ザ・マジックアワー

ザ・マジックアワー

監督

三谷幸喜

脚本

三谷幸喜

製作

島谷能成（東宝）、亀山千広

製作総指揮

（石原隆）

出演者

佐藤浩市
妻夫木聡
深津絵里
綾瀬はるか
西田敏行
戸田恵子
寺島進
小日向文世
伊吹吾郎
浅野和之

音楽

荻野清子

撮影

山本英夫

編集

上野聡一

配給

東宝

公開

2008年6月7日

製作国

日本の旗 日本

言語

日本語

『ザ・マジックアワー』(The Magic Hour)は、2008年6月7日に公開された日本映画。三谷幸喜監督作品第4作目。表題のマジックアワーとは、日没後の「太陽は沈み切っていながら、まだ辺りが残光に照らされているほんのわずかな、しかし最も美しい時間帯」を指す写真・映画用語。転じて本作では「誰にでもある『人生で最も輝く瞬間』」を意味する。

概要[]

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• ハートフルコメディ。
• 市川崑監督生前最後の出演作。さらに、この作品は「市川崑監督の思い出」に捧げられている。
• 東宝スタジオの日本最大級スタジオ3つ（3スタジオ合計面積4426平方メートル）を使用し、巨大なセットで街並みを再現構築[1]。
• 約3分ぐらいの超短編劇中映画（劇中劇）が3本存在し、劇中映画の1シーンは本映画予告編でも流される。劇中の超短編映画題は、市川崑監督作品映画のパロディ[2]。
• 映画「THE 有頂天ホテル」にも出演した役者が1シーンだけ同じ役で登場。

劇中超短編映画

• 黒い101人の女
  • 市川崑監督作品「黒い十人の女」の続編的パロディ短編映画（出演：中井貴一、天海祐希ほか100人の女、〔助監督：山本耕史〕）
• 暗黒街の用心棒（出演：谷原章介、鈴木京香、〔タイ人：寺脇康文〕）
• 実録・無法地帯（出演：〔大物主演俳優：唐沢寿明〕）

ストーリー[]

港町・守加護（すかご）でギャング･「天塩商会」のボスの愛人のマリに手を出した備後登は、自分の命を見逃してもらうため伝説の殺し屋「デラ富樫」を連れてくることになる。探しても一向にデラ富樫を見つけられない備後は苦肉の策として、売れない俳優･村田大樹を映画の撮影と騙してデラ富樫に仕立てて乗り切ろうと画策する。相手が本物のギャングとは知らずデラ富樫を熱演する村田、村田と「天塩商会」に嘘がばれないよう四苦八苦する備後、村田をデラ富樫と信じる「天塩商会」の面々。それぞれの思いやすれ違いが行き交う中、次々と予期せぬ展開が待ち受ける。

キャスト[]

<>内は予告編等で使われるキャッチフレーズ。

• 村田大樹（むらた たいき）<だまされる男>（売れない三流役者） - 佐藤浩市

　売れない役者。その「脂っ濃い演技」で、なかなか大役を手にすることができず、スタントやエキストラの仕事ぐらいしかもらえない。映画監督に成りすました備後の口車に乗らされ、偽の映画でデラ富樫役として初主演を努める事となり、映画のセットのような不思議な街、守加護にやってくる。得意の暑苦しい演　技で天塩ファミリーの一員になるが、街で起こることはすべて映画の撮影だと思い込んでいる。特技はアクションスタント。

• 備後登（びんご のぼる）<だます男>（ボスの手下・クラブ「赤い靴」支配人） - 妻夫木聡

　従業員から支配人まで上り詰めてきた苦労人。ボスである天塩の女のマリに手を出してしまい、幻の殺し屋、デラ富樫を連れてくることを条件に命拾いするが、なかなか本人が見つからないうちに期日が迫ってしまい、苦肉の策で映画撮影と偽って村田にデラ富樫を演じさせることにする。マリとは昔から共に苦労　して働いてきた仲で、二人で街から逃げようかどうか迷うことも。撮影所で働いていたこともあるらしい。

• 高千穂マリ（たかちほ マリ）<惑わす女>（ボスの愛人） - 深津絵里

　天塩の愛人で、元「赤い靴」の踊り子。自分をそばにいさせようと束縛する天塩に嫌気がさし、備後と共に街から逃げようとする。わがままで他の人々を振り回すが、親を早くに亡くした苦労人でもある。嫌々ながらも偽の撮影に協力することも。天塩のために「赤い靴」で歌うこともある。

• 鹿間夏子（しかま なつこ）<尽くす女>（クラブ「赤い靴」従業員） - 綾瀬はるか
• 天塩幸之助（てしお こうのすけ）<牛耳る男>（（ギャングのボス） - 西田敏行
• マダム蘭子（マダム らんこ）<厚化粧の女>（（港ホテル女主人） - 戸田恵子
• 黒川裕美<怖い男>（天塩商会代貸し） - 寺島進
• 長谷川謙十郎<振り回される男>（村田大樹のマネージャー） - 小日向文世
• 鹿間隆（クラブ「赤い靴」バーテンダー） - 伊吹吾郎
• 清水医師（港ホテル滞在客）兼　本物のデラ富樫 - 浅野和之
• 菅原虎真（天塩商会・会計係） - 市村萬次郎
• 高瀬允（かつての映画スター） - 柳澤愼一
• 江洞潤<のし上がる男>（江洞商会会長） - 香川照之
• 太田垣直角（天塩の手下） - 甲本雅裕
• 今野貴之介（CMディレクター） - 近藤芳正
• 西さん（ベテラン特機部）：梶原善
• 野島（操演担当） - 阿南健治
• なべさん（弾着の名人） - 榎木兵衛
• 市長 - 梅野泰靖
• 警察署長 - 小野武彦
• 映画監督 - 市川崑

スタッフ[]

• 脚本と監督：三谷幸喜
• 製作：亀山千広 島谷能成
• 企画：清水賢治 市川南
• エグゼクティブプロデューサー：石原隆
• プロデューサー：重岡由美子 前田久閑 和田倉和利
• ラインプロデューサー：森賢正
• 制作プロダクション：シネバザール
• 製作：フジテレビ 東宝

脚注[]

1. ↑ テンプレート:Cite web
2. ↑ テンプレート:Cite web

外部リンク[]

• 公式サイト
• テレビドガッチ『ザ･マジックアワー』特集

三谷幸喜監督作品
ラヂオの時間 | みんなのいえ | THE 有頂天ホテル | ザ・マジックアワー

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