人外特区キャラクター説明

ページ名:キャラクター説明

亜条レイ (あじょうレイ)

本作の主人公であり、特区の運営企業「Hexacle」に勤める青年。漢字表記は「亜条玲」。転勤前は呼びやすさからか「レイ」と呼ばれることが多かったが、環境維持課のメンバーからは好き勝手に名を呼ばれる。

自身は極度の人外種嫌いであり、会社の勝手な判断で「人外種間友好的交流プロジェクト」に抜擢された事を不服に思っている。

レイが人外種を極度に嫌うのは、先の大戦によって国内でも戦争の火種が各地で散り、幼い頃から緊張した世間に晒されていたためとされる。人外種間友好的交流プロジェクトの一環で特区へ転勤となった際は酷く警戒していたが、環境維持課のメンバーと関わっていくうちに徐々に打ち解けるようになってくる。

黄泉川リン(よみがわリン)

亜条の幼馴染であり、Hexacleでは亜条の転勤までは同僚として仲が良かった黄泉川という女性は、亜条が転勤後もよく通信で話をしていた親友の一人である。傍から見ればもはや付き合っていると言っても違和感がないほど仲が良かった二人は、実際のところ何かあるたびに喧嘩をしている。それは非常に些細な事であってもだ。

黄泉川はそれでも、亜条の事を一番に気にかけている事もよく分かる。亜条が見ていないところで、彼女は常に彼を見守り続けているからだ。もしも亜条が危機的状況に陥ったと分かったなら、たとえ無理をしてでも特区へ飛んで来ることだろう。

羽槻(はつき)

特区広域管理部環境維持課所属の人外種であり、鳥人種というカテゴリに属する女性。青い羽毛を腕に携え、脚部には鱗が生えそろっている身なりをしている。戦後生まれであり、人間に対しては概ね友好的な認識をしている。

普段はレイのことは「亜条さん」と呼ぶが、次第に打ち解け合ううちに「レイ」と呼ぶようになる。レイという人間の存在に興味を示し、社では先輩風を吹かせつつ、同プロジェクトの意向には大きく賛同している。いつしか人間と仲良くなれる日が来ることを夢見ている。

少々おっちょこちょいで忘れっぽい性質があるが、これは鳥人種特有のものであり、特区の社会システムもこれに合わせて構築されているという。

特区で一緒に働く労働者としては初めてである人間が来たことにとても喜びを感じているため、誰よりも亜条に接近したがるという面がある。さらには先輩であるゆえに、何かと亜条の上であることを意識しようとするが、どこかズレた行動がよく見られることだろう。それでも、人一倍努力家であることは変わらず、常に明るい性格で亜条と接そうとするところは、他の人外種には真似出来ない特技でもあると言えよう。

紅麗(くれい)

特区広域管理部環境維持課の課長。ワインレッドの大きな体躯を備える陀人種の女性。戦前生まれであり、両親はその戦争で命を落としている。

敗戦から特区へ押し込められ、特区で最低限の生活を維持するためHexacle菱目崎支社へ入社した経緯を持つため、人間への感情はあまり良くはなく、基本的に信用しようとしないが、レイに対しては仕事柄悪辣な感情は抱かないようにしている。

レイの事は「亜条」と呼ぶ。人外種を嫌いながらも逃げ出さず、自分なりに人外種との関わり方を模索していくレイの行動を目の当たりにし、少しずつ人間というものをもっと信用しても良いのではないかという形に認識が改められていく。
仕事中はその大柄な体格と独特の威圧感、存在感から畏敬されているが、大変な酒豪であり、オフの時は日がな一日酒を飲んで過ごしているらしい。

戦後10年近く経過した中で、人間のいない特区内も落ち着きを手に入れ仮初めの平和を享受する今のシステムは、一見すると人外種たちが自分たちの力で生きているように錯覚させられるが、結局のところは特区の外の人間達に生かされているだけに過ぎないものであるとして嫌っている様子。

水無月(みなづき)

特区広域管理部環境維持課所属の人外種の一人。不定形種というカテゴリに属する。

いわゆるスライムであり、自由自在に姿形を変化させることができる。普段はヒト型を取っているが、これはあくまで他の人外種と話しやすい形態であるためとされる。スライムを含む不定形種は雌雄を持たないため、性別は不明。

飄々としたお調子者な性格であり、プロジェクトによって配属してきたレイを「ニンゲン君」と呼び続けている。

朽月(くげつ)

特区広域管理部環境維持課所属の人外種の一人。吸血種というカテゴリに属する。

見た目は吸血鬼の女性そのものであり、背中に生えた黒いコウモリの翼が印象的。普段はたいてい日中は活動していないため、夜勤で出社している。

時間帯の関係でレイと関わることは稀だが、レイの残業時間が伸びた場合にたまに顔を合わせるようだ。

吸血種はそれらしくヒトの血液を好むとされるが、朽月はヒトの血液を飲んだことがないため、レイの血の味に度々興味を示している。

本人曰く吸血行為は飲酒と同義らしく、別にそれだけしか摂取できないというわけではないらしい。もっぱら普段は自炊料理で生活している。陽の光を浴びると気絶してしまう。
 

猪瀬(いのせ)

特区広域管理部環境維持課所属の人外種の一人。角耳亜種というカテゴリに属する。

いわゆるオークと呼ばれるタイプの人外種であり、角耳亜種というカテゴライズの通り、角耳種であるエルフとは近縁種とされている。いわゆるオーク族と思われる「環境維持課」社員の一人。オークらしい緑色の肌をもち、全体的に太ましい彼は、気が弱く、漫画やアニメに登場するような「オーク」とはかけ離れた性格をしている。

亜条とは仲良くしたいと常々感じているが、自分を表現することが苦手なため、口に出せずにいる。キャラクター弁当作りが趣味。

蕪城(かぶらぎ)

週刊時代社所属の記者・ジャーナリストである蕪城は、特区について、Hexacleについての関係などを根掘り葉掘り嗅ぎ回っている。

たとえどのような危険な状況がその先に潜んでいようと、絶対に逃げようとしない強靭な精神力を有するこの女性は、「人外種間友好的交流計画」に関係することで、神出鬼没と言わんばかりに亜条を付け回している。そのたびに特区の運営から追い出されているが、どういうわけか必ず戻ってきてはネズミのように嗅ぎ回り続けているようだ。

真名目(さだなめ)

特区広域管理部の部長であり、環境維持課のメンバーたちの直属の上司に当たる。単眼亜種にカテゴライズされ、その見た目はおおよそ人のそれとは大幅に異なる。

専用のデスクに巨大な1つ目をした体躯と幾本もの触手で部屋に体を固定するように鎮座している。大半の業務は触手を用いて行う。いわゆるゲイザーである。

HEXASの管理者権限の一部を有しており、それを用いて特区内で起きる様々な事件事故を観察、整理する仕事を続けている。妙に古臭い喋り方をするため、一部部下からは「一つ目部長」という愛称で呼ばれている。
 

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