼稚園児の設定だったはずだが急に赤ちゃんになったり[4]している。連載当初は千葉県市川市のまともな一軒家に住んでいたが、その後は「千葉県時空ヶ原大字度田舎」(最寄り駅は私鉄さいはて駅・架空の地域)に住んでおり、通勤はバス(さいはて線・時空が丘バス停)を利用している。両津勘吉に何度も自宅を破壊されている(時には別の場所(メキシコ・砂漠など)へ運ぶといったケースもある)。そこは周りに人家がなく、旧式のボンネットバスが通っている。ここが本当に千葉県かと疑われるほど人里離れた場所であり(両津曰く「キングオブ・僻地(へきち)」だったり、鉄道が全く通っていなかったり、以前は恐竜が出没するような熱帯雨林|ジャングルだったりする)、交通が非常に不便で、通勤には2~3時間もかかるという。一時、駅前の一等地になったこともあるが、騒音等の問題で後に現在の場所へ移動した[5]。また、中川圭一が誕生日にプレゼントした安土城に住んだこともあったが、大原自身や中川グループの不手際により、城はその日のうちに全焼した(142-6「わしの城!」の巻)[6]。近くにキャンプ場があり、112-8「部長大ブレイク!?の巻」の婦警の話ではマスコミで取り上げられており、ブームスポットへと変貌を遂げている。
172巻では大原宅周辺が急に都市化して繁華街になってしまい、大原は自然を求めて福島県に引っ越したが、さらに通勤が大変なため、今度は派出所の裏の亀有公園に引っ越したというエピソードがある。ただし、その後は大原が亀有公園に住んでいるシーンは1度も描かれず、175巻からは大原宅は再び人里離れた水田地帯の中に建っている[7]。小説版では、一時期中野区|中野に住んでいたが両津のせいで千葉に引っ越したという設定がある。
連載当初の設定は秋田県出身だったが、現在では東京都大田区蒲田出身となっている。連載第一回目の初登場の際はアドルフ・ヒトラー|ヒトラーそのものの容姿をしていた(ただし、「Kamedas」では、大原の初登場を1-4「亀有の少年の巻」としており、1-1「始末書の両さんの巻」・1-2「下町の青年警察官の巻」に登場する人物は別人ということになっている。またこのキャラクターは3-6「この世を華とするために…の巻」で最終場面にハーケンクロイツをつけて係長として登場している)。
また、当初は大正生まれの元大日本帝国陸軍|陸軍軍人という設定だったが、超長期連載による時代の移り変わりにより、この設定は変更された(昭和一桁生まれ[8]を経て、現在は戦後生まれ[9]の団塊の世代となっている)。
二人の出会いは大原が巡査長であった頃、両津が巡査として公園前派出所に赴任してきた時(31-9)だが、意外なことに当初(書類の手違いが原因とは言え)大原は両津を公園前派出所に配属を要請して迎えた(152巻)。また、大原が巡査時代にタイムスリップしてきた両津と葛飾署で出会っている(51-4)。さらにアニメでは、中学生時代の両津たちが起こした「勝鬨橋」の開橋事件で両津に会っており、その時から両津の被害に遭っている(その時、本人は知らなかったが両津の話を聞いて分かった)。
大原は頑固かつ非常に真面目であり、職務に対する責任感は人一倍強い故、いい加減な両津の仕事振りが悩みの種であるが、両津を叱り、暴走を抑える事ができる者は彼しか居らず、「馬鹿者、両津、お前と言う奴は」等と事ある毎に厳しく叱り飛ばしている。このため両津との関係は対立が多いようにも思われるが、両津の出張時などで派出所を空けると、落ち着かなる一面もある(36-10)。だが、そうなると、ストレスがたまり、些細なことで中川圭一や秋本・カトリーヌ・麗子が部長に叱られるようになる。また、両津を毎日のように叱っているためか、両津を叱ることが少なくなると「説教する相手がいなくなる」ということもあった。39巻では、銀座署やさいはて署に飛ばされた両津が心配でわざわざ訪ねて様子を見に行っている。ただし、刑事課に異動した時は特に心配していないが、南武刑事が殉職しないで、両津が殉職してくれたら良かったとぼやいている。寝言でも、両津を叱り飛ばす。両津に命令して、両津が言うことを聞かない場合、脅かすこともある。なお、警官になってから一度も始末書を書かされたことがないと本人は語っているが、アニメ版では両津とのゲーム対決に夢中になって女子更衣室を覗き、始末書を書かされたことがある[10][11]。
また、両津と意気投合したり、飲みに連れて行ったり、休憩時間(勤務時間中でも)に一緒に将棋を指したり、お金を貸したり、両津に助けを求めたり、機械やプラモや模型制作や修理、衛星放送の取付設置を頼んだり、妻・良子が旅行に行けなくなった時は両津を誘って2人で海外旅行に行ったり、またある時は両津の将来を心配して貯金を勧めたり、一緒に会社やホテルを経営したり、見合いの世話をするなど親身になって面倒を見ていることもあり、意外と良好のようである。実際、大原以外に両津を押さえられ、かつ大原以上に両津を信用している人間はいないという。一方の両津も「部長さーん、カワイイ部下が上司を慕ってきました」と言って大原宅に御馳走に来たり、飲みに誘われると真っ先に手を挙げたり、娘・ひろみの新居へ2人で遊びに行き「ああ今日は実に楽しかった」と感想を述べるなど、大原を心から嫌っている様子はない。大原が若者に馬鹿にされた時も、両津は真っ先にその若者の胸倉をつかみ、ビビらせたことがある(29-4)。
一見頑固者で亭主関白のイメージが強いが、実際はややかかあ天下である。妻をごまかし、山形県|山形に出張と言って京都府|京都に行き、祇園祭で妻と出会ってしまった時には、問い詰められたが、両津が大原と一緒に行きたいと言って助けてもらったこともある。両津と大原宅で喧嘩した際は、2人とも追い出されて、両津の部屋に泊まる結果になっている[12]。
両津を庇うことも多く、マネートラップでは麻酔銃で両津を撃とうとするスナイパーの前に立ちふさがり、「撃つな」と叫ぶシーンがある。実際に両津は10万円拾うよりもトラックにひかれそうになった15万円の懸賞金が懸かっていた仔犬を助けた。
二人の争いは羊羹の多い少ないや意地の張り合いなど、いい年をして子供っぽいものが大半で、その結果周囲に多大な損害を与えてしまうことも数多い。中には両津に地獄を占領された閻魔大王や惑星を占領された宇宙人までもが大原に助けを求めるほどである。そのため、大原の出世は両津のせいで妨げられていると言われている。その傍証として、中川圭一のテレビゲーム会社が作成した人生シミュレーションゲームによると、もし大原が両津と出会っていなければかなりの高確率で署長(警視正)にまで昇りつめていたことが分かっている(92-4)。しかし、別の派出所に一か月だけ班長代行として赴任した際に大原は「本来の手腕が認められ出世できるかもしれない」と考えていたが、両津より若い部下のマイペースぶりに苦戦したため、予定通り公園前派出所に戻り特に変化はなかった(49-9)。この時、大原はその派出所の部下を「常識があるどころか常識知らずの若者ばかりだ」や「口の利き方も知らない連中だ」と嘆いていた。だが、その若者警官の憧れであった葛飾署ナンバー・ワンの問題児・両津を大原が一喝した時、それを見ていた若者警官が大原に感服してしまったこともある。
両津は部長を「几帳面でチェックが完璧」と一応は尊敬している。大原の完璧主義のおかげで安心してサボれるとも言っている。
前述の通り、大原は「両津が最も畏怖する存在であり、両津の破天荒な悪事に歯止めを掛けることができる唯一の人物」でもあり、署長や閻魔大王や神ですら両津に頭が上がらないので、署長は「両津を調教(指導)出来る唯一の人物」と大原を評している。
ニコニコ寮の改修工事中、両津を自宅に引き取り、約1か月間一緒に暮らしていた折、妻・良子は両津に、「うちは一人娘だから両津さんが息子みたいに思えて、本当は内心喜んでいたのよ」と語っている(40-2)。
基本的に両津に対する二人称は「お前」だが、両津が大原を怒らせたりしたときに「貴様」をよく使うことがよくある。また、同じく怒らせたときには嫌味ったらしく「両津君」と呼ぶこともある。両津が無礼な態度を見せた時には「この方をどなたと心得る!」という台詞を使うこともある。
一方、両津が警察官としての活躍で手柄を立てた時は180度性格が変わり、両津をやたらと褒めちぎり、自らが上司であることをひけらかすことが多い。また両津を罵倒した発言を、両津が結果で見返すと「ほんの軽い冗談じゃないか」と遠まわしに謝る等、意外とお調子者の所がある。
両津に強制的に貯金をさせたときは、両津がネットで儲けた金(この金は合法)を管理している。しかしその金のうち250万円を横領して自分の趣味に使った。本人は「子供のお年玉を父親が借りるのと同じだ!」と思っていたらしい。
アニメでは出世して本庁へ移動することが決まったこともあったが、両津が造り上げて与えた非常に鋭利な日本刀の素振りによる真空波で新葛飾署を真っ二つにしてしまったために無効となった[13]。さらに、護送していたビル荒らしを取り逃がしたことで両津とともに警察官をクビにされたこともあったが、この時は、以前逃がしたビル荒らしを捕まえたことによって署長から職場復帰を認められた[14]。また、両津や派出所メンバーと共にさいはて署に左遷されたこともあった[15]。
「たとえどんな理由があろうと、警察官が暴力を振るってはいけない」をモットーとして暴力沙汰を起こしてしまった両津を怒鳴り散らしたこともあったが、その言葉は彼が巡査時代、指名手配犯を逮捕して殴ろうとした際に未来から来た両津に教えられたことがきっかけである[16]。
自分が悪い立場になると、両津に当たろうとすることも結構多い。
2000年代後半以降は出番が少なく、始めやオチなどで1コマや2コマだけの登場でセリフも1つや2つだけの登場が多くなっている。
運勢的には、両津に出会ったことで運勢が降下しているようである。人生シミュレーションゲームによると、両津に出会わなければ署長に昇進できており、配属先も異なっていた。
アニメ180話「恥を忍んでアルバイト」では、両津の不祥事で両津と共に警察官をクビにされ、就職先を探すためにハンバーガーショップの店員・コンビニの店員・工事現場の作業員・ビラ張り・そば屋の店員・パチンコ屋の宣伝・新聞配達・焼鳥屋の店員・引越し屋の従業員・遊園地の宣伝・ビルの窓拭きなどのアルバイトをした時、若者の暴言に対してキレたことがある。非常に真面目なところはいいものの、頑固なところが足を引っ張っている。ただし、原作においてコンピニ派出所でコンビニに派遣された時は、コンビニ勤務に順応しており、未成年者の深夜入店を規制し、いわゆる「エロ本」を撤去させた上に、アルバイト店員に接客態度や商品の入れ方をレクチャーしたり、買い物客であるガングロギャルを叱り飛ばす、覇気の無い人間に喝を入れる等、「説教も売るコンビニ」ということで順調であった。なお、「コンビニ王」の両津もコンビニで説教を取り入れたが、大原と異なり説教の中身がなかったため、店は閉店となった。
また、両津のことを人一倍に心配する。「喧嘩するほど仲が良い」をそのままうつした様な関係である。
趣味は、盆栽・囲碁・将棋・ボウリング・錦鯉や熱帯魚の飼育・時代小説や時代劇の鑑賞など多数で、漢字[18]や日本史の知識を豊富に持っており、基本的に日本文化を好む傾向にあるが、漫画・アニメ・ゲームなどのサブカルチャー全般に対しては強い否定の姿勢を示している。カラオケの十八番は大川栄策の「さざんかの宿」で、「武田節」も歌う。その他、軍歌も得意な模様。意外にも学生時代はオートバイを乗り回し、青春を謳歌していた[19]。
大原には4つの関連オチが存在する。
問題児・両津勘吉が起こした事件や騒動に対し、大原が様々なおしおきを両津にするのが、『こち亀』の定番オチとなっている。主に、両津の働いた悪事にちなんだものが多い。主に強制労働・体罰・左遷がある。大原は厳しい罰を与えることによって両津の反省を期待しているのだが、両津の態度が改まる様子は一向にない。たまに両津以外の人物におしおきをすることもある[26]。大抵の場合、次の話で両津は何事も無かったかのように登場している事が多い。
おしおきフルコース一覧[]実際に描写されたおしおき一覧最初の頃は他のギャグ漫画でも目にするパターンだったが、回を重ねる毎にエスカレートし、本当なら生死に関わるような危険なおしおきを平然と行うなど、残酷すぎる展開で手段は選ばないようである。もちろんこれは、両津がどんな危害を加えられても死なない(たとえ死んでも生き返る)超人的な生命力の持ち主であるという前提条件があって、初めて成立可能なおしおきである。また、よくあるようなおしおきでも、両津の生命力からか、はるかに厳しいものになっている。
大原本人も、もはやおしおきを前提にしておらず、懲戒免職はもとより逮捕も覚悟の上で実行しているようである。おしおきには(両津にとって)ツラさ・はずかしさ・痛さ・怖さの4要素を元に、さまざまなバリエーションに富んでいるが、2000年代後半以降はおしおきの登場数は少なくなっている反面、武装おしおきが主流になりつつあるが、最近は普通に話が終わる事も多い。
1980年代から、話の最後のコマで両津をおしおきするために重武装してパトカーやタクシー、戦車、馬などで派出所に乗り込むシーンがある。
このオチは大抵、「両津が問題を起こす」→「部長が恥をかく」→「重武装した部長が派出所に殴り込む」→「両津は既に逃亡している(両津が自分の机の下に隠れていたこともあり)」というパターンであり、大原が『両津のバカはどこだ!?(場合によっては『両津の大バカ野郎はどこだ!?』『両津のゴミ野郎はどこだ!?』など)』と言いながら殴り込んだ際に、中川や寺井が両津の逃げた先を答えて締めくくられる。しかし、一部の回では中川が答えた両津の居場所に大原が直接殴り込みに行ったこともあった。
武装おしおき一覧[]殴り込みによる武装おしおき一覧これも同じパターンだが、ここでは追跡による武装おしおきで「両津が問題を起こす」→「大原が恥をかく」→「大原が両津を攻撃する」というパターンである。
最初の頃は、大原が死装束でショットガンや刃物等を持って「両津はいるか!ちょっと話したいことがある」や「ワシと一緒に花と散ろう」などと言って両津を殺そうとしたりや両津を道連れにお仕置きを仕掛けることがあったが、次第に単身での殴り込みが主流になってきた。衣装は当初、死装束だったが、回を重ねる毎に凝った物になり、八つ墓村スタイル、軍服(旧日本陸軍大将軍服姿の時もある)・武士甲冑姿・僧兵(武蔵坊弁慶)姿・騎士鎧姿・カウボーイ姿・PMC兵姿とだんだんにエスカレートしていき、ついには武装ヘリや戦車、馬に乗って派出所に殴り込んできた(また、戦車や馬も回を重ねるごとに変化している)。大原の乗る戦車等には「部長専用」や「BUCHO」等と書かれているのを見かける。(102-2など)
また、同じ目に遭いながらおしおきをしに行けなかったケースもある。大原が育てていたサボテンを鍋の具として食べてしまった両津を激しく叱ったため、仕返しとして家ごと丸々サボテンだらけの地(おそらくアメリカかメキシコ等の西部)へ永久追放されてしまった。(この時大原は「両津のしわざだな!あのバカ覚えていろ!!」と激怒している。)逆に大原が両津に恥をかかせてしまったため、仕返しを恐れて「しばらくの間休みを取る」と言って派出所を出て行ったパターンもあるがその後行方不明になった。
なお、30周年記念(155-1)で両津に武装おしおきのことを突っ込まれた際に、「あれはあれで大変なんだ…」と言っている。武装おしおきのために、大原が高価な衣装や兵器をどこから調達しているか、またそのために必要な資金をどこから調達しているかは謎である。
32-11「悪魔がやってきた!の巻」で両津達が乗っていたヘリを本物の銃で打ち落としたことから、家に本物の銃を持っていると思われる。
武装おしおき以外の大原関連のオチがある。両津が問題を起こした後、出勤してきた麗子(あるいは寺井)が両津のことを聞く、もしくは中川や麗子が両津のことが載る新聞を読んでいると、大原が窓の方を向いて、お茶を飲みながら両津のことを語る姿である。(この時、隣の机に花かぬいぐるみが置かれている事もある)この結末から両津が生還する過程を描いたエピソードは長年、描かれなかったが、2007年にコーヒー農園に送られた両津が現地でコーヒー流通の仕組みを学習、コーヒーメーカーの社長となり復活するというエピソードが描かれた。[31] また、月刊少年ジャンプに掲載された番外編では地味などの指摘から銃を撃つ・叫ぶなどの激しいバージョンが掲載されたが、本編で使われた事はない。初期では、煙草を吸っていたり、お茶を飲んでいないパターンもあった。
130-3「ギャグで世の中を明るくの巻」では、大原が懲戒処分を受けた際に両津がこのオチを行っている。アニメでは、165話「米とおむすびの旅立ち」と200話「天才画家あらわる」の2回だけこのオチが行われている。
前述したが、両津が警察官としての活躍で手柄を立てた時は、両津をやたらと褒めちぎり、自らが上司であることをひけらかすことが多い。また両津を罵倒した発言を、両津が結果で見返すと「ほんの軽い冗談じゃないか」と遠まわしに謝ることもある。それでも根に持った両津が逆に仕返しに出ることが多いため、大原自身が窮地に陥ってしまうことも少なくない。
テンプレート:ネタバレ終了
アニメ版: 北村弘一(1985年版)→菱谷紘二(1-15話)→佐山陽規(16話- )
アニメの大原は菱谷紘二が演じていたが、菱谷が体調を崩したため16話以降は佐山が演じていた。舞台版:柴田秀勝 (1999年) →原金太郎(2001年)→佐山陽規(2003年、2006年)
映画・ドラマ版: 伊武雅刀
|
シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。
ニュース ...
こちら葛飾区亀有公園前派出所 > こちら葛飾区亀有公園前派出所の登場人物 > 麻里愛33wl麻里 愛(あさと あい)は、漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』に登場する架空の警察官。通称はフルネームの別...
超こち亀(ちょうこちかめ)は、秋本治の漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』連載30周年を記念して発売された書籍。2006年9月15日に発売されたが、多くの書店ですぐに完売し、同年10月に重版が発行され...
テンプレート:Infobox Singleテンプレート:Infobox Single葛飾ラプソディー(かつしかラプソディー)は、堂島孝平によるシングル。1997年5月1日リリース。主に、フジテレビ系ア...
テンプレート:Infobox 漫画家テンプレート:漫画秋本 治(あきもと おさむ、1952年12月11日 - )は日本の漫画家。東京都葛飾区亀有出身[1]。本郷高校デザイン科卒業。血液型はA型。代表作...
こちら葛飾区亀有公園前派出所 > こちら葛飾区亀有公園前派出所の登場人物 > 秋本・カトリーヌ・麗子秋本・カトリーヌ・麗子(あきもと カトリーヌ れいこ、Reiko Catherine Akimoto...
秋本・カトリーヌ・麗子5628名前:秋本・カトリーヌ・麗子生年月日:1959年7月7日出身地:フランス パリ身長:177cm体重:46kg家族構成:父 飛飛丸(ぴゅんぴゅんまる) 母 フランソ...
こちら葛飾区亀有公園前派出所 > こちら葛飾区亀有公園前派出所の登場人物 > 特殊刑事課特殊刑事課(とくしゅけいじか)は、漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』に登場する架空の警察組織。テンプレート:ネ...
Kochikame4b thumb単行本(コミックス)には主に『ジャンプ』に連載した作品が収録されている。ただし、全て連載順に収録されているわけではなく、諸般の事情により収録順が差し替わるか、次巻に持...
満点ゲットシリーズ(まんてん-)は、集英社が発行している書籍。目次1 概要1.1 登場キャラクター2 関連項目3 外部リンク概要[]小学生向けの学習図書で、「両さんの天体大達人」などといった基本教科だ...
テンプレート:Infobox Single淑女(レディー)の夢は万華鏡(レディーのゆめはまんげきょう)は、1997年5月28日に発売されたフジテレビ系アニメ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(以下、「こ...
こちら葛飾区亀有公園前派出所 > こちら葛飾区亀有公園前派出所の登場人物 > 本田速人本田 速人(ほんだ はやと)は秋本治原作の漫画およびアニメ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』に登場する架空の警察官。...
こちら葛飾区亀有公園前派出所 > こちら葛飾区亀有公園前派出所の登場人物 > 日暮熟睡男日暮 熟睡男(ひぐらし ねるお)は秋本治原作の漫画およびアニメ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』に登場する架空の警...
こちら葛飾区亀有公園前派出所 > こちら葛飾区亀有公園前派出所の登場人物 > 大原大次郎Ooo大原 大次郎(おおはら だいじろう、1924年[1]?月?日(初期設定。連載長期化により、随時スライド))...
こちら葛飾区亀有公園前派出所 > 亀有公園前派出所亀有公園前派出所(かめありこうえんまえはしゅつじょ)は、秋本治の漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』に登場する架空の派出所交番である。目次1 概要1....
こちら葛飾区亀有公園前派出所 > こちら葛飾区亀有公園前派出所の登場人物 > 丸井ヤング館丸井 ヤング館(まるい やんぐかん)は秋本治原作の漫画およびアニメ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』に登場する架...
こちら葛飾区亀有公園前派出所 > こちら葛飾区亀有公園前派出所の登場人物 > 中川圭一中川 圭一(なかがわけいいち、男性 1957年生まれ[1]。(初期設定。以後、随時スライド。))は秋本治原作の漫画...
桃野商事株式会社桃野製粉株式会社桃野食品商事株式会社モモストア株式会社桃野部品株式会社桃野塗料株式会社桃野服飾株式会桃野キャピタル株式会社株式会社桃野銀行ホールディングス株式会社桃野銀行桃野証券株式会...
こちら葛飾区亀有公園前派出所 > こちら葛飾区亀有公園前派出所の登場人物 > 両津家テンプレート:統合文字両津家(りょうつけ)では、秋本治の漫画作品およびアニメ作品『こちら葛飾区亀有公園前派出所』に登...
こちら葛飾区亀有公園前派出所 > こちら葛飾区亀有公園前派出所の登場人物 > 両津勘吉両津 勘吉(りょうつ かんきち)は、秋本治原作の漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の主人公である架空の警察官。愛...